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Yamareco

記録ID: 360495
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

中越の秋山(2)初雪がまぶしい奥只見の名峰 荒沢岳

2013年10月18日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:20
距離
9.0km
登り
1,256m
下り
1,256m

コースタイム

7:20荒沢岳登山口−8:10-20前山−9:20前グラ(堯房茲蠅弔(鎖場開始)−9:50-10:00前グラ中間点(小ピーク)−10:20-30前グラ山頂(鎖場終了点)−11:50-12:30荒沢岳山頂−13:30-40前グラ山頂−14:00前グラ中間点(小ピーク)−14:20前グラ取りつき点−15:00-10前山−15:40荒沢岳登山口
天候 晴れのち時々曇り
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
宿泊した越後湯沢付近の宿から、上越道で小出ICまで、そこからシルバーラインを通る。銀山平にでてすぐに登山口あり。
登山口は車20台前後停められる広場となっている。標識、登山ポスト、WCあり。
コース状況/
危険箇所等
1)核心部は前グラの鎖場。標高差約200mを、途中の小ピークを境に、前半、後半に分けての急登。鎖は合計約20本+ハシゴが6〜7個。鎖はよく整備されているが、足場が濡れていたり、落ち葉が積もったりしているので、特に下りは滑りやすいので要注意(実際、自分も、下りで2mほどプチ滑落しました)。
2)道自体ははっきりしていて、迷うような場所はなかったが、道標や赤テープの類は全くなかった。

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※ (補足)鎖場についての注意
  私も登った時には知りませんでしたが、前グラの岩場の鎖は、
  例年 10月下旬に取り外されるようです。
  本記録を参考にされるかたは、ご注意ください。

