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Yamareco

記録ID: 3513266
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【常念岳〜大天井岳〜燕岳】マジでヘロヘロな表銀座縦走

2021年09月11日(土) ~ 2021年09月12日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
18:22
距離
26.8km
登り
2,908m
下り
2,749m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:16
休憩
2:14
合計
11:30
距離 15.3km 登り 2,343m 下り 1,011m
4:44
10
4:54
4:55
48
5:43
5:44
25
6:09
6:15
26
6:41
6:49
54
7:43
7:52
43
8:35
9:07
49
10:09
10:17
3
10:20
10:21
37
10:58
11:40
59
12:39
12:47
56
13:43
13:53
63
14:56
15:03
10
15:13
15:14
23
15:37
37
2日目
山行
5:24
休憩
1:20
合計
6:44
距離 11.5km 登り 565m 下り 1,756m
5:40
5:41
72
6:53
6:55
17
7:12
28
7:40
7:48
5
7:53
7:54
9
8:03
8:04
6
8:10
8:17
6
8:23
8
8:31
5
8:36
8:45
5
8:50
8:51
16
9:07
11
9:18
9:56
20
10:16
18
10:34
10:35
17
10:52
11:01
14
11:15
23
天候 1日目 雨→晴れ
2日目 晴れ→曇り
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はナシ
予約できる山小屋
中房温泉登山口
毎日あるぺん号で一ノ沢登山口までやってきました
2021年09月11日 04:45撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 4:45
毎日あるぺん号で一ノ沢登山口までやってきました
暗いなかのクライムオン!
2021年09月11日 04:46撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 4:46
暗いなかのクライムオン!
窪地を道にしているのか、ガンガンに水が流れていました
2021年09月11日 05:46撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 5:46
窪地を道にしているのか、ガンガンに水が流れていました
胸突八丁から先は沢沿いを離れます
2021年09月11日 07:23撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 7:23
胸突八丁から先は沢沿いを離れます
急登になりました
2021年09月11日 07:23撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 7:23
急登になりました
最終水場を通過
2021年09月11日 07:48撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 7:48
最終水場を通過
ヒーヒーいいながら常念乗越までなんとか到着
2021年09月11日 08:36撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 8:36
ヒーヒーいいながら常念乗越までなんとか到着
先を見ますと…ウオッ(゜Д゜)
ガスガスですやん
2021年09月11日 08:36撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 8:36
先を見ますと…ウオッ(゜Д゜)
ガスガスですやん
常念岳は日和ってスルーしようかとも思いましたが、やはり山頂に向かいます。急登かつガレガレ
2021年09月11日 09:29撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/11 9:29
常念岳は日和ってスルーしようかとも思いましたが、やはり山頂に向かいます。急登かつガレガレ
一時間ほどかかってなんとか山頂に到着しました…が、当然眺望はゼロorz
2021年09月11日 10:08撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/11 10:08
一時間ほどかかってなんとか山頂に到着しました…が、当然眺望はゼロorz
常念小屋に戻る途中で、霧が晴れ始めました
2021年09月11日 10:42撮影 by  iPhone XR, Apple
9/11 10:42
常念小屋に戻る途中で、霧が晴れ始めました
常念小屋のベンチで食事をしていると、青空も出て来た
2021年09月11日 11:36撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/11 11:36
常念小屋のベンチで食事をしていると、青空も出て来た
天候回復を期待しつつ横通岳に登りますが、やはり雲が多い感じ
2021年09月11日 12:25撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 12:25
天候回復を期待しつつ横通岳に登りますが、やはり雲が多い感じ
横通岳のピーク。ルートはこのピークを巻いています。しかしあんまりな名前ですよね(^^;)
2021年09月11日 12:43撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/11 12:43
横通岳のピーク。ルートはこのピークを巻いています。しかしあんまりな名前ですよね(^^;)
東大天井岳方面に進みます。この辺の道は穏やかな感じ
2021年09月11日 13:14撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 13:14
東大天井岳方面に進みます。この辺の道は穏やかな感じ
しかしハイマツ帯に入ると、急斜面になりました
2021年09月11日 13:20撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 13:20
しかしハイマツ帯に入ると、急斜面になりました
