奥穂高岳 子供と登山 重太郎〜奥穂〜穂高岳山荘泊〜涸沢


- GPS
- 30:20
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 1,727m
- 下り
- 1,716m
コースタイム
6:10河童橋−8:30岳沢9:00−10:00カモシカの立場−10:35岳沢パノラマ−11:20雷鳥広場−11:50紀美子平12:05-14:05奥穂高岳山頂14:40-途中1時間程度梯子待ち渋滞−15:50穂高岳山荘
6:00穂高岳山荘-7:30涸沢8:00-9:30横尾-10:20徳沢10:35-明神11:20-河童橋11:45
12:20上高地発バスであかんだな駐車場へ
天候 | 22日 快晴 午後一時曇り 23日 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バスは始発5:20 朝一発は混雑しており増発便がありました。私たちはその2便目に乗車。(大人往復2千円、子供往復1千円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○上高地(標高1505)〜岳沢(標高2170) 一般的登山道危険なところありません。しかし、700mほど登りますので、ペースを上げると体力を奪われます。 ○重太郎新道前半:岳沢(標高2170)〜カモシカの立場(標高2450) 主に樹林帯の急な登山道。長い梯子、鎖場、一方通行、3点支持で登る岩場あり。急ピッチで高度を上げていくが、高度感は余りない。ただ、下りは気を遣うだろう。登りは、とにかく体力勝負。 ○重太郎新道後半:カモシカの立場(標高2450)〜岳沢パノラマ(標高2600)〜雷鳥広場(標高2750)〜紀美子平(標高2910) 展望が開けてくる。吊尾根や前穂高岳が視界に見えてきます。ハイマツ帯が始まり、岩登り、鎖場等ありますが、高度感は余り感じません(登りだからでしょうか)。 紀美子平直前にも鎖場がありますが、濡れてなければ問題はないように感じました。 ○吊尾根:紀美子平(標高2910)〜奥穂山頂(標高3190) 写真で見るとかなりの高度感がありますが、実際は、道も一人歩きには十分な広さ。ただし、悪天候のときは目印が見つけにくく、状況は一変すると感じました。 ○奥穂(標高3190)〜山荘(標高2983)ガレ場、浮石に注意しながらの下山だが、最後の鎖場と梯子までは緩やかな下り。当日の朝、事故があった模様で、血痕が残っていた。渋滞ポイントなので落石等に注意が必要。 ○山荘(標高2983)〜涸沢(標高2350) 斜面は急だが、スペースも十分にあり、特に問題なし。問題は油断か?落石、下りのペースを上げたり等、調子に乗ると痛いしっぺ返しを食らう? ○涸沢(標高2350)〜横尾 一般的登山道。 ○横尾〜上高地 快適な遊歩道。でも長かった。 |
写真
感想
年に1回日帰りで数時間登山をする程度の経験しかなかったが、今回は、本格的に登ってみようとチャレンジした。子供もつれて、いきなり奥穂はどうかと思ったが、ヤマレコ等を調べて、天気のいい日が続けばトライ出来そうと決断。
同じ道を行くよりは違う道ということで、重太郎新道〜奥穂〜涸沢に決定。
20日昼は子供の学園祭で動けなかったので、20日夜に愛知を出発、飛騨高山の実家で数時間仮眠。21日4:00起床で平湯あかんだな駐車場へ。本来なら子供の体力を考え、岳沢前泊したかったが。実際は、子供の方が体力があり、自分の方がヘロヘロになった。
先週くらいからすっかり秋らしくなっており、朝は寒い。防寒着は雨具。河童橋では、自販機のコーンスープを飲んだが、まだ子供のテンションは低い。食欲も少ない。
岳沢登山口を超えたあたりまで来ると、体が温まって、すっかり山ガールスタイルになりました。機嫌もよくなります。天然クーラーは、まだ気温が低いのでよくわかりません。岳沢小屋まで子供のお腹が持たず、途中で買ったおにぎりを一つ食べます。
