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Yamareco

記録ID: 367991
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

三十三尋の滝 - 上名栗の白岩にあるこの名瀑、知ってましたか?

2013年11月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:40
距離
13.4km
登り
1,517m
下り
1,514m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:39
休憩
1:00
合計
9:39
6:45
305
スタート地点
11:49
11:50
79
13:08
13:08
19
13:28
13:28
38
14:06
14:06
7
14:13
14:20
31
14:51
15:45
18
16:03
16:03
22
16:25
ゴール地点
06:45 大鳩園駐車場
07:27 26号鉄塔(P608)
08:26 P853
08:42 330号鉄塔(たぶん)
09:59 渡渉
10:55 329号鉄塔
11:45 P1091
11:50 ウノタワ
11:58 ランチ 12:58
13:14 ??号鉄塔
13:28 鳥首峠
13:31 21号鉄塔
14:07 滝入ノ頭
14:14 しょうじくぼの頭
15:25 三十三尋の滝
16:00 三十三尋の滝入口
16:25 大鳩園駐車場
天候 曇り、昼過ぎに一時濃霧。
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山中林道の大場戸橋を渡ってすぐの、大鳩園駐車場を利用しました。
下山するとワイパーに請求袋が挟んであり、山中林道を名郷BSに下る途中の売店にある料金箱に投入します。駐車場案内には、土日1000円とありましたが、請求袋に書いてあった請求額700円を支払いました。
コース状況/
危険箇所等
※ ウノタワから、しょうじくぼの頭、以外は、一般登山道ではありません。

<大鳩園駐車場 〜 P853>
26号鉄塔のある尾根に乗るため、大鳩園駐車場の目の前から取り付きました。多くの倒木や枝、ザレ場で歩きにくい急斜面はかなり厳しいです。
情報が無いので、私は目に付いたこの場所から取り付きましたが、山中林道を少し登った尾根の北側から取り付くことも可能かもしれません。
尾根に乗れば傾斜は緩み、鉄塔の案内が出始め、多少歩きやすくなります。踏み跡らしきものも散見し、2ヶ所ほど板の階段がありました。
26号鉄塔があるP608からは、地形図から受ける印象以上に存在感のあるP853がハッキリ見えます。
P853直下まで行くと、薄い踏み跡は西(砕石場方向)に向かうようでしたが、無視してピークを目指します。踏み跡はありません。
P853山頂は、展望は無く小高い丘のような印象です。なぜか、冬用上着やツェルト(?)が放置されていました。

<P853 〜 ウノタワ>
ウノタワの少し南側から延びる尾根に乗るため、P853から北に延びる尾根を下ると、まもなく330号鉄塔に出ます。
当初私は、尾根を下り切って沢を渡渉し目的の尾根に乗る計画だったので、鉄塔を通過し更に下っていきましたが、ザレの急斜面と下から聞こえてきた沢音の大きさ(水量が多いと感じた)に、「これは無理して降りても渡渉できないかもしれない。もっと沢の上流に行かなければ。」と考え、少しずつ高度を上げ気味に、ザレた斜面をトラバースしていきました。
しかし、ほどなく崩落場所に阻まれ上に登っていくと、再び先ほどの鉄塔に着いてしまいました。回りを観察すると、329号鉄塔に向かうものと思われるピンクテープと踏み跡を発見したので、329号鉄塔がどこにあるのかはわかりませんでしたが、方向的には妥当そうなのでこれを辿ることにしました。
途中、流された場所などもあるので危険ですが、テープは渡渉までしっかりと案内してくれました。
渡渉後もテープは案内していたと思われますが、倒木などの影響で途中から辿れなくなりました。でも、沢を越える目的は達成されたので、自力で尾根を目指しました。ここでも尾根に乗るまでが大変でした。
尾根を進んで行くと、テープが誘導していた329号鉄塔がありました。
標高1000を越えた辺りからは進路を北に変え、トラバース気味に、直接ウノタワを目指しましたが、この斜面は、倒木もありそれなりに歩きにくいですが、崩落とかもなく雑木林がきれいでした。
ウノタワの東側にあるP1091を通過してウノタワに入りました。
このP1091付近は、あまり人が入っていないようですが、穴場だと思います。私はここで昼食にしました。