息も絶え絶えに登り、東大天井岳山頂に到着。先方の目立つピークが大天井岳と思ってましたが、違いました(T_T)
2021年09月11日 13:59撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/11 13:59
息も絶え絶えに登り、東大天井岳山頂に到着。先方の目立つピークが大天井岳と思ってましたが、違いました(T_T)
明日歩く表銀座縦走路が見え始めました
2021年09月11日 14:09撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
1
9/11 14:09
明日歩く表銀座縦走路が見え始めました
ヨレヨレと進んで行きますと、大天井岳とその手前の大天荘が見えて来ました
2021年09月11日 14:53撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
1
9/11 14:53
ヨレヨレと進んで行きますと、大天井岳とその手前の大天荘が見えて来ました
どうにかこうにか大天井岳に到着
2021年09月11日 15:41撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/11 15:41
どうにかこうにか大天井岳に到着
さらに進んで、本日の最高標高となる大天井岳の山頂にたどり着きました。ここまで10時間半かかっておりますので、もうヘロンヘロンです(T_T)
2021年09月11日 15:17撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/11 15:17
さらに進んで、本日の最高標高となる大天井岳の山頂にたどり着きました。ここまで10時間半かかっておりますので、もうヘロンヘロンです(T_T)
明日歩く燕岳への稜線
2021年09月11日 15:15撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/11 15:15
明日歩く燕岳への稜線
大天井ヒュッテに向かう道。この狭いトラバースの下りが、ヘロンヘロンの身は実にシンドカッタ
2021年09月11日 15:44撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 15:44
大天井ヒュッテに向かう道。この狭いトラバースの下りが、ヘロンヘロンの身は実にシンドカッタ
ようやく見えた大天井ヒュッテ
2021年09月11日 16:13撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/11 16:13
ようやく見えた大天井ヒュッテ
小屋はひと区画をひとりで使用する感じでディスタンスが確保されてました
2021年09月11日 17:15撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/11 17:15
小屋はひと区画をひとりで使用する感じでディスタンスが確保されてました
食事はボリュームがあって、実にウレシイ。黙食といわれているのに、ベラベラしゃべっている人がいたのは眉をひそめましたけどね(´・ω・`)
2021年09月11日 18:02撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/11 18:02
食事はボリュームがあって、実にウレシイ。黙食といわれているのに、ベラベラしゃべっている人がいたのは眉をひそめましたけどね(´・ω・`)
翌朝。暗いうちに出発
2021年09月12日 04:55撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 4:55
翌朝。暗いうちに出発
喜作新道を進みます
2021年09月12日 05:00撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 5:00
喜作新道を進みます
道はよく整備されていますが、険しい感じのトコもありました
2021年09月12日 05:18撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 5:18
道はよく整備されていますが、険しい感じのトコもありました
明るくなるに従い、周囲の峰々が姿を現してきました。
こちらは槍穂高
2021年09月12日 05:20撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 5:20
明るくなるに従い、周囲の峰々が姿を現してきました。
こちらは槍穂高
裏銀座方面
2021年09月12日 05:30撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 5:30
裏銀座方面
立山も見えてきました
2021年09月12日 05:30撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 5:30
立山も見えてきました
道幅の狭いトラバースが続きます
2021年09月12日 05:36撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 5:36
道幅の狭いトラバースが続きます
大天荘からの道と合流しました
2021年09月12日 05:40撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 5:40
大天荘からの道と合流しました
雲の上に日が出て来ました
2021年09月12日 05:43撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/12 5:43
雲の上に日が出て来ました
前方に切通岩のハシゴが現れました。この先にある喜作翁のレリーフは見逃しましたorz
2021年09月12日 05:44撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/12 5:44
前方に切通岩のハシゴが現れました。この先にある喜作翁のレリーフは見逃しましたorz
振り返ると、大天井岳がモルゲンっぽくなってました
2021年09月12日 05:53撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/12 5:53
振り返ると、大天井岳がモルゲンっぽくなってました
進む道は穏やかな感じ
2021年09月12日 06:09撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 6:09
進む道は穏やかな感じ
