酉谷山避難小屋泊まりで行く奥多摩の最深部 長沢背稜から三峰神社へ

2021年11月13日(土) ~ 2021年11月14日(日)

• GPS: 10:43
• 距離: 26.7km
• 登り: 2,286m
• 下り: 1,825m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:22
• 休憩: 0:19
• 合計: 4:41

8:08 東日原バス停
9:46 9:46 横篶山
10:20 10:34 一杯水避難小屋
11:00 11:02 天目山
11:15 11:15 ハンギョウノ頭
11:24 11:25 ハナド岩
11:31 11:32 大栗山
12:00 12:01 七跳尾根分岐
12:25 12:25 坊主山
12:45 12:45 酉谷峠
12:49 酉谷山避難小屋

2日目

• 山行: 5:37
• 休憩: 0:18
• 合計: 5:55

5:46 酉谷山避難小屋
5:48 5:48 酉谷峠
6:05 6:11 酉谷山
6:28 6:28 行福のタオ
7:04 7:04 滝谷の峰
7:09 7:09 滝谷の峰ヘリポート
7:24 7:27 水松山
7:44 7:44 右谷ノクビレ(重松ヒラキ)
8:02 8:03 長沢山
8:27 8:27 桂谷ノ頭(石楠花ノ頭)
8:51 8:51 コヤセドノ頭(犬落ノ頭)
9:20 9:20 芋ノ木ドッケ
9:34 9:34 白岩山
9:46 9:46 白岩小屋
10:00 10:01 前白岩山
10:08 10:09 前白岩山の肩
10:29 10:29 お清平
10:43 10:48 霧藻ヶ峰休憩舎
10:54 10:54 霧藻ヶ峰
11:29 11:30 妙法ヶ岳分岐
11:40 11:40 三峯神社バス停
11:41 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

