続・快晴の岩手山(馬返しピストン↑旧道↓新道)
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- GPS
- 06:53
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,474m
- 下り
- 1,457m
コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 6:49
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ちょうど去年の今日(10/30)の夕方、ドンちゃんと2人、ヘッデンの灯りを頼りに岩手山の登山口をトボトボ。旧道の急坂、八合目付近からの積雪、最後の外輪の烈風でヘタリ、下りは2人して古傷の膝を痛めてのトラウマの岩手山に。
ちょうど一年後の今日、ドンちゃんは足の指の具合がイマイチなので、私がトラウマ解消岩手山へ。天候は快晴・無風、ベストコンディション。地元の方によると、数日前の降雪は解け、これからは降っては解け、解けては降ってを繰り返して、圧雪になっていくとのこと。
今回は朝のスタートを早めるために車中前泊。22時半の馬返し駐車場は先客3台。かなり冷え込んでいたが、ドンちゃんの冬用シュラフと毛布でぐっすり。朝の車内室温6℃。外気温は2℃。6時前に登山開始。
最初は少し寒いが、陽が出て登っているとポカポカしてくる。紅葉はもうさすがに進んでいて残りが少し。去年は四合目からの旧道の岩場の急坂で2人でヒーヒーのフーフーになったが、今日は思ったより楽に登れる。振り返ると市街の展望が広がる。また、去年はこの急坂が終わった辺りからしっかり雪が残っていたが、今日は日陰に少し雪が残る程度。去年よりずっと楽に八合目避難小屋へ。
先週、小屋閉めしたとのことで、小屋目の前の水場は水が止められていた。朝、駐車場で地元の方には、小屋の裏側から回るトイレは今年から床にべニア板をはったので靴やアイゼンでもそのまま入れるようになった、と聞いたが、去年と同じように「登山靴やアイゼンは脱いで入ってください」と掲示してあるので、そのようにして使わせてもらう。
ここから去年はチェーンスパイクを装着したが、今年はそんな必要もなく。九合目避難小屋を過ぎた最後のザレ場の急登はさすがに前腿がピクピクして攣りそうな予感がして、芍薬甘草湯を速攻経口投入。最後のお鉢外輪はそれでも少し残雪が残っているものの、去年のような烈風はなくほどなく到着した山頂からも、鳥海山が雲海からひょっこりはん、早池峰山や姫神山も両方見られて、全方位の大展望。
帰りはそのまま時計回りにお鉢を巡り、途中でお鉢内の岩手山神社奥宮で手を合わせる。ここは今年のGW5/4に福井の女性がお亡くなりになったところ。同じ日に私とドンちゃんは青森の岩木山に登っており、八合目から上はおそらく20m/sを超える爆風、生まれて初めて下から持ち上げられてフワリとするような感じで、いまでもドンちゃんの「ツラかった登山三本の指」に入る日だったのだが、岩木山より400mほど標高が高い岩手山はもっと大変だったろうと思いをはせ、ただただご冥福をお祈りする。
去年は下りは九合目の避難小屋で寒さでヘトヘトになりながら、バーナーを使ったらガスの点火が悪く、いきなりドカンと着火し危うく山小屋を火事にするところだったが、今年は難なく通過し、八合目の避難小屋で軽く昼食を摂り、さらに去年と同じ新道を下った。新道は浮いた石が多く特に滑りやすい。途中、何度かズルッと滑り手をついた。ちなみに登りの旧道も雪解けなのかなんなのか、大きいと大人の頭大の岩が自然と落ちてくることがあるので、用心してください。
新道が旧道に合流した後の下りは、先行者に引っ張られるようにスピードがあがり、7時間を切って12時台に登山口に戻ってこられた。去年と雪の残り方や外輪の風の強さや寒さは大きく違うが、この1年で山を歩き慣れたのが自分でも感じられた、快晴・無風のトラウマ解消登山となったとさ。ドンちゃん、早く治さないと!
(おまけ 登山口に帰ってくるとクルマにカメムシがわんさか。防いでも車内に入ってしまい、結局3匹ほど、仙台に連れて帰ってしまった。みなさん、こちらも用心してください。)
コース定数はヤマケイのヤマタイムで33です。
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