<ウノタワ 〜 しょうじくぼの頭>
一般登山道なので割愛。

<しょうじくぼの頭 〜 三十三尋の滝入口>
以前は一般登山道だったらしき痕跡はありますが、ヤセ尾根や急坂が意外とハードです。特に下りでは慎重さが要求されます。途中にある大岩を回り込む際には、ザックなどを引っ掛けないように細心の注意が必要です。
尾根から三十三尋の滝に向かう分岐は、写真にある赤テープが一般的なのだと思われますが、それ以外にも上流側に踏み跡があるので注意して入りましょう。
分岐後は踏み跡はかなり不明瞭です。無いと思った方が良いです。滝までは沢を登れば良いので迷うことはありませんが、意外に登りであることと倒木などで難儀します。また、尾根に戻る際に迷う可能性があるので、私はタオルや予備の手袋などを途中に残して目印にしました。
最後は砕石工場そばの橋を渡るのですが、尾根は広く踏み跡もほぼ無いので、方向を誤まらず橋に辿り着く必要があります。
大鳩園駐車場の目の前から取り付きました。この付近では、石垣のためここ以外に取り付ける場所はありません。
2013年11月09日 06:44撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
11/9 6:44
大鳩園駐車場の目の前から取り付きました。この付近では、石垣のためここ以外に取り付ける場所はありません。
自車を見下ろして、ロックしていなかったことに気付いた。スマートキーで良かった。
2013年11月09日 06:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
11/9 6:50
自車を見下ろして、ロックしていなかったことに気付いた。スマートキーで良かった。
絶壁でなければ、どこでも登る覚悟です。
2013年11月09日 07:00撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 7:00
絶壁でなければ、どこでも登る覚悟です。
ザレもあります。
2013年11月09日 07:05撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 7:05
ザレもあります。
尾根はもうすぐ。
2013年11月09日 07:06撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 7:06
尾根はもうすぐ。
鉄塔の巡視路と思われる階段がありました。
2013年11月09日 07:25撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 7:25
鉄塔の巡視路と思われる階段がありました。
26号鉄塔(P608)です。
2013年11月09日 07:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 7:27
26号鉄塔(P608)です。
あれが目指すP853です。名前があってもいい存在感ですけどねぇ。
2013年11月09日 07:31撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 7:31
あれが目指すP853です。名前があってもいい存在感ですけどねぇ。
凹んだところが、鳥首峠でしょうか。
2013年11月09日 07:54撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 7:54
凹んだところが、鳥首峠でしょうか。
左(南)が植林、右(北)が雑木林。尾根を境にずっとこんな植生でした。
2013年11月09日 07:59撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 7:59
左(南)が植林、右(北)が雑木林。尾根を境にずっとこんな植生でした。
P853への登り。注意しないと、湾曲した枝を踏んで顔まで跳ね上がります。
2013年11月09日 08:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 8:08
P853への登り。注意しないと、湾曲した枝を踏んで顔まで跳ね上がります。
山頂にはこんなものが・・・
2013年11月09日 08:29撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 8:29
山頂にはこんなものが・・・
山頂を示すものが何もなかったので、なぜか切れ込みが入った特徴的な木と共に一枚。
2013年11月09日 08:33撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 8:33
山頂を示すものが何もなかったので、なぜか切れ込みが入った特徴的な木と共に一枚。
北側の尾根を下ります。背景は、妻坂峠から武川岳の山並みでしょうか。
2013年11月09日 08:36撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 8:36
北側の尾根を下ります。背景は、妻坂峠から武川岳の山並みでしょうか。
330号鉄塔(たぶん)。ここから329号鉄塔への巡視路を辿れば良かったんですが、
2013年11月09日 08:42撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 8:42
330号鉄塔(たぶん)。ここから329号鉄塔への巡視路を辿れば良かったんですが、
尾根末端近くで沢を越えた方が傾斜は緩いだろうと考え、下りました。
2013年11月09日 08:49撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 8:49
尾根末端近くで沢を越えた方が傾斜は緩いだろうと考え、下りました。
沢はまだずっと下なのに音がすごい。渡渉は無理な水量かも、と、
2013年11月09日 09:17撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 9:17
沢はまだずっと下なのに音がすごい。渡渉は無理な水量かも、と、
下るのもヤバそうなので、上流方向にトラバースすることにしたが、
2013年11月09日 09:20撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 9:20
下るのもヤバそうなので、上流方向にトラバースすることにしたが、
それも思うに叶わず、330号鉄塔まで登り返すと、
2013年11月09日 09:22撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 9:22