奥多摩駅に登山ポスト

その他周辺情報

下山口の三峰神社では日帰り入浴は当面の間休止

写真

11/13 8:02

スタートは東日原BSから

11/13 8:02

お手洗い有ります

11/13 8:06

さあここから登りますよ

11/13 8:18

まずは一杯水避難小屋を目指します

11/13 8:43

いきなりの急登は奥多摩の定番ですね

11/13 8:46

色付いた樹

11/13 8:46

奥多摩の紅葉

11/13 8:54

植林と自然林の境目

11/13 9:04

これもなんだか奥多摩らしい気がします

11/13 9:08

鉄柱とボックス

11/13 9:08

NHKって書いてありました
難視聴対策なのかな？

11/13 9:25

皆さまの受信料はこんな所にも使われているんですね

11/13 9:32

落ち葉ヤバイ

11/13 9:38

ようやく尾根に乗りました

11/13 9:45

目指す長沢背稜

11/13 9:50

冬枯れの尾根道を登ります

11/13 10:19

一杯水避難小屋です

11/13 10:20

何となく洒落た看板

11/13 10:20

中は普通の避難小屋

11/13 10:21

緊急用の備蓄品

11/13 10:24

ここでやっとお茶を飲んだ

11/13 10:46

天目山（三ツドッケ）へは小屋の裏手の尾根を直登です

11/13 10:47

山、確かに山だ

11/13 10:59

天目山（三ツドッケ）のピークからの眺望

11/13 10:59

真ん中の特徴的なピークは大岳山

11/13 10:59

天目山（三ツドッケ）山頂標識と三角点

11/13 11:00

天目山より三ツドッケの方が何となくいい感じ

11/13 11:00

関東平野一望
右奥に筑波山

11/13 11:00

関東平野一望
左奥は赤城山かな

11/13 11:00

これから向かう長沢背稜

11/13 11:10

天目山（三ツドッケ）から降りてきて、
巻き道との合流

11/13 11:17

長沢背稜だぜ

11/13 11:17

一直線！
無駄のなさすぎる巻き道

11/13 11:25

都税の結晶です

11/13 11:30

隠れたって分かるんだ

11/13 11:40

木橋はやや古いけどしっかりしていました

11/13 11:59

七跳尾根は通行禁止でした

11/13 11:59

ロープ張られていました

11/13 12:07

秩父の街並み

11/13 12:38

酉谷山避難小屋が見えました！

11/13 12:45

ここを降りると避難小屋

11/13 12:45

すぐ下に小屋が見えます

11/13 12:45

傾いた道標

11/13 12:46

小川谷林道は通行止めです

11/13 12:46

それにしても素晴らしいロケーション

11/13 12:47

11/13 12:47

中は明るくて綺麗

11/13 12:47

入り口横にノートなど

11/13 12:47

裏手には少しスペースあり

11/13 12:47

お手洗いも綺麗でした

11/13 12:48

トイレットペーパーは持ち帰りましょう

11/13 12:48

裏口です

11/13 12:48

小屋からの眺め
富士山がハッキリ見えました

11/13 12:48

備蓄された食料と水

11/13 12:55

袋麺とミネラルウォーターが備えて有りました

11/13 12:56

小屋の前の水場、
しっかり出ていました

11/13 13:01

小屋の上の稜線から秩父側の景色

11/13 13:01

尾根伝いの道で酉谷山の山頂を示す道標

11/13 13:02

この辺り、割と平坦地があります

11/13 13:03

避難小屋に入れなかった人が幕営するのに使うとか

11/13 13:05

小屋の前のスペースと手前に水場

11/13 13:07

誰も来ないうちに掃除しておきましょう
まずは板の間を掃き掃除

11/13 13:15

土間用の箒も有ります
そして結構ゴミが有りましたね

11/13 13:16

入り口横に引っ掛けてある袋が

11/13 13:16

掃き掃除した際のゴミを入れる袋らしい

11/13 13:29

掃除の後はコーヒー淹れておやつタイム

11/13 13:29

のんびりと読書、
至福のひと時

11/13 16:31

暗くなってきたので晩ご飯の準備、
まずは米を炊きます
炊飯中の蓋の上でレトルトカレー温めておきます

11/13 16:35

暮れてきた
富士山が綺麗

11/13 16:51

担いできたお酒

11/13 16:52

炊き上がったご飯

11/13 17:00

赤から青へ
このグラデーション綺麗ですね

11/13 17:25

つまみと酒

11/14 5:46

夜明け前、少し雲が多いかな

11/14 6:03

夜明け前の酉谷山

11/14 6:04

酉谷山の三角点

11/14 6:04

白み始めた奥多摩の峰々

11/14 6:10

そして富士山

11/14 6:17

北の方に両神山が

11/14 6:22

日の出

11/14 6:26

朝の光

11/14 6:27

樹々が照らされて綺麗

11/14 6:28

巻道と合流

11/14 7:08