この辺りはルートを外れていた感じ
2021年09月12日 06:22撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 6:22
この辺りはルートを外れていた感じ
ルートを外れた辺り(為右衛門吊岩?)を振り返って。東側に巻くのが正解だったもよう
2021年09月12日 06:29撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 6:29
ルートを外れた辺り(為右衛門吊岩?)を振り返って。東側に巻くのが正解だったもよう
大下りノ頭を通過します
2021年09月12日 06:58撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 6:58
大下りノ頭を通過します
ルート上、このように槍穂高がずっと見えてます
2021年09月12日 06:58撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 6:58
ルート上、このように槍穂高がずっと見えてます
裏銀座も同様に
2021年09月12日 06:58撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 6:58
裏銀座も同様に
そして立山方面も同じくずっと視界に入ってます
2021年09月12日 06:58撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 6:58
そして立山方面も同じくずっと視界に入ってます
こちらは蛙岩?
2021年09月12日 07:15撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 7:15
こちらは蛙岩?
燕山荘が見えてきました
2021年09月12日 07:31撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 7:31
燕山荘が見えてきました
燕山荘に到着
2021年09月12日 07:43撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 7:43
燕山荘に到着
人気の山荘だけあってけっこうな人がいましたね
2021年09月12日 07:43撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/12 7:43
人気の山荘だけあってけっこうな人がいましたね
東側の眺望。こちらは中央アルプスでしょうか?
2021年09月12日 07:45撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 7:45
東側の眺望。こちらは中央アルプスでしょうか?
おそらく浅間山方面
2021年09月12日 07:45撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 7:45
おそらく浅間山方面
燕岳に向かいます
2021年09月12日 07:52撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 7:52
燕岳に向かいます
これがかの有名ないるか岩ですね
2021年09月12日 07:57撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 7:57
これがかの有名ないるか岩ですね
砂地を歩きます
2021年09月12日 08:08撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 8:08
砂地を歩きます
燕岳に到着〜ッ(^_^)v
山頂の写真はこれくらいしか撮ってなかったorz
2021年09月12日 08:15撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/12 8:15
燕岳に到着〜ッ(^_^)v
山頂の写真はこれくらいしか撮ってなかったorz
後立山方面も見えていました
2021年09月12日 08:19撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 8:19
後立山方面も見えていました
北燕岳方面。ちょっと行きたい気もしたのですが、やめておきます
2021年09月12日 08:15撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 8:15
北燕岳方面。ちょっと行きたい気もしたのですが、やめておきます
合戦尾根を通って下山します
2021年09月12日 08:48撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 8:48
合戦尾根を通って下山します
当たりの柔らかい土道です。これはうれしい( ̄∇ ̄)
2021年09月12日 09:09撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 9:09
当たりの柔らかい土道です。これはうれしい( ̄∇ ̄)
急坂は急坂ですが、北アルプス三大急登ってほどのことは感じませんでしたねぇ( ̄3 ̄)
2021年09月12日 09:18撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 9:18
急坂は急坂ですが、北アルプス三大急登ってほどのことは感じませんでしたねぇ( ̄3 ̄)
30分ほどで合戦小屋に着きました
2021年09月12日 10:01撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 10:01
30分ほどで合戦小屋に着きました
さらに下りますが
2021年09月12日 10:04撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
9/12 10:04
さらに下りますが
なんか北アルプスというより、奥秩父みたいな雰囲気でした
2021年09月12日 10:54撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/12 10:54
なんか北アルプスというより、奥秩父みたいな雰囲気でした
そんなこんなで無事にゴールの中房温泉にたどり着きました
2021年09月12日 11:41撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
1
9/12 11:41
そんなこんなで無事にゴールの中房温泉にたどり着きました
撮影機器:

