白馬岳-杓子岳-白馬鑓ヶ岳-唐松岳-五竜岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 3,211m
- 下り
- 2,902m
コースタイム
【2013年09月22日】06:10天狗山荘-06:30天狗の頭-06:58天狗の大下り-08:12不帰一峰の頭-09:14不帰二峰北峰-09:44不帰二峰南峰-10:30唐松岳(休憩)-11:10唐松岳頂上山荘-14:00五竜山荘(テント泊)
【2013年9月23日】05:40五竜山荘-07:10五竜岳-08:30五竜山荘(テント片付け)-13:00エスカルプラザ
天候 | 1日目: 快晴 2日目: 晴れ 3日目: 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り: とおみ駅⇔アルプス平駅までテレキャビン。五竜駅のバス停まではBちゃんさんの車に乗せていただく事に。白馬五竜から新宿までは高速バス。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目: (猿倉-白馬三山-天狗山荘)大雪渓脇の道を通ったためアイゼン使わずでした。落石もあまりなく、1回だけラク!という大声で顔を上げたところ、自分のすぐ隣を大きめの石が跳ねてました。 2日目: (天狗山荘-五竜岳)岩場と稜線。不帰の剣はもちろんですが、天狗の大下りや唐松山荘から五竜山荘に向かう途中の岩場も高度感がありなかなか怖かったです。 3日目: 五竜岳までの道で途中からは岩場に。晴れていたのでよかったですが、雨の日には滑りそうだなと思いました。 |
写真
感想
9月最後の3連休、単独で標高1250mの猿倉登山口から白馬三山、唐松岳、五竜岳を縦走してきました。
登山開始は猿倉登山口からです。登山口には指導員の方が居て、登山届けの行程に無理が無いかをチェックしてくれたり、危険箇所を指導してくれます。
1日目のお天気は快晴でした。これから向かう先はあの青空の真下です。ワクワク具合に比例して足取りも早まります。さすが3連休!人もたくさんいましたが、何とか流れてます。せっかくなので、大自然の中で深呼吸してキョロキョロと景色を楽しみながら歩きます。今回は雪渓の上を歩くのは本当にちょっとで、アイゼンの出番は無く、結局単なるおもりとなり。。。重さに慣れるためのトレーニング?!と無理やり思い込ませてました(笑)
標高2730mの白馬岳頂上宿舎。ここではトイレ前にある水道からお水を分けてもらいました。料金は書いていなかったので、とりあえず100円、トイレの料金箱に入れます。
白馬岳からの展望は言う事無しの展望で、いつか行きたいと思っている笠ヶ岳まで見えました。(´∀`)
えっと、実は私、この時まだ翌日以降のスケジュールを確定していませんでした。ゆっくり白馬三山まわって猿倉に戻るか、一気に天狗山荘まで行き、翌日唐松岳を目指すか。登山口の指導員の方曰く、13時前までに頂上宿舎を出発できないようであれば、宿舎小屋で一泊した方がいいとの事。うーん、時間だけを見れば行ける時間…
ただ、白馬岳からの素敵すぎる景色と稜線を見せられたら、先に進まない理由はないと思い、この日天狗山荘まで行くことに。(*^_^*)
杓子岳への登りはだいぶガレていたので疲れましたが、かなりのいい景色が待ってました。標高のせいなのか、この景色を見てなのか、心臓のドキドキが早まります。やっぱり来てよかったーと思いはじめます。
お次の白馬鑓ヶ岳に向かう途中では時間の経過と共にだんだんバテて、自分の体力の無さを思い知らされました。あれ?荷物ってこんなに重かったっけ?などと考えてばかりでペースも落ちます。
ですが、これ以上到着が遅くなると良くないと思い、先に進みます。結局天狗山荘への到着は16時を過ぎちゃいました…少し遅めです。改めてのんびり来た事を実感しました。トホッ(^_^;)
そしてこの日の幕営地、天狗山荘には有り難い事にテント泊者も利用可能な自炊室があります。ここで途中行程が一緒だった人とおしゃべりも。
毎年来たいですねー。
2日目の朝は4時半起き。小屋の隣から朝日が昇ってきます。
地図を見たり片付けをしながらのんびりしていると6時時点ではほとんどの方がすでに出発していて、残るは数名となっていました。
唐松岳までの行程は岩場・鎖場があるルートがあります。天狗の頭を経由し天狗の大下りと不帰の剣です。
天狗の大下りではザレ場が混ざっているので、高度感を感じる中、滑りそうという恐怖感もあり、時間がかかってしまいました。
