【黒戸尾根より長大な尾根で甲斐駒ヶ岳】富士見峠-入笠山-程久保山-釜無山-東谷頭-白岩岳-横岳-鋸岳-甲斐駒ヶ岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 46.6km
- 登り
- 4,026m
- 下り
- 4,328m
コースタイム
05:15 富士見峠 06:00 白岩岳 05:00 六合目石室
06:20 松目沢橋 07:12 2114標高点 06:39 甲斐駒ヶ岳
07:02 沢入登山口 08:53 横岳 07:43 八合目
08:27 入笠山 09:15 横岳峠 08:08 七丈小屋
09:02 首切清水 09:33 富士川水源 09:02 五合目
10:04 程久保山 09:58 横岳峠 09:31 刀利天狗
11:14 釜無山 11:48 三角点ピーク 10:38 笹ノ平分岐
12:43 2129.9三角点 12:42 鋸岳 第一高点 12:10 横手駒ヶ岳神社
14:16 2198標高点 14:00 鋸岳 第二高点 12:30 横手
15:06 白岩岳 14:29 中ノ川越 13:05 尾白の湯
15:26 三ツ頭 14:01 西村入口バス停
16:10 六合目石室
天候 | 10/6 ![]() ![]() 10/7 ![]() ![]() 10/8 ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:北杜市民バス(横手・日野春線) 西村入口(14:16)〜(14:36)日野春駅 400円 中央本線 日野春(14:55)〜(17:15)高尾 復路で利用したバス路線について 横手・日野春線は本数が非常に少ないです。 ※土、日、祝日は赤字の便が運休なので、さらに本数が少ないです。 横手からはもう少し便数があります。(西村入口から徒歩10分) 大坊・白須・大武川線や韮崎・下教来石線を利用することもできそうですが詳しくはわかりません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆富士見駅〜入笠山〜釜無山は一般登山道 松目沢林道は未舗装 沢入から入笠山山頂まで登山道 ![]() 程久保山は笹ヤブの道で展望はなし 釜無山登山口から笹ヤブが続き若干踏み跡が薄い ![]() 全体を通してテープは少なく、古いものが多いです。 腰丈〜膝丈の笹ヤブに分散した踏み跡が続く 2129.9三角点付近にはテープが多い 次の鞍部を過ぎると西斜面がガレ場と笹ヤブの混在 白岩岳北側に大量のテープ 山頂標あり、展望かなり良い(見える山は感想にて) 2189ピーク西尾根方面にテープあり 2114ピーク北側は二重稜線を複雑化したような地形(濃霧時などは注意) 2062ピーク下りは急坂 2062〜横岳間に地形図には表示されていない小ピークあり 横岳山頂には標識あり 横岳峠へは分散気味の踏み跡あり ![]() ◆横岳峠〜鋸岳(第一高点)は一般登山道 踏み跡は明瞭 三角点ピークから北へ20m弱で三角点の標石がある、踏み跡は編笠山方面に続く? 三角点ピークを越えると岩場になる。 ![]() ヘルメット必要、初心者はハーネス、ザイルが必要 小ギャップにクサリあり 鹿ノ窓からの大ギャップ底へのルンゼにクサリあり 大ギャップトラバース地点はザレ気味のために踏み跡薄い 大ギャップトラバース後は草付きを第二高点まであがる 第二高点には鉄剣が立っている 中ノ川乗越への下りは急斜面のザレ場 二張は幕営可能 ◆中ノ川乗越〜甲斐駒ヶ岳は一般登山道 踏み跡は若干薄いものの、特に危険箇所はなし 三ツ頭から烏帽子岳方面への道標あり 七丈ヶ滝尾根からの道と合流してすぐに砂地に出る。 ![]() 六合目石室は床面積の内、約半分が板張り 小屋の中だけは比較的キレイ 山頂までは岩のある尾根のものの、鎖場は一箇所のみ (下りでこの鎖場が恐いということであれば鋸岳縦走は非常に厳しい) 甲斐駒ヶ岳山頂は皆さんご存知の非常に展望の良い場所 ◆黒戸尾根は一般登山道 ![]() 黒戸尾根は情報が豊富だと思うので他は省略します。 横手駒ヶ岳神社は幕営不可 尾白の湯まで約1時間、自動車の料金所で歩行者も入園料を徴収される |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
