奥穂南稜 上高地-岳沢-奥穂高

2021年09月18日(土) ~ 2021年09月19日(日)

• GPS: 14:36
• 距離: 15.0km
• 登り: 1,990m
• 下り: 1,978m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:23
• 休憩: 2:00
• 合計: 5:23

距離 5.8km 登り 892m 下り 229m

8:43 上高地バスターミナル
8:48 無料トイレ
8:52 河童橋
8:56 日本山岳会上高地山岳研究所
9:07 岳沢湿原・岳沢登山口
9:57 見晴台
11:13 13:03 岳沢小屋
13:29 13:39 南稜取り付き
14:06 岳沢小屋

2日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 1:58
• 合計: 10:18

距離 9.2km 登り 1,106m 下り 1,774m

4:54 岳沢小屋
5:27 5:35 南稜取り付き
6:22 6:40 ルンゼ分岐
8:05 8:07 モノリス
8:10 8:25 トリコニーＩ峰
8:26 8:49 トリコニー2峰
9:49 9:56 南稜の頭
9:58 奥穂高岳
10:01 10:05 穂高岳
10:23 10:24 南稜の頭
11:09 11:32 紀美子平
13:24 13:28 岳沢小屋
14:12 14:24 見晴台
14:53 岳沢湿原・岳沢登山口
15:02 日本山岳会上高地山岳研究所
15:07 15:08 河童橋
15:12 上高地バスターミナル

天候

9/18(土) 曇り時々雨
9/19(日) 快晴

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

沢渡バスターミナル側の沢渡第3駐車場に駐車
1日　700円
沢渡-上高地　バス　往復2400円

コース状況／危険箇所等

上高地から岳沢小屋までは、よく整備された登山道。

岳沢小屋から岳沢のテン場まで登山道を歩き、適当な場所で左手の沢に降り南稜の取り付きを目指す。
この時期になると、取り付きまでの雪渓歩きはなし。

全体的に岩が脆く落石の危険が高い。
凹角以外では、ロープを出さずに通過。
凹角は、下部にビレイ用の残置ハーケンが2ヶ所。
途中にも適当な間隔でハーケンが打ってあります。
終点の支点は、大きめの岩があります。若干動くとの意見もありますので、その場合は、付近のハイマツを利用。

ここから、稜線伝いにモノリス岩、トリコニー1峰、2峰と続き、最後に南稜の頭に着きます。

下の重太郎新道は苦行そのもの。
紀美小平以降の斜度自体は南稜とさほど変わらずです。

その他周辺情報

下山後は、松本駅近くの湯の華銭湯瑞祥松本館へ。
ここのレストランの山賊焼定食(唐揚げ定食)は、量味とも◎！。

写真

9/18 8:27

概ね曇りの上高地バスターミナル

9/18 8:44

9/18 8:48

昨日までの雨で梓川は薄濁り

9/18 8:50

河童橋付近から岳沢を望む

9/18 9:02

岳沢からの流れは、穏やかで澄んでいた。
岩魚の影もチラホラ。

9/18 9:06

9/18 9:48

岳沢の風穴。
この日は、涼しかったので恩恵は受けられなかった。

9/18 10:22

9/18 11:05

岳沢のテン場から、南稜取り付き方面を見る。
浮石と小さな落石が多いので注意。

9/18 11:11

岳沢小屋
カレーなどのランチも提供している。
コロナを避けるため、テラスで食べることになる。

9/19 5:23

日の出少し前に、ヘッデンをつけて南稜取り付きに向かう。

9/19 5:33

取り付きの下部には雪渓が残っているが、既に薄くなっているので乗るのは危険。
左側(右岸)を進む

9/19 5:42

雪渓を右に見て、浮石の多い斜面を注意して登る。

9/19 5:54

9/19 6:02

石を落とさないようにする以外は、特に難しいところはない。
地図を見てルートを外さないように注意

9/19 6:15

そのまま登っていく

9/19 6:52

南稜凹角の手前のスラブ帯
フリクションはとても良い

9/19 6:54

南稜凹角

9/19 6:56

南稜凹角の取り付きからトップを見る。
長さは30m強のワンピッチ。
クライミングシューズを履けば、適度なホールドがあるので、さほど難しくはないです。

出発点にビレイ用の残置ハーケンが2個
途中にもいくつか残置ハーケンがあります。
残置が心配なら、カムを使うのも手です。

終了点には、比較的大きな岩があり使えますが、埋まっている岩ではないので、心配ならハイマツを利用する。

9/19 7:43

9/19 7:58

モノリス岩が見えます

9/19 8:08

9/19 8:18

南稜の稜線は概ねこんな感じ

9/19 8:26

階段状のチムニー？
今回は右側を巻いて通過しました。

9/19 8:39

9/19 8:45

西穂高への稜線

9/19 8:49

9/19 8:49

9/19 9:12

ナイフリッジ状の稜線を進みます。

9/19 9:20

9/19 9:39

9/19 9:41

9/19 9:59

南稜の頭

カメラの時間がずれているので、撮影位置に注意

9/19 10:09

多くの人で賑わっていた奥穂高山頂

カメラの時間がずれているので、撮影位置に注意

9/19 10:09

奥穂高山頂付近から槍ヶ岳方面

9/19 10:11

ジャンダルム

9/19 10:49

前穂高北尾根

9/19 11:17

紀美小平から前穂方面を見る

9/19 11:18

9/19 12:36

重太郎新道下部から岳沢小屋

9/19 13:30

岳沢小屋
いいお天気なので、沢山の人が登って来ていました。

9/19 15:01

終了！
岳沢登山口

撮影機器：

DSC-WX350 SONY

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

sampei

全体的に浮石が多いので気を使いました。
天気が良いと、景色が最高で疲れ知らずです。

一方、帰りの重太郎新道は苦行そのもの。

Highland

お疲れさまでした。付いていくのにゼーハーしましたが、当方帰宅三日目にてようやく筋肉痛から回復、今朝ランニングしましたがめちゃくちゃ調子よかったです。たぶん心肺機能と脚が超回復してます(笑)。

大絶景の中で凹角リードさせてもらって楽しかったです。ただ、約3キロある9.5mm50mロープはオーバースペックでした。どうせ残置ハーケンで気休めの中間支点を取るのだから、墜落時の支点への負荷も考えてもっと細くて伸びるギリギリスペックの9mm30mくらいのシングルロープか、8mm60mのダブルロープを真ん中で切って持って行くべきでした。シングルでも約1.5キロ、ダブルだと1人1キロ強まで軽くできますし、安全面でメリットがあります。
次回（バットレスか八ツ峰縦走を想定　笑）はここを切り詰めることを考えたいと思います。

コメント

marron1208

絶景の中の奥穂、最高ですね！
私は同じ日のんびり徳澤から蝶ヶ岳でした笑
確かに奥穂南稜では50、60のロープは不要です。
凹角でも気休めなんで、30mのロープで十分です。懸垂も30mで足りました。

Highland

コメントありがとうございます
蝶ヶ岳は広い稜線から槍穂連峰の眺めが素晴らしくてのんびりできますね
地震についてもご無事で何よりでした

我々の計画を策定するにあたり、直前の南稜レコを大いに参考にさせて頂きました
重ねてお礼申し上げます
凹角登りたくてロープを持って行ったのですが、50m以下は沢用のセミスタティックしか持ってないのです
（終わってみればリスク取ってそれでも良かったかも、とも思います）
30〜40mくらいのロープって実際持ってれば使用頻度高そうなので、次は入手しようと思ってます