岳沢からの展望は絶景で乗鞍までしっかり見えました。30分ほど正式な食事を取ります。ここからが本当の登山道。周りを見ても子供は居なく、私も初心者なので、不安になりましたが、「1〜2時間登って折り返してもいいや」とおもつつ出発しました。
子供にとっての重太郎新道は、楽しいアスレチック、アトラクションの様です。種々の梯子、鎖等、楽しんで登って行きます。当然、落石(自分起因も含む)、3点支持などの注意喚起を行いながらですが。カモシカの立場あたりから、子供のペースと私のペースが逆転し始めました。岳沢パノラマからは、親のリュックを担いでくれました。「ヤッホー」と大声をあげてハイテンションで登って行きます。重太郎新道を2時間50分での登頂。子供にとっては、相当ゆっくりの登山だったようです。
紀美子平で昼食。子供はともかく自分は既に前穂に上る気力はなかったです。したがって、吊尾根に向かいました。天気もいいせいか、写真で見るより安全な道と感じます。涸沢が見えてきたときは、さらに感動が増しました。また、「ヤッホー」と子供が叫んでます。前穂や涸沢側からお返事を頂きました皆様に感謝いたします。
南陵の頭までの鎖場はもっとも体力的につらかったところ。子供もなんとなく頭がガンガンしていると言い始めました。簡単な高山病でしょうか。
山頂に着いたのは、14:05。岐阜県側と涸沢岳側はあいにく雲がでていましたが、ようやくの登頂に感動です。ジャンダルムはしっかり見ることが出来ました。そもそもジャンダルム自体、奥穂を登ろうとする前は知らない人間でしたが。
記念撮影の行列に並び子供を撮影して下山開始です。ここからようやく大人のリュックを背負いました。
ここから先はびっくりです。山荘前の梯子・鎖場の渋滞(1時間程度)、穂高荘山荘の激混み。そもそも初めての山小屋泊。びっくりすることが沢山です。
山荘の周りは、テント、テント、テント。小屋の宿泊受付の列(これも30分程度の渋滞)でした。ちょうどそのころ、ブロッケン現象があったのか、皆さんが東を向いて手を振ってました。子供の頭痛は、山荘に着くころには直ってました。
子供とでしたので、千円余分に払えば、一人一敷き布団の部屋が用意できますと言われたので、慣れてないのでそれにしました(部屋は剣岳)。しかし、布団は幅は半分いくらいの細い敷き布団でした。2人の子供の真ん中に寝ましたが、狭かった。とはいっても、他の方々の部屋を見れば、まだいいと思います。子供は元気でトランプ、漫画等で時間をつぶし、5回目の食事(19:15〜)をしっかり食べて就寝です。
翌朝、4時起床。5時から行列の朝食を済ませ、これまた行列のトイレを済ませて、日の出後の絶景を堪能しました。
6:00に下山開始。メインルート(涸沢経由)で帰ります。後ろ髪をひかれつつ、涸沢まで下山。サイデングラートも子供にとっては、楽しいアスレチックです。他の人に迷惑がかからないように、しつこく注意しながら下山していきます。
涸沢の絶景を堪能し、あとは上高地まで一気に行きますが、途中、腹が減って徳沢でうどんとアイスを食べました。徳沢のアイスは、山荘で食事に同席した方から教えていただきました。おいしかったです。ありがとうございました。
昼前には河童橋にもどり、キーフォルダーを子供が買って、あとはバスに乗って帰りました。平湯の森、実家で数時間休憩して、愛知の自宅に戻ったのは10時ころでした。私はばてましたが、子供は、翌日も平気で学校へ行きました。
最初は、本当に登れるか不安でしたが、天候に恵まれできた登山だと思います。また、また登りたいと思います。
shin0609様 はじめまして
STsnowと言います。
レコ拝見して、穂高山荘前の列で前におられた方達と
思いあたり、コメントしております。
別ルートですが、ほぼ同じ時間帯で行動されていたんですね。娘さんたち2人と。率直にうらやましいです!
