奥日光 湯元温泉から錫ヶ岳と宿堂坊山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 605m
- 下り
- 1,619m
コースタイム
6:00錫の水場(60分)錫ヶ岳(185分)ネギト沢のコル(20分)宿堂坊山(68分)柳沢川堰(22分)西ノ湖入口バス停13:30
天候 | 快晴。朝は稜線雲がかかり視界不良 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
マーキングばしばし打ってあるので足元が不明瞭でもなんとかなるが 地図読みが出来ることが好ましい。でないと万が一間違えても気づけない。 下山に使った尾根は踏み跡なし。リボンが少しだけある。 最後は渡渉が必要で靴を脱がなきゃならなかった。冷たくて痛い。 |
写真
感想
2013.10.17-18(木-金) 晴れ 単独
まず始めに地図読みが出来ない人は絶対に行かないで下さい。
冗談抜きに帰って来れなくなります・゜・(つД`)・゜・
今年こそ両毛国境縦走だーーーー!!
と収集していた情報をまとめ、計画し、準備していたのに
台風が来やがりました(怒)
雷シーズンが終わり 本来ならば台風の心配もそれほどない時期になってきた頃なのに
なに、この連発台風は。ぽんぽこ来るじゃないですか。
本当ならば16-18の三日間で湯元温泉から錫ヶ岳-宿堂坊山-三俣山-皇海山-六林班峠-原向と
一気に抜けてしまおうと思っていたのに…残念。
日が近づくにつれて三日間すべて潰れる予報だったのがずれ込み
初日のみ台風の影響を受ける状態に。
よし。ならば、エスケープルートとして設定していた宿堂坊山東尾根を下山ルートとし
途中まで縦走して来年に繋げようじゃないか!!と言うことで
紅葉シーズン真っ只中の10/17 日光入り。
心配していた渋滞による入山遅れもなく予定通りの時刻に湯元温泉に到着。
「あれれ?車庫がなくなっちゃってる!!?」
前まであった大きな屋根付き車庫がなくなり小さな庇のバス乗り場が出来ていました。
夏場雷雨の時ちょっと嫌だなぁ(^_^;)
駐在所で登山届を提出した後、スキー場へ向かい準備を整え入山。
白根沢脇の荒れた道をのんびり歩き、標高も1900mくらいになると前夜降った雪が姿を現す。
雪が現れるといってもうっすら付いている程度なのでなんの支障もない。
ただ、これだと藪っぽい区間が濡れるだろうなぁ…
前白根では、平日だというのに4組の登山者とすれ違った。
そして、軽く補給をした後 避難小屋への道を無視して白錫尾根へ!!
白根隠山への道は、アルペンチックで開放的で気持ちの良い道なのですが
奥白根山への登山ルートからは外れるので歩く人はまばら。
奥白根登った後に奥白根平から登ればすぐなので時間的に1時間割けるようであれば
足を延ばしてもらいたいのもです。
そんな白根隠山を楽しみ笹原を行くとすぐに白桧岳へ。
丸っこい山頂でガスに巻かれるとちょっと厄介(/´△`\)
んで、ここから20cmの笹原になる。踏み跡を笹の間から読み歩くのだが
時々倒木があるので注意が必要だ。くじいたり躓いたりしてしまう。
面倒がってレインパンツを履かないでいたら靴の中まで濡れてしまった(笑)
笹原から森へと移行し、苔のキレイな森の中の道をしばらく行くと
小さな広場へ出てテントが張れる。ここが錫の水場となる。
水場までは1分程度でかなり細いので渇水期は期待できません。
しかもフェイントで手前と奥にあるので 錆びたパイプの水場が枯れていても
少し下に水道管の水場があるのでそちらで汲むといいでしょう。
ただ、結構微妙な状態です。
錫の水場で夜明かしした後、一路 錫ヶ岳へ。
錫ヶ岳までは踏み跡は笹や石楠花、シラビソなどに隠れるも明瞭についていて
歩き慣れた人ならば問題にはならないでしょう。
池塘ぽい二つヌタ場の斜面を上がると奥日光が眺められる。
早朝であれば男体山の背から太陽の陽が浴びられるだろう。
錫の水場からは1時間もあれば錫ヶ岳に登ることができる。
ただ、一般登山道しか歩いたことのない人は無理です。修行して出直しです!