東京都のヘリポートなんだ

11/14 7:08

富士山もそろそろ見納めかな

11/14 7:29

水松山の分岐

11/14 7:30

分岐の道標

11/14 7:32

水松山鞍部から秩父側へ

11/14 7:32

水松山鞍部の道標

11/14 7:32

天目山からずっと「巻き道は稜線の南側」だったのが水松山鞍部で北側の巻き道に乗り越すので、この辺りは道標が沢山あります。

11/14 7:33

地図を読んでいれば迷うような所ではないと思います

11/14 8:03

都民税の結晶、立派な山頂標識がここにもですね

11/14 8:03

せっかくなので自撮りw

11/14 8:28

道標にテープ

11/14 8:29

手書きで山頂標識

11/14 8:50

ここにも

11/14 8:50

手書きで山頂標識

11/14 9:19

植生が奥秩父っぽくなってきました

11/14 9:21

芋ノ木ドッケの分岐

11/14 9:23

分岐から三峰口方面は破線ルート

11/14 9:27

確かに踏み跡が良く分からない
ただし地図とコンパスが使えれば迷う事は無いでしょう

11/14 9:30

一般登山道との合流地点に芋ノ木ドッケの看板が有るけど、
芋ノ木ドッケのピークとはずいぶん離れていますよ

11/14 9:35

白岩山

11/14 9:35

白岩山の三角点

11/14 9:47

崩壊しそうな白岩小屋

11/14 9:47

小屋のそばに仮設トイレ有りました

11/14 10:00

しばらく進んで前白岩山

11/14 10:08

更にしばらく進んで前白岩の肩

11/14 10:18

西側の眺望、和名倉山がどっしりと聳える

11/14 10:29

急坂を降るとお清平

11/14 10:29

写真では伝わらない急坂っぷりです

11/14 10:41

ツアー登山の団体さんが休憩していた霧藻ヶ峰
看板だけ撮ってみた

11/14 10:41

霧藻ヶ峰からは北側の両神山が見事

11/14 10:49

団体さんの休憩で混雑していました

11/14 10:56

地蔵峠、立派な標識

11/14 11:26

秩父側の紅葉

11/14 11:26

秩父側の紅葉をアップで

11/14 11:30

奥宮への分岐

11/14 11:47

三峰神社に到着

11/14 11:48

目の前には和名倉山

11/14 12:30

天気の良い週末なので三峰神社は混雑していました。
駐車場に入るのに1kmくらい並んでいましたね

撮影機器：

サイバーショット DSC-TX5 SONY

装備

MYアイテム

hanya

重量：-kg

感想

hanya

両日ともに好天予報の週末、
これは何処か山に行かねばと思い以前から気になっていた長沢背稜を歩いてみることにしました。

一般的には雲取山北側の芋ノ木ドッケから天目山までの間を長沢背稜と呼ぶようです、
そもそも奥多摩の中でも奥深い稜線なので何処かで泊まらないと無理なので、
避難小屋泊で計画してみました。

使えそうなのは一杯水避難小屋と酉谷山避難小屋ですが、
酉谷山避難小屋はその立地と小屋からの眺望の良さで行ってみたかったのです。

奥多摩駅からバスで東日原BSに移動、ヨコスズ尾根を北上して一杯水避難小屋を通過、
天目山のピークを踏んで長沢背稜を西へ向かい、酉谷山避難小屋で一泊します。

翌日は酉谷山のピークを踏んで長沢背稜をさらに西へ、
芋ノ木ドッケからは北へ向かい三峰神社に降りる計画です。

初日のCTが5時間半くらい、翌日は8時間くらいなので初日は割と軽めの行程です。
ただし、酉谷山避難小屋はとても人気の避難小屋らしいので、
なるべく早い時間に到着したいと思い、奥多摩駅では早目のバスに乗りました。
念の為に幕営装備も担いで行く事にします。

東日原行きのバスは意外と混んでいました。
こっち方面では川乗橋からの川苔山が人気ですが、
このルートが通行止めなのであんまり人は乗らないのではと思っていたのですが。

バスに乗車する際も乗務員さんが
「川苔山へのルートは通行止めですよ」と、
乗客一人ひとりに声を掛けていました。
それでも川乗橋BSで降りたハイカーさんが3人ほどいましたが。
あの人たちはどこへ行くんだろうか？

終点の東日原BSで降りて、準備して出発します。
集落の裏山を登る感じ、未舗装路になってからも何件か民家が有りました。
その先は植林の急登、つづら折りの登山道でグングンと標高を上げます。

最初の急登が終わると尾根の東側をトラバース気味に登ります、
雲取山に向かう鴨沢ルートみたいな感じですね。
そして尾根に乗ったり西側を巻いたりしながら2時間ほどで
一杯水避難小屋に到着です。

小屋の前のベンチで少しだけ休憩して出発、
天目山のピークに登るルートは何故か道標が無く、
薄い踏み跡でしたが尾根を外さずに登っていきます。
20分程で天目山の山頂に到着、山頂からは大展望でした。

西側に降りると巻き道と合流しました。
天目山の山頂へは少し不明瞭でしたが巻き道はとても良く踏まれています。

ここから酉谷山避難小屋まではとても快適な縦走路、
尾根の南側にアップダウンがあまりない道が付けられており、
快調に飛ばします。

いくつかあるピークも全て巻くように道が付いていました。
ほぼ休みなく歩き続けて、1時前には酉谷山避難小屋に到着しました。
まだ小屋には誰もいなかったので荷物を置いて掃き掃除など。