また、上のお嬢さん、大変身軽ですね。鎖とはしご、
何の抵抗も無くこなしていてびっくりです。
私も2人娘がいますが、その頃はスキーに連れて行ってました。今は、大きくなって、一緒に出かける事も稀です。
とりとめないですですが、これからもお嬢さん達と良い山を。
コメントありがとうございます。
私も含めて登山は初心者で、本格的登山は今回が初めてでした。すでに体力は重太郎新道で消耗しきっていた私ですが、子供は終始元気で、梯子や鎖は子供からするとアスレチック気分、アトラクションのようです。
山での渋滞、初の山小屋泊が激混みだったりと初体験が多かったですが、天候に恵まれ安全に帰ってこれたことにほっとしてます。
私たち家族も冬はスキー三昧ですが、夏山もいいですね。また、出かけたいと思います。
※なお、以下は家の娘の入力です。
コメントありがとうございます。山小屋付近で途中トイレにいきたくて、大変だったけど綺麗な景色が見れて良かったです。私もスキーをしています。一番好きなスキー場は、八方です
shin0609さん こんばんは。
穂高岳山荘では同室でした。
部屋の奥で着いてすぐからご夫婦とビールを飲んでいた赤シャツ(山荘内は黄色フリース)です(^_^;)
というか、奥穂高岳手前からほとんど同じ時間に行動していましたね。
奥穂高手前の急登では直前を歩いていたので、shin0609さんが一所懸命娘さんたちに歩く場所を指示していたことを覚えていますよ〜。
また、娘さんたちの「ヤッホー」。
返事があったのも感動でしたね。
娘さんたちは山荘で大変礼儀正しくて。
部屋に入って来たとき、ペンをお貸したときの挨拶に素敵だなって思っていました。
奥穂高の往復とは大変なコースでしたが、いい思い出になったのではないでしょうか
またみなさんとどこかの山でまたお会いできることを楽しみにしていま〜す
コメントありがとうございます。
taktak6125さんのヤマレコの写真を見て、
「パパだ!」「私!」と、ワイワイしゃべっていたところです。
登りは、疲れていて休憩ポイントでないと写真を撮る余裕がなかったですが、私たちが一番頑張っている吊尾根後半の鎖場の写真を見るなど思い出になります。ありがとうございます。
通過時間を地図にメモしながら登っていましたが、
へたり込んで座ったどこかにペンを落としたと思います。山荘にて、フロントに行けばあるかなあ?と僕が独り言を言っていたところを聞いて、子供たちが「私、借りてくる!」といって、taktak6125さんのところにお邪魔したようです。急に、ペンをお借りいただきありがとうございました。
山小屋が初めてなので、当然、相部屋というのも初めてでしたが、皆さん、ベテランの方々の思い入れのある山の話等、聞いているだけでとても新鮮でした。
※ここからは娘のコメントです。
下の娘です。「ヤッホー」のことでほめていただき、ありがとうございます。私は、山に行ったら必ず「ヤッホー」をするんだけど、返してくれる人と友達になっている気がして楽しくなります。山は、人と気軽に挨拶ができるし、しゃべれるので好きです。次、山を登るときも、「ヤッホー」が聞こえたら、返してください
姉です! あの時は、ペンを貸していただき、本当にありがとうございました。靴札に、名前を書こうとしていた時に、助かりました。初めての、山小屋で少々心配していたのですが、ペンを貸していただいた時、山小屋は、交流する場所でもあるんだと、感じました。
またどこかの山でお会いできたら、夫婦と話していた時のような、山の話を聞かせてください
写真、喜んでいただけたようで良かったです♪
私も他の人のヤマレコに自分が写っているのを見つけるとうれしいですよ。
初めての山小屋だったとのことですが、あの混雑の中ちょっとでもいい部屋に泊れてとってもラッキーでした。
他の部屋、荷物の置場も少なくて大変そうでしたから・・・。
あの混雑は特別だと思うので、またぜひ山小屋に行ってもっともっと楽しんでくださいね。
そしてどこかで山の話、ヤッホーも楽しみましょう
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