それも思うに叶わず、330号鉄塔まで登り返すと、
329号鉄塔への案内と思われる目印と踏み跡を発見。
2013年11月09日 09:47撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 9:47
329号鉄塔への案内と思われる目印と踏み跡を発見。
踏み跡は不明瞭ですが、テープはしっかりと続いています。
2013年11月09日 09:48撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 9:48
踏み跡は不明瞭ですが、テープはしっかりと続いています。
おかげで沢を越えることができました。
2013年11月09日 09:58撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 9:58
おかげで沢を越えることができました。
沢を越えた先にもしっかりテープ。
2013年11月09日 10:00撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 10:00
沢を越えた先にもしっかりテープ。
沢の下流方向からも道が伸びていました。登り返さず降り切っても良かったのかもしれません。
2013年11月09日 10:01撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 10:01
沢の下流方向からも道が伸びていました。登り返さず降り切っても良かったのかもしれません。
と、尾根に取り付いてすぐ、倒木が立ち塞がりました。
2013年11月09日 10:12撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 10:12
と、尾根に取り付いてすぐ、倒木が立ち塞がりました。
沢を越えてしまえば、コッチのもの。もう案内は必須ではありません。
2013年11月09日 10:20撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 10:20
沢を越えてしまえば、コッチのもの。もう案内は必須ではありません。
絶壁でなければ、どこでも登る覚悟です。(^^;)
2013年11月09日 10:28撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 10:28
絶壁でなければ、どこでも登る覚悟です。(^^;)
チェーンスパイクを付ければ良かったと、書きながら思いました。
2013年11月09日 10:30撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 10:30
チェーンスパイクを付ければ良かったと、書きながら思いました。
尾根に乗りました。
2013年11月09日 10:40撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 10:40
尾根に乗りました。
329号鉄塔は、ココだったんですね。コンクリートの土台に刺してある鉄の棒を階段にして上がります。
2013年11月09日 10:55撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 10:55
329号鉄塔は、ココだったんですね。コンクリートの土台に刺してある鉄の棒を階段にして上がります。
前半の難所をクリアし、ホッとしました。
2013年11月09日 10:58撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 10:58
前半の難所をクリアし、ホッとしました。
こんな雰囲気の斜面を横切って、ウノタワ方向に進みます。
2013年11月09日 11:24撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 11:24
こんな雰囲気の斜面を横切って、ウノタワ方向に進みます。
一部、岩を回り込む場所もあります。
2013年11月09日 11:28撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 11:28
一部、岩を回り込む場所もあります。
P1091手前のいい感じの場所でパチリ。
2013年11月09日 11:38撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 11:38
P1091手前のいい感じの場所でパチリ。
ここがP1091っぽいです。
2013年11月09日 11:46撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 11:46
ここがP1091っぽいです。
少し北西に移動すればウノタワ。あれー、予想に反して誰もいない。
2013年11月09日 11:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 11:50
少し北西に移動すればウノタワ。あれー、予想に反して誰もいない。
P1091そばまで戻って、一人静かにランチにしました。写真左の高い場所が登山道なのですが、3組ほどが通って行きました。
2013年11月09日 12:07撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 12:07
P1091そばまで戻って、一人静かにランチにしました。写真左の高い場所が登山道なのですが、3組ほどが通って行きました。
1時間の休憩後、登山道を鳥首峠方面に進みます。
2013年11月09日 13:07撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 13:07
1時間の休憩後、登山道を鳥首峠方面に進みます。
??号鉄塔通過。
2013年11月09日 13:14撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 13:14
??号鉄塔通過。
鳥首峠、家内安全を祈願し通過。
2013年11月09日 13:28撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 13:28
鳥首峠、家内安全を祈願し通過。
21号鉄塔通過。やや霧が濃くなってきました。
2013年11月09日 13:30撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 13:30
21号鉄塔通過。やや霧が濃くなってきました。
砕石場。薄っすらと登ったP853が見えました。