7月に八ヶ岳を横断して以来、中学生の時に登った山の稜線繋ぎをやっていなかったのですが、
暑さも収まって来たので八ヶ岳山麓から甲斐駒ヶ岳まで繋ぎに行ってきました。
【0日目】
中央本線で富士見駅まで行き、待合室で一晩過ごそうと考えていたのですが、駅員がいたので諦めました。
仕方がないので近くの公園で一晩過ごしました。
【1日目】
夜明け前には出発し、富士見峠まで国道を歩いていきました。
歩道橋を渡り、大平集落を抜け、富士見スキー場脇の林道を登っていきました。
早朝にも関わらずスキー場には沢山車がやってきていました。
林道は砂利道でした。
かつては松目沢橋より川上に登山道があったようなのですが、見つけることができませんでした。
いきなり道に迷うのも嫌なので、沢入登山口からあがることにしました。
歩いてきた林道は沢入へ向かう林道と合流しているのでそちらへ向かいました。
沢入へ直接あがる林道は舗装路で、交通量が多かったです。
沢入登山口には数台車が停まっていて、ほとんどの車はさらに上まで上がっていってました。
登山口周辺ではキノコ狩りをしている人たちがいて、登山者は少ないようでした。
早朝は晴れていましたが、徐々にガスが出はじめてしまいました
。
入笠山の山頂でもガスは晴れそうになかったので、先へ進みました。
首切清水の水量が多いものの、飲料用ではありませんでした(自分は汲みましたが)
地形図では大阿原湿原を避けて稜線を歩くルートが書かれていたのでそれを辿りました。
地図には実線で書かれていましたが、実際は人ひとりが通れる幅の笹ヤブでした。
しばらくいくと再び舗装路に合流し、程久保山北のの交差点から程久保山へ登りました。
交差点は地形図で見ると六叉路?になっていますが、実際は四叉路のような気がしました。
周囲には林業用に施設や機材が置かれていました。
程久保山へは車両が通れる幅の切り拓きががありましたが、笹ヤブに覆われ始めていました。
山頂は直角に折れた地点でした。
近くに木に程久保山の名が書かれたリボンが付けられていました。
西へ下っていく道も笹ヤブでした。
再び舗装路に降りるとMTBのコースでチェックポイントになっていました。
釜無山登山口まで自転車に轢かれないように気をつけて進みました。
釜無山登山口には立派な看板が立てられていました。
登山道も立派なのかと思いきや、そんなことはなく2003ピークを巻いた辺りから笹ヤブが増えてきました。
地形図では西側に巻道が載っていますが、そのようなものはありませんでした。
山頂手前になると笹ヤブは胸丈ほどになるところもありました。
山頂は切り拓かれていて、北側に笹の海が広がっていました。
釜無山から南方向へは一般登山道では無くなるので踏み跡が薄くなっていました。
南へ濃い笹ヤブを進み、南西と南東に尾根が分かれている地点にはテープがあり、大昭和製紙の看板が着いていました。
ここを右折し、下っていくと比較的踏み跡がありました。
鬱蒼とした針葉樹林を予想していましたが、思いのほかナナカマドやカエデ類が多く、紅葉していてキレイでした。
2129.9三角点までは時折古いテープが幹に巻きつけられていましたが紅葉している時期だと遠くからは判別しにくかったです。
三角点周辺にはテープが多めに付けられていて、どこからくるのか分かりませんが、そこそこ登ってくるようです。
次の鞍部(峠の名前は分かりません)には釜無川側に踏み跡が残っていたので、もしかしたらそちらから登ってくる人がいるのかもしれません
地形図では西側の小黒川水系 笹ヶ平沢から、東側の釜無川水系 洞ヶ沢へかなり緩い道が載っているので、峠越えの古道なのかもしれません。
2193ピークまでは笹ヤブが勢いを取り戻しましたが、獣道を利用しながら高度を稼ぎました。
その先は西側がガレ場となり、白い石が目につくようになりました。
白岩岳手前で突如としておびただしい数のテープが付けられていていました。
そこから少し歩くと白岩岳の山頂でした。
山頂北側一段下ったところには幕営跡がありました。
展望は非常によく、東側には八ヶ岳・奥秩父、
南側には鋸岳の奥に甲斐駒ヶ岳・北岳と間ノ岳・仙丈ヶ岳、
西側には木曽駒ヶ岳を始めとした中央アルプス・木曽御嶽山