(参考;鎖場が外されたのちの登山記録、49ersさん、2013年10月28日)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-362944.html
荒沢岳登山口。道路沿いに広場状となっており、道標、登山ポスト、WCあり。7時にはすでに数台の車が止まっていた
2013年10月18日 07:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 7:26
荒沢岳登山口。道路沿いに広場状となっており、道標、登山ポスト、WCあり。7時にはすでに数台の車が止まっていた
登山口付近にて、ムラサキシキブかな?鮮やかなブルーの実がなっていた
2013年10月18日 07:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 7:32
登山口付近にて、ムラサキシキブかな?鮮やかなブルーの実がなっていた
ブナの多い森の中を、まずは前山(標高1091m)へと登高してゆく。朝のすがすがしい森の雰囲気だ
2013年10月18日 08:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4
10/18 8:09
ブナの多い森の中を、まずは前山(標高1091m)へと登高してゆく。朝のすがすがしい森の雰囲気だ
前山から緩い尾根を進んでゆくと、西に越後駒ヶ岳の大きな姿が現れた。山頂部は初雪で雪化粧をしており、ほれぼれする美しさ
2013年10月18日 08:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10
10/18 8:16
前山から緩い尾根を進んでゆくと、西に越後駒ヶ岳の大きな姿が現れた。山頂部は初雪で雪化粧をしており、ほれぼれする美しさ
前方には荒沢岳の山頂が見え隠れする。三角形の端正な姿、でもなかなか山頂は遠そうだ
2013年10月18日 08:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
10/18 8:18
前方には荒沢岳の山頂が見え隠れする。三角形の端正な姿、でもなかなか山頂は遠そうだ
同じく)朝霧の合間に見え隠れする、荒沢岳の全景
2013年10月18日 08:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 8:19
同じく)朝霧の合間に見え隠れする、荒沢岳の全景
標高1000〜1200m付近はまだ紅葉には早く、木々も鮮やかな緑色。空も秋晴れで、吸い込まれるような青さだ
2013年10月18日 08:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 8:39
標高1000〜1200m付近はまだ紅葉には早く、木々も鮮やかな緑色。空も秋晴れで、吸い込まれるような青さだ
北側を振り返る。谷を隔てた山は未丈が岳かと思っていたが、地図を見ると、前衛峰の日向倉山(標高1431m)だった。
2013年10月18日 08:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 8:40
北側を振り返る。谷を隔てた山は未丈が岳かと思っていたが、地図を見ると、前衛峰の日向倉山(標高1431m)だった。
緩やかな尾根道をゆくと、だんだんと前グラの岩峰(中央の黒い峰)が近づいてきた。その奥、荒沢岳山頂部は白く雪化粧している
2013年10月18日 08:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 8:49
緩やかな尾根道をゆくと、だんだんと前グラの岩峰(中央の黒い峰)が近づいてきた。その奥、荒沢岳山頂部は白く雪化粧している
前グラの岩峰が威圧的にそそり立っている。(写真でははっきりしないが、黒い影の部分は切り立った岩場)
2013年10月18日 08:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 8:59
前グラの岩峰が威圧的にそそり立っている。(写真でははっきりしないが、黒い影の部分は切り立った岩場)
(構図を変えて)前グラ岩峰と荒沢岳
2013年10月18日 09:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 9:00
(構図を変えて)前グラ岩峰と荒沢岳
前グラ岩峰の登りにかかる。近づくにつれ、さらに急峻に見えてきた。
2013年10月18日 09:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 9:22
前グラ岩峰の登りにかかる。近づくにつれ、さらに急峻に見えてきた。
西を見ると、白く雪をかぶった越後駒が岳が、相変わらず美しい
2013年10月18日 09:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 9:23
西を見ると、白く雪をかぶった越後駒が岳が、相変わらず美しい
まず前段の鎖場に取りつく。写真では高度感がないが、割と傾斜が急な岩溝状のところを、鎖を頼りに登ってゆく。足元は濡れていて滑りやすかった
2013年10月18日 09:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 9:37
まず前段の鎖場に取りつく。写真では高度感がないが、割と傾斜が急な岩溝状のところを、鎖を頼りに登ってゆく。足元は濡れていて滑りやすかった
なんか面白い構図なので写してみた。岩場の向こうに、明るい黄葉
2013年10月18日 09:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 9:42
なんか面白い構図なので写してみた。岩場の向こうに、明るい黄葉
岩場の途中に遭難のレリーフがあった。写真では文字がはっきりしないが、1973年秋の遭難のレリーフ。
2013年10月18日 09:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 9:47
岩場の途中に遭難のレリーフがあった。写真では文字がはっきりしないが、1973年秋の遭難のレリーフ。
10本ほどの鎖の連続を抜けると、ひょっこりと小ピークにでて、展望が開けた。前クラの岩場が終わったのかと思ったら、まだまだ半分。その先に前グラの三本槍状の岩峰がそそり立っていた
2013年10月18日 09:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 9:52
10本ほどの鎖の連続を抜けると、ひょっこりと小ピークにでて、展望が開けた。前クラの岩場が終わったのかと思ったら、まだまだ半分。その先に前グラの三本槍状の岩峰がそそり立っていた
(少しズームして)前グラの岩峰を写す。槍が岳のように鋭い姿で、どこから取りつくのやら?手ごわそうだ
2013年10月18日 09:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 9:53
