【蛭ヶ岳】表尾根未踏破部分を踏んで、丹沢と高尾・奥多摩の赤線を結合せよ
- GPS
- 08:51
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 1,510m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 8:50
天候 | ▼今週の土曜日の天気は良さそうだ。まだ前回の山行での筋肉痛が完全に癒えないうちに、間髪入れずに次の山行に行きたくなっていた。足が出来上がっているから、少し長めの山行でも大丈夫だと思っていた。前回の山行で、丹沢の赤線密度が少しだけ濃くなり気をよくしていた私は、長年放置し続けた丹沢表尾根の未踏破部分(姫次・蛭ヶ岳間)を踏みに行くことにした。相模湖駅発のバスに乗れば、休日は一日2往復しか運航されない三ヶ木発月夜野行きのバスを捕まえられることを再確認出来たことも肩を押してくれた。天気が良い蛭ヶ岳なら、周囲に遮るものがない山頂から富士山をはじめ絶景が楽しめるだろうと期待が膨らんだ。 ▼最初は、平丸から大倉を目指す予定としていた。大倉に下山するのは20時近くという結構杜撰で非現実的な計画だったのにも関わらずK副隊長が乗ってくれた。でもよく聞くとK副隊長、翌日もう一つの趣味である野球の試合があるとのこと。これは25kmを超えるようなロングハイクをK副隊長に強いてはいけないだろうと、もっと良いプランがないか検討した結果、蛭ヶ岳への最短コースである青根からのピストンに変更することに。でもこのプランの最大の欠点は帰りの足。16時台の終バスまでに青根に帰ってこれるかどうか。悩んでいたらK副隊長が車を出してくれることになった。バスより早く出発が可能で、かつ帰りの時間を気にせずに済むようになった。 ▼そうそう、天気の話ね。この週の土曜日の予報は晴れで変わらずだったと思う。変わったのは日曜以降の予報。最終的には、日曜日に天気崩れるが、崩れるのは月曜日以降と好転していた。これを見た私は、土曜日は快晴に違いないと確信していた。 ▼山行前日の金曜日、雨が降る心配は一切していない。雨具も持って行かないことを決めた。ただ、夜中の車中泊のことは色々考えた。今年は何度も車中泊をしている。夏が確実に去った9月以降だけでも今回の山行を除いて2回している。その時も寝袋を持って行ったので、今回はその2回より標高は随分と低いにせよ季節はかなり冬に近くなっているので、今回持って行かないという選択肢はなかった。そういえば、駐車場に向かう車中で、カーラジオが山行の翌日の日曜日は立冬って言っていたことを付け加えておかないといけない。とにかく、いくら里山に近い丹沢でも、もう夜は寒いと考えるのが普通の感覚だ。だから、インナーは厚手を着用した。家を出て、待ち合わせの駅に向かう最中は少し暑かったけど、今思うと、結果的に厚手を着て正解だった。 ▼K副隊長と合流後2時間程度のドライブ、駐車場に着いたのは11時過ぎだったと思う。一番乗りだった。軽くビールを飲んだ後、翌日に備えて夜更かしせずに就寝。今回も後片付けの面倒くささが勝り、寝袋は極限まで使用しない方針とした。代わりに、手袋とバラクラバを着用した。厚手のフリースは着用せずに、肌掛けの様に使用することにした。登山靴を脱いで眠りに就くつもりだったが、考えを改め登山靴を履いて目を閉じた。色々夜間の寒さ対策をしたつもりだったが、立冬の前日の深夜を甘く見てはいけない。寒さで目が覚めた。上半身に震えが来た。でも、その身震いのおかげで体温があがり、再度眠ることができた。再び寒さで身震いが起こる。厚手のフリースをきちんと着こもうとするが、暗がりの中では中々袖を通すことができない。何分か苦戦しながら何とか着用、温かさが段違いとなり安心感とともに再び眠りに落ちた。その後も何度が目が覚めた。車中に冷気が侵入してきているのか、足元が冷えるなと感じる場面もあったが、一睡もできないという状態ではなかった。厚手のインナーを着ていなかったらもっと眠りの質は悪かったと思う。 ▼午前5時にセットした目覚ましが鳴る。二人ともすぐには準備に取り掛かれなかった。