日向山から甲斐駒を目指して!/ いま一番旬の日向八丁尾根を歩く
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,579m
- 下り
- 1,576m
コースタイム
06:20 日向山山頂着(標高1660m) 以上日向山登り所要1時間20分(標高差約535m)
(朝食・休憩30分)
06:50 日向山山頂発
08:30 駒岩着(標高2029m)
10:00 大岩山山頂着(標高2319m) 以上大岩山登り所要5時間00分(標高差約1200m)
(その先まで探索20分)
10:20 大岩山山頂発(下山開始)
11:30 駒岩着
(鞍掛山方面に探索20分)
11:50 駒岩に戻り
12:45 錦滝方面分岐
12:55 錦滝方面下山道合流
13:30 錦滝(林道)着
14:00 矢立石駐車場着 以上大岩山下山所要3時間40分
合計所要時間9時間00分 歩行距離約13.5km
天候 | 天気/ 曇り(AM5-AM10)〜雨(PM10-) 気温/ 3℃(AM5:矢立石駐車場)〜8℃(AM10:大岩山) 風 / 終日無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道から折れる「白州農協前」交差点の角は「道の駅はくしゅう」。南アルプスの天然水が頂き放題。 交差点では「竹宇・横手方面」に進む。その先はずっと直進。 林道には山斜面側に側溝あるが、落ち葉に埋もれて見えていないことも。すれ違い時に寄りすぎると脱輪する怖れあるので注意。 --[参考タイム]------------------------------------------------------ 04:00 国道20号線竜王駅入口交差点 (国道20号線=約25km) 04:30 国道20号線白州農協前交差点 (一般道+林道=約7km) 04:45 矢立石登山口着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
[日向山〜駒岩] かなりの急登が続く。木の根を掴んで登ったり、大岩の脇を巻いたりと変化が大きい。 [駒岩〜大岩山] 比較的平坦な尾根道が続く。道は明瞭で赤テープも充実している。 [錦滝下山道] 本来、この道は登りのみ通行OK。下りでの使用は禁止されている。今回知らずに下りていってしまった。 急登多く、台風の後のせいか、崩壊・崩落した箇所多い。登りでの使用も注意が必要。 |
その他周辺情報 | [コンビニ] 白州農協前交差点の南約500mにローソン。 [日帰り入浴] 北杜市営「尾白の湯 べるが」 http://www.verga.jp/modules/tinyd1/ [写真] 下の写真のうち主なものは地図上に撮影ポイントが落としてあります。 なお、写真は巾1600pxあります。各写真クリック(巾800px)よりも「スライドショーで見る」か「元サイズ」をクリックして頂いた方が大画像になります。 |
写真
感想
このところ「日向八丁尾根」が気になって仕方ありません。
hanameizan様はじめ、sirius様、tomo1839様、knot様、と錚々たるメンツの方々がここを歩かれていました。
地元民として、こりゃ黙ってはいられません。ぜひ私も日向八丁尾根を歩こう、というのが今回の山行計画です。
他の方々のような健脚ではなく、日帰りですから早朝暗いうちの出発です。
真っ暗な中、矢立石口を出発。登山口にあった「クマに注意!」の看板が気になります。残念なことにクマ鈴を忘れてきてしまいました。
こういう時は歌を歌うといいらしい、と考えました。
「ある〜日、森の中、熊さんに、出会あった〜♪」。いや、こりゃダメだ。ますます不安募ります。とほほ・・・。
それでも歩き始めて40分ほどで周囲が明るくなり始めました。
約一時間半で日向山山頂の雁ヶ原に到着。朝日を浴びて雲海の上に浮かぶ八ヶ岳を正面に見て驚きます。
西の方には甲斐駒も姿を見せています。空は天気予報通りで、そこそこ青空も見えてます。
ここでアクシデントがありました。実は今回、新しい登山靴。これが足に合わないらしくかかとが痛い。どうもすでに靴擦れのようです。
そこで、日向山でカットバンを貼ってなんとか我慢します。
その先、駒岩まではすごい急傾斜の連続。斜面で足がジリジリと痛みます。
こりゃ、無理せずに撤退か?とも思うのですが、なにしろまだ朝早い。疲れるほど歩いてもおらず、ここで撤退はいかにも惜しい・・・・。
で、まあ無理矢理歩き続けました。
駒岩から先は幸い緩やかな尾根道となり、順調に進みます。
しかし!、その辺から雲行きが怪しくなり、時折雨が舞い落ちてくるような天気になってしまいました。
雨が降って来る度に「前進中止」で様子見するのですが、すぐに止んでしまう。
で、また前進、という繰り返しです。
そんな状態で大岩山までたどり着いたのですが、その先200mの急降下をして八丁尾根を進むらしい。このまま進んで大丈夫か?そもそもこの時点で甲斐駒も何も周囲はほとんど展望無しです。
足痛い。展望ない。雨降ってきた。の三重苦で結局、大岩山から先に進むのは断念しました。
この先に行ったら帰って来れなくなるかも、と。
朝早く出かけた割りにはあまり進まずに撤退で実に残念ですが、状況が悪すぎでした。
昨日までは雨が降る予報などまったくなかったのに・・・。
でもまあ、新しい道を歩くことができたし、雨に濡れた森もまた楽しく、最後まで誰にも会わない静かな山行を過ごすことができ、これも貴重な経験。
次回、があればですが、少なくとも烏帽子岳までは行くぞ!