(少しズームして)前グラの岩峰を写す。槍が岳のように鋭い姿で、どこから取りつくのやら?手ごわそうだ
小ピークから下の方(東のほう)を覗き見ると、新雪の時期だというのに、前年の残雪が残って雪渓となっていた。さすがに豪雪地帯だけのことはある。
2013年10月18日 09:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 9:54
小ピークから下の方(東のほう)を覗き見ると、新雪の時期だというのに、前年の残雪が残って雪渓となっていた。さすがに豪雪地帯だけのことはある。
前グラの岩峰と色づき始めた木々
2013年10月18日 10:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
10/18 10:01
前グラの岩峰と色づき始めた木々
小ピークより、しばらくは岩峰の裾をトラバースしてゆく。岩は堆積岩だろうか?逆相の層理がはっきりしていた
2013年10月18日 10:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 10:09
小ピークより、しばらくは岩峰の裾をトラバースしてゆく。岩は堆積岩だろうか?逆相の層理がはっきりしていた
前グラの岩場の、後半の鎖場にかかる。結構な高度感がある。
2013年10月18日 10:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 10:23
前グラの岩場の、後半の鎖場にかかる。結構な高度感がある。
前グラの岩峰付近から、だんだんと紅葉が出てきた。日差しがあるのでわりと鮮やか
2013年10月18日 10:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 10:25
前グラの岩峰付近から、だんだんと紅葉が出てきた。日差しがあるのでわりと鮮やか
前グラの鎖場をようやく抜けた。前グラの山頂部より荒沢岳本峰を望む。山頂部はうっすらと新雪をかぶっており、なかなか美しい姿だ
2013年10月18日 10:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 10:28
前グラの鎖場をようやく抜けた。前グラの山頂部より荒沢岳本峰を望む。山頂部はうっすらと新雪をかぶっており、なかなか美しい姿だ
稜線の紅葉はそれほどではなかったが、所どころに鮮やかな紅葉。その向こうには越後駒
2013年10月18日 10:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
10/18 10:28
稜線の紅葉はそれほどではなかったが、所どころに鮮やかな紅葉。その向こうには越後駒
新雪の越後駒が岳と紅葉。秋山らしい素晴らしい眺め
2013年10月18日 10:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 10:28
新雪の越後駒が岳と紅葉。秋山らしい素晴らしい眺め
稜線から来た道を振り返る。このあたりからは前クラの岩峰群も鋭さがない。遠方の三角形の山は、未丈が岳
2013年10月18日 10:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 10:29
稜線から来た道を振り返る。このあたりからは前クラの岩峰群も鋭さがない。遠方の三角形の山は、未丈が岳
荒沢岳本峰の北壁を望む。冬のナダレに磨かれたナダレ道が何本もあり、冬の豪雪のすさまじさを感じさせる
2013年10月18日 10:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 10:42
荒沢岳本峰の北壁を望む。冬のナダレに磨かれたナダレ道が何本もあり、冬の豪雪のすさまじさを感じさせる
紅葉と新雪の山頂とのコントラスト
2013年10月18日 10:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 10:42
紅葉と新雪の山頂とのコントラスト
前グラを過ぎてからは、両側が切れ落ちた、割と痩せた尾根道を行く。かわりに両側の展望は良い
2013年10月18日 10:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 10:42
前グラを過ぎてからは、両側が切れ落ちた、割と痩せた尾根道を行く。かわりに両側の展望は良い
稜線の道から、黄葉を前景に、下の方に白く光る雪渓を望む。
2013年10月18日 10:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 10:44
稜線の道から、黄葉を前景に、下の方に白く光る雪渓を望む。
気持ちの良い稜線の道が続く
2013年10月18日 10:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 10:50
気持ちの良い稜線の道が続く
奥只見湖もだいぶ良く見えてきた。その奥に立ち並ぶ山なみは、会津駒ヶ岳から北へと続く稜線
2013年10月18日 10:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 10:51
奥只見湖もだいぶ良く見えてきた。その奥に立ち並ぶ山なみは、会津駒ヶ岳から北へと続く稜線
ナナカマドかな?赤い実が割とたくさんついていた
2013年10月18日 10:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 10:59
ナナカマドかな?赤い実が割とたくさんついていた
ナナカマドの赤い葉を前景に、遠く越後駒
2013年10月18日 11:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 11:06
ナナカマドの赤い葉を前景に、遠く越後駒
頂上直下の急登部にかかる。北壁には新雪がまといついている
2013年10月18日 11:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 11:03
頂上直下の急登部にかかる。北壁には新雪がまといついている
紅葉と荒沢岳山頂の取り合わせ
2013年10月18日 11:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 11:09
紅葉と荒沢岳山頂の取り合わせ
稜線から下の方を望むと、ダケカンバが輝いていた
2013年10月18日 11:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 11:08
稜線から下の方を望むと、ダケカンバが輝いていた
谷の中腹にはダケカンバが多く、陽射しを受けて明るく輝いていた
2013年10月18日 11:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 11:11
谷の中腹にはダケカンバが多く、陽射しを受けて明るく輝いていた
