山上ヶ峰(林道ロータリーから嵐山へ)
- GPS
- 05:30
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 724m
- 下り
- 715m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:阪急嵐山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西芳寺林道は、1号橋〜2号橋ぐらいまでは子どもが多い。 6号橋を過ぎるとほとんど無人。たまに走っている人とすれ違う程度。 道の状態は、ロータリーまでは全く問題なし。 烏ヶ岳から松尾山の下りは、粘土質で滑りやすい箇所がある。 |
写真
感想
西芳寺林道は、川遊びに来る地元の子どもたちでそこそこ賑わって
いると聞いた。それならと、急ぎ単独で出発。
林道果てのロータリーまでは、昨年の藤の頃に一度訪れたことがあ
る。しかし、どういうわけか三角点のある山上ヶ峰には立ち寄って
いない。そこで、今度林道へ行く機会があればチェックしておきた
いと狙っていた山だ。
西芳寺の横を通り過ぎた頃、樹木の枝がそのはらわたを曝け出し、
川に浸かっているところがあった。昨夜の雨のせいか、お盆の頃の
大雨によるものか、よくわからない。思えば、この林道を行くのも
半年ぶりだ。
1号橋を渡ると、なるほど、小中学生のグループや家族連れで川が
賑わっていた。堰堤から滝壷に飛び込んでいる者もいる。しかし、
あかしやの谷を過ぎ松園橋(2号橋)に来た頃には、すでに子どもた
ちの姿はなかった。
ペロペロの谷、一本杉の谷、西芳寺川古墳、ササの中待、ドカンの
谷……と、順に懐かしく思い出しながら歩みを進めるうちに、林道
はすっかり貸し切り状態。
「わがままな大男」の木は、15号橋を過ぎたところで今も横たわっ
ている。私が勝手にそのように見ているだけなのだが、昨年4月に
初めて出会ったときは、草でできた緑色の布団をお腹に掛けて、す
やすやと眠っていた。
※2020年4月19日の様子
https://yamareco.org/modules/yamareco/include/tmp_imgresize.php?maxsize=800&did=2306377&fname=48aff5c880685ae666cc31a992dd28f8.JPG
それが、今年の3月に再会したところ、緑の布団はすっかり枯れ枝
になっており、大男の足も黒ずんでいた。
※2021年3月14日の様子
https://yamareco.info/modules/yamareco/include/tmp_imgresize.php?maxsize=800&did=2995151&fname=12c3528feda3ff2591b056503180ead1.JPG
ちなみに「わがままな大男」というのはオスカー・ワイルドの童話。
林道もそろそろ終点に近づいてきた頃、正面に見慣れた立派な山が
見えた。愛宕山だ。保津峡も見える。この光景は昨年も見ているが、
愛宕山から保津峡は先週通っていて記憶に新しいので、その分親近
感がある。
ロータリーで昼食代わりに2枚目のビスケットを立ち食いしている
と、着信が入った。山上ヶ峰への指南だった。山頂はロータリーか
らちょうど南側にあるので、まさに「指南」。しかし登頂はたいし
て至難でもなんでもなく、高度はすでに350m以上のところにいるた
め、あっという間だ。人はいなかったが蜥蜴と黒い蝶に出会った。
その後は、烏ヶ岳方面へ抜け、松尾山でモンキーパークの目視をし
てから嵐山駅に向かう。何度も歩いたことのある道だが、夏から秋
の時季にこちらへ来ていなかったからか、飽くことはない。四季は、
この世の時空に新たな次元を取り込んでいるのかも。
いつもレコ拝見しています。
5日は同時間に同じようなところを歩いていたようです。
kumakumoさんは、おそらくわたしが川に下りて、おにぎりをほおばっていたときに通られた方ではないかと……
その後わたしも林道を歩き、前方にkumakumoさんらしき方が見えていましたが、追いつく前に井戸のシキビ谷へと道を逸れてしまいました。
この山域へは今年になって初めて入ったのですが、結構遊べるところもあり面白く感じ、ときどき訪れています。kumakumoさんとも訪れる山域の重なるところも多そうです、またどこかでお会いするかもしれません。その時は声をかけられたらなぁと思います。よろしくお願いします。
拙いレコですが、いつも丁寧にご覧いただきありがとうございます。
寒谷からしばらく、同じ林道を歩いていたようですね。
歩いて通っていたのであれば、まさしく私でありましょう。
そういえば途中どなたかが彗星のように現れ、しばらくするとお姿が
見えなくなったのを思い出しました。普通に山歩きをなさっている
真っ当な方とお見受けしましたので、すっかり記憶を安堵の奥に
しまいこんでいました。
この林道は、左右にたくさんの谷筋が両側の山に続いていて楽しい
ところですね。たまに通れば新たなベンチやプレートが増えていたり、
まだまだ進化中のようです。
それではまたいつか、山の神のまにまに。
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