2013年11月09日 13:32撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 13:32
砕石場。薄っすらと登ったP853が見えました。
急登前にあった特徴的な岩。魚?
2013年11月09日 13:38撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 13:38
急登前にあった特徴的な岩。魚?
十分に休憩したので、この急登もなんのその。
2013年11月09日 13:45撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 13:45
十分に休憩したので、この急登もなんのその。
以前、間違った場所。通せん棒のおかげで、間違う人は無くなるでしょう。
2013年11月09日 13:47撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 13:47
以前、間違った場所。通せん棒のおかげで、間違う人は無くなるでしょう。
滝入の頭通過。
2013年11月09日 14:07撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 14:07
滝入の頭通過。
しょうじくぼの頭に到着。ここから下山です。
2013年11月09日 14:14撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 14:14
しょうじくぼの頭に到着。ここから下山です。
三十三尋の滝を案内する古い道標があります。以前は、よく歩かれていたのでしょう。
2013年11月09日 14:15撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 14:15
三十三尋の滝を案内する古い道標があります。以前は、よく歩かれていたのでしょう。
霧が濃いですねぇ。気のせいか雨粒も感じました。
2013年11月09日 14:22撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 14:22
霧が濃いですねぇ。気のせいか雨粒も感じました。
所々にピンクテープもあります。
2013年11月09日 14:23撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 14:23
所々にピンクテープもあります。
が、尾根筋なので大丈夫です。
2013年11月09日 14:26撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 14:26
が、尾根筋なので大丈夫です。
朽ちた大木。お疲れ様でした。
2013年11月09日 14:29撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 14:29
朽ちた大木。お疲れ様でした。
ここは左にも流れていますが、右です。
2013年11月09日 14:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 14:53
ここは左にも流れていますが、右です。
岩が目立ち始めました。
2013年11月09日 14:55撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 14:55
岩が目立ち始めました。
大岩を右から回るのですが、細心の注意を。
2013年11月09日 14:56撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
11/9 14:56
大岩を右から回るのですが、細心の注意を。
土はフカフカです。
2013年11月09日 14:58撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 14:58
土はフカフカです。
降りてきた斜面。根っこに注意。
2013年11月09日 15:01撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 15:01
降りてきた斜面。根っこに注意。
ここから右に入り、三十三尋の滝を目指しました。
2013年11月09日 15:07撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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ここから右に入り、三十三尋の滝を目指しました。
初めは見分けられた踏み跡も、すぐかき消されます。
2013年11月09日 15:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 15:08
初めは見分けられた踏み跡も、すぐかき消されます。
こんな所を10分以上進む(けっこう登ります)。
2013年11月09日 15:11撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 15:11
こんな所を10分以上進む(けっこう登ります)。
ついに念願の三十三尋の滝に到着。けっこう立派です。落差は20m以上ではないでしょうか。
2013年11月09日 15:26撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 15:26
ついに念願の三十三尋の滝に到着。けっこう立派です。落差は20m以上ではないでしょうか。
尾根に復帰し、橋の方向を確認しながら下ると、
2013年11月09日 15:56撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11/9 15:56
尾根に復帰し、橋の方向を確認しながら下ると、
この橋に出ます。(渡ってから撮っています。)
2013年11月09日 16:00撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
11/9 16:00
この橋に出ます。(渡ってから撮っています。)
目の前が砕石工場です。後は駐車場まで20分ほど車道を歩いてゴールです。めでたしめでたし。
2013年11月09日 16:03撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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11/9 16:03
目の前が砕石工場です。後は駐車場まで20分ほど車道を歩いてゴールです。めでたしめでたし。
撮影機器:

