白馬岳(大雪渓)
天候 | 晴れのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
今年…もう一つ登ってみたかった山「白馬岳」です。白馬村の麓で何度も見上げた白馬三山。いつか登らなきゃと思いながら…何年も月日が流れてしまいました。
秋になってしまいましたが、大雪渓が安定しているこの季節に白馬岳に登りました。
いつものコンビニに午前1時に待ち合わせ。仮眠1時間はできました(^^)
友達の新車ジムニー号で白馬村へ向かいます。今回は参加出来なかった仲間から…中央道で全面通行止めが急遽あるってLINEが…(°_°)
途中で高速を降りて中央アルプスを貫く、木曽と伊那を繋ぐ権兵衛峠を越えて中央道へ戻ります(約1時間半のロス)やっと猿倉の駐車場に着く頃には、朝陽が登りはじめる時間になってしまいました。
<猿倉〜白馬尻小屋>
猿倉荘にて登山届けを提出して、林道を歩き少し急登の登山道へ入ります。
早朝の樹林帯はちょっと寒かったので長袖とウィンドブレーカーにしましたが…すぐに暑くなり半袖にしました。
沢沿いの登りを進みます。時折り山の稜線が姿を現します。白馬尻小屋は撤収されていました。
<大雪渓〜葱平>
10月は大雪渓も小さくなり(1kmもない)固くて安定した雪になっています。紅ガラの目印があり迷うことなく進みます。時折り谷筋に吹く風が冷たくて気持ちいいです。
軽自動車ぐらいの岩も雪渓にあり…左右の尾根は崩れやすく落石に注意が必要です。
楽しい雪渓歩きはあっという間に終わってしまいました。雪渓を抜けるとさらにまわりの景色が開けてきます。
<岩室跡〜避難小屋>
小雪渓はクラックと大きな割れめの穴が空いていて…脇道を歩きます。
天狗菱が間近に見えてきました。崩落がスゴイです…ここから崩れ落ちてくる岩が雪渓まで音もなく来ると思うと、ゾッとします(°_°)
ふと…振り向くと戸隠・妙高・四阿山・白根山などが見渡せます。
少しづつ風が強くなってきましたが、天気も良く快適な登りです。
避難小屋で昼ごはんにします。軽量化のためアルファ米とフリーズドライのかに雑炊を用意しました。
手早くお湯を沸かして、お米を作り残りのお湯でかに雑炊を温めてから一緒に混ぜて食べました。
暖かいお米などはお腹に優しく腹持ちもいいので美味しくいただきました。
今回は、田中陽希さんをマネてポテトチップスを持ってきました。塩味が効いていて最高に美味しいです(^^)しっかりとお腹を満たして残りの登りに備えます。
<白馬岳頂上宿舎〜白馬岳山荘>
木の階段があったり、とても整備されていて登りやすいルートが続きます。途中ナナカマドの赤い実が綺麗でした。頂上宿舎までは標高も上がってきて心拍も上がり気持ちいい登りでペースも上がります。
あっという間に頂上宿舎に着いたので水分補給して仲間を待ちます。
ここからすぐに稜線に出ると…スゴイ景色が広がっていました。槍・穂高連峰・立山連峰・後立山連峰の山々や日本海へ続く栂海新道など、雲海が日本海まで続き…強風のなか絶景に見惚れてしまいました(^^)
白馬岳山荘は赤い可愛い山小屋で、今回の山行で唯一営業していました。テラス席が一等地で絶景が楽しめます。
<白馬岳〜葱平>
すぐ横の旭岳へ続く稜線は、草紅葉していて荒涼とした景色が秋の山らしく素敵です。
あと少し山頂への登りです。ここからは風が強くなり、気温も下がってきます。ウィンドブレーカーを羽織り手袋をつけて歩きます。最後は3人で山頂の三角点にタッチです。
残念ながら山頂ではガスが広がり周り展望はありませんでした。寒いのですぐに下り始めます。
秋の日はつるべ落としです。大きな山の影になり復路の登山道はすぐに日陰になってしまいます。
足早に来た道をピストンします。
<大雪渓〜猿倉>
谷筋の登山道に…徐々にガスが湧いてきました。幻想的な景色ですが、大雪渓は早めに下りたいです。急登な下りにペースで上がらず、やっと大雪渓に着いた頃には真っ白なガスに包まれ薄暗くなっていました。音もなく落石があると言われますので、たまに後ろも気にしながら足早に渡ります。
ガスが…細かい霧となり、やがてミストのような小雨になってゆく手を阻みます。やはり噂どおりこの周辺のみ天候が変わりやすいようです。ヘッドライトを用意してルートをロストしないように歩きます。10時間を越えてしまうので最後まで補給を欠かさず歩きます。
久しぶりの真っ暗な登山道の歩きを楽しみながら…やっぱり残りの1時間は長いなぁと感じながら、途中に獣臭がして…ちょっとヒヤリとしたり。おしゃべりをしながら猿倉の駐車場まで下りてきました。
1日通して登山者は少なく、静かな山登りを楽しめました。稜線では…今までの山で無雪期には1番というぐらいの絶景が広がっていました。寒波が来る前で比較的暖かく快適な山行でした。
いつもながら装備の軽量化や食料の工夫など、課題は尽きません。
大きな山を日帰りで登る楽しみを仲間と達成できて、幸せな山旅でした。
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