清水岳〜東餓鬼岳〜東沢岳〜燕岳
- GPS
- 14:22
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,587m
- 下り
- 2,575m
コースタイム
- 山行
- 11:34
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 14:22
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・中房温泉〜有明山分岐 明瞭、岩場が多いかと思ったがそんなことはなかった。分岐はかなりわかりやすい。 ・有明山分岐〜清水岳 獣道か踏み跡が多くあり、踏み跡をロストしても、尾根部分に補正すると大体ルートが復活している。 清水岳山頂ななにもない。 ・清水岳〜東餓鬼岳 東餓鬼岳への登り返しから植生が密になり、踏み跡がなくなる。大岩を左にまいてからの山頂直下100mの高密度なハイマツ帯が核心。山頂まであと3mの所で通貨に5分要した。山頂はテント7,8張りは行けそうな広場。 ・東餓鬼岳〜東沢岳 浅いハイマツ帯とシャクナゲ樹林帯が交互に現れる。常に稜線を歩かないと大変なことになる。 ・東沢岳〜燕岳 登りを終えて平から燕岳区間がどこでも歩けそうだがルートロストするとやっかいなことになりそう。 平常時はルンルンの稜線歩きができる素敵な所だろう。 ・燕岳〜中房温泉 類をみない程の整備され具合、恐ろしく歩きやすかった。ニコニコのヘッデン下山でした。 |
その他周辺情報 | 中房温泉駐車場第一、第二、第三は午前一時時点で満車。第四まで降りると空きあり ラーメン三空 https://www.google.com/amp/s/s.tabelog.com/nagano/A2005/A200501/20022861/top_amp/ |
写真
感想
シリーズ二度と来ねえ第一弾
そろそろ北アルプスに登れるチャンスも少ない季節になったのでちょうど高山なら紅葉を楽しめる季節に行ってみることにした。
場所は燕岳、ピストンだと人が多過ぎで萎え萎えなこと必須なので、目を付けていた有明山の尾根からの周回ルートを試みてみた。
下山した後で、小川山組と焚き火合流できれば充実しそうと胸を躍らせながら現地に向かった。
中房温泉駐車場に夜中の1時に着くと既に一杯、、なんとか止められて仮眠した後、5時過ぎに出発した。
途中までは有明山の登山道なため何の問題もなく淡々と上る。分岐からのバリエーション区間も清水岳までは踏み跡が多くあり、これぐらいなら秩父とかの登山道と変わらんぞと余裕綽々ですすんだ。
東餓鬼岳まで後少しの所で大岩が立ちふさがり、大きく巻きながらシャクナゲのトンネルをくぐると稜線にでて完全にハイマツの海となっていた。核心の登場である。
びっくりするぐらいに進めない。よく藪こぎでハイマツは空中浮遊して進むとか言われてるが、あまりの密度と背丈を越える大きさで上に乗って進むより他ない。両手でハイマツを下に思い切り引き下げて足をハイステップで完全に載せてハイマツに立ち込む。これを80mアップするまで繰り返す。気が遠くなった。通過に1時間かかった。
東餓鬼岳は白砂が敷き詰められさながら日本庭園のよう、暫し休憩して進み始めると、低いハイマツ帯が中心でここからは楽々通過かとたかをくくっていたが、中間部のシャクナゲ樹林帯で道を踏み外した。稜線上よりも少し巻き気味で行ったほうが進みやすかったのでだましだまし進むと、気づけば稜線より30mも下をトラバースしている。。稜線復帰しようとしたがシャクナゲとハイマツがまるでファランクスのごとく鉄壁の装甲を誇っており全く上がれない。。
どうすんだよこれ、半分泣きそうになりながらシャクナゲを両手に掴んで絶望的なトラバースしながら藪藪クライミングをしていたら、蜘蛛の糸如く露岩が出現、露岩はそのまま稜線まで繋がっており稜線復帰を果たした。
その後、這々の体でゾンビみたいになりながらも、なんとか東沢岳の山頂に辿り着いた。東餓鬼岳から東沢岳は二時間予定だったが、三時間要した。無意味なトラバースが一時間プラスであった。
登山道復帰後にハイマツが刈り取られているのみて感動した。
時刻は14時半、これから燕岳越えてか、、とヘッデン下山を核心。燕山荘までとにかく日没までにいかなければと必死で歩く。
燕山荘に辿り着いた時はまったりしている登山客を見て、もうここで泊まりたくて仕方がなかった。。小川山組に連絡してヘッデン装備とジャケットを着込んで足早に下山。
その後、間もなく夕闇が迫り、ヘッデン下山となる。メンテナンスが行き届いているのでいっさい迷うこともなく淡々と降る。
漫画喫茶で一泊して次の日、小川山に向かいました。
今回信じられない程、辛かった。東餓鬼岳直下のハイマツ帯は背丈を越える密藪で辛かったが距離は長くなかったのでアクセントとして楽しむこともできなくはなかった。
東沢岳に向かう所で藪藪トラバースは八方塞がりでほんとに辛かった。マジで遭難するかと思った。
もう二度と金を積まれても行きたくないが、帰り際に何度も歩いてきた稜線を撮ったり印象深いルートではあった。
年に一回くらいこんなルートをひっそり歩いてもいいかもしれない。すると南アの大唐松尾根とかか、、
教訓
ハイマツ、シャクナゲ帯をトラバースして越えるのは厳しい。稜線復帰ができなくなる。
ハイマツ漕ぎは受粉が凄いのでマス山荘で買い物しちゃうかもと浮かれてマスクを持って行ったが別の意味で必要だった。
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