一通り掃除を終えたので、コーヒーを淹れて読書。
テン場とか小屋に早く着いてのんびりしながら読書するって至福の時ですね。

2時半頃に男性2人パーティーが到着、
後からもう2人来るので合計4人になるって事でした。
その後に単独の男性が2組来ましたが、
単独のお一人は小屋に余裕が無さそうなのでテントを張るって事でした。

後から来るはずの2人がこないので僕を入れて4人で小屋を使うことに、
板の間は7畳くらいなので5〜6人までならなんとかなりそうです。
それ以上だとちょっと厳しいですね。

4時半頃には暗くなってきたので晩ご飯の準備です、
お米を炊いてカレーライスにします。
家に備蓄してあったレトルトカレーが期限切れたので山で頂く事にw
担いできたビールを飲みながらカレーライスを美味しく頂きました。

6時頃までスナック菓子をつまみながら飲んでいましたが、
眠くなったので寝ようとした頃に件の2人が到着、
小屋の中はもう厳しいので外にテント張るって事でした。

翌朝は4時頃に起きて、朝御飯は袋麺のサッポロ一番、
夜明け前に小屋を出て、酉谷山の山頂で日の出を観ようかなって思っていましたが、
雲が多くてハッキリ日の出が見えそうになかったので先に進みます。

山頂から降っている時に日が昇りました、
朝日に照らされて森が綺麗に輝いて、やっぱり山の朝は気分いいですね。

水松山までは基本的にはピークを巻く縦走路でしたが、
長沢山からは愚直に尾根を外さずに道が付いています。
ここを境に縦走路の性格が一変しました、
最初に道を付けた人が違うんだろうな、きっと。

芋ノ木ドッケから先は雲取山の登山道なので人が一気に増えました、
ここまで来たら後は三峰神社まで一気に降りていきます、
もうバテる事も無さそうなので体力の限り飛ばします。

お腹が空いたので霧藻ヶ峰でちょっと休憩してパンを食べました、
ツアーの団体が休憩していたのでずいぶんと賑やかでした。

お昼前に三峰神社に到着、
直ぐにバス停に並んだので12時半のバスに座って乗れました。
40人以上並んでいましたが増便は無し、
駐車場は満車、入る車が長い列を作っています。

人気の少ない長沢背稜から一気に人気の観光地に降りてきたので、
そのギャップにちょっと違和感を感じましたが、
早くこんな日常に戻るといいなと強く感じました。

ここから備忘録

クロージングはいつも通り
長袖ハーフジップシャツに薄手のトレッキングパンツ
2日目の日の出前は薄手ソフトシェル着ていたが、
日が昇ってきたので脱いだ。

夜明け前の気温は3度くらい、
日が昇って8度くらいになったら長袖ハーフジップシャツ1枚で快適。

就寝時に小屋内の温度は10度くらい有った、
4人いてバーナーなども使うので想定より暖かかった。

-5度対応のシュラフで寝ていたがすぐに暑くて目が覚めた、
着ていたダウンとか脱いで薄着で寝たら快適だった。

今回の山行では行動中の水分を減らしてみた。
行動前と行動後は普段通りで行動中だけ減らす。
初日、行動開始してから一杯水避難小屋まで水分飲まず、
一杯水避難小屋でようやくペットボトル開栓w
酉谷山避難小屋まで到着時点でも150ml程度しか飲まなかった。

翌日も行動中はそんなに飲まなかったので、
前日のペットボトルが最終的に100mlくらい余った。
水を2L担いでいたので、水場の水は使わなかった。

コーヒーを3杯、カレーライス後のスープ、
2日目朝御飯の袋麺を作るのに1.5Lくらい水を使った。
残りの水は300mlくらいのペットボトルを2本、
これは最後まで使わなかった。
コーヒー3杯、1合の炊飯、食後のスープ、朝のラーメン作ってガス消費28g

ザック重量は行動開始時で13.5kg
2日目は11kgくらいかな。
パラゴンの背負い心地はやっぱり好きになれない。