谷川岳 〜絶好の登山日和♪青天の天神尾根〜
- GPS
- 06:00
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 747m
- 下り
- 750m
コースタイム
↓
9:30 熊穴沢避難小屋
↓
11:10 肩の小屋
↓
11:30 谷川岳(トマノ耳) [1963m]
↓
11:55 谷川岳(オキノ耳) [1977m]
↓
12:25 谷川岳(トマノ耳)
↓
12:50 肩の小屋
↓
13:40 熊穴沢避難小屋
↓
14:30 天神平
天候 | 8:00 天神平…晴れ 山頂は曇り 12:00 頂上…快晴 14:30 天神平…快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
濡れていたが凍結なし。気温が下がれば凍結するので冬タイヤかチェーン必要。 【駐車場】 谷川岳ロープウェイ駐車場 ¥500 【谷川岳ロープウェイ】 往復 ¥2,000 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【天神平〜熊穴沢避難小屋】 まだ積雪量が多くないので夏道にトレースあり。踏み抜き注意。 登山道に張り出した枝が鞭のようにしなるので、前を歩く登山者と距離を置いたほうがいいです。 【熊穴沢避難小屋〜トマノ耳】 避難小屋からすぐのところに岩と雪のミックスゾーンがあります。アイゼンを引っ掛けて転倒しないように注意しましょう。ここでも踏み抜き跡多数。 樹林帯を抜けた稜線を歩くため、強風の場合は危険だと思います。 【トマノ耳〜オキノ耳】 新潟側は緩やかな傾斜ですが、群馬側は切れ落ちていて雪庇が張り出しています。滑落しないように新潟側を歩くと危険が少ないでしょう。 オキノ耳から一ノ倉岳方面にはトレースがありませんでした。 |
写真
感想
いよいよ雪山シーズン到来。
しかし降雪の状況は山によって大きく異なる。11月の登山は雪が積もった山にするか、雪のない山にするかで悩む。装備が全く異なるからだ。
今回は前日まで検討し、必ず積雪がある谷川岳に登ることにした。今季の雪山は初めてなので、帰宅してから準備に取り掛かる。アイゼン、ピッケル、スノーシュー。スノーシューは迷ったが、当日朝まで降雪があるとの予報が出ていたので持っていくことにした。
朝4時40分、自宅を出発。ラジオで関越自動車道の事故通行止めを知るが、北関東自動車道からは影響がないエリアだ。赤城高原SAで朝食を済ませて出発すると、電光掲示板に沼田付近通行止めとの情報が。月夜野で下りられず、そのまま進むと事故現場に遭遇。ちょうど事故処理が始まったころで、救急車に乗せられるところだった。通行止めは警察到着後になるのか、ここは通過できた。
水上ICで高速から一般道へ入り、7時30分、谷川岳ロープウェイに駐車。ロープウェイは7時から運転しているが先客は少ないようで、駐車場は空いていた。装備を整え、ロープウェイチケット売り場の6階へ。チケットを購入して7階のロープウェイ乗り場から乗車。車内からの谷川岳は雲に覆われていて頂上は見えない。
天神平から登山開始。初期装備はスノーシューだったが、夏と同じ登山道が使えたため、斜面対策としてアイゼンに装備を変更する。この時点でスノーシューは役目を終え、身体を鍛えるための重りになってしまった。登山道は東側に面しているのだが、樹林帯のためか日陰で寒い。それでも風の影響がほとんどないのは助かる。
熊穴沢避難小屋前では、数名の大学山岳部と思われる登山者が雪上訓練をしていた。下山時にはテントが張られていたので、今夜はそこで過ごすのだろう。
避難小屋から登るとすぐに岩と雪の斜面となる。アイゼンと岩のこすれる音が響く。岩につまずかないように慎重に登る。出ている岩も、もうじき雪の下に隠れるのだろう。
岩と雪のミックスゾーンを抜けると樹木もほとんどが雪の下に。しぶとく張り出した枝には雪山名物エビの尻尾が張り付いている。登山道の傾斜もやや大きくなってきた。このエリアは乗越の風が強く吹き付けてきた。風を横から受けないように注意して登り、ようやく肩の小屋に着いた。その頃には山頂付近を覆っていた雲が姿を消していた。天気予報の通りだ。
少し休憩してからトマノ耳へ登る。小屋からはすぐに着く距離だ。シュカブラの美しさに目を奪われながら登ると、目の前に山頂の標識があった。頂上に登山者は少ない。周囲を見渡すと、オキノ耳に向かっているようだ。我々も後を追うように向かう。
稜線の群馬側は切れ落ちているので新潟側を歩く。ほどなくオキノ耳に登頂を果たす。まさに快晴。時々新潟側から雲に覆われるものの、少し待てば青空が見える。展望は抜群で、近くの白毛門、朝日岳、万太郎山、仙ノ倉山、至仏山、燧ヶ岳、平ヶ岳、上州武尊山、少し離れた日光白根山が見渡せた。北西に見えるはずの苗場山は雲の中だった。
トマノ耳に戻ると、オキノ耳の向こうに一ノ倉岳、茂倉岳が雲海から頭を出していた。この日も一ノ倉沢をクライマーが登っているのだろうか。
頂上の展望に満足したので、風が強くなる前に下山する。ミックスゾーンではtanyaさんが転倒してしまった。やはり事故は下りで発生する。歩行に問題ないのは幸いだった。天神平に戻ってくると観光客が楽しそうに遊んでいた。
転倒事故はあったものの、それを除けば想定通り。空は青く、稜線では風も弱い。今シーズンの雪山スタートは絶好だったと思う。さて、来週はどこに登ろうか。
また、この日、真砂岳で発生した雪崩で亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。
初めまして。
11枚目の写真は、浅間山じゃないかなと思うのですが。
方向とかも定かではないので、断言できないですが。
谷川もすっかり雪山ですね
(行ける回数が限られている中)どこに行こうかなと
雪山に思いをはせています
コメントありがとうございます
確かに浅間山かもしれませんね。形がプリンですし
この日の谷川は昼前に雲が抜けて青空が広がりました。今シーズンの雪山スタートにふさわしい山行でした。
情報有難うございます
熊穴沢避難小屋、まだ使えそうですね
下りで転倒、怖いですね、私も何回か転倒しましたが
その度にCLに転倒するは一番まずいとしかられました
でも、雪の下の岩は判らないものね、でもCLは転ばない・・・・
1月4日に谷川に行って全て途中敗退でした(3回)
今回は天気さえ良ければいけそうです 、
こんばんは
目の前で、しかも傾斜のある岩場での転倒だったので焦りました
来週の木曜日あたりは日本海側の山沿いが荒れる予報が出ています。今回の記録では夏道でしたが、来週は尾根沿いでないと歩けないかもしれません。
山行の日が晴れるといいですね
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