と気持ちを奮い立たせて帰ってきたのでした。
[追記]
調べてみると、今回私が歩いた日向山〜大岩山の尾根道は「千段刈(せんだんがり?)」とも呼ばれているようです。
してみると「日向八丁尾根」とは、大岩山から先の部分だけを指すのでしょうか?
大岩山から三ツ頭までを「八丁尾根」と呼んでいる資料もあり。
二つの尾根を統合して「日向八丁尾根」と呼ぶことになったのか・・・。
まだ調査が足りません。
pasocomさん、こんにちわ。
私も、ここはとても歩きたいコースです。ただ、甲斐駒まで行ってぐるりとまわると、推定でコースタイム20時間相当ぐらいあると思うので、ヤマレコの猛者の皆さんの真似はとても無理。駒岩、大岩山、鞍掛山ぐらいをまずは目標としたいです。
この時期、紅葉もいいですね。
さっそくのコメントありがとうございます。
まさにそのとおり。ぐるりと回ったら20時間くらいかかりそうで、テント泊必須のコースです。とても猛者の方々の足にはかないません。
また、駒岩から先はあまり標高稼げず、延々と2200mくらいの所を歩き続けるのがつらいです。
駒岩、大岩山など、それぞれの山にアップダウンあり、「尾根歩き」というよりも「山のハシゴ」みたいな感じがしました。
いまは紅葉が良さそうな時期ですが、細かくいうともう少し先かな、という感じがする。
今年は紅葉が遅れているようです。
こんばんは。
あのルートで甲斐駒 !
ってタイトルで快哉を叫んじゃいましたよ。
なんかちょっとホッとしました。
pasocomさんならじゅうぶんあり得ます
でも新ブーツ第一弾にしてはハードコースでしたね。
白砂の迷宮日向山と黄葉がきれいです!
いやほんとに清澄な秋の空気を感じるすばらしい情景ばかり
状況と様子と具合を判断しながら歩き、楽しむ。
できそうでなかなかできない歩き方です。
ながれいし。
佇むランクル。
愛しい。
pasocomさまには珍しい暗いうちに出発
おかげで綺麗な写真の連続!!
夏とは違う空気の清涼感が伝わってきます。
甲府はなんで今日はこんなに降るんだろうというくらいずっと雨でしたから。。。
ご判断は正解。
条件悪ければいつでも引き返せる気持ちでいること。
大切ですね
こんばんは。
三重苦とあっては仕方ないですね。
残念でした。
大岩山で引き返したのは賢明だったと思いますよ。
いったん、あの大岩山の急斜面を下ってしまうと
登り返すのはとても大変です。
正しい判断でした。
次の機会を狙って下さい。
私は31日に日向八丁尾根から鋸を目指します。
ちょっとハードな山行になりそうです。
今回レコのタイトルには悩みましたが、あえて「釣り」と呼ばれるようなタイトルにしてみました。mmg様一丁釣り上げ!って。いや、すみません。
月曜日は最高の好天でながら、なんとずっと以前から予約してあった「人間ドック」なる健康診断あり。青空を指をくわえて眺めていました。
で、翌火曜日もそれほどじゃないけど晴れが続く、という予報だったはずで、すっかり安心していたのでネットの「てんきとくらす」などの予報は確認もせず出かけたのでした。
この尾根から甲斐駒ってのは相当な猛者でないと行けそうもない。大岩山から先が長いのです。
これじゃ黒戸尾根ルートの方がまだ可能性あるんじゃないか、というのが私の見解なのでした。
今回は真っ暗な中ヘッデンで出撃。これ、nori3様風だなあと思いながらでした。
暗い山の中って実に怖いですね。あちらこちらから「ガサッ」という音が聞こえたり、鹿が甲高く鳴く声がしたり。
明るくなってきたときには心底安心しました。
肝心の日向八丁尾根ですが、思ったよりもきついです。それぞれの山が別々で、いちいち登り返しがある。山のサーフィンです(^^)
山中では「これは高い山の上だけの悪天候だろう。」と思っていましたが、下山してくるとどこまでも雨でしたね。
いったいいつ予報が変わったのか、それとも珍しく予報がドはずれたのか?不思議な天気でした。
実はsirius様のタイムを印刷して持参しました。
出発時刻はsirius様より一時間以上も早いので「しめしめ」とほくそ笑んでいたのですが、足が痛いのやら紅葉が絶景やらで思ったほど進めず、駒岩あたりではsirius様の足音が後ろからしてきましたよ(^^)。
で、その先で一気に追い抜かれ・・。
いやsirius様と同じペースで歩けるとは最初から思っていなかったですが、さすが!としか言いようがありませんでした。
大岩山手前のニセピークから尾根道を眺め、あんなに下るのか!と思ったときに大岩山でリターンと決心しました。
あそこからが実に長そうですね。あわよくば烏帽子岳までなどと算段していたのですが。
ニセピークから見た鋸も圧巻の姿でした。
あの山も手強さでは甲斐駒以上かと。
お気を付けておいで下さい。そのレコまた楽しみです。
神様ご降臨!