まだ暗かったことも理由の一つだが、冷たい外気に触れることを恐れたことが最大の理由と思う。山に来なければ、今頃まだ暖かい布団の中で寝ていたことだろうにとネガティブな感情に支配された瞬間もあったが、やがて心が温まってきたのか意を決して車外に出た。思ったより寒くなかったのでほっとした。いつの間にか駐車場は満車になっていた。総菜パン2つを、腹に押し込むには少々努力が必要だった。もういないと思うが、念のためヤマビル対策に用意してきたゲーターのバンドを締めた。他にも色々準備作業をしたと思う。午前6時前すべてが整う。ほぼ予定通りだ。まだ暗い中での出発となった。 ▼数分の林道歩きで体はすぐに温まった。汗で濡らすと以後戦力にならなくなるのでフリース等2枚の衣服を脱ぐ。風もないので寒さは感じなかったが、K副隊長は耳が冷たいと言って、しばらく手ぬぐいを耳を覆うように頭に巻いていた。やがて山道に入る。沢沿いに上り始める。心配していたヤマビルの姿はなかった。沢を離れると急勾配が始まる。汗ばんでいたと思うが、気温が高くないので汗も顔に垂れてくる程の量は出ないみたいだ。九十九折れの急こう配を登ること数十分、表尾根の稜線に出た。 ▼稜線に出て初めて日光を感じたと思う。予報通りの晴天、稜線からは蛭ヶ岳や丹沢山等の丹沢表尾根の峰々、仏果山や宮ケ瀬湖などの近距離の風景は言うまでもなく、都心部のビル群やスカイツリーや海も見えた。スカイツリーはかなり霞んでいた。真冬に比べると気温が高く、蒸気含有量もそこそこ高いのだろう。 ▼姫次着。3つあるベンチ全てが夜露で濡れていた。大きな富士山が真っ先に視野にはいってくる。飛行機雲もすぐに消えていくし、この晴天はずっと続き、蛭ヶ岳山頂からも同じように素晴らしい富士山が見えるだろうと思っていた。姫次で一緒になった人(その後蛭ヶ岳山頂でも少し会話した)から袖平山方面に少し進んだところにある小高くなっているポイントからの眺望が素晴らしいことを教えてもらう。今年6月にK副隊長と縦走した蛭ヶ岳・檜洞丸・熊笹ノ峰・大笄・小笄・犬越路が一望できる。大室山も存在感がある山容を見せつけてくる。このままずっと居てもいいかなと思える風景だった。動画も撮影した。 ▼蛭ヶ岳に向かう。姫次から高度を下げるのが勿体ないと感じたが、ものすごく急降下したなという感じはなかった。蛭ヶ岳まで1.2卉賄世泙如多少アップダウンはあるものの、おおむねフラットな歩きやすい登山道だったと思う。途中、檜洞丸越しに見えた富士山周辺部に雲が多くなっていることに一抹の不安を覚えた。 ▼蛭ヶ岳への急登始まる。恐れていた階段地獄は、ステップの高さが私にはちょうど良く、登り安いものだった。楽ではなかったが、地獄ではなかった。それよりも天気だ。もちろん雨の心配は一切していない。富士山のご機嫌が斜めであることが気になって仕方ない。雲の量がまた一段と増えている。姫次ではすぐに消えていた飛行機雲が、一転何筋も空に残っている。これは天気はいい方向に向かっていないね、山頂から富士山、見えないかもねと少しテンションが下がった。富士山方面は天気は下り坂でも、北方面はまだ雲の浸潤はなく眺望は素晴らしかった。 ▼もうすぐ蛭ヶ岳山頂という場所で、北側斜面に霜が降りていることに気が付く。姫次では夜露でも、少し標高が高い蛭ヶ岳山頂付近では気温が低く、湿気は凝固したようだ。幸いなことに階段には霜はついていなかったと思うし、濡れたり凍ったりで怖い思いをした記憶もない。 ▼山頂着。4年半ぶり2回目の登頂。空には大きな積雲、日も陰りがち。そして富士山はすっかり隠れてしまっていた。前回登頂時は、ガスガスで真っ白だったのでそれに比べれば大分ましだが、蛭ヶ岳って地理的に天気があまり良くないのか?と一緒のベンチに座った女性に思わずこぼしてしまった。早めの昼食を準備していると、幸いなことに一瞬だけ富士山が顔を見せた。想像や期待していたのと随分違ったが、山頂から富士山が見えなかった場合に比べれば雲泥の差と思う。 ▼以後、天気は好転する方向には一切動かなかったと思う。丹沢山・塔ノ岳方面も、厚い雲に覆われ見えなかった。山頂は風も強くなく、寒さもそれほど感じなかった。