荒沢岳山頂北壁は新雪がたっぷりと着いている
2013年10月18日 11:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 11:18
荒沢岳山頂北壁は新雪がたっぷりと着いている
樹と山
2013年10月18日 11:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 11:25
樹と山
標高=1750m付近から、登路にも雪が出てきた。積雪は2〜3cmだが滑りやすいので慎重に登高する
2013年10月18日 11:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 11:36
標高=1750m付近から、登路にも雪が出てきた。積雪は2〜3cmだが滑りやすいので慎重に登高する
新雪をかぶった木々と、遠く奥只見湖
2013年10月18日 11:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 11:38
新雪をかぶった木々と、遠く奥只見湖
やっと頂上稜線に到着!東稜を望む
2013年10月18日 11:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
10/18 11:45
やっと頂上稜線に到着!東稜を望む
稜線出会いから山頂部を望む。すぐ山頂かと思っていたが、以外と距離がある(山頂は遠方のピークのもう一つ向こう)
2013年10月18日 11:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 11:45
稜線出会いから山頂部を望む。すぐ山頂かと思っていたが、以外と距離がある(山頂は遠方のピークのもう一つ向こう)
新雪がパラパラと残る頂上稜線
2013年10月18日 11:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
10/18 11:56
新雪がパラパラと残る頂上稜線
頂上稜線からは南側の展望が良く、重層とした山なみの向こうには、尾瀬の燧ケ岳が見えていた
2013年10月18日 12:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 12:00
頂上稜線からは南側の展望が良く、重層とした山なみの向こうには、尾瀬の燧ケ岳が見えていた
ようやく4時間半かけて荒沢岳の山頂に到着
2013年10月18日 12:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 12:00
ようやく4時間半かけて荒沢岳の山頂に到着
荒沢岳山頂の三角点
2013年10月18日 12:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 12:00
荒沢岳山頂の三角点
荒沢岳山頂より、越後三山の中の岳(左)と越後駒(右)を望む
2013年10月18日 12:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
10/18 12:00
荒沢岳山頂より、越後三山の中の岳(左)と越後駒(右)を望む
山頂から登ってきたルートを振り返る。かなり長い道のりだったが、山頂部から見ると、前クラの岩峰も穏やかな峰に見える
2013年10月18日 12:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4
10/18 12:00
山頂から登ってきたルートを振り返る。かなり長い道のりだったが、山頂部から見ると、前クラの岩峰も穏やかな峰に見える
荒沢岳山頂から南西方向を望む、人影もない稜線が続き、兎岳へと続いている
2013年10月18日 12:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 12:14
荒沢岳山頂から南西方向を望む、人影もない稜線が続き、兎岳へと続いている
荒沢岳山頂からの風景。南にのっそりと、平が岳が見える
2013年10月18日 12:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 12:14
荒沢岳山頂からの風景。南にのっそりと、平が岳が見える
荒沢岳山頂から南を望む。中央やや左の目立つピークは、尾瀬の燧ケ岳。そのやや右奥は、日光の白根山だろう。なかなか良い展望が広がっている
2013年10月18日 12:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 12:14
荒沢岳山頂から南を望む。中央やや左の目立つピークは、尾瀬の燧ケ岳。そのやや右奥は、日光の白根山だろう。なかなか良い展望が広がっている
荒沢岳から北の方角を望む。未丈が岳(中景、中央)の奥には、守門岳、浅草岳あたりの山なみが広がっていた。どれも登頂した懐かしい山だ
2013年10月18日 12:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 12:30
荒沢岳から北の方角を望む。未丈が岳(中景、中央)の奥には、守門岳、浅草岳あたりの山なみが広がっていた。どれも登頂した懐かしい山だ
元来た道を下りにかかる。ハイマツ(?)に雪がびっしりついて面白い姿をしていた
2013年10月18日 12:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 12:47
元来た道を下りにかかる。ハイマツ(?)に雪がびっしりついて面白い姿をしていた
一気に来た道を下り、前グラのピークに到着。山頂ではあんなに青空が広がっていたのに、早くも南からうす雲が広がって、荒沢岳も暗い表情
2013年10月18日 13:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 13:35
一気に来た道を下り、前グラのピークに到着。山頂ではあんなに青空が広がっていたのに、早くも南からうす雲が広がって、荒沢岳も暗い表情
前グラの岩場の鎖場。下の谷まで見えると結構な高度感がある
2013年10月18日 13:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
10/18 13:43
前グラの岩場の鎖場。下の谷まで見えると結構な高度感がある
鎖場が連続する。
2013年10月18日 13:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
10/18 13:49
鎖場が連続する。
ようやく前山まで戻ってきた。荒沢岳からの長い道のりを振り返る
2013年10月18日 15:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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10/18 15:13
ようやく前山まで戻ってきた。荒沢岳からの長い道のりを振り返る
撮影機器:

感想

【山行No 431(2)】

(前日の山行)
 中越の秋山(1) 秋晴れの三国山(谷川連峰)
 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-360198.html

※ 今日は、今回の山旅のメインイベントである、荒沢岳への挑戦。
  朝早く起きると、天気も上々で、絶好の登山日和となりそう。

・越後湯沢付近のホテルを6時には出発し、高速を一部使い、シルバーライン経由で、銀山平へと向かう。

7:10-20 荒沢岳登山口(標高=約760m、気温=9℃)
 ・登山口は広場状となっていて、標識、WC、登山ポストあり。
  今日は平日だが、すでに数台、車が止まっているので、何人かすでに山に入っているようだ。
  登山届をだして早速出発する。
 ・道は思っていたよりも良い道で歩きやすい。まずは前山まで登高する。
  周りは広葉樹で、どんぐりがずいぶんと落ちていた。
8:10-20 前山(標高=1091m)
 ・三角点はあるが、標識はなかった。一息入れる。
  樹林帯の中だが、木々の合間から展望があり、目指す荒沢岳が見えてきた。
  ずいぶんと遠いな。しかも、山頂付近は新雪で白くなっているゾ。
  2000m足らずの山なのにこの時期に初雪とは、少し驚いた。
  でもそんなに深い雪ではなさそうなので、大丈夫だろう。
  西を見ると、越後駒ヶ岳がこれまた新雪をかぶって神々しいくらいに美しい。
 ・ここからは割と平坦な道が続く。人影は皆無だが、
  道は相変わらずはっきりしていて、良く整備されている感じだ。

9:20 前グラ(堯砲隆箴譴亮蠢亜壁弦癲疚1350m)
 ・だんだんと前クラの岩場が近づいてきた。北壁は切り立った岩場となっている。
  少し行くと、ガイドブック通りに、鎖場が出てきた。
  10〜20mほどの長さの鎖がほとんど連続的に続く。それほど難度が高いというほどではないが、
  足元は岩が濡れているし、落ち葉も積もっていて滑りやすいので、慎重に進む。
  登路は、岩溝状のところを通りながら、休むようなところもなく、登りが続く。
  だいぶ登ったあたりの岩にレリーフがあった。なにかな?とみてみると、
  1973年に、ここから越後三山へ縦走した新潟大学の人の遭難の碑だった。

