焼岳北峰
- GPS
- 08:35
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 879m
- 下り
- 977m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:31
天候 | 早朝まで雨が降っていたらしく、朝は2000m以下はガスに覆われていたものの、日が登るにつれて快晴になり夕方まで快晴が持続 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
5:30時点で始発バスは出ていたが乗り場はすでに長蛇の列。駐車場も第一第二とも8割以上埋まっていた。 中ノ湯から登山口まで徒歩50分の予定だったが、運良く通りすがりの空車タクシーを捕まえ乗車。 発車直前に同類の中ノ湯停留所から歩いてくる登山者を見付けたので声を掛けて相乗り成功し、タクシー台も折半になり、最安で中ノ湯登山口に着くことが出来た。 茨城のカップルさんに感謝です。 ちなみにバス代はあかんだな〜中ノ湯停留所まで一人\570、停留所から登山口までタクシーで\1760でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新中ノ湯ルートは良く整備されているが山頂部は落石、滑落注意箇所あり。 今回は持っていかなかったが山頂部はヘルメット着用推奨です。 上高地側登山口も同様に山頂部は落石、滑落に注意が必要。 コース途中に名物の長梯子が有りますが、急勾配で高度感はあるもののしっかり固定されており、慎重に昇降すれば危険はありません。ただし、今日のように人が多い時は確実に渋滞が発生します。 |
その他周辺情報 | 今回は上高地側に降りてルミエスタホテルに宿泊、温泉を堪能 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ダウンジャケット薄手
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
笛
ファーストエイドキット
エマージェンシーシート
ナイフ
保険証
携帯
モバイルバッテリー
タオル
カメラ
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感想
上高地から見上げる焼岳は分かりやすい溶岩ドームなので、景観は良さそうと思っていたが、近くの穂高連峰に比して標高がワンランク下がるのでもう一歩登ってみたいと思えなかったが、同僚から「手軽に登れて結構眺めがいい」との話を聞いていた。連休中日で上高地は混雑が予想されるが、ちょうど台風一過で天候が良さそうとの予報が出たので上高地観光を兼ねて急遽上高地に宿を取り、中の湯から上高地に抜けるルートで登山を計画。
当日は5:30時点であかんだな駐車場はまだガスが残っていたが、高山から平湯まで降っていた霧雨も止み、明らかに晴れそうな雲行き。
天気予報を見て同じことを目論んでいるであろう登山者でバス乗り場はすでに長蛇の列。タクシーは出払っていたので仕方なくバスで中の湯まで行き、そこから登山口まで歩くつもりだったが、中の湯でバスを降りた自分たちだけ。
まだ晴れ間は見えないのでのんびり登山口まで歩くつもりで歩き出した直後、運よく空車タクシーを拾うことができ、「登山口まで」と告げて走りだそうとすると運転手さんが我々と同じような格好のペアがバス停から歩いて来るのを見つけた。
声を掛けたら沢渡からバスで来て、やはり登山口まで歩くつもりだったとのことで割り勘で相乗りすること即決して、安上がりに登山口まで楽して上がれました。
それにしても登山口駐車場は台数が足りなさ過ぎで、かなり下のほうから路駐がすさまじい数でした。コース難易度の易しさからか、かなり人気のある山のようです。
登山口から樹林帯の間はよく整備されているものの、うっすらガスがかかり足元は朝までの雨でぬかるみだらけ。スリップに注意しながら歩くが、火山の岩はそもそも滑りにくく、木の根っこだけに気を付ければそれほど歩きにくいことは無かった。標高2000mを超え森林限界の上にでたら上空は快晴になり、足元も石が増え傾斜は徐々に急登になるものの、気分も上がり山頂付近から吹き出る火山ガスを眺めながら標高を一気に上げる。
振り返ると雲海の向こうに小さく富士山の頭も見え、上高地に流れ込んでいた雲もどんどん晴れていくのが見える。
登頂するころには爽快に晴れ渡り、山頂からは槍穂高連峰が麓の温泉から先端まで丸見え、頂上にたくさんの人影も見える。あちらも最高の眺望を満喫しているのだろう。
焼岳頂上も人で一杯で多少急な岩場の上り下りは少し渋滞気味でした。
笠ヶ岳から北方向に北アルプスの山並みもきれいに見渡すことが出来た。白山は雲海の中に浮いていた。
槍をバックに記念撮影後、人が多いので休憩は後回しにして早々に下山開始。
下山は上高地側に降りるが、コースはこちらのほうがやや難易度が高いようで、溶岩ドームの下りは浮石が多く、下りは落石に注意が必要です。見下ろす梓川方面にひたすら降りるだけなのに、やたらと距離が長く感じられた。
焼岳小屋から先は1か所長く急傾斜の梯子があるので、そこだけが渋滞するがおおむね樹林帯の中をただひたすら歩き続け、いい加減飽きたころにやっと上高地側の登山口に到着しました。
上高地は熊の目撃情報が多いので警戒はしていましたが、これだけ人が多いとまたしても熊鈴の出番はありませんでした。いつも持っていく鈴はいつかは使うことがあるのだろうか?
追記、
ホテルで風呂に入りリラックスしてから、夕方梓川沿いを河童橋まで散策している最中に、突然の大きな揺れを感じました。地震だということはすぐに分かったのですが、直後からゴゴゴゴゴゴゴと低い地響きが1分近く続きました。
始めは何の音か分からず、地滑りでも起きたのか?と、とりあえず川べりから離れましたが、穂高のほうを見るとほとんどの沢筋で砂煙が上がっており大規模な落石が起きたことが予想できました。
あとでTwitterで明神岳の落石映像を見て、ほとんどの人が行動を終えている時間帯の地震発生で本当に良かったと思います。
その後も頻繁に余震が起こり、そのたびに遠くから落石の地響きが聞こえ、ホテルに戻った後も続く余震に夜半まで緊張が続きました。
ちなみに上高地は昨年も群発地震が起きているのに震度は上高地から少し離れた場所の数値が報道されるようです。(なぜか震度を計測していない?)
報道やその後の情報では、北鎌尾根の6名救助(のちに1名怪我人が追加)以外、目立った人的被害が出なかったのは本当に幸運なことでした。こればかりは完全に運次第ですが、今後も事故の無いように願います。
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