帰りのバスの時刻も気にする必要もないのだが、眺望がなければ長居する理由もなかった。下山開始、以後どこかの地点で空を見上げ、もう曇天としか表現のしようがないねと感じた以外に天気に関する記憶はない。帰りに寄った癒しの湯駐車場で見上げた空も、白乳色だったと思う。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自家用車:待合せ場所 → 黍殻山登山口駐車場 【復路】 自家用車:黍殻山登山口駐車場 → 自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<総括> 青根からのルートは、蛭ヶ岳への最短コースと言われていますが、今回は東野BSより更に2區覆鵑醒賄世砲△覽亞婿嚇仍蓋駐車場からのスタートとなっており、往復で4卉蚕未気譴新覯漫16卍度の行程となっている。大倉BSからの蛭ヶ岳ピストンに比べると、疲労度は非常に軽い。 <黍殻山登山口駐車場〜写真6・7地点> 舗装された林道歩き。暗いうちに歩いてもヘッデンがあればリスクはほぼゼロではないか。駐車場から写真6・7まで30分程度は掛かるので、黍殻山登山口駐車場から早朝出発する場合は、明るくなる30分前に出発するのが吉ではないかと。 <写真6・7地点〜写真10地点> 沢が近い山道。正直記憶があまりない。おそらく難易度の高い箇所はない。ヤマビルが出るとしたらこの区間ではないかとの印象を持っている。 <写真10地点〜写真17地点> 沢沿いの道。渡渉あり。(写真13・14)渡渉後は、やや沢より高いところを登っていく。登山道の幅員は広くない。崩落個所にはロープが設置されている。高度感もなく格別難易度は高くないが、注意は必要。敢えて言えばこの区間が今回の山行の核心部。ここもヤマビルが出てもおかしくないと考える。 <写真17地点〜青根分岐> 沢を離れて急登が始まる。ただ、九十九折れに登っていくので、アキレス腱が伸びきるような傾斜を感じることはない。難易度の高い箇所なし。 <青根分岐〜姫次> 傾斜のゆるい歩きやすい尾根道。木道部分が多い印象を受けた。姫次からの富士山もよいが、姫次から袖平山方面に少しだけ進んだところにある小高い場所からの丹沢主陵と富士山の眺望が非常に良い。(動画参照) <姫次〜ボッチノ頭> 姫次からすぐに70mほど高度を下げ、その後も原小屋平までダラダラと下る。原木屋平以後は、アップダウンがありあまり高度を上げているという実感がないまま蛭ヶ岳まで1.2卞刺検兵命46)まで来てしまうが、上げないといけない標高が200〜300m程度残っているので、これからどんだけの急登くるのかとビビった記憶あり。この区間は全体的には歩きやすい。 <ボッチノ頭〜蛭ヶ岳> 階段地獄と表現されることも多いみたいだが、大倉尾根に設置されている階段に比べて、ステップの高さが私には丁度よく非常に登りやすい階段に感じられた。太ももがパンパンに張ることはなかった。疲れた際に休憩がてら振り返ると眺望も良く、登っていて楽しい区間だった。北側斜面なので、夜間に降りた霜は午前中いっぱい解けない可能性がある。階段が凍結時には難易度が跳ね上がると思われる。階段の幅は十分には広くないため、登山者とのスライド時には少々気を使う必要あり。 <復路・蛭ヶ岳〜八丁坂ノ頭分岐(写真58)> 割愛 <八丁坂ノ頭分岐(写真58)〜八丁坂ルート入口(写真62)> 分岐からしばらくは、登山者の通行により抉られ剥き出しになった木の根や粘土質っぽい土が路面に露出した段差の大きい勾配もそこそこきつい下りが続くため、滑らないようかなり気を使って下山したが、やがて勾配は緩み歩きやすい尾根道となる。途中八丁阪ノ頭分岐から登山道と伴走していたモノレールは、登山道を跨ぐ形で尾根から逸れていく。945m峰は登り返す必要はなく、登山道は東側から巻いている。この辺を何度も歩いているハイカーによると、往路に使った沢沿いの道と比べると、下山時で10分程度余計に時間が掛かるとのこと。 |
