農鳥岳(白峰三山) 北岳300m手前で無念
- GPS
- 14:58
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 3,356m
- 下り
- 2,667m
コースタイム
- 山行
- 13:37
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 14:59
天候 | 曇り→晴れ→強風・ガス・小雨→爆風・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【大門沢ゲート〜大門沢下降点】 ・数回ある渡渉は飛び石で渡れる箇所を探した。 ・取水口手前1100m辺りが判り難かった。 ・ルートに倒木の跨ぎ多い。最初は通行止めかと思った。。。 ・大門沢小屋から先で眠く3回仮眠。 【大門沢下降点〜農鳥岳】 ・稜線に出たら西側から強風。 【農鳥岳〜農鳥小屋】 ・西農鳥から小屋への下りはガレのちザレ。スリップ転倒に気を付けた。 【農鳥小屋〜間ノ岳】 ・雨なのか霙なのか判らないが強風で寒かった。 ・2800〜2950m辺りはガスが濃かったらルート見失いそう。GPS必携。 【間ノ岳〜吊り尾根分岐】 ・間ノ岳〜中白根山の間は尾根上から落石あったらアウト。急ぎ通過。 ・尾根の西側歩きなので強風に晒される。北岳の山体では体が煽られる風だった。 ・吊り尾根分岐(北岳まで300m)で時間切れ。八本歯のコル経由で降りる。 【吊り尾根分岐〜広河原】 ・八本歯のコルまでゴーロ。 ・大樺沢床まで丸太階段の連続でアスレチック。 ・二俣から先通行止め。白根御池方面にルートをとる。 |
写真
感想
今年の夏秋山行でやりたかった白峰三山を実行。結果は時間切れで北岳に標高100m、距離300m届かず。。。でした。
22時過ぎに奈良田に到着し第一駐車場の先に10台程度駐車可能な駐車場(下山後確認したら「第二駐車場」の看板が立っていた)があったので停める。
2時間ほど仮眠をし1時30分前にヘッデンを点灯して第一発電所を目指し元気よくスタート。
第一発電所から先の林道をテクテクし右手の登山道に取り付く。森山橋を渡り右岸を歩き暫くすると渡渉となる。水流から頭の出ている石が連続している場所を探して渡渉をする。暗闇の河原歩きはルートが判り難い。GPSで確認しながら進む。1100m辺りで右上方へ続く単管手摺があったので進んで行くが登りあげたらルートを見失う。下方に取水口建屋の灯りが見えているので、何とか下り建屋脇からメッチャ揺れる吊り橋を渡る。
何度か渡渉を繰り返し大門沢小屋に到着。前回の槍で出来た靴擦れが再発している様なのでテーピングでケア。
北アの山と違い良くも悪くも自然豊かな樹林帯でルートが判り難かった。
2050m位からメチャメチャ眠くなり、ふらつくので座り込み10分の仮眠をとる。これを3回ほど繰り返してやっと眠気が覚めた。急登を登っていると登山者とスライド。「稜線は強風ですよ」と情報をもらう。左の樹林の切れ目からは雲海に浮かぶ富士山が良く見える。
大門沢下降点に到着すると情報通りの強風。ミドルを着込む。稜線を歩いてガレガレを登れば。。。
農鳥岳登頂〜。
居合わせた登山者さんと写真を取合う。先を急ぎ西農鳥岳を目指すとガスが多くなってきた。
西農鳥岳登頂〜。
ガスガスで眺望なし。先へ進む。今日は完全に修行系となってきた。
農鳥小屋までガレ&ザレを250m程度降る。小屋をスルーしてハイマツを風除けにエネ補給。間ノ岳へ400m程度の登りに備える。ここまで脚の出もあまり良くなかったが、やっとエンジンが掛かる。
雨なのか霰なのか判らないが、強風と共に吹き付けてくるのでカッパの上着を着る。
2800〜2950m辺りはガスが濃くなるとルートを見失いそうな地形なので、濃霧時はGPS必携です。小屋付近から1時間程度歩いたら。。。
間ノ岳登頂〜。
こちらも眺望が無いので標柱にtouch&go。
この先は尾根の西側を通って行くので谷から吹き上げる強風にモロに晒される。右手頭上の落石も怖い。サッサと通過して行くが左に落ちたらただでは済まないので慎重に。
中白根山登頂〜。
はい、touch&goです。
北岳山荘まで一旦降り、北岳山頂を目指すが強風が更に強まり怖い。吊り尾根分岐で14時となり時間切れ。北岳まで標高100m、距離300mを残して八本歯のコル経由大樺沢ルートで下山開始。
八本歯のコルまでゴーロを降り、大樺沢まで連続する丸太階段のアスレチックだ。何気にこの丸太階段が降り難く時間が掛かる。沢床に降りたら、さぁ急げ急げの駆け足。朝からこの出力があれば北岳に届いたのに。。。今になってエンジン全開になるとは。
二股まで降りるとロープが張られている。この先は通行止め。心が折れそうになった。。。迷ってる時間はない。進路を白根御池方面にとりさらにスピードアップする。この時点で15時20分。残り標高700m、距離で4匱紊澄ギリギリ間に合いそうだ。
終バスに間に合わなければ広河原から奈良田まで20劼諒發となり4〜5時間は掛かるだろう。それは避けたい一心で急ぐが慎重に降って行く。もう写真なんか撮ってる場合じゃない。
広河原山荘が見え吊り橋を渡ると16時38分。バスはまだ発車していない。間に合った〜。とりあえずヘルメットを脱ぎ、水をがぶ飲みする。息苦しいがマスクを着用してバスへ乗り込み料金を払う。自分ともう1名の登山者を乗せた奈良田行のバスは出発した。運転手さんに駐車した場所を告げたらそこの前で降ろしてもらえたので殆ど歩く事無く車に到着。無事下山となった。
今年は、もう白峰三山ワンデイは出来ないが来年リベンジをしよう。
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