北側は木々が多いのですが、乗鞍岳・穂高〜槍の稜線
などを望むことができました。
夜は東の甲府盆地、西の伊那谷の夜景が広がり、とてもいいところでした。
[b]【2日目】[/b]
翌朝テントを出ると、ガスり気味だった前日と比べると遥かに見晴らしが利きました。
稜線上には薄いながらも踏み跡が続いていました。
2189ピークの西尾根方面にはテープが付いていました。
稜線は比較的細いので躊躇せずに進めました。
2114手前の鞍部は二重稜線を複雑化したような地形でした。
東偏気味だったので南下する場合は南西方面に下ってしまうので、極力東側の尾根に乗って進みました。
山頂部まで二重稜線でシダが多かったです。
2062標高点からの下りは急斜面で難儀しました。
地形図では表示されいないほどの小ピークは右に巻道が付いていました。
横岳への登りはさほど急坂ではなく登りやすかったです。
山頂には看板があり、"静岡山の仲間山岳会"のシールが貼ってありました。
この山岳会のシールを見るのは、白岩岳を含めて今年で4回目とよく出会っているような気がします。
横岳からの下りは踏み跡が増えているものの倒木が多く、踏み跡は分散気味でした。
横岳峠で運良く釜無川からの登山者が上がってきたので水場の状況を教えてもらえたので、立寄ることとしました。
空身で水場までは下りが10分、登りで20分程度でした。
水量は水浴び出来るほど多く、美味しい水でした。
再び、峠まで登り返して先へ進みました。
序盤はなだらかな道でなかなか高度を稼げませんでした。
途中、鋸岳が望める場所があったので、一回休憩を挟みました。
三角点ピークまで登ると横岳峠で出会った人に追いついてしまいました。
焦らせては悪いので休憩と三角点を確認してから鋸岳第一高点を目指しました。
一旦岩場を下り、ピストンの単独行の方と挨拶をして、ひと登りすると山頂でした。
山頂では三角点ピークで追いついてしまった方が待っていてくれたので、しばらく談笑しました。
展望は非常によく、特に甲斐駒ヶ岳の眺めが良かったです。
ここから急坂を下ると早速少ギャップでした。
ほぼ崖で高さは10mほどのクサリ場で下りました。
すぐに対岸の15mほどの崖をクサリで登り返しました。
これを越えると鹿ノ窓でした。
鹿ノ窓にもクサリが付けられていて、正面には仙丈ヶ岳が見えました。
クサリの長さは20mくらいはあったと思います。
非常に長いためクサリは重く、足場を確保しながらクサリをつかむのは面倒だったのでクサリはあまり使いませんでした。
クサリは懸垂下降の支点代わりに使われているのか、クサリの途中にスリングが着けてありました。
クサリ場を降りきると大ギャップの下のトラバースでした。
岩が脆かったのであまり掴みませんでした。
大ギャップ底から流失している岩屑が部分的に踏跡を消していました。
大ギャップのトラバースが終わると草付きを登るので比較的安心できました。
草付きを登り切ると鉄剣が見えました。ここが第二高点でした。
第一高点がすぐ近くに見えていましたが、この僅かな距離を1時間半もかかったことに驚きました。
第二高点からは相当急なザレ場を下っていきました。
左手には岩塔があり、今にも崩れそうでした。
日没まで時間がなければ中ノ川乗越でビバークしようかと考えていたのですが、
まだ時間があったので六合目石室まで行くこととしました。
幕営跡は2ヶ所ありました。
中ノ川乗越から急登すると比較的すぐに熊穴沢ノ頭でした。
ここからしばらくは山梨側の樹林帯の道でした。
三ツ頭には烏帽子岳方面への真新しい標柱がありました。
ちなみに翌日出会った登山者によると大岩山からのルートが今年開通したようです。
(ヤマレコ内でも何名か歩かれていました。)
分岐から少し進んだところが山頂でした。
山頂から先は長野県側が切れ落ちていました。
しばらく進むと砂地があり、さらに進んでいくと六合目の石室でした。
室内の半分は床が付いていました。屋根は非常に新しいものでした。
他は非常に簡素で登山者ノートさえありませんでした。
水場は砂地から南へくだりで10分とのことでしたが、枯れていたのでさらに下降して汲みました。
小屋周辺は真新しいゴミだけは少ないようでしたが、掲示されている紙には
登山者の増加と共にゴミが非常に増えていて、その結果ネズミもいるとのことでした。