感想

久しぶりの奥武蔵です。
今回は、珍しく明確な目的があります。

1.地図を見ていて気になっていたのですが、山中からウノタワ-鳥首峠を周回するルートのほぼ中心にポツンとあるP853。尾根上にある「〜の頭」とは違い、ちゃんとしたピークっぽい山にも関わらず、ヤマレコどころか、他を探しても情報が得られません。(って言うか、山名も無いので探せないのですが。)これは行くしかないでしょう。

2.これは最近知ったのですが、白岩にある三十三尋の滝。これもヤマレコには記録を見つけられませんでした。他のブログなどによれば、近づくのが結構大変みたいですが、滝自体はリッパらしい。これも行かなくては。
3.できれば紅葉のウノタワにも寄りたい。

ということで、この3つを制覇すべくルートを考えました。

三十三尋の滝からしょうじくぼの頭に延びる尾根は、下りは危険との情報がありましたが、やはり情報が皆無のP853と、P853ウノタワ間の方がリスクは明らかに高いだろう、ということで、初めにP853に向かい、ウノタワ、しょうじくぼの頭を経由して、最後に三十三尋の滝を回るルートにしました。後半にP853を置いて日没にでもなったらビバーク必至ですから。

朝スタート前に、車で取り付き可能な場所を探しましたが、尾根末端が川だったり、石垣で登れなかったり、結局は、唯一石垣が切れている駐車場の目の前から取り付くことになりました。
多くの場所がそうであるように、尾根に乗るまでが大変でしたが、覚悟の上です。

問題なく到着したP853の山頂は、展望こそありませんがゆったりとした空間が広がっていました。
ここから西に延びる尾根伝いに、P1059まで歩ければ山名も付けられルートとして認知されそうな気もしますが、途中にある採石場がそれを許さないのかもしれませんね。

次に向かうウノタワへは、遠回りになりますが、北方向に尾根を降り切ってから、別の尾根に取り付くのが得策だと考えていたのですが、諸般の事情で鉄塔の巡視路の案内に頼ることになりました。ただまぁ、全く情報の無い状況の中でのこの策は、予定と言うよりは一つの候補と捉え、実際には現場で臨機応変(場当たり的とも言う)に対処する、と初めから覚悟していたので、私的には問題とは思いません。

乗り換えた尾根は、それを登り詰めれば、ウノタワの南500m付近の小ピークに到着するので、登り過ぎないように尾根の途中の、ウノタワと標高が同じ程度の地点で尾根を外し、高度を維持しつつ、ウノタワにトラバースで接近しました。

ウノタワ手前のP1091は、ウノタワほどではないにしても良い雰囲気の場所で、残っていた紅葉をバックに写真を撮り、その後ウノタワに入りましたが、幸運にも(?)誰もいません。
ここでランチをとも思いましたが、ランチの間ずっと誰も来ないとは思えないので、P1091付近に引き返してランチにしましたが、その場所からは3組ほどが登山道を通過して行くのが見えました。

たっぷり1時間のランチの後、一般登山道をしょうじくぼの頭まで歩き、いよいよ後半です。

尾根の下り自体は、Vルート並みの注意を怠らなければ問題ありませんでしたが、尾根を外して三十三尋の滝に辿り着くまでが、予想以上に大変でした。
それでも、苦労した末に対面した三十三尋の滝は、見事!の一言です。
落差は20m以上ありそうです。豪快と言うほどの水量はありませんが、人を寄せ付けないようなこんな場所にあるのが、本当にもったいないくらい素晴らしい滝だと思いました。

