酉谷山 - 大血川から周回。が、登る尾根を間違えてしまってガッカリ。
- GPS
- 09:29
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,482m
- 下り
- 1,472m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 9:31
07:02 尾根取付
09:00 登山道合流
09:55 酉谷山
10:31 小黒
11:02 P1452
11:29 檜岳
12:00 シラカケ岩
12:10 ランチ 13:43
14:00 尾根分岐
15:45 林道合流
15:55 駐車場
天候 | 晴れ。山頂付近では霜柱あり。 午前中の風は冷たかったが、午後になると風も治まりポカポカ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
事務所に話すと置かせてもらえました。帰宅時にも寄るように言われましたが、既に閉まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 全行程が一般登山道ではありません。(下山尾根以外、昭文社地図では点線) ※ 下山で使用した尾根は、安易に侵入してはいけません。 <駐車場 〜 尾根取付> 約30分の林道歩きですが、東沢の景観が綺麗で飽きません。 工事中の場所があるので、迂回路を通ります。 <尾根取付 〜 登山道合流> 昭文社の地図では点線ですが、予想以上に不明瞭です。 クイナ沢橋を渡った先の薄い踏み跡を辿りますが、途中にはいくつか分岐があったり、行った先が崩落して進めなくなったり(別の情報によれば、崩落場所を越えて進むことができるらしいです。)します。植林地帯に入るともはや踏み跡はわかりません。案内板はありません。上を目指してください。下りでは迷いそうです。 尾根に乗れば踏み跡が復帰し、酉谷山-熊倉山の登山道に合流します。 <酉谷山 〜 熊倉山(の手前)> 酉谷山-檜岳の広い尾根上では、予想以上に不明瞭な場所があります。特に小黒には4方向に尾根が伸びているので、進む方向に注意が必要です。案内板はありません。 整備されていない分、自然を楽しめます。穏やかでスピーディーな歩行を期待してはいけません。 <尾根分岐 〜 林道合流> ※ 尾根分岐と林道合流の位置は、GPSログを参照してください。 下降を始めてすぐの大岩が最大の難所です。左(東)側を巻きましたが、斜面自体がナメのように岩になっている場所もあるので、コース取りに注意する必要があります。私は2mのロープを使い安全に配慮しました。 標高1200m付近で尾根が分岐しますが、東側が正解です。私は西に入ってしまい、気付いた後トラバースする羽目になりました。 低木がうるさい場所もありますが、致命的ではありません。 全体的に、ズルズル滑りやすかったり、石がゴロゴロの急斜面が多いです。慎重に歩を進めましょう。 林道に降りる場所では、踏み跡があったので辿りましたが、危険な場所に誘導されてしまいました。無視し、自分のRFに従うことを勧めます。 |
写真
感想
あーーあ、登ろうと思っていた尾根を逃してしまった。残念!
今日は、特に行き先を決めていなかったので、warutepoさんの提案をヒントに、熊倉山の南東約400m地点から大血川に延びる尾根を絡めた周回ルートを計画しました。(warutepoさん、ありがとうございます。)
但し、捻くれ者の私は、この尾根は下りで利用することにし、登りは酉谷山の南南西約300m地点で長沢背稜に乗る尾根(国土地理院の地図にP912を持つ)を利用することにしました。これであればほぼ完全な周回になりますので。
と、計画したのは良かったのですが、尾根を30分ほど登った頃になって尾根違いに気付き、結局は予定の尾根には乗り損ねてしまいガッカリ。しかも、酉谷山に登ってから更に追い打ちを掛けられることになろうとは、思いもしませんでした。
間違えて登っていった尾根ですが、点線ルートであることから想像する以上に不明瞭なルートでした。時々現れる踏み跡も崩落して進めなかったり(別の情報によれば、崩落場所を越えて進むことができるらしいです。)、植林帯で消えていたり、逆に複数あったりして、下りでは特に困惑しそうです。急斜面に強ければ、踏み跡に拘らない方が良いかもしれません。
小黒付近から酉谷山までも、やはり踏み跡は薄いですが、目指す方向は見えているので迷う心配はないでしょう。
さて、酉谷山山頂では、私より少し遅れてスタートしたAさん(休憩中に先行して頂きました)と話をしていると、長沢背稜を滝谷ノ峰方向からBさんが登ってきました。
どこから来たのか聞くと大血川だと。えぇ?(大血川スタートでこの方向から登頂するルートはありません。)
よくよく聞き地図でも確認しましたが、なんと私が予定していた尾根を登ってきたのでした。ガガガガビーン!
