記録ID: 3581851
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沢登り
丹沢
道志川室久保川水系 西棚ノ沢
2021年09月11日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 439m
- 下り
- 426m
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■西棚ノ沢 ほぼ平坦な流れで随所に平穏なナメ床が続く。 丹沢ネットワーク編『ウォーターウォーキング2』(白山書房)にも紹介されており、 まさにウォーターウォーキングの名に相応しい渓相だと思う。 ただし平指山への最後の詰めは崩壊砂ザレでちょっと登れないので、初心者は途中の越路林道で 終わらせ、越路林道(やや荒れた箇所あり)〜室久保林道を下りた方が無難か。 遡行グレード 1級 ‘算屬療鬚鮓送り、室久保林道を進むと的様の案内板があり、室久保川に下りる 径路があるのでこれを使い、室久保川に下りたつ。ゴーロ河原を100mも下ると 左岸から水量比3:1で西棚ノ沢が合わさる。室久保川右岸はバンガローが並ぶ。 西棚ノ沢に入ると左手に東屋があり、2条5m滝が架かる。中央右上バンドを 使い登っていく。(教蕁 △修両紊1〜1.5m小滝とナメが混在して続き、早速癒される。今回はヌメリもない。 Co750mで右(北西)から水量僅かな半壊石積み堰堤を持った支流が合わさり、 本流は西から南南西に向きを変える。この先もナメが点在。 Co760mで左(南東)から半壊石積み堰堤を抱えたほぼ涸れた支流を迎え、 本流は南東から西に大きく向きを変え、少しで2段段差状ナメ、4カ所に点在する ナメ床が相次いで現れ平和な遡行だ。 Co780m二俣は水量比5:1。 右沢は5×15mナメ、本流の左沢は2条5m滝。流芯左から細いバンドを伝って 登ることも可能だが、もろに水を被るので、10mほど戻り右岸(上流に向け左手) のバンドから容易に巻ける。 すぐに785m二俣で水量比は1:2。その先にもナメ床が出てくる。 Co795mは水量比2:3で流域面積から見れば実質上の二俣かと思う。 水量の多い右俣に入ると、左側はえぐれて土層が丸見えになったザレ土壁だ。 Co815mで右から長さ5mほどの白ナメが水量比5:1で流れ込んでくる。 最初はインゼル(中の島状地形)かなと思ったが、少しの間本流と並走する支流 のようだった。 すぐに右岸側に古く、屋根に細木や草が繁茂した東屋が現れ、越路林道が沢を 横断している。橋もないので最初は林道と認識できなかった。 先ほどの815m支流には3×8m程度のナメ滝が架かっていた。 本流である南南西の沢を進むと2×5m、1×3m小滝が続き、Co835で水量比 1:1の二俣。この右沢は雑木ノ頭と鳥ノ胸(どんのむね)山の間のコルに突き 上げる沢だが、ちょっと厄介な小滝(棚)があるらしい。 本流と思しき南向きの左沢へ進む。少し上を並走していた越路林道が離れ出し、 沢は西向きに曲がっていく。 ┐垢阿貌鄒掌きに変わると左手に苔の岩群が積み上げられている。辿ればこれは 工事用道路の跡で、岩はおそらく人為的にどかして積み上げられたものだろう。 沢は南南東から再び西に変わるところがインゼルになっていた。 Co940m二俣は水量比5:1で右沢は雑木ノ頭に詰め上げる。 左沢に入ると2×5m(教蕁法4×20mナメ状。 この沢の上流部は次第に苔の岩が多くなってくる。 Co1000m二俣は水量比1:0。中央に3mほどの三角苔岩が鎮座している。 左沢に進むと、2段2m(供法岩状1.5m(供棔法△修靴独〔臂小ゴルジュ。 CS1.5m(中央供棔銑掘次法CS1m(供棔法 右側に水が僅かに滴る黒壁が見えたら、一見取り付きにくそうな5m滝だ。 左から取り付き右へ(掘次法 少し先に明瞭な2段構成の5m滝。下段はやや左から中央を登り(掘次法 上段は中央を登った(掘次法 その後は斜度も次第に増し、トイ状のナメ床が続いた。この辺でようやく水涸れ。 稜線間近でY字形になった砂状崩落地となる。 柔らかめの砂岩なら何とかキックステップ等で対応できるのだが、この崩壊地は 底が固められた砂岩で斜度も急。 Y字状左側の右隅にある倒木まで脆くも硬くもある急斜を騙し騙し上がり、倒木 より上は右との中間尾根状斜面のボロボロの根っこを使って、その中間尾根状に 生えた木を目指して何とか這い上がった。 詰め上がった尾根は平指山から東北東に伸びる支尾根で、右に僅かに登り、平指山 1146mに出る。 この崩壊地詰めは避け、見えたら左右の尾根の弱点を見極めて巻いた方がよいかも しれない。 ■平指(ひらさす)山〜浦安峠〜室久保林道 平指山1146mはテープに山名が書いてあるだけで展望は利かない。 もし鳥ノ胸山方面から歩いてきた場合は、先ほど詰めた平指山東南東尾根に そのまま入り下ってしまう可能性もあるので、一般登山者も注意を。 浦安峠には南南西方向に下る。時々古い標識が残っているが、踏み跡は薄い。 浦安峠が近くなると踏み跡は東および南東側に斜面をジグザグ下りていき、 明瞭な三ケ瀬室久保林道に降りたつ。 砂状だが快適な室久保林道を東北東へ向かう。 少しで第一のゲート。左から巻く。 右岸から橋を左岸へ渡り、室久保川上流部のノマノ沢を右手に見ながら緩く下る。 途中右から横浜市の野営施設含む道が2回合わさり、左から越路林道が合わさる。 だらだら下っていき、ヘアピンカーブを過ぎて少しで白鳥橋。 再び左岸から右岸へ渡る。 的様も近付いたところで第2のゲート。左右からは巻けないので柵の間を申し訳 なく潜る。 最近は至る所でゲートが施錠されてしまった。管理、責任問題、地権問題が次第に クローズアップされがちの昨今。何となく哀しい。 |
写真
感想
下流部から中流部まで
ずっとアオサギが先導してくれました。
ありがとうね。
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