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Yamareco

記録ID: 3617729
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

【奥秩父】北奥千丈岳(2601m)国師ヶ岳(2592m)金峰山(2595m)朝日岳(2579m)鉄山(2531m)

2021年10月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:43
距離
11.8km
登り
834m
下り
822m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:33
休憩
1:07
合計
6:40
5:12
27
5:39
5:39
21
6:15
6:15
56
7:11
7:12
3
7:15
7:19
5
7:24
7:34
46
8:20
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27
8:47
8:47
8
8:55
8:56
14
9:10
9:10
26
9:36
9:49
11
10:00
10:04
18
10:22
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5
10:27
10:27
6
10:33
10:42
6
10:48
10:49
5
10:54
11:07
4
11:11
11:12
5
11:17
11:19
17
11:36
11:36
14
11:50
11:50
2
11:52
ゴール地点
今回の山にもストーリーがあって、キーワードは夢想疎石。疎石が修行したのが乾徳山なら、彼の偉業をたたえるために、その名を戴いたのが国師ヶ岳だ。

季節はずれの夏日にため息をついてきた身にとって、標高2360mの登山口の気温6℃は、身にしみる。先発の方はウールの帽子だ。

かつてなめてかかった厳冬期の金峰山で、低体温症まぎわの「氷漬けの刑」にあった苦い思い出がよみがえった。

過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
つい昨日まで夏日だった身には
こたえる寒さ
2021年10月10日 05:19撮影
10/10 5:19
つい昨日まで夏日だった身には
こたえる寒さ
うわー
ダイヤモンド国師&北奥千丈だ
2021年10月10日 06:10撮影
10/10 6:10
うわー
ダイヤモンド国師&北奥千丈だ
まるで自分が
天体の一部になったかのような
錯覚におちいる
2021年10月10日 06:16撮影
10/10 6:16
まるで自分が
天体の一部になったかのような
錯覚におちいる
左肩には甲武信を侍(はべ)らせて壮大
2021年10月10日 06:10撮影
10/10 6:10
左肩には甲武信を侍(はべ)らせて壮大
あわててスマホに持ち替えて
ふたたび撮影会
2021年10月10日 06:03撮影
10/10 6:03
あわててスマホに持ち替えて
ふたたび撮影会
呼吸を忘れて見つめる自分に気づき
はっと我に返る
2021年10月10日 06:03撮影
10/10 6:03
呼吸を忘れて見つめる自分に気づき
はっと我に返る
雲間の浮島のような富士
素敵だ
2021年10月10日 06:10撮影
10/10 6:10
雲間の浮島のような富士
素敵だ
先を急ごう
ナナカマドの下をくぐり
2021年10月10日 06:20撮影
10/10 6:20
先を急ごう
ナナカマドの下をくぐり
朝日のあたる朝日岳へ
2021年10月10日 06:24撮影
10/10 6:24
朝日のあたる朝日岳へ
そして
金峰の三角点峰に立った
2021年10月10日 07:14撮影
10/10 7:14
そして
金峰の三角点峰に立った
いつ見ても印象的な
五丈岩
2021年10月10日 07:21撮影
10/10 7:21
いつ見ても印象的な
五丈岩
ここには金峰・金桜神社のご本尊が祀られている
2021年10月10日 07:22撮影
10/10 7:22
ここには金峰・金桜神社のご本尊が祀られている
敬けんな気分で詣でる
2021年10月10日 07:28撮影
10/10 7:28
敬けんな気分で詣でる
にわかにガスが巻き上がり
眺望がかき消えた
2021年10月10日 07:24撮影
10/10 7:24
にわかにガスが巻き上がり
眺望がかき消えた
ビュービュー吹きつける風を避けて
三角点へ
2021年10月10日 07:32撮影
10/10 7:32
ビュービュー吹きつける風を避けて
三角点へ
天候の回復を願って
しばし休息するも
願いはかなわず
やむなく下山開始
2021年10月10日 07:32撮影
10/10 7:32
天候の回復を願って
しばし休息するも
願いはかなわず
やむなく下山開始
針葉樹と美しいコケの森を歩く
これはジャゴケ?
2021年10月10日 08:07撮影
10/10 8:07
針葉樹と美しいコケの森を歩く
これはジャゴケ?
仲良く共生
コケの団地
2021年10月10日 08:15撮影
10/10 8:15
仲良く共生
コケの団地
寂峰
鉄山(くろがねやま)
これはこれで渋くてよい
2021年10月10日 08:17撮影
10/10 8:17
寂峰
鉄山(くろがねやま)
これはこれで渋くてよい
鉄山の東にある本来のルート分岐
道標が朽ち果てて倒壊していた
2021年10月10日 08:30撮影
10/10 8:30
鉄山の東にある本来のルート分岐
道標が朽ち果てて倒壊していた
雨のそぼ降る森の中
それも悪くない
2021年10月10日 09:24撮影
10/10 9:24
雨のそぼ降る森の中
それも悪くない
大弛峠に戻り
すかさず
甲武信側の稜線に乗り替える
2021年10月10日 09:44撮影
10/10 9:44
大弛峠に戻り
すかさず
甲武信側の稜線に乗り替える
大弛小屋前のルート表示板をやり過ごし
2021年10月10日 09:59撮影
10/10 9:59
大弛小屋前のルート表示板をやり過ごし
木製の階段道へ
2021年10月10日 10:08撮影
10/10 10:08
木製の階段道へ
無心になって
高度を上げる
2021年10月10日 10:18撮影
10/10 10:18
無心になって
高度を上げる
あっと言う間に
前国師ヶ岳
2021年10月10日 10:30撮影
10/10 10:30
あっと言う間に
前国師ヶ岳
北奥千丈へのルートを分けるが
私は国師ファースト
2021年10月10日 10:35撮影
10/10 10:35
北奥千丈へのルートを分けるが
私は国師ファースト
展望なし
それでもなぜか
達成感
2021年10月10日 10:41撮影
10/10 10:41
展望なし
それでもなぜか
達成感
なるほど
心得ておこう
2021年10月10日 10:43撮影
10/10 10:43
なるほど
心得ておこう
戻り返して北奥千丈に立つ
この後、本文中の方々との
意図せぬ出会い
2021年10月10日 11:02撮影
10/10 11:02
戻り返して北奥千丈に立つ
この後、本文中の方々との
意図せぬ出会い
岩とハイマツの山頂は
展望なし
2021年10月10日 11:15撮影
10/10 11:15
岩とハイマツの山頂は
展望なし
帰路、自然観察を楽しむ
亜高山帯の魅力がいっぱい
ナナカマド・シャクナゲ・コメツガ・スギゴケ
2021年10月10日 11:37撮影
10/10 11:37
帰路、自然観察を楽しむ
亜高山帯の魅力がいっぱい
ナナカマド・シャクナゲ・コメツガ・スギゴケ
コケにもみんな名前がある
共同募金の赤い羽根はダチョウゴケで
筋の赤いやつがイワダレゴケだ
2021年10月10日 11:39撮影
10/10 11:39
コケにもみんな名前がある
共同募金の赤い羽根はダチョウゴケで
筋の赤いやつがイワダレゴケだ
夢の庭園に降りていこう
2021年10月10日 11:45撮影
10/10 11:45
夢の庭園に降りていこう
ガスに包まれた
白昼夢の庭園へ
それもまた幽玄
2021年10月10日 11:46撮影
10/10 11:46
ガスに包まれた
白昼夢の庭園へ
それもまた幽玄
大弛小屋を経て峠の駐車地へ
ぎっしりの車列に人気度を再確認
ここは銀座?
ここは錦三?
2021年10月10日 11:57撮影
10/10 11:57
大弛小屋を経て峠の駐車地へ
ぎっしりの車列に人気度を再確認
ここは銀座?
ここは錦三?