装備

MYアイテム
awaya-daizen
重量:-kg

感想

えーと、表銀座を縦走してきました。

とはいっても、一ノ沢をスタートし、常念乗越から常念岳往復。さらに大天井岳まで歩き、燕山荘から燕岳を往復し、合戦尾根で中房温泉というコースですから、表銀座の一部ですね。

ともあれ、知人から勧められていたこともあって、前々から訪れたいと思っていたコース…ですが、このご時世もありますので、今年も行くかどうか迷っていたところ、天気予報では9月11日〜12日は天気がよいとのこと。
ここ数年9月の天候に恵まれていないので、エイヤッと決心。
テン泊だと準備不足になりそうなので、小屋泊まりにしようと、毎日あるぺん号の小屋泊付プランに申し込むものの大天荘は満員で予約がとれずorz 
ならばと大天井ヒュッテに電話したところ予約がとれましたので、ついに表銀座へと旅だった次第です。

まずは一ノ沢から常念岳へ。
登山口からしばらくは、沢沿いの道。窪地なのか水がガンガン流れていました。
傾斜はさほどキツいわけではありませんでしたが、胸突き八丁から沢沿いを離れると、その先は急登でした。
途中気持ち晴れ間があったりしましたが、基本小雨の中のヒーヒーいいながら登り込んで行くと、常念乗越到着。
常念小屋のベンチで休憩しつつ、常念岳方面を見ると、白い紗幕がかかったかのような霧の中で行く手が見えません。
ここまでの雨中歩きでかなりションボリな気分なため、常念岳はスルーしようかとも思いましたが…気を取り直して常念岳に向かいます。
しかし、待ち受けていたのはそんなアタイの奮起を木っ端微塵に打ち砕く急登。しかも路面はガレている…へたれハイカーのアタイにはかなりシンドカッタ(*´Д`*)
それでも1時間ほどでなんとか常念岳の山頂に到着。
そこまでして到着した山頂ですが、ガスガスで視界ゼロでしたorz

ションボリと常念小屋に戻り、食事をしていると周囲にまとわりついてた霧はなくなりました。
これは大天井岳までの道のりはいい天気が期待できそう…と思ったのでしたが、結果常念山脈の稜線上には雲がなかったものの、周囲の峰々には雲がかかって良好な眺望は得られませんでした。

ともあれ大天井岳に向かいます。
まずは、横通岳への登りですが、常念乗越までの標高差がおよそ200メートルありますので、なかなかの急坂でした。
休憩で整えた息もたちまち上がってしまいましたが、横通岳のピークには1時間ほどで到着。
山と高原地図には山頂を巻く道しか掲載されていないようでしたが、山頂までの踏み跡はしっかりありました。
…にしても、「横通」なんて、ひどい扱いですよね( ̄д ̄;)

お次に向かったのは東天正岳。
正規ルートに復帰してからしばらくは穏やかな道が続きましたが、ハイマツ帯になると再び急登…ここもキビシカッタなぁ(*´Д`*)

ルートは東大天井岳のピークも巻いていて、ピークを踏むにはルート上から5分ほどさらに登らねばなりません。ここも行くかどうか迷いましたが…頑張ってピークまで行きました。

そして、東大天井岳山頂から行く手を眺めるとと、前方にトンガったピークがあるのが目につきました。アレがこの日の最終チェックポイントである大天井岳かぁ、などと思ったのですが…その手前の中天井戸岳だったもようorz 
今写真を確認すると、その奥に見えてたのが大天井岳ですかね。

ともあれ、東天井岳から大天荘まではCTで1時間ほどです。
本日の山行もいよいよ最終コーナーを回るところだなぁ〜と気を引き締めたのですが…すでにスタートからすでに9時間ほどで、カラダは意に反してかなりヘロヘロです。
幸い道はよく整っていますし、多少のアップダウンはありましたが、ここまでのような急登ではありません。ヨレヨレと進んでなんとかなんとかCTで大天荘まで到着。
ここで息を整えて大天井岳の山頂に向かいます。

小屋から山頂へはほんの直ぐでした。
たどり着いた山頂は、晴れていたものの雲が多くて周囲の見晴らしはよくありませんでした。本日通ってきた常念岳からの道が見えていたくらい…しかし、がっかりするよりも、山頂に到着した満足感と、「コレで今日はもう登らないで済む」という思いで、へたれハイカーの胸はいっぱいになりましたとさ(^^;)