見ました見ました!
同じ光を見ていたのですね。きれいでした!
霧ヶ峰から見た甲斐駒方面はずっと雲に覆われてました。
午後はやはり雨だったのですね。
昨日の天気は、前夜に予報が変わりましたね。
天気予報(てんきとくらす)を見ていて、美ヶ原は×、霧ヶ峰は△で美ヶ原には午後雨マーク、霧ヶ峰は曇りマークだったので、霧ヶ峰の方にしました。近いのに天気は違うもんです。
それにしても先日行った日向山の紅葉が、ずいぶん進んでいてびっくり。私が行った時は黄葉ばかりでしたから。
お疲れさまでした。
コメントありがとうございます。
そう、同じですねえ。霧ヶ峰と日向山じゃ40kmほども離れているのに、同じような光が見えたというのは不思議ですね。ほんとうにちょっと神秘的でした。
天気は数日前から雨などという予報は一切無かったので安心しきっていて、いつも愛用する「てんきとくらす」もこの日は全く確認せずに出かけてしまったのでした。
前夜に突然変わったのですか。とほほです。
それでも「万一」と思って雨具は持って行ったので困りはしなかったのですが。やっぱり「備えあれば憂い無し」ですね。
日向山 行ってみたいと思ってました。
写真を拝見して、雪?と思いましたが、白砂なんでしょうか?
紅葉もとても綺麗ですね。
靴ズレは大丈夫ですか?
私も単独の時に「森のくまさん」を歌ったことが
次はきっと、晴天ですね
コメントありがとうございました。
日向山の雁ヶ原(かりがはら)という所は写真に撮ると雪原みたいですね。
今回は朝早く日の出直後に通過してしまったので、写真ではちょっと暗く写っていますが、明るいときには本当に白砂がまぶしいほど。ほとんどどこかのリゾート地のビーチみたいです。
そんな高い山じゃありませんが、ぜひ一度とお勧めできる山ですよ。これからがちょうど紅葉も最盛期になりそうです。
もし出かけられるときは、このレコの反対まわり「矢立石→林道経由で錦滝→日向山→矢立石」の方向で。
Mya-a様も靴新しくされたんですね。Sirioみたいでしたが。そちらの方は調子いかがですか。
私の方はかかとがちょっと赤くなった程度で助かりましたが、今後どうするか?
やっぱり近場で履き慣らさないとだめのようですね。
むむっ
タイムリーにも、こちらは今週末の候補地のひとつ!
興味津々で拝見させていただきました〜
でも、なんだかこの連休はお天気もパッとしないようですし、
大岩山まではちょっと行ける気がしないんですけれども・・
紅葉は遅れているのですね〜?
でも、雁ヶ原からの紅葉写真、綺麗ですよー
そういえば予報とは違い、東京でも火曜日は終日雨だったような・・
靴連れも想定外でしたね
また、ぜひリベンジなさってくださいね〜
お疲れ様でした!!
かな〜り大変そうですね〜〜。
こんちはpasocomさん!
天気に恵まれなくて良かったのか悪かったのか、、(笑)
黒土尾根で下ってくると距離もかなりありますよね??
25〜6km位でしょうか??天気に恵まれてたらどうなっ
ていたかも興味が尽きません
もっと日の長い時期ならいいんですけどね!
御無事で何よりです、お疲れ様でした!
この次の週末は連休がらみですね。
いま確認しましたが、山梨は3日ともそこそこの好天のようですよ。
もし日向山に行かれるならこの連休がまさに紅葉狩りの絶好タイミングになりそうです。
そうそう、それとnyagi様がおっしゃっていた「鞍掛山」、甲斐駒展望の山として知られていますし、気になって向かったのですが、駒岩からすごい鞍部。その先に100mはあろうかという急斜面で登るらしい。
こりゃとても無理。そもそも行ったところで何も見えんだろう、と途中撤退してきました。
駒岩にある標識には「鞍掛山 0.3h」とあり、こりゃ20分で行けるんかと訝りましたが、とても無理そうでしたね。
でも他の方のレコを見ると30分で行ってる人もあり。
その辺、もし行かれるならちょっと事前調査が必要そうです。
天気悪くて悪かったのか良かったのか・・・。
いやいや元々甲斐駒周回して黒戸尾根で下りてこようなどという大それた計画は無かったのです。それ、まさに20km超の大周回で帰着は暗くなってしまうでしょう。
ただ、できれば烏帽子山とかその先の三ツ頭という稜線部まで行けないかという淡い期待でした。
それにしても、そういう距離を狙うときに新しい靴はまずかったですね。ちょっと作戦失敗な気分です。
次回は、そう、もっと日が長い来年の春以降ですかね。
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