こんなことってあるんですかねぇ。
少なくともヤマレコには記録が無い、超マイナーな尾根なんですけどねぇ。。。
Bさんによれば、その尾根を登った方が、もしかしたら早いかも、と言っていました。
また、Bさんはこのエリアに精通しているようで、登ってきた尾根を○○尾根と呼び、取り付き方についても、○○から沢に降り、○○って行くと吊橋があるので・・・、という具合に熟知していました。更には古道にも詳しく、大血川から日原に抜ける大血川峠の話など、興味深く伺いました。いるもんですねぇ。
Aさんはココで食事をした後来た道を戻る、Bさんは日原に降りるということでした。私は、まだ行程が残っていて食事にもまだ早いので、二人とは別れ熊倉山方面に戻りました。
点線らしく起伏が楽しい熊倉山への道を歩き、シラカケ岩に到着しました。シラカケ岩は、宗屋敷尾根を登った時に、知っていれば寄ったはずの眺望抜群の場所です。やっと来れました。
私は普段、こういうスポットで食事は取らないのですが、こんな好天にもかかわらず、今日はどういうわけか酉谷山での二人以外に会っていないので、ここで食事休憩にしました。
後で時間を見てびっくりしましたが、眺望が良いのはもちろん、風もなくポカポカ陽気だったせいか1時間半も休憩してしまいました。でもあれですね。微妙に水平でない岩の上なので、ガスコンロとか座り心地とか、微調整に苦労しますね。
食事中に、酉谷山方面に一人(たぶん)歩いて行ったようでした。
いよいよ下山です。すぐに、warutepoさんのレコにもあった大岩が目に入りました。
場合によっては下降器使用も覚悟していましたが、状況を確認すると、岩場にしては足掛かりの少ない急斜面で、確かにそのまま下りるのはリスクが高そうです。が、下降器を付けるほどでもないと考え、ロープワークの練習用に買った2mロープを出して、手頃な木に掛けながら降りました。
この方法は、そこそこ木がある急斜面の下りでは非常に有効ですね。自分の腕が伸びたように使え、何より安全です。ただ2つ折りにして使うため、もう少し長めのものを買おうと思いました。
その後は、それほど険しい場所はありませんでしたが、一貫して急斜面の連続で大変でした。土が固ければチェーンスパイクを履いたのですが、ユルユルの土だったり、石ゴロゴロだったりなので、あまり効果が無いと思い使いませんでした。でも楽しかったなぁ。「もしかして俺、下り得意かも」速くは無いけど。
今日は、登る予定の尾根に乗り損ね、この点は本当に残念だったのですが、下る尾根はクリアできたし、酉谷山-熊倉山も適度な荒れ具合で、久しぶりの尾根ではなく稜線歩きもでき、十分満足できた山行でした。
乗り損ねた尾根は、いつか必ず別の尾根とセットで、歩いてやろうと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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kinoeさん こんばんは
ルート図を見ながら、何を間違えたのだろう?と思ってしまいました
なるほど・・・912Pのある尾根からの周回ルートにしたのですね。これなら大血川分岐〜酉谷山のピストンをしないで済みますね 。
ナイスルートです
クイナ沢からもう少し南下すればよかったのですね。
この尾根の名前は分かりませんが、ネット上で山行記録を見たことがありません。長沢背稜直下の傾斜がかなり急そうですね。
でも登る人がいるんですね
登られたら、是非UPお願いします
warutepoさん、こんばんは。
コメントせざるを得ない状況に追い込んだみたいでスイマセン。
クイナ沢橋の手前に、左に登る林道の続きのような道があり、それを点線のルートと思い込んだため、橋を渡って南に向かえば目的の尾根だと決め付けてしまいました。
登り始める時に、なんで確認しなかったんでしょうかねぇ。
思い込み病は、なかなか直りません。
ただ気付いたとしても、正しくはもっと東沢の下流で沢に降りるらしいので、その場所から黒ドッケ沢を渡れたかどうか・・・
あと一ヶ月もしたら、ノーマルタイヤでは行けないかもしれないので、早めにリベンジしようと思っています。
ありがとうございました。
今回もkinoeさんらしいバリオンパレードのルートでしたね!
いつも新たなことにチャレンジされてるように思えて新鮮です、山でいろいろと学ぶことがありそうですね、調べてもそのように間違えることあったりとマイナーな山になればなるほど奥深いもんですね
・・・長めのランチ休憩、さぞかし気持ちよかったことでしょうね、お疲れ様でした
こんばんわ。
酉谷山へは僕も行ってみたいと思っていますが、
ウトウの頭経由でと考えていて、
さすがkinoeさんは取り付くところが全然違いますね
でも今回は本文にも書かれておられますが、
適度な荒れ具合もあれば稜線もあって、
良いルートだなと思いました。
でも僕はロープを使わざるを得ない個所は経験無いので怖いですね
drunkyさん、こんばんは。
登ろうとした尾根は、ヤマレコでは赤線が無く、私にとってはそういう意味でも貴重なルートでしたが、そんなルートを登った人に、まさか乗り損ねたその日に会うなんて、、、完全に打ちのめされましたよ。
それにしても、「思い込み」。
私の場合は特にですが、一番犯しやすいミスかもしれません。気を付けましょう。
ランチしたシラカケ岩は最高の場所でしたが、そのことより、不幸にも携帯の電波が届いていたため、FBにUpしたりして、あっという間に時間が経ってしまったのでした。ははは。
でも、下山時間を気にしなくていいのは、良いことですよね。
悔しいので、来週にでもリベンジしようかと・・・
hiroumiさん、こんばんは。
長沢背稜は、東京側からがメジャーなイメージは確かにありますね。存在感ある尾根が多いからかもしれませんが、私は逆に、だからこそ埼玉側には選択肢が多く、それが魅力のように思います。
ウトウノ頭があるタワ尾根も、上の方は歩きごたえありますよ。
ただ、歩く時は私のように巻いたりしないように注意してくださいね。
ロープは、必ずしも使わざるを得ない箇所だけで使うわけではありません。
点線ルートでも、ロープは使わなくても降りられるけれども、使った方が確実にリスクが減る場所は、結構あるのではないでしょうか。
個人的には、ソコソコ歩く人ならロープ(数mで良い)は持つべきと考えています。(チョット真面目に語ってしまいました。 )
コメントありがとうございました。
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