大文字山(鹿と鉄塔と夜景) 府県境の倒木が処理されていました
- GPS
- 06:47
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 731m
- 下り
- 722m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:47
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京都市バス5系統:河原町四条→銀閣寺道 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に歩きやすくわかりやすい。特に大文字山山頂までは人通りも多い。 府県境(北側)を雨社付近まで西進する川沿いのルートは、材木が散らばっており地盤が緩め。 (以上 kumakumo) ●藤尾川林道から雨神社へと続く府県境について 府県境は林道を離れて、西側へと続き、急に北に向かっていく。その北側に進むところが、3年前の台風のため倒木で通行困難な箇所となっていた。ところが、今回久しぶりに通ってみると、倒木が片づけられている。見通しもよくなってます。 ただし、安全に通行できるようになったかというと、そうともいえません。草木がまったくない状態の所に雨が降ったためか、結構崩れかけています。しばらく、草木が生えてくるまで様子見が必要かもしれません。(sayup18) |
その他周辺情報 | 銀閣寺周辺の店は、営業しているところが多くなってきました。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
山に行くときには、何か不測の事態があったときのためにヘッドライトを持参しています。あくまで、何かあった時にと思っていたので、今まで山道で使ったことがありませんでした。そこで、ちょっと経験しておこうということで、勝手知ったる大文字山へ。
使ってみた感想は、知っているところだと安心して使えますが、足下を照らしながら進むので、知らないところでは分岐を見落としたりしそうです。もう少し、経験を積む必要を感じました。
日が暮れるまでの時間調整を兼ねて、府県境を辿ってみましたが、以前に倒木で覆われていた所が、処理されていました。京都の周辺では、荒れ果ていって廃道になってしまいそうな所もある中で、ありがたいことです。
大学時代に、友人に車で京都東山の将軍塚へ夜景を見に連れて行ってもらったことがありましたが、今回は自分の足で登っての夜景でしたので、感慨もひとしおでした。そのうちに、西山連峰でも夜景を見てみたいと思いました。
約3ヶ月ぶりの大文字山。午後からのスタートということもあり、
次々と人が下りてくる。前回は二度も鹿に出会えたけれども、今回
は無理だろう。
しばらく呑気に歩いていると、高いところで突然「ケーン、ケーン」
というような声がした。鳥よりも厚みのある響き。すると同行者の
sayup18が「あ、鹿!」と叫んで右上前方を見上げている。半信半疑
いや、三信七疑ぐらいで同じ方向をしばらく見つめていたら、何か
が動いた。鹿だ。まさかの本当だ。白いお尻が一つ、二つ、三つ。
ゆっくりと向こうに移動して行った。
府県境を辿って山頂に向かう道は、水流の横で湿った軟らかい土に
いろいろな足あとがついていた。熊なのか鹿なのか、けっこう深く
掘れているものもある。すると、今度もまた突然、右手の斜面の上
を鹿が三頭、見事に走り抜けて行った。立派な王様のように大きい。
このあたりは、数年前までは倒木で塞がっていたそうだ。いまはそ
れがすっかり整備されて、感謝感激なのだという。そうは言っても、
その以前の様子を知らなければピンとこない。どちらかといえば、
材木業者が伐採作業を途中で中断して、ずっとそのままにしている
ようにさえ思える。罰当たりな無知であろう。
それはそうと、自然災害で生じた倒木を「片付ける」とはどういう
ことなのだろう? 神の業とは思えない。この山を通る多くの人間
にとっては嬉しくありがたいことなのかもしれないが、山やそこに
棲む野生の動物たちにとってはどうなのか。土の上に深くえぐれた
足跡を見て、さぞかし走りにくかったのではないかと思う。機会が
あれば、インタビューしてみたい。
山頂に戻ると、何かの拍子に調光レンズのメガネを体験する機会が
訪れた。これは驚きだ。山々が何層にも見える。街の建物は一つ一
つが立体になっている。大阪方面を見れば、あべのハルカスと仲間
のビル群も、一つ一つがビルらしい形で林立していた。ただのトゲ
トゲにしか見えなかった比叡山の山頂には、確かに建造物がある。
いままで見ていた眺望は二次元だったのか。生きている間にそのこ
とに気づけたのはよかった。
本日、いつまでも大文字山界隈でモタモタしていたのは、夜景を見
るという大きな目的があったからだ。
木々の茂る山中では、日入りを待たずとも山道がけっこう暗くなる
が、日没観賞ポイントの火床では、なかなか日が落ちない。しかし、
太陽はやがて、西方に棚引く層雲の向こうに姿を隠してしまった。
下界では少しずつ町の灯りが目立つようになり、山の稜線は闇に溶
けていく。
遠く大阪方面を見やれば、なんだか色味が明るく賑やかだ。一方、
眼下の御所とその一帯の町は、一つずつ普通の白い灯りが静かに
灯っている。
御所は、標高こそ高くないのに、まるで山のようにそこにあった。
コメント
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動物たちも生きるのに必死ですね。大文字には日参とはいきませんが、三日と空けずに登ってます。年寄りの冷や水ですね。山行には良いシーズンですが、暮れぐれもお気をつけて山行なさって下さい。
関電鉄塔高島線125のてっぺんが黄色いと気付いたのは、相棒のkumakumoで、私ではありませんよ。他の写真のコメントを見ると解るのですが、見ている視点が私と少し違っているようです。そこが、面白いところでもあるのですが。
最近は、鹿はどこに行ってもいますね。かなりの頻度で見かけます。幸いなことなのか、瀕死の鹿には出くわしたことはありませんが、骨となってしまった鹿には何度か遭遇しました。なんともいえない気分になりますね。
このごろは、季節的に下草が多く茂っているため、あまりマイナールートの探索はしていません。そのせいか、安心して山行きできているように思います。
季節外れの高い気温の日が続きますので、sinobu59さんも健康にはお気を付けください。
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