ネットで色んな方の動画や写真を見てイメトレしてみたり、複数の種類の地図を見て危険箇所をチェックしてみたけれど、あれってどんだけやってもやっぱり緊張するものはするんですね。
そして不帰2峰にも無事到着。途中鎖場ありましたが、ザレ場みたいなのがなかったので、個人的には天狗の大下りの方が怖かったかもです。
怖いところが終わると、雷鳥さんも姿を表してくれます。足元が白くふかふかで。か、かわええ〜。へし折れた心を癒してくれました(笑)
それから目的地候補の一つだった唐松岳!昨日、ここまで来るかどうか迷ってたりしたけど、やっぱり来てよかったです。本当に風が気持ちいいですねぇ。
今日のルートを通ってきたから余計にそう思うのかな。そして唐松山荘でテント泊して、八方に降りる、、、のつもりでした。
が、唐松山荘に到着したのがお昼前だったので、このまま五竜山荘に向かうことにしました。(//∇//)
山と高原地図には危の記載は無いのですが、去年白馬駅近くの観光案内所でもらった北アルプス白馬連邦のトレッキングガイド上では危となっているので、引き続き慎重に進みます。
やっぱりここも不帰と同じくらい緊張するところでした。途中、(翌日にご一緒させてもらって色々とお世話になった)bちゃんさんとpata夫婦さんの背中を追いかけるようにアップダウンを繰り返すと、
五竜山荘に着きます。到着時は視界良好でテント場から餓鬼岳が見えました。ただ、このテント場、結構混んでいて、隙間を見つけて何とか幕営した感じです。
中には4人用のテントを張る場所が無く小屋に素泊まりした人もいたようです。2人用のテントに1人って、ちょっと申し訳なかったです。。。
広々使える今のテントもかなり気に入ってるけど、混む所だと、1人用にする事も考えなきゃかな。。。(^_^;)
山荘ではペットボトルのポンジュースも売っていたので、ビタミン補給も兼ねて購入しました。飲んだあとのペットボトルも回収してもらえました。
どうやらここはテント泊の人もお夕食食べれるようです。早めに床につきたかったから食べなかったけど、頼めばよかったカレー。(´;ω;`)
3日目、身を軽くして五竜岳へ向かいます。やはりここも岩場が続き、一気に高度を稼ぐことに。ここで随分あとから出発したであろうはずの山ボーイさんがすぐ後ろに。
このあと鹿島槍も超えて行くとの事で、身軽な私と違いテント道具一式を背負ったままですが、岩場とか鎖場はお手のものでスイスイでした。
昨日の天狗の大下りの一部の鎖場でも鎖に頼らず軽々と登ったり下りたりしてたのできっと運動神経とバランス感覚の良い方なんでしょうね(^-^)
そうこうしているうちに五竜岳に到着。山頂からはこの山旅で歩いてきた道が良く見え、さらにこの先の鹿島槍までの道のりが一望できました。
ずーっと頂上にいたい気持ちでしたが、下山の時刻も迫ってます。これから山荘に戻りテントを畳まなければっ。
そして下山の所々でpata夫婦さんとbちゃんさんとも一緒になりました。ベテランさん達に挟まれての下山は安心感がありますね。
そしてbちゃんさんはこの辺の土地勘がある方で、冬の遠見尾根の話なども聞けました。冬かぁ。。。いつか冬に来れたらいいなぁ。
結局下山後のコーラでの乾杯や温泉、そのあとの駅まで車で乗せてもらったりと最後の最後までご便乗させていただいちゃったり、お世話になってしまいました。
実はhanepataさん、実は最初の白馬〜猿倉までの路線バスで隣の席になり、お話をしていたのです。はじめから終わりまでですね。
ベテランさんっぽいけど、とても気さくで明るく、はじめから終わりまでの行程の途中何度も元気をいただき、目標にさせていただきました。(´∀`)
pata夫婦さん、bちゃんさん、本当に色々とありがとうございました。
そして駅で再び1人になり、やることもなくなったのでJR神城駅で近くのお蕎麦屋さん情報をもらい、ざるそばを求めに山人というお蕎麦屋さんに行きました。
ゴンドラの下の駅のエスカルプラザでのお蕎麦が売り切れとの事だったので、非常に残念な事に蕎麦は半ば諦めていたのですが、かえってすごい美味しい蕎麦にありつけました。思い出すとまた食べたくなる位美味しかったなぁ。
そして、15:40発の白馬五竜発の高速バスに乗り、お決まりの如く渋滞に巻き込まれます。昨日たくさん寝て目も冴え冴えなので、「氷壁」の残り半分を読み終わらせたところに新宿着で、山旅終了です。
思い返しても充実した山旅ができました。
また数年後に同じコースに行ってみたいです。
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