蝶ヶ岳より槍穂美ゆ
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 1,239m
- 下り
- 1,236m
コースタイム
7:30上高地バスターミナル
9:10徳沢園
12:20長塀山
13:20蝶ヶ岳山頂
<2日目>
6:20蝶ヶ岳ヒュッテキャンプ指定地
9:00横尾
12:00河童橋
12:05上高地バスターミナル
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
あかんだな駐車場より上高地までシャトルバス(往復2000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
蝶ヶ岳ヒュッテの営業は11月4日までです。 ルート上に危険箇所はありませんが、もういつ雪が積もってもおかしくないような状況でした。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
今回のテーマは「穂高が見たい!」
上高地は松本などに比べ関西からのアクセスが良く、飽き飽きしてきた中央道を通らなくていいので気分転換にもなります。
早朝の上高地、寒っ!!
紅葉も終わりかけやし…。
去年来てるからある程度かって知ったるバスターミナルでトイレと登山届けをさっさと済まし、出発。去年はガスでしたが、ここから奥穂高が見えるとは…。圧巻の峰に魅了され、一瞬穂高へのルート変更を考えたりもしたのでした。
徳沢園までは平坦な散歩道。ウォーミングアップには丁度良い感じでしたが、徳沢園からはいきなりの急登。しかもあれほど賑わっていた梓川沿いとはちがい人気が皆無です。そりゃ上高地まで来たなら槍か穂高目指すよね普通…。
うんざりする急登は樹林帯で展望はありません。森歩きにはうってつけ、と言いたいところですが、何しろ急登なんであんまり楽しんでいる余裕もありませんでした。
ある程度の高さに出れば森林限界を超えた展望のよい稜線を歩けるかと思ったんですが、それが叶ったのは頂上数十m前くらいで、しかも快晴だった天気は下り坂…。ちょっと切ない感じでしたが、とりあえず頂上登りきった満足感を最後の糧にすぐ先の蝶ヶ岳ヒュッテに向かいます。
小屋にはストーブが炊かれ、かなり暖かい。一瞬小屋どまりが頭をよぎりましたか、そこは甘えずテント泊で受付。何とか一晩寒さを耐えきる!
冷たい風にさらされながら、テントを設営したのはよいものの、風が強くて展望もきかない。やることなくしばし待機してると外から「槍見えた!」「デカイ!」などといった声。
なんとなくすぐさまテントを出るのも恥ずかしいので、衣類を着込んでからカメラ片手にのそのそと外へ。槍が見えました。
雲の動きから察するに、穂高も見えそう。身を隠す場所もなく震えながら待つこと数分、穂高が姿を現し明神岳の向こうに夕陽が沈もうとしていました。うっすらと雪をまとった連峰は圧巻そのもの。しばし寒さを忘れその岩峰に見とれていました。
日が暮れればあとは寝るのみ!寒さと風に何度も起こされながらも朝まで稜線の夜長を楽しむことができました。朝の風の中の撤収はやっかいでしたが…。
二日目は稜線を少し北へとり、横尾へと下山します。ここもなかなかの急斜面でしたが、横尾まで出れば安全地帯とかっとばしました。疲れたどり着いた横尾から上高地バスターミナルまでの三時間、平坦な道ながら足を引きずるように歩き、 河童橋が近づいたころにはすれ違う方々と痛みに耐えながら無理矢理つくったハニカミ笑いで挨拶するのが精一杯でした。
もっと鍛えねば…。
帰り道、平湯から少し車で上がった高台から見た笠ヶ岳は秀麗そのものでした。新穂高の先に登山口があるみたい。しめしめ、来年にはまたテント担いで…♪
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