好天の穂高岳 上高地から前穂〜奥穂、周遊コース
- GPS
- 20:34
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 2,289m
- 下り
- 2,276m
コースタイム
上高地バスターミナル6:00−6:45天然クーラー−8:10岳沢小屋8:40−11:50紀美子平12:20−12:50前穂高岳13:10−13:30紀美子平13:50−15:40奥穂高岳16:00−16:30穂高岳山荘
【2日目】
穂高岳山荘6:30−7:15奥穂高岳7:35−8:00穂高岳山荘8:15−9:00ザイテングラート取付点−9:45涸沢小屋10:15−11:15本谷橋11:40−12:30横尾山荘13:00−13:55徳澤園−14:45明神分岐−15:45上高地バスターミナル
天候 | 28日(土) 晴れ 14時過ぎくらいから奥穂山頂部はガスが出はじめる。 29日(日) 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
【往路】22:20 新宿高速バスターミナル −5:00 上高地バスターミナル着 【復路】16:15 上高地バスターミナル −22:30 新宿高速バスターミナル |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地バスターミナル〜岳沢小屋 (↑2時間10分) ・バスターミナルから河童橋を渡り、しばらく遊歩道を進む。 ・岳沢登山路の標識から登山道が始まる。前半は林間の登り、風穴を過ぎると左手に西穂が見え始める。 岳沢小屋〜紀美子平 (↑3時間10分) ・岳沢小屋からは重太郎新道に入ると本格的な登りが始まる。 ・前半は岩場の登り、ハシゴ、クサリ場があるが、注意して登れば問題なし。 ・森林限界を越えたあたりからガレ場の急登、足場が悪くなるので注意しながら登る。 紀美子平〜前穂高岳 (↑30分/↓20分) ・紀美子平から前穂山頂まではガレた岩場の登り、落石に注意。 ・途中スラブ上の滑りやすい箇所もあるので注意。 紀美子平〜奥穂高岳 (↑1時間50分) ・紀美子平から吊尾根を進む。 ・人ひとり分くらいの道幅があるので、重太郎新道にくらべると歩きやすいと思う。 ・南陵の頭直前に直登のクサリ場があり、直登箇所は落石に注意。 奥穂高岳〜穂高岳山荘 (↑45分/↓30分) ・穂高岳山荘をスタートすると直ぐにクサリ、ハシゴあり、渋滞しやすい。 ・最初のクサリ、ハシゴを越えると、岩場の登り、ここでも落石に注意。 穂高岳山荘〜ザイテングラート〜涸沢小屋 (↓90分) ・ザイテングラードを一気に下る。 ・岩場の下りになるので落石を起こさないように気を付けて下る。 涸沢小屋〜本谷橋 (↓60分) ・涸沢小屋を過ぎると林間の登山道、本谷橋手前で急な下りになるが、その他は概ね歩きやすい登山道。 本谷橋〜横尾山荘〜徳澤園〜明神分岐〜上高地バスターミナル (↓3時間30分) ・本谷橋を過ぎると後はアップダウンの少ない整備された登山道が続く。 ・横尾山荘を過ぎると梓川沿いの遊歩道を進む。明神館あたりから一般の観光客の姿が増え始める。 重太郎新道からザイテングラード間は、落石に注意。コースの難易度としては重太郎新道が一番神経を使った。反面、吊尾根は人が歩く道幅がしっかりあるので思ったほど難易度は高くなったと思う。 30km超えのロングコースだったが、展望が良いこともありそれ程長さを感じなかった。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック 1 35L
ストック 1
水筒 1 1L
ヘッドランプ 1 単4×3
ナイフ 1
コンパス 1
地図 1 山と高原地図
ストーブ 1
ガスカートリッジ 1
ライター 1
コッヘル 1
カトラリー 1 スプーン、フォーク
食糧 昼食×2日
飲料 500ml水筒×2 / 500mlペット×2
携行食
帽子 1
グローブ 1
レインウェア 1
フリース 1
着替え アンダー、靴下、下着
タオル 1
GPS 1
ファーストエイドキット 1
予備電池 単3/単4
エマージェンシーシート 1
ゴミ袋 2
携帯電話 1
健康保険証/運転免許証
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感想
今回の山行は穂高岳。
上高地から岳沢、重太郎新道で前穂高、吊り尾根から奥穂高、穂高岳山荘で一泊して帰路は涸沢経由でのんびり上高地まで、
というルートを設定。
上高地までは「さわやか信州号」を利用。
金曜の仕事を終え、そのまま新宿のバスターミナルへ。
22時20分新宿発、上高地着予定は翌5時頃、睡眠時間は十分あるものの、あまり良く眠れず若干の睡眠不足のまま上高地に到着。
先週の塩見岳の時もそうだったが、高度があがると寝不足の影響か、ペースが落ちる。八ヶ岳のくらいだとそれ程、影響が出たことがないので3000メートル付近が境界なのか?
