神威岳
- GPS
- 17:05
- 距離
- 36.5km
- 登り
- 1,849m
- 下り
- 1,834m
コースタイム
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:46
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ゲート前には車10台分くらいの駐車スペースあり。 <元浦川林道情報↓> https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/hidakananbu/tozan/kamuidake.html ・尚、鍵でロックアウトされた車の男性は、何等かの方法でゲート抜けられ、翌日夕方には1台も居ませんでした。(期待したのに(笑)) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<林道歩き> ・片道13kmの林道歩きは、綺麗に整備された林道だが高低差50m前後の緩いアップダウンが3,4回ある。ゆっくり歩いて片道3時間半弱だった。 <神威山荘⇔標高750m地点> ・山荘脇の沢(水場)を超えて、数分で最初の渡渉、幅約10m。その先半時間弱は陸路。 ・二股で少し下って2度目の渡渉のあと小さな尾根を乗り越えて本格的な沢歩きになる。 ・その先は沢の中も歩けるが、時折出てくる巻道(陸路)の方が早い場合もある。気分次第で沢のまま歩いでも大きな滝などないのでOK(現地判断で)。 ・標高524m付近の分岐で左の沢に入り、その後も標高750m付近まで沢歩き。斜度が次第にきつくなる。 ・当日の水量はスネ程度、深いところでも膝下で問題ないが、岩の上は滑り易いので要注意。 <標高750m地点⇔山頂> ・標高750m付近の大岩に左向きの赤い矢印「←」があり、ここから山道の急登が始まる。 ・ジグザグに時に急登を行くが、笹がかぶって歩きづらい。片手で笹を除けて進むが前進するたび圧をかけるので少々疲れる。 ・前日の雨で笹が濡れているので全身びしょ濡れ。上は暑いがカッパを着た方がいいかもしれない。 ・中盤は滑り易い急登が続き、かぶった笹を掴みながらも登る。笹は数年前に刈られたのか足許のルートは明瞭ながら、上はかぶってルートが見えない箇所多い。 ・標高1,400m辺りで斜度が緩むが、ハイマツが出てくるので歩きづらいのは同じ。 ・最後少し斜度が上がると山頂に飛び出る。 <沢靴情報> ・私は全行程パドリングシューズ。前日のカムエクでは通しで使えましたが、神威岳は標高750m以上ではやはり登山靴の方が滑り辛い。沢靴だとグリップが効かず滑り台状態で10回以上尻もちでした。適材適所ですね。 ・momohiroさんはカムエクで沢靴の底が柔らかく土踏まずをやられたので、逆に全行程とも登山靴を使用され、沢歩きは滑るので難儀されていたが、山道は得意気でした。 ・前半は沢靴、標高750m以上は登山靴に履き替えるのが正解と思いました。 |
その他周辺情報 | 下山後、海沿いの「みついし昆布温泉」の日帰りで汗を流しました。500円。 http://kurazou.ambix.biz/spa/ 沸かし湯のようですが、広くて清潔でカルキ臭なく気持ちよかったです。 |
写真
感想
momohiroさんとの北海道の山巡り。
カムエクのあと2山目は神威岳に登りました。
事前調査で元浦川林道が緊急事態宣言にて閉鎖されたことを知りましたが、やはりここまで来たら登らずに帰る訳にはいきません。林道13km、片道3時間強の往復を覚悟で歩きました。
林道は路面はフラットで歩きやすいのですが、思ったよりアップダウンがあり、橋の度に50m以上降りては登る箇所が3,4回ありました。
神威山荘は貸切ですが、何故か車が1台駐車しています。
森林組合の車が来て、今日も連絡ができないと帰っていきました。
宴会をしていると18時頃、車の主が帰って来ました。
聞くと、ゲートは締まっていたものの鍵が付けられる直前の9/01朝に他の車とともに通過し、ペテガリ、神威岳を登ってたそうです。
とりあえずゲートへ下って行かれました。
小屋は脇に水場(沢水)もあり、トイレも札内ヒュッテほど臭わず、居心地のいい小屋でした。
さて、翌朝。
朝5時スタートです。
数分先で1回目の渡渉。
幅10m近くあるので、水深はスネ程度ですが、靴を濡らさずに渡るのは困難と思われます。
私はカムエクに続き、沢靴(パドリングシューズ)。
momohiroさんは沢靴の突き上げで土踏まずが終わったので登山靴で頑張ります。
二股まで山道歩き。
二股で少し下って、渡渉2回目(幅5m程)のあと小さな尾根を乗り越えて、本格的な沢歩きになります。
私は沢靴なのでバシャバシャと好きなところを歩きます。
momohiroさんは登山靴なので、極力岩頭歩き。
時に脇道(ショートカットor高巻)があるので、早そうならそちらを歩きました。
標高524mで沢が分れるので、左側を登っていきます。
次第に川幅が狭くなり岩が大きくなり、斜度も上がってきます。
標高750m程で赤い「←」ペイントマーク。
ここから山道です。
が、笹がかぶって重いです。
昨日の雨と朝の露であっという間に全身ずぶぬれ。
ルートは明瞭なのですが、その上の笹で見えないので、片手で払いつつ登るので、スピードが上がりません。
その先は笹に加えて滑る急登。
笹や枝など握れるものは何でも握って体を押し上げます。
少し風で寒いので上を着ます。
こんな状況が標高1,400mまで少しずつ緩くなるとはいえ続きます。
標高1,400mからは緩斜面になりますがハイマツが出てくるのでスピードは相変わらず。山頂直下は斜度が少しあがりますが、すぐ山頂に出ます。
山頂は真っ白は絶景。
風が無いので行動食休憩します。
記念写真をmomohiroさんに撮ってもらったら、さて、下りましょう。
下りはmomohiroさん俄然速いです。
私は沢靴で付いていくのが精いっぱい。
というか10回以上滑り台かスケート状態になってお尻ドロドロになりました(泣)。
標高750m辺りで沢に戻ります。
ここからまた沢筋をパドリングシューズで飛び歩いたり、沢をバシャバシャしながら戻りました。この靴は北海道の沢歩きには最適と思いました。
以前の幌尻岳(チロロ林道)で使っていれば沢でコケることも無かったでしょう。
神威山荘で荷物を回収し、また長い林道歩き13kmで戻りました。
期待した(?)ロックアウトされた車ですが、残念ながら(?)1台も居ませんでした。上手く通過できたようです。
神威岳、予期せぬ林道歩きが長かったですが、今回歩けてよかったです。
同行頂いたmomohiroさん、大変ありがとうございました。
自分一人では歩けなかった2山と思います。
また機会があれば是非お願いします。
ShuMaeさん、此方こそありがとうございました。
カムエクと言い、神威岳と言い、Wカムイでお腹いっぱいになりました。
両方ともワイルドな山でしたので、ご同行頂き感謝です。
一人では登りにくい山でした。
おまけのキタキツネには感激しましたが、北海道って、何処にでも居るんですね!
夕張の街では早朝に現れてオイラの水筒をカジカジしてました!(mo)
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