この夜は他に登山者が来ることはありませんでした。
[b]【3日目】[/b]
日の出前には石室を出て、甲斐駒ヶ岳を目指しました。
花崗岩質の稜線を上がっていきました。
這松も出てきましたが、さほど邪魔ではありませんでした。
標高2800mほどのところで日の出となったので周囲の写真を撮りました。
この日も非常に天候に恵まれ、白岩岳から望むことができた山に加えて白山も見えました。
最近は頻繁に顔を見せてくれる白山に登ってみようかな?と思いました。
御来光を見てから再び山頂へ登りだしました。
なんと山頂には登山者がいませんでした。
前回来た時と登頂時刻はほぼ変わらなかったのですが、平日だったからなのかもしれないです。
山頂からは今まで影に隠れていた鳳凰三山と富士山も望むことができました。
満足するまで山頂からの景色を脳裏に焼き付けてから黒戸尾根をくだることにしました。
山頂から降りていくとちょうど山頂を目指して登ってくる人がちらほらいました。
七丈小屋の水場は豊富でした。
ハシゴなどもいくつもあり、楽しかったです。
黒戸山は残念ながら巻いてしまっているので登れませんでした。
刀利天狗で休憩して刃渡りに挑みましたが、思いのほか普通の岩場…
なんでこんなところにクサリというか手すりが…? というほどの場所でした。
ダラダラと笹原をくだって行くと笹ノ平でした。
ここから右に曲がり、横手方面へと向かいました。
古くからの道のためなのか分かりませんがかなり傾斜の緩い道でした。
横手駒ヶ岳神社にはかなり多くの石碑がありました。
看板には幕営禁止等々書かれていました。
黒戸尾根から登る場合ならここに泊まりたい気持ちもわからないでもないです。
ここから舗装路となり、県道614号を左折して尾白の湯まで行きました。
ここは自動車で来るのが当たり前らしく、歩行者も駐車場の料金所で入園料を徴収されました。
よほど歩いてくる人が少ないためなのか、係員の方が戸惑い気味でした。
尾白の湯館内で北杜市民バスについて教えてもらおうかと思っていたのですが、
受付の人も、幹部のような人もそういうものは利用しないから分からないということでした。
てっきり、市民バスというのは地元の人が使うのかと思っていましたが、そういうことではなさそうでした。
帰りに利用しようと思っていたバスは非常に本数が少なく、
1本逃すと3時間半も待たなければならないので、早々に風呂からあがり
西村入口バス停まで行きました。
バスが来なかったらどうしようかと気を揉みましたが、時刻表通り来てくれました。
日野春駅まで比較的低料金で乗ることができました。
この駅からは中央本線で直接帰ることができました。
[b]【まとめ】[/b]
八ヶ岳から南アルプスまで繋ぐことだけを考えて歩いたのですが、思いのほか楽しめる稜線でした。
釜無山から先の登山道がないところでは重苦しいほどの針葉樹林帯を想像していたのですが、
そのようなことはまったく無く、むしろ笹原と広葉樹の稜線でした。
水を節約するために涼しい時期を狙って歩こうと思っていたのですが、
そのお陰で、紅葉した美しい景色を楽しむことができました。
白岩岳は予想外に登られていて、展望も非常によかったです。
また、天候にも恵まれたので非常に遠くの山も望むことができました。
そして、南アルプスの中では最も難しい岩稜?の縦走もリスクを減らして歩くことができました。
釜無川から鋸岳第一高点までは、ある程度山に登っている人なら行けると思いました。
(常に道標頼りや、メジャーなルートしか通ったことしかない、山に地図を持って行かないような人は除きます)
第一高点〜第二高点〜中ノ川乗越は一般向けではなく、クライミングの基礎くらいは学んでいる人向けだと思いました。
クサリはありますが、それを頼りに通過するならば、足を踏み外した時に腕の力だけで体重を支えられる位の余裕が必要です。
個人的にはそれに加えて、テント(重いということであればツェルト)や一泊分の水と食料ぐらいは用意しておくべきです。
六合目石室まで行けば水なんていくらでもあると考えて行動するのは危険です。
厳しいことを書いていますが、それ相応に甘くはないルートでした。
これで富士見峠から甲斐駒ヶ岳までほぼ稜線に沿って繋ぐことができ、南アルプスが八ヶ岳と接続されました!