お次は最後の仕上げ。この日の宿泊先の大天井ヒュッテに向かいます。
しかし、この道がなかなかキビシカッタ。
道幅の狭いトラバースで、片側が谷に向かって急角度で落ちこんでますので、けっこうな高度感があります。本日の最大のミッションはクリアしたことで、やや気が抜けてしまったこともあり、この道にはかなり難儀しましたね。
下っても下ってもゴールは見えてこず、ココロもすっかりくじけたところで、ようやく大天井ヒュッテへと到着したのでした。


翌日。
本山行のメインイベントである表銀座縦走の本番です。

日の出前に出発し、まずは燕岳に向かって喜作新道を通ります。
こちらの道も、アタイの苦手な幅の狭いトラバース路。しかしよく整備されて危険箇所もないので、へたれハイカーのアタシでも粛々を進めます。
そうこうするうちに周囲が明るくなりますと、昨日はまったく眺められなかった北〜西〜南にかけての峰々が姿を現しました。否が応でも気分が上がりましたね( ̄∇ ̄)

40分ほどで大天荘方面との分岐を通過。
ここからが稜線歩きです。

日が昇り明るさが増すに従い、周囲の見晴らしもよくなってきます。
夜明け前後はよく晴れていましたが、しだいに雲が多くなって、スコーンとした晴れではありませんでしたが、それでも北アルプスのオールスターたちを眺めることができました。
南側には昨日歩いて来た常念山脈。東に目を向けると槍・穂高から裏銀座の峰々。さらに北方向には立山が見えています。

道は多少のアップダウンがありますので楽々とはいいませんが、それでも穏やかな感じですので、なるほど表“銀座”という呼び方もなんとなくうなずける気がしましたね。
とかいって為右衛門吊岩の辺りでなぜかルートを外れてしまったりしたのですが(^^;)

ともあれ、分岐から2時間ほどで燕山荘に到着。

こちらでは東側の眺望が開けます。雲が多かったですが、南アルプスや浅間山方面などが眺められました。

そして、ザックをデポして、燕岳のピークに向かいます。
この期に及んで(!?)アップダウンをクリアし、砂地の道を進んで、20分ほどで燕岳山頂に立った次第。
山頂スペースは狭く、見渡す光景もここまでさんざん見てきたものと変わらないので、長居はしませんでした。
時間の余裕があったので、北燕岳にも行こうか迷ったのですが…これから北アルプス三大急登を下るわけですから、体力温存のため欲張らずにピストンで燕山荘に戻ります。

そして、その合戦尾根を下ります。
以前、山仲間から「合戦尾根はdaizenさんが好きな道ですよ」と言ってましたが、なるほど、アタイの好む、当たりの柔らかな土路面の道でした。
周囲も北アルプスというよりも奥秩父に近い雰囲気でしたね。

で、下りの苦手なへたれハイカーのアタイはかなり緊張して進んだわけですが…しかし、どうだろう( ̄д ̄;) ビビッていたほどの急坂って感じじゃなかった気がしましたね。上りだったら印象が違うんでしょうかねぇ。

そもあれ、土道に機嫌をよくしたアタイは、へたれハイカーに割にはサクサクを下りまして、30分強で合戦小屋に到着。
ここで食事休憩をして、再び下ること1時間半とちょっとで中房温泉に到着しました。

自分が想定したのよりも2時間近く早く下山できたので、予約をしていたアルピコ交通のさわやか信州号はキャンセルし、穂高駅に出てJRで帰路に着いた次第。

と、まぁ初日はヘロンヘロンになりましたが、表銀座縦走はなんとか無事に完了しました。
前回の白馬縦走の際にも思いましたが、こういうご時世にわざわざ県をまたいで山行するのは、躊躇がありました。山は逃げないですし…。
しかし、北アルプスの神々しい峰々を眺めつつ縦走は、ほんと心が洗われました。
やはり来てよかったかなぁと思った次第です。


遅筆につき詳細レポートはいずれブログにて。
http://awaya-daizen.cocolog-nifty.com/


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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
燕岳から蝶ケ岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳ー常念岳 縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕〜常念の縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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