上高地に着くと、すでに登山客で賑わっている。既に冷たくなっている朝の空気と、よく晴れた天気にテンションUP、眠気も忘れる。
準備を終え、登山届を出してスタート。
初めての北アルプスになるが、いろいろな写真などでみたままの風景が広がる。歩き始めて早々、河童橋越しの穂高連峰の展望に軽く感動。
最初こそ林間の遊歩道、登山道だが1時間も進むと岳沢越しに西穂高の山並みが広がり、紅葉には少し早いが、木々が黄色く色褪せ始め秋らしい風景が広がる。
岳沢小屋まではのんびり、岳沢小屋から重太郎新道に入ると本格的な登りが始まる。前半は岩場にクサリ、ハシゴの急登、後半は森林限界を抜け、周囲の展望が開けた中、ガレた岩場の登り。
今回のコースで一番キツかったと思うが、その分変化があって楽しいコースだった。
紀美子平から前穂高の往復、この辺から寝不足の影響か極端にペースダウン。30分程度の登りが結構キツい。
とはいえ、この時点は天気も良く山頂からの眺めは素晴らしく、360度の大パノラマを楽しめた。
紀美子平から奥穂高までは吊尾根を進む、南陵までのトラバースは人ひとりが通れるくらいの道幅があり思ったよりラク。
とはいえ谷側に落ちたら洒落にならないので気を付けて進む。南陵直下からはガレた岩場の登り、落石に気を使う。
この時点で15時を過ぎていたせいかガスが出始め周囲の展望が隠れ始める、残念。
山頂に着いた時には真上は青空が見えるものの、槍は雲にのまれ、ジャンダルムは薄らを雲のかぶった景色。
雲をかぶったジャンダンルムは「魔の山」っぽくて、いい感じだったが...
ここまで、3連休と紅葉シーズンに谷間のせいか、混雑という感じはなかったが、宿泊地の穂高岳山荘には人がたくさん。
休憩室、食堂は満席という感じ(溢れるというほどではないが)、ピーク時はどんなだろう?
夜は布団3枚に5人という状態、それでもシーズン中の富士山に比べれば格段に快適だと思う。
翌日は、涸沢岳、奥穂高再チャレンジと悩んだが、昨日景色を充分に楽しめなかったので、奥穂高に再度登ることに決定。朝食後、ザックは山荘に置いて軽装でスタート。
奥穂高山荘からは、最初のクサリとハシゴを越えてしまえば、後はガレた岩場の登り、落石に注意しながら登れば問題なし。昨日に続く好天の中、景色を楽しみながら山頂を目指す。
晴れていると山頂からの景色は素晴らしく360度の大パノラマ、槍ヶ岳までの稜線、ジャンダルムから西穂高、焼岳とその向こうの乗鞍、遠くには八ヶ岳、富士山まで、ぐるりと一望できる。
先週、塩見岳から見た景色の中にいるんだなあ...と、実感する。
今回は前穂高、奥穂高周遊だったが、次回はやっぱり槍穂縦走にチャレンジしたいと思う。来年の目標ということで...
好天の中、穂高岳山頂からの景色を堪能した後、下山は涸沢ルートののんびりコース。
ザイテングラートの下りに少々気を使ったて降りたのち、疲れるほどの時間を歩いていないが涸沢カールの景色を楽しみながら休憩。
あと1週間か10日後には紅葉のピークを迎えるのろう。初夏のまだ大きな雪渓や、紅葉のシーズンに改めて訪れてみたい。
涸沢小屋のあとは後はまったりとした下りルート。距離は長いが川沿いのルートは景色がいいのであまり時間を感じることがなく進む。
明神館あたりからは一般の観光客も増え、来たときは早朝だったので感じなかったのだが、観光地なんだなと実感する。
2日間天気に恵まれ、ベストコンディションの中、初めての北アルプスを堪能。
山頂から見た景色は、いろいろな写真や映像で見たままの景色で、初めて見た感動というより、今までの見た景色の中にいるという実感のほうが強く感じられた。
ということで、やっぱり「次」の北アルプスは槍ヶ岳か? 来年の楽しみにしたい。
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