今回は、事前情報が無いという点ではハイリスクでしたが、私的には特に反省すべき点もなく、予報に反して天候が残念だったことを除けば、非常に満足できる山行となりました。このようなルートを展開できるのも、標高がそれほど高くない奥武蔵の魅力だと、改めて感じました。

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コメント

kinoeさん、こんばんは
kinoeさん、こんばんは

タイトル見たときは、なんか面白そうだな、パクれるかな、と思い、拝読しましたが...
いやぁ〜、こりゃ、ウノタワ以外は、まったくマネができません
レコの写真を拝見していただけでも、怖くて背筋がゾクゾクしてきます

なんといっても、白岩の砕石工場と上部の採石場が道を阻みますよね〜
うまくかわして、ウノタワも絡めて、素晴らしいです

三十三尋の滝、古い道標があるということは、昔はハイキング道があったのでしょうか。
白岩の砕石工場ができたせいで、ハイキング道がつぶされてしまったのでしょうかね
2013/11/10 19:42
kinoe さん、こんばんは。
バリルートお疲れ様でした。

しょうじくぼの頭で「三十三尋の滝」の古い道標を見たことがあります。
昔は奥武蔵も色々なコースがあったんですね。

しかし、道なき道をガンガン歩かれるとは…スゴイです

私には実際に行って見ることが出来ないの場所なので、kinoeさんのレコで楽しませていただきました。
ありがとうございます。
また、いろいろと開拓して下さい。楽しみにしています
2013/11/10 20:35
> hirohisaさん
私はボキャブラリに乏しいので、文章はもちろん、タイトルでもすごーく悩んで時間がかかり、それでも大した出来にもならないのですが、今回のタイトルは久しぶりのポテンヒットでしたか?

確か、採石場に近い登山道に「崩落箇所あるため通行禁止」の案内がありましたよね。崩落個所があることは本当だとしても、採石場に入って欲しくないのが本音なのかもしれませんね。

三十三尋の滝の方は、廃れた理由はわかりませんが、以前に一般ルートだったことは間違いないでしょう。道標は、三ツドッケそばのグミの滝の道標と同じ白地のタイプです。

まぁ、どちらも奥まった場所にあるので、整備が、荒れるスピードに追い付けないことも十分考えられますね。
2013/11/10 22:55
> neko-tamaさん
いらっしゃいませ。

neko-tamaさんの健脚ぶりは、いつも拝見しています。コメントしようと思うこともありましたが、どうにも人込みが苦手なもので・・・歩くルート、ランチする場所も然りです。

確かに三十三尋の滝は、ピクニック気分で行ける場所ではありません。お子さんなどは到底無理でしょう。ただその距離は意外と短い(直線で、砕石工場から約500m、尾根から約200m)ので、1本の道が踏み固められれば、などと思ったりもしますが、結果として現状があるので難しいでしょうね。
でも、知られていないことがもったいないほどの滝であることは保証します。

そうそう、ヤマレコの「登った山/行った場所」に三十三尋の滝がなかったので、私の責務と思い登録しておきました。一般登山道で鳥首峠まで歩けば、行った場所としてピックアップされ、結果として宣伝になるかもしれません。なーんてね。
2013/11/10 23:01
kinoeさん、今晩は
いつも楽しく、拝見させて頂いておりま〜す。

「三十三尋の滝」昨年9月に白岩入から入山し、目指したのですが、手前のコース取りに苦労して、すっかり疲れ果て、スルーというか分岐点もわからず通過してしまいました。
kinoeさんのレコを見ると、滝付近も結構苦労しそうですね。私は行かなくて良かったかも です。

あの大岩の脇を抜けるときのスリル感を思い出しました。
2013/11/10 23:03
> hikeさん
こんばんは、コメントありがとうございます。

hikeさんの9月のレコは、情報収集の際に地図検索から見つけて拝見していました。
滝の情報は得られませんでしたが、大岩などの注意点は貴重な情報になりました。ありがとうございます。

