鳥甲山−ムジナ平〜屋敷登山口周回−
- GPS
- 07:28
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,131m
- 下り
- 1,276m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・難所が3箇所。万仏岩はハシゴ鎖が多数。しっかりしてるので高度感はありますが大丈夫でしょう。ナイフリッジは両端が切れ落ちていて高度感抜群。でも2m程なので大丈夫。その直後のカミソリ岩は立入禁止のテープが切れていてどっちへ向かえばいいのか迷いましたがテープ結んできました。急でちょっと怖いですがここも大丈夫でしょう。その三箇所のみですが高所恐怖症でなければクリアできます。 ・登山ポストはムジナ平・屋敷の両登山口に設置されています。 ・下山後は秘境秋山郷に温泉が多数。今回は雪あかりというお宿で日帰り入浴。 ・登山口付近にトイレはありませんでしたので途中のよさの里オートキャンプ場のトイレを利用しました。 |
写真
感想
スリル ★★★★☆
体力 ★★★★☆
気力 ★★★★★
景観 ★★★☆☆
楽しさ ★★★★★
晴れの特異日、文化の日、日本二百名山で信州百名山の鳥甲山へ行ってきました!
第二の谷川岳と言われる鳥甲山ですが秋山郷からみると本当にその通りの山容で荒々しい雰囲気を醸し出していました。(谷川岳は行ったことがありませんが^^;)
今回は東京から向かったきょんぴ君と秋山郷のよさの里で待ち合わせ車二台で周回。一台は屋敷登山口のトンネル横にデポしました。一台分しかスペースがありませんでした。屋敷登山口からムジナ平までは6kmほどらしく歩く方が多いようです。ムジナ平登山口には広い駐車場あり。三台ほど先客ありで途中ピストンの単独のおじさまに出会いました。他の登山者は屋敷方面に降りたそうです。6時半には登り始めたかったのですがさすがの秘境秋山郷。道に迷いながらグルグルして登りはじめたのは7時を過ぎていました。
登り始めすぐは傾斜も緩やかで紅葉を満喫しながら歩けましたがそれも束の間、すぐに急勾配に変わり高度は稼げるけど距離が稼げない状態。さすがにこの勾配はずっと続かないだろうと思っていたらまさかのアップダウンの繰り返し。結局下山までずっと急勾配でした。わたしの急登ランキング一位に入るかもしれません。ちなみに2位は百名山雨飾山の薬師尾根。北アルプス三大急登の燕の合戦尾根は7位くらいでしょうか。山登り3回目の同行者のザックが重くて辛そうだったので軽量化してきたマイザックと交換してボッカトレーニングすることに。初秋のロング山行のおかげか疲労はあまり感じませんでした。
難所1の万仏岩に到着すると噂の鎖場にテンションが上がります。鎖はしっかりしていますがハシゴはちょっと不安。なくても登れそうだったので鎖ハシゴは使わずに登りました。ここでちょっと盛った写真を撮って遊んでいたら結構な時間をロスしてしまいました。万仏岩は高所恐怖症の相棒も余裕の表情でした。
しばらくアップダウンを繰り返し進んでいると難所2のナイフリッジ。ここは2mほどですが幅は30cmほど両端は何十mかわからないくらい切れ落ちています。高度感抜群でここはさすがにちょっとみんなビビる。でも距離が短いので案外余裕でクリアできます。
さらに少し進むと難所3のカミソリ岩。幅が狭く崩落しているところもありで慎重に。立入禁止のテープが切れていて一瞬迷いました。テープは結んでおきました。
落ちたりしたらやばいですが慎重に行けば問題ありません。
そこを過ぎると今までと同じ山なのか疑うほど雰囲気が変わり急勾配は変わりませんが大きな笹に囲まれた道へ。雨と落ち葉でぬかるみがひどかったです。ここからはキノコなどを探しながらのんびり登山です。
ひたすらアップダウンを繰り返し登っていると屋敷との分岐、山頂まで2分の道標。本当に2分くらいなのですが疲労が来てると結構長い。
山頂は4人パーティの我々が昼食を取るのにピッタリくらいのスペース。10人くらいまでは大丈夫そうです。展望が期待できないと聞いていたのですが山頂の木々は葉っぱが落ちていて対峙する苗場山や志賀高原が見渡せました。(うろ覚え)
休憩で自作アルコールバーナーが山で使えるのか実験。40mlのアルコールでカップスープとコーヒー分のお湯が沸かせました。低山のんびり山行のお供に調度良さそうです。軽いのが良い。
長い休憩を終えて下ります。分岐の辺りから屋敷方面ルートを見ると気持よさそうな笹畑にみえます。しかし実際は急勾配で小ピークが幾つもありしんどいルートです。
登り始めから8つ目くらい(うろ覚え)の小ピークを超えるとあとはひたすら急勾配の道を下ります。落ち葉やぬかるみが多くかなり滑ります。滑ったら下まで滑り落ちる可能性があるのでパーティ組んでいく時は前の人に突っ込まないよう注意が必要です。危険なところはありませんが怪我に注意。ポール使ったことなかったのですが相棒に後半借りたらありえないくらい楽だったのでポールがあるといいかもです。
長い長い下りの後半には雪崩止めが幾つもありそれが遠くから見ると道路に見えなくもないコンクリート造りで何度も騙されました。まったくいやらしい道です。
車につく頃には初心者二人は疲労困憊。後から相棒に聞いた所わたしも無意識のうちにため息が多くなっていたようです。
下山後は車を拾って秘境秋山郷の温泉で疲れを癒やしました。さっぱりしたお湯でした。今回の温泉は雪あかりさんというお宿で日帰り入浴は時間が遅かったせいか内風呂のみ500円、小タオル250円でした。露天風呂に入れたらきっと素晴らしい紅葉の景色が見れたことと思います。
今年の秋山もそろそろ終わりのこの時期、素晴らしい山に出会えて感激です。高いから良い山という感覚を覆してくれる山でした。みんな最初はあまり乗り気ではなかったのですが最後は達成感いっぱいで山行を無事終えることが出来ました。一緒に行ってくれた仲間たちに感謝です。
ちなみに雪の状況ですが10月31日に栄村役場に問い合わせた所雪はまだとのことでした。上の方にほんの少し雪が降った形跡がありました。問い合わせは栄村役場の支所が秋山郷にあるとのことでそちらに問い合わせたほうがよさそうです。
コメント
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こんばんは、NatureGirlさん(^^)v
ワタシのレコへの訪問もありがとうございましたm(__)m
ワタシも同じような感想です、スゴい急登ですよね、あの山(^-^;
見晴らしが良くなるまでノンストップであの登りでしたから、ワタシもヘトヘトでした。
でも全体的には楽しい山ですよね♪
今一度ゆっくりレコの方拝見しましたら、NatureGirlさんが途中で会われたピストンのおじさまこそが、山頂で写真を撮って下さった方でした!
栃木から来られていた方で前日は新潟のお山を歩かれたと聞きました、とても話好きな方でしたね♪
あ、そういえば屋敷登山口のあたりに停まっていた車はNatureGirlさん方の車だったんですね!
トンネルの手前に停まっていたのを覚えておりました。
今回はニアミスでしたが、次回は山頂でお会いしましょー(^^)v
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