自宅近くの丘陵地帯から稜線を繋ぎに繋いで、ついには3000m峰々と繋ぐことができました!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ピストンで行っても大変な鋸岳に入笠山(クルマで登ったことあり・・・)からはるばると・・・、最後は黒戸尾根ですか!
北岳は白根三山の屏風の右端で構えているより(あれってメインは間ノ岳だし)北から見た鋭い山容が好きですね。切手で有名な浮世絵「見返り美人」のように腰をひねって振り返っているような気がして「見返り北岳」と自分では呼んでます。
それにしても超のつく展望日和だったようで何よりでした。
鋸岳のピストンだと林道が長いですからねぇ
でも電動自転車とか利用している方もいましたよ
こちらからの北岳は確かに腰をひねった感じですね!
その呼び名を自分も今度から使っていこうかと思います。
一日延期したかいがありました。
展望にも恵まれ、静かな稜線で紅葉を満喫出来ました。
こんばんわ。
鋸岳から甲斐駒まではいまだ未踏ですが、
そのうち行ければ行きたいなと思っています。
六合目石室内部の様子など良くわかります。
テント装備で行ったんですよね。
重さは何キロくらいだったんですか?
ザイルやロープワークなど無知ですが、
必要なのでしょうか?
もちろんテン泊装備ですよ〜
この時は普通の縦走装備だけだったので25kg以下だと思います。
鋸岳周辺の岩場についてですが、
ヤマレコを通して色んなレベルの方の目に触れる可能性があるので厳しめに書いています。
(この山行中でもGPSロガーで現在地を確認できていると自慢しているのにもかかわらず、
第一高点手前の三角点ピーク付近の登山道で道に迷っているユニークな登山者もいました。)
危なそうな岩場にはクサリが付けられているので、それに頼れば通過することができます。
(残念ながらクサリ場での滑落や死亡事故も発生しているようですが…)
岩は脆いので、自分が通過の際はヘルメットは装着しました。
もし足を滑らした場合にはクサリを握力を頼りに身体を支えられれば大丈夫なような気がします。
県境を忠実に縦走ということになると、
大ギャップと呼ばれる場所を通らなければならないのですが、
それについては自分は迂回したため、下方からしか見ていないので詳細は分かりかねます。
しかし、ウェブ上の情報を見ているとクサリはなく、残置ロープがあるような…ないような?感じです。
残置ロープの強度については保証できませんし、ハーネスや確保器などが必要となってきますのでオススメはしません。
個人的にはザイルやハーネスが無くても大ギャップを除けば、縦走できると思いますが、
甲斐駒から鋸岳方面への道標にはザイル、ハーネス、ヘルメットが必要と明記されていますので、
リスクを減らすためにもガイドを雇うのもひとつの手かと思います。
それから、当然といえば当然のことなのかもしれませんが、雨天時はかなり危ないと思います。
長文ですみません…
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する