その他周辺情報 | ▼青根緑の休暇村センター 天然温泉 癒しの湯 https://www.iyashinoyu.org/iyashinoyu.html 無加温・無加水・無消毒の源泉かけ流しの内風呂があります。温度は30度台で長く浸かっていることが可能。キャンプ場と隣接しているため、子供が多め。 ▼黍殻山登山口駐車場は最上部の一番広い場所で4〜5台の収容能力。ただ、よっぽど詰めないと5台は厳しいかも。すぐ脇に1台だけ駐車できるスペース。また少し下部の方に3〜4台ほど駐車できるスペースがあったと思う。駐車場までの林道はかなり狭く、暗い。一般道から林道入口への目印もなかったと思うので、事前に駐車場の位置をよく調べてカーナビにインプットしておいたほうが良い。 |
写真
感想
▼随分と長い間、丹沢表尾根の姫次・蛭ヶ岳区間が未踏破部分として残っていた。早く踏んでおきたい、そうすれば赤線つなぎで奥多摩・高尾間と丹沢が連結されることになるしと思っていた。でも、皆さんもご存じの通り、焼山・蛭ヶ岳間の表尾根は、公共交通機関を使ってのアクセスは非常に不便。特に帰りの足の確保が難しく、なかなか実行できずに放置していた。今回計画は二転・三転したが、K副隊長が車を出してくれることになった結果、バス利用より1時間以上早い出発と帰りの便を心配せずに済むという余裕を持った計画を立てることが出来、その通りに実行できたと思う。
▼今回の山行で書いておかなければならないことが思いつかないので、備忘録としてのリストアップは現時点ではしないが、まだ何か書き加えるつもりでいる。写真の追加もあると思うが、写真キャプションが完成したので、例によって完成前だがレコはアップしてしまう。
▼備忘録
・転倒状況(済)
・相模湖発のバスと蛭ケ岳(済)
・今後の丹沢地区はどこを登る?(済)
【後日記】
■この頃の定番、転倒についてから書いていく。今回も転倒がなかった。2回連続である。少しうれしい。
・転倒回数:0回(目標達成)
・転倒理由:-
・目標達成山行率(目標達成山行/全山行数 2021年8月21日以降の山行より集計開始): 3/7=42.9%
<コメント>
・全く転ぶような要素がなかったという山行ではなかったと思う。コース状況/危険個所等でも書いた通り、八丁坂ノ頭分岐〜八丁坂ルート入口区間の序盤は、剥き出しの木の根が張り出し、路面も粘土質の土で段差の大きい勾配もそこそこきつい下りでした。ここが一番滑りやすい箇所だったと思う。まあ、かなり気を使って下ったので、それが功を奏して転倒なき山行を2回連続で達成できたということなのでしょう。素直に喜ぼうと思います。
■前回のレコで、効率的に階段を下るためのストックの使い方のコツを何となく掴んだが、果たしてそのコツは正しいものかどうか、具体的にはどの階段でも通用するのか(普遍性・再現性があるか?)再度確認して、効果ありと判断出来た時点で、そのコツについて書こうと思った。普遍性や再現性ないのに書いても仕方ないから。
・コツの再確認は、蛭ヶ岳山頂直下の階段で試すことができると考えていた。で、今回の山行を終えたわけですが、結論から言うと今回階段地獄かもと想定してた蛭ヶ岳山頂直下の階段は、非常に昇降しやすくストックに頼る必要がなかったので、コツとやらが正しいのかはまた次回以降に持ち越しとなってしまったというのが実態。
・ただ、コツについて時間が経って忘れてしまわない様、少しだけ今回書いておこうと思っている。そのコツの内容とはこうだ。
・大倉尾根の階段地獄を下っている時、自分がいる段より下の段ではなく、足元と同じ段にストックを付いて階段を降り、一段下りた後もストックを付いた場所から移動させず、少し体重を体の後ろにあるストックに預けたままもう一段下りると、非常に楽であることを発見した。
・下山時は重心は後ろではなく、やや前目に移動させた方がいいと言われている中、体重を後ろにあるストックに少しだけとはいえ預けるという行為は、重心を後ろに置く行為に他ならないと思う。一般的なセオリーからかけ離れている感じだが、それがすごい楽なら、我流ならではの気が付いていないリスクというか落とし穴があるかもしれないけど、続けてみるのもありかなあ。