感想

✻✻✻ またまた遭難予備軍? ✻✻✻

この標高まで車で上がってこれるというのは、良し悪しだ。雨のそぼ降る国師・北奥からの下山途中、若い登山者に「国師まではあと何分ですか?」「北奥千丈まではあとどれくらいですか?」と細かに聞かれた。続いて矢のような質問が続いた。

「それくらい自分で地図を見ろ」の世界だ。しかし、本人が心配顔なのに、さらに不安をあおっても仕方ない。

彼と別れ、雨脚の弱まらない中、さらに下る。そこへ、ビニ傘とスニーカーの上品な初老のご夫婦が登ってくるのに遭遇。「山頂まで、どれくらいですか?」

ここは丁寧に対応する。天候は改善する兆しがないこと。稜線は風雨が強いこと。展望もないこと。木の階段道は滑りやすいこと・・・お二人には「聞いてよかった」と感謝される。


✻✻✻ 大弛峠〜朝日岳〜金峰岳 ✻✻✻

時計の針を登山開始に戻そう。

ヘッドライトをつけて歩き始めると、明るい岩場で夜が明けた。国師さまが立ち現われたようなご来光。すっきり遠景に浮かび上がる富士山。幸先のよいスタートだった。

朝日岳から一旦高度を落とし、森歩きから岩場に飛びだすと、一転して強風にさらされた。中央アルプスの主峰や、浅間山、瑞牆山・・・私をもてなしてくれた絶景が、一瞬にしてガスにかき消された。

入れ代わり立ち代わり訪れる登山者と言葉を交わしながら、しばし五丈岩に遊んだ。だが、一向に天気は回復しないし、激しい風にもてあそばれるばかりだった。いよいよ見切りをつけて山頂を後にする。


✻✻✻ 金峰岳〜鉄山〜朝日岳〜大弛峠 ✻✻✻

帰路はまさに銀座通りと化した。ラッシュアワーに巻き込まれたみたいだ。話し好きさんや、人恋しいさんから、たっぷりと話しかけられた。

深山の趣に包まれたのは、コースアウトして鉄山に道草した時くらい。キノコたちはオフシーズンを告げたが、美しいコケの森が連綿と続いた。


✻✻✻ 大弛峠〜前国師〜国師ヶ岳〜北奥千丈岳〜大弛峠 ✻✻✻

いよいよ雨だ。「お天気姉さんが読みをハズした」的な恨みつらみは無用だ。女心と山岳気象って言うじゃないか(意味不明)。

峠に戻ると、あふれる車の列。ここは一体どこ?都心の歓楽街でもないのに。

会話を交わしたバイクのライダーさんは、思う以上に天気が悪くて、山行をやめるべききか、お悩み中だった。

佐久の方は、長野県側からのアクセスは最悪だったと教えてくれた。四駆じゃなかったらヤバかったって。


✻✻✻ 大弛峠〜国師・北奥千丈往復 ✻✻✻

ぽそぽそ雨の降る中、国師ヶ岳へ・・・展望なし。
しょぼしょぼ雨の降る中、北奥千丈岳へ・・・ここも展望なし。

雨はまだいい。残念だったのは、北奥の頂上だ。〇〇をされている方がみえた。大岩の上で大声で〇〇し、他の登山者さんは遠慮のかたまりで、登頂の喜びを封印しているようにみえた。一言あると違うだろう。山頂は誰のもの?もちろん、みんなのものですよね。

有名山岳は、その魅力を共有するためにも、互いへの気づかいが大切だ。

大弛峠で車に乗り、下界へ下界へ。明るくなってから改めて気づくのは、紅葉の美しさだった。ことに黄金色に彩られたカラマツは別格だった。

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