錫ヶ岳からは道がさらにわかりづらくなる。
急な斜面を下ると左手側が開けた急な笹斜面になる。正面は樹林の尾根。
思わず樹林へ行きたくなるがそちらに行くと行き詰るので笹の斜面を行く。
よくよく見ると笹の斜面の下に栃木の道標が見つけられるはずだ。
ここからが特に難しくなる。尾根が広がり地形が読みにくい。
正直、私のレベルだと読み切れない。地形を見ながら歩く方向を決めはするが
栃木の道標を探す。錫ヶ岳から先、この道標がこれでもかっというくらいに
バシバシ打ってあるので それだけで歩けないことはないのだが
それじゃ面白くないので 地形を見てから道標を探す。
宿堂坊山までは絶えず道標が確認できるので5分以上確認できなかった場合は
ルートから外れているので戻って確認するのがいいだろう。
唯一2077m峰だけはルートが分かりづらい。
下りだしが二方向に見とれどちらかをとるかで進路が変わってしまう。
そのほかの地形図で引き込まれやすそうな尾根や過去の記録で言われている迷い尾根は
今では迷うことはないだろう。明らかに本線よりも荒れているので
よっぽどの間抜けか視界が悪くなければ入らないはずだ。
少し広い柳沢のコルまで来ると宿堂坊山はもうすぐだ。
笹やシャクナゲに体力を持っていかれ時間と距離以上に疲れているが
足は順調に出ていく。予定より1時間遅れで宿堂坊山に到着した。
宿堂坊山では携帯の電波が入ったので現在位置と下山ルートをメールしておく。
予定通りに進行。宿堂坊山より東尾根で下山する。と
宿堂坊の山頂直下にはテントを張るスペースもあり、水は汲めないがここで休むことも可能だろう。
そんなテント場から東尾根は伸びている。
出だしに藪があり疲れ始めていたので嫌って左へ避けたら
流されすぎて枝尾根に入ってしまった。いつまで経っても斜度が緩やかにならないのでおかしいと
尾根の方向をみたら全く違う方向を指していた。あらら。しまった。
仕方ないので本線はすぐそこに見えるのでルンゼ状をトラバースして戻ったら
リボンが申し訳ない程度に続いていた。そこからは地形を読みながら急斜面を降っていき
尾根を突端まで降る直前にコルになる左は急。でも降りられる。
右は緩やか。安全に歩けるが大回り。どちらも柳沢川に遮られる。
うん。安全で。右から降りて柳沢を靴を脱いで渡渉。最後の〆がこれとは(笑)
後は西ノ湖入り口バス停まで林道を歩くのみ!!久々に歩ききった!と言う感じに慣れた旅でした。
楽しかった!!今年はもう無理なので来年こそは!!
帰りはいろは坂の登りはえらい混んでいたようでバスが全然来ない!!
湯元で温泉にでも入って空いてからゆっくり帰ろうかと思いましたが
やめて さっさと市街へ降りたのですが渋滞で下りも遅れが出ました。
快速まで20分くらいだったので「こりゃ、乗ってしまおう。今なら座れるはずだ。」
と、さかえやで揚げゆばまんじゅうを3つ買い込み。売店でお菓子を買い
区間快速へと乗り込んだ。出発15分前にはほぼ満席になった。
予想通り! 悠々と座席で揚げゆばまんじゅうを頬張りながら
撮ってきた写真を見返し始めると通路まで立ち客を乗せた電車は一路浅草を目指すのだった。
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