・重心は後ろに移動しているけど、前かがみというか腰が引けてしまっている状態が解消できているので、そっちのメリットが大きいのかもしれない。大倉尾根の様な階段地獄はあまりないので、使い道に困る無駄なコツなのかもしれないが、機会があれば大倉尾根以外でも試してみたいと思っている。
■私は蛭ヶ岳が好きです。何度でも登るお気に入りの山としたいと思っています。出来たら年に複数回登りたい。塔ノ岳や丹沢山もいいんだけど、人が多すぎるんだよねえ。宮ケ瀬から登れば丹沢山は静かな山登りが楽しめそうなんですが、あれはちょっときつ過ぎる。まあ、大倉から登ったら蛭ヶ岳はもっときついのですが、蛭ヶ岳に行くのならあのきつさも耐えられますが、丹沢山ではちょっと中途半端で割に合わないんだよなあ。じゃあ、大倉・蛭ヶ岳のピストンをすれば、いつでも登れるではないかという指摘があると思います。問題は帰りの大倉尾根、蛭ヶ岳まで登った後ボロボロでノロノロ状態で大倉尾根の下りは嫌です。煽られそうなので。まあ、25匐瓩て累積標も2000m近辺となるのでとてもきつく、今の私の足では帰りも暗くなっているだろうから、よっぽどの準備と覚悟が必要で、現実的に考えると、年に何度もとはいかないと思っている。
・そんな背景があって、常々蛭ヶ岳以北の表尾根からアプローチ出来たらいいなと思っていたのですが、問題は登山口までと、からの足。三ヶ木から月夜野行きのバスを捕まえるには、始発でも間に合わないので、漫画喫茶なんかに前泊しないといけないと思っていた。唯一、相模湖からの三ヶ木行きのバスを捕まえて月夜野行きのバスを捕まえるという裏技があるのだが、余裕がないのがきつい。多分連絡を前提としていないだろう。何かあって相模湖発のバスが遅れても、月夜野行きのバスは待たないと思っていた。過去にもこんなことを書いている。(2017年2月12日山行より引用開始)三ヶ木バスターミナルに6時55分前にたどり着くには、我が家からだと始発で出発しても無理。いや正確にいえば、相模湖駅から三ヶ木バスターミナル行きに乗れば理論的には2分前に到着できるのだが、あまりにもアローワンスが小さくてリスキー。(引用終わり)
・で、今回改めて三ヶ木発月夜野行きのバスを調べてみると、以前より5分出発が遅くなり7時発、一方相模湖初の三ヶ木行きのバスは以前と変わらず6時53分に到着。乗り換えに7分の余裕を前提としているのであれば、2つのバスは連絡していると考えても差し支えないだろう。
・今回はK副隊長の車に頼ったけど、今後バスで蛭ヶ岳に大倉からのピストンより楽にアプローチできる目途が立ったのがうれしい。コースの時間感覚ができたのが何より大きい。今後は年に2回ほど蛭ヶ岳に登りたいと思っている。
■前回の宮ケ瀬から丹沢三峰山行や、今回の青根蛭ヶ岳ルートの山行のおかげで、丹沢地区の赤線の密度が少しだけ濃くなり、丹沢も少し登っていますくらいは言ってもそんなに恥ずかしくなくなったかなと思っている。
・丹沢エリアで今一番繋ぎたいのは、檜洞丸から蛭ヶ岳だが、これは私の足では日帰りは無理
かなと思っているので、しばらく時間が掛かると思う。日帰り優先であるならば、大室山や畔ヶ丸は登っておかねばならない山だと思うし、仏果山方面も踏んでおきたい。大山の北側や大山三峰も一回くらいは訪問しておく必要があるかな。高松山も、登っておきたいね。丹沢はそんなに甘い山域ではないので、バリルートまでは中々単独では網羅できないと思っているが、メジャールートはカバーしておきたいと思っている。
・そして最終目的は、甲相国境尾根を、山中湖から蛭ヶ岳まで縦走することかな。いつ実現できるかわからないけど、この年になると、夢を持つことは悪いことではないどころか、身心の健康に良いことだと思っている。
■姫次近くの、袖平山方面へ少し進んだところにある小高い場所から見える丹沢主稜の山々と富士山を動画撮影しています。宜しければどうぞ。
■山行終わってから随分と経ってしまったが、取り敢えず蛭ヶ岳山行レコは完成したと思う。もう少し早く書き上げることが出来たら良いんですが、まあ無理なく続けられることが大事なので、継続を優先して今後も記録を残していきたい。
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