あの大岩は私も少々ビビりましたね。
何が怖いって、自分で落ちない自信はありますが、足元自体が崩れないか、そういう意味での怖さです。全体重を預けなければならないクサリなども、なんか信用できず・・・疑い深い人間なもので・・・

三十三尋の滝は、ある意味、分岐点をそれほど意識する必要はありません。どうせ踏み跡は無いのですから。 沢を遡上すれば着きます。問題は滝からの帰路です。それさえ注意すれば、あとは根性だけです。
2013/11/11 0:36
さすがです!
こんばんは

今回も読んで写真を見ながら数回ほど遭難(道間違い)させていただきました(笑)

そのうち100%バリルートのレコがアップされるのではと感じてます

滝っていくつも容易に近づけない名瀑もありますよね、まあその近づけなさが素晴らしいのでもあるのでしょうが!

ここ数日で急激に寒くなりましたがこれからも日没に注意してお互いに山楽しみましょうね
2013/11/11 21:55
> drunkyさん
今回は、情報が無い点ではハイリスクでしたが、結果的には危険な場所は通りませんでした。
と言っても、人気のない場所に踏み込むこと自体、何かがあったら一気の奈落ですけどね。

ただ、今回は一つ発見がありました。
それは、山容によっては山腹のトラバースも意外に楽しい、と思ったことです。高度を維持して進めば、体力的にも問題なし。
今後のルートの検討に一つ要素が増えました。

三十三尋の滝については、私も最近知ったばかりで、そんなマイナーな滝を探してみようかな、とも思っています。

そうですね。急に寒くなりました。平熱37.1℃の私でさえ、ついに今日から上着着用と相成りました。

ではまた。
2013/11/12 0:10
お騒がせしています。。。
先日は親子共々コメントいただき、ありがとうございます。

低山にお詳しそうなので、何かいいコースをご存知かと思い訪問させてもらいましたが、
あまりのレベルの違いにムリだということを悟りました

自分で道を切り開いていくというのが、登山の原点のような気もしますが、なかなかできることじゃないですよね。

kinoeさんのレコを見て勉強させてもらいます。
2013/11/12 17:39
将来有望なお子様ですね。
bobechanさん、こんばんは。

そういうことだったんですね、納得です。

奥武蔵のことなら、hirohisaさんのレコを参考にされると良いと思いますよ。ルートの説明もすごく丁寧で正確です。 (hirohisaさん、勝手に推薦させていただきました。

逆に、私のレコは参考にしない方が良いと思います。単なる変わり者です。

それぞれのスタイルで楽しみましょう。
2013/11/13 0:36
P853 からの下りは参考にしました
kinoe さん こんばんは
lucky0113y です
 ここで 失礼します
 あけましておめでとうございます
 今年もよろしくお願いします。!


p853からの下りは参考にさせていただきました。
ありがとうございます。

新ためてこのレコを見て見ると、ザレ具合がひどくなっているんでしょうか ?
崩落している箇所も多くて、普通にいったらやばいよなと思う所が沢山ありました。
kineさんが行かれたルートだったので、覚悟はしてましたが。

また 行けそうな所があったら 参考にさせて頂きます   
2019/1/7 20:37
Re: P853 からの下りは参考にしました
lucky0113yさん、

コチラこそ、宜しくです。

さて、P853から沢に降りる斜面には、鉄塔巡視路と思しきテープがあったと思います。
当時も滑るわけにはいかないザレの急斜面でしたが、進行の程度は写真からはわかりません。ただあの地質から、月日が経つほど起伏が無くなっていくことは十分に考えられるでしょうね。
テープはまだ残ってはいても、沢の下流方向にもテープがあったし、あの斜面はもう巡視路としては使われていないのかもしれませんね。(もしかしたら私が歩いた時点でも)

私が注目したのは329号鉄塔に上がるハシゴです。当時はその下に(たぶん)ある鉄の棒だけでした。
2019/1/8 0:03
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