9:50-10:00 前グラの中間ピーク(標高=約1430m)
 ・だいぶ登ってきたなと思った頃、ひょっこりと小ピークに出た。腰を下ろせるので、少し休む。
  これで岩場は終わりかと思っていたが、そうではなくまだ半分くらい。
  前方には前グラ本峰の三本槍状のピークが連なっており、なかなか見栄えはするが、
  逆に、どこから取りつくのか解らないような急な岩峰群だ。
  その先にはさらに高く、荒沢岳本峰が雪をまとって険しい表情をしている。

 ・中間ピークからは、岩峰に直接取りつくのではなく、少し下り気味にトラバースしてゆく。
  岩は堆積岩だろうか?所どころ層理が発達している。
  距離で約200mほどトラバースしたあと、後半の鎖場の登りとなった。
  後半部も、鎖が連続しており、合計10本ほどあり、ハシゴも多い。
  岩が乾いているところはフリクションが利いて登りやすいが、
  濡れている岩溝状のところは登りにくく、かなり鎖に頼った登りをする。

10:20-30 前グラ山頂(標高=1536m)
 ・ようやく長い鎖場が終わってほっとした。結局、標高差、約200mの急登だった。
  ここは展望が良く、目指す荒沢岳本峰が割と近くに見えてきた。
  北面は雪が着いていて、よけいに高く見える。
  周辺の展望もよく、越後駒も良く見えるし、下の方には奥只見湖も良く見えてきた。
  北方は、未丈が岳の向こうに、守門岳、浅草岳あたりも見えてきた。
  山頂部には、倒れた木のようなものがあったが、よく見ると古い標識だった。

 ・ここからは少しやせ気味の尾根となる。特に危ないということはなく、逆に展望が良くて気持ちの良い稜線だ。
  紅葉もパラパラとあるし、下の谷には雪渓も見えて、いい感じの道だ。
 ・なだらかな道が終わると、稜線へ突き上げる急登になった。標高=1750m付近からは、
  足元に雪が出だした。積雪量は2〜3cmで、緩んでいるので
  アイゼンがいるような雪ではないが、滑りやすいので慎重に行く。
 ・このあたりで、今日初めての登山者に会う。聞くと、5時半には登り始めたとのこと。
  その後もパラパラと下山者に出合い、結局、今日の登山者は6名。
11:30 稜線出会い
 ・ようやく頂上稜線の一角に出た。ぱっと南面の展望が開けた。
  頂上まであと一息と思っていたが、その後も小さなコブを3個ほど越える道が続いた。鎖場もアリ。

11:50-12:30 荒沢岳山頂 (標高=1969m、気温=18℃)
 ・4時間半かかったが、ようやく目指す山頂に到着した。
  山頂には三角点と標識があるのみだが、期待以上に展望は素晴らしく、
  西には越後駒、中の岳から、兎岳へ続く稜線。
  南は平が岳がずっしりと大きく、その向こうには尾瀬の燧ケ岳や、日光白根山が見える。
  東は、会津駒からその先へ続く長い稜線。遠くには飯豊連峰らしき山影も見えた。
  北側は、未丈が岳を手前に、その向こうにうっすらと、守門岳、浅草岳あたりが見えている。
  ともかく四方がすべて山また山の世界。奥只見の深い山懐に抱かれた感じだ。
  パチパチと写真を撮った後は、カップラーメンで昼食とし、
  その後はしばらく、山頂に寝転がり、ウトウトとした。極上のお昼寝タイム。

 ・さてと、もっとのんびりしたいが、秋の夕暮れは早いし、
  前グラの岩場も待ち構えているので、下りにかかる。
  頂上直下の雪の斜面はズルズルなので慎重に下る。そのあとはなだらかな稜線をのんびりと行く。
13:20-40 前グラ山頂
 ・小休止とする。山頂を振り返ると、さきほどまであんなに青空が広がっていたのに、
  早くも上空にはうす雲が広がってきた。雨が降るような感じではないが、早く下ることにしよう。

