麦草峠より紅葉見ごろの高見石・中山・にゅう・白駒池周回(長野遠征2日目)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 719m
- 下り
- 709m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:40
腹をくくって諏訪側にある展望台の駐車場から登ることにして、直ぐに引き返したのがまあ判断としては正解でした。途中にたまたま1か所駐車できそうなスペースを見つけて、ここに停めました。麦草峠まで徒歩30分ぐらいの地点、岩小場バス停の真ん前でした。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
苔むした大石の上を渡り歩くような道が多く、下りは石の上が超滑りやすい状態になっているので、滑って転ばない様、ご注意ください。あとはお決まりの泥寧の道も至る所にあり、くるぶしの浅いシューズは厳しいです。 |
写真
感想
上記の通り、かなり出遅れたので、この日のあわよくば天狗岳ピストンの計画は、さっぱり諦めて、ゆっくり紅葉見物しながら周回することに。白駒池周辺は激混み状態であることは容易に想像できたので、白駒池が午後の遅い時間に行くと決めて、まずは反時計回りで、麦草峠からは高見石を経由して中山展望台、にゅう、白駒池と進むことにしました。
高見石は久しぶりの再訪、こんなにお天気で視界の利く時に来たのは初めて。いつ来てもその眺めは裏切りません。目を惹いたのは白駒池を囲む紅葉が、真っ赤に色づき、紅葉タイミングとして最高の感じ。白駒池は期待大きく楽しみになった。周囲の黄葉の進み具合もよく、今週半ばぐらいがピークになりそう。カラマツの紅葉は来週末がちょうど見頃を迎えそうです。
高見石からは八が岳らしい苔むした黒木の中のだらだら道が続き、地味にしんどいけど、ペースを保ってひたすら歩き、1時間ほどで中山展望台到着。この展望台は、ほぼ平らで広々していて明るく、気持ちの良い展望台ですね。日本アルプスがすべて見渡せるし、南八つと北八つの両方が見える。平べったいけど、大きな木々はなく、展望も一級品です。目を惹くのは北アルプスの槍穂キレットですかね。特異なスカイラインがくっきり見えます。
ここから一気に下って中山分岐、ニュウと中山峠経由天狗岳への道をわける。すこし天狗の方へ足を運ぶと、天狗の双耳峰や硫黄岳を見晴らせる場所に出る。ここで今日は引き返し、分岐へ戻ってにゅうへ向かう。右側が切れ落ちた断崖沿いに道は着いており、数か所展望箇所あり。いずれもロープで通せんぼしてあったがくぐってみると、天狗・硫黄の絶景が見られます。いったん下って2重山稜になったところから、しばらく登り返すとニュウの岩峰が見えてきた。岩の下部に標識があり、中山峠−にゅうと書かれているが、本当は中山峠−白駒池と書いてあれば紛れがないだろう。
白駒池へは道をそのまま道なりに下っていけばよい。ニュウへは岩の基部から岩をよじ登っていけば到着。にゅうからそのまま突っ切って先に進んで白駒池と思い込んでいると、さにあらず。基部迄戻って、右下へと下っていく道をとる。にゅうからの、展望も秀逸で白駒池も見える。硫黄岳と天狗岳が切り立ったフォルムだが、どーんと正面の中山から北八つにかけての、広大な黒木林の広がりは、いかにも北八つらしい雰囲気で、好きです。
にゅうから白駒池までは、まだ新しい森なのだろうか?苔も少なく、らしさが感じられない道が続き、少し荒れた印象の森に感じられた。この間が最も泥寧が醜く、また大きな石が多い上に、石が滑る滑る!本当に歩きづらかった。30分ほどで白駒湿原を経て、白駒池へ到着する。16時になってしまったが、まだ残照が北東面の森を照らして、しかも無風快晴状態の撮影にはもってこいの条件になっていた。池に倒影する紅葉の木々はすばらしく、まさに池が鏡となって万華鏡のようだ。これは今日一日頑張ってここまで来たご褒美だろう。時計回りに白駒荘へ半周歩きながら撮影を満喫した。〆は白駒荘前の広々した視界の利くスペースで、最も風が弱くて、一番きれいに映し出す鏡のような池で最後の撮影を堪能。
ここからひと登りで白駒分岐、さらに白駒の奥庭を経て、麦草峠まで若干登っていく最後の頑張り。だいぶんお日様が西に傾き、残照が照らす森も美しい。峠でR299に降りて、あとは舗装道を戻ったが、途中、奇跡的に日没の瞬間をも見られて、密度の濃い山行となった。
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