 ・前クラから、最初の鎖場の下りにかかる。
  鎖場は登りよりも下りは滑りやすいので、慎重に下っていたつもりだったが、
  鎖場の途中で、ちょっと姿勢をかえようとした拍子に、足が滑って、
  ズルッと、2〜3mほど”プチ滑落”をしてしまった。
  幸いにも、すぐ下に平たい地面があって、足から着地したので、
  ケガもなく、無事に済んだが、まあ危なかったな..
 ・そのあとはさらに慎重に下ってゆく。
14:00 前クラの中間ピーク
 ・さらに後半の鎖場。数えると鎖は12〜13本もあった。
14:20 前グラの鎖場終了
 ・ようやく難場を終えてほっとしたが、休まず足を進める。
  日差しもなくなり、少し淋しい感じのする下山道だ。
15:00-10 前山
 ・ようやくここまで来たのでほっとした。あと一息で下山だ。
  今日は、水分を1.5Lは持ってきたが、結構汗をかいたので、
  すでに飲み物はほとんど底をついた。2Lは持ってきたら良かったな、と思う。
 ・あと、登山口までどんどんと下って行ったが、こんな時間帯に登ってくる人がいて、少し驚いた。
  一応、声掛けしてみる。山の上でテント泊、と言っていたが、
  この時間帯では頂上に着く前に暗くなるだろうに、と、
  他人事ながら少し心配。まあ初心者ではなさそうなので大丈夫かな?

15:40 荒沢岳登山口到着
 ・今日はかなり良いペースで歩いたつもりだったが、結局、8.5時間を要して
  ようやく山行が終わった。
  少々疲れはしたが、長年の憧れの山に登れて、満足感の大きい山だった。

・あとは、車で元来た道を帰り、越後湯沢のホテルへと戻った。
 当然、ビールで祝杯を上げる。少々飲み過ぎた...か。


 ・・中越の秋山(3)”上越のマッターホルン”紅葉の大源太山」に続く・・
  http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-360762.html

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コメント

おつかれさまでした('∀`)♪
わ、四国の方でいらしたんですね!

多分登りと下りですれ違ったんですねえ

山行で会ったかも?ってのに久しぶりに上がった記録でしたので嬉しくなってコメントさせていただきました

長旅おつかれさまでした☆
2013/10/21 23:34
荒沢岳 良い山ですねえ
hirappeさん、はじめまして。
コメントありがとうございました。

この日の登頂者の中では私が一番遅かったようなので、
hirappeさんとはたぶん、頂上手前の雪が出始めるあたりでお会いしているのではと思います。

10年ほど前の6月に越後駒に登った際、端正な三角錐の姿の荒沢岳にキュンとなりましたが、さすがに四国からは遠いので、ようやく10年越しに登頂できました。

荒沢岳は期待していた通り、というより期待以上の素晴らしい山で、厳しさと美しさを併せ持った山ですね。まさに隠れた名山です。

新潟地方、上越国境付近は荒沢岳のみならず、個性的な素晴らしい山が多く、この付近にお住まいとはうらやましい感じです。
2013/10/22 18:53
素晴らしいです
こんにちは、初めまして!
遠方からわざわざ新潟県までいらっしゃったのですね。
まるで自分のことのように嬉しいです。
しかもかなりご満足していただけた様子。
私も一ヶ月ほど前に登りましたが、同じよう憧れの山に大満足で帰ってきました。

数々の美しい写真、とてもうれしく拝見いたしました。やはり荒沢岳は素晴らしい山です!
2013/10/23 13:48
大満足の登山でした
DSAさん、初めまして。コメントありがとうございます。

私の地元、四国にも、それなりに良い山がありますが、上越、新潟の山々は、山の雰囲気が素晴らしく、私のお気に入りの場所です。昨年は秋山郷の鳥甲山に登りましたが、鳥甲山もなかなか良い山でした。

四国からだと、時間と交通費がかかるのは難点ですが、今回は、それらが全く気にならない、大満足の登山でした。
また来年の秋も、この周辺に行ってみようか、と早くもひそかに考えています。
2013/10/23 20:30
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