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Yamareco

記録ID: 3744603
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

藤原岳(孫太尾根−聖寶寺道:三岐鉄道三岐線利用)

2021年11月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:34
距離
13.0km
登り
1,167m
下り
1,115m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:34
休憩
0:58
合計
6:32
距離 13.0km 登り 1,167m 下り 1,128m
6:45
46
8:42
8:43
38
9:21
9:25
37
10:02
36
10:38
11:26
10
11:36
11:37
12
11:49
11:50
6
11:56
11:57
18
12:48
12:49
17
13:17
西藤原駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
伊勢治田駅の無料駐車場(50台程度駐車可能)を利用。6:30時点でも数台。
下山後、西藤原駅から伊勢治田駅まで、三岐鉄道三岐線を利用。片道250円。
コース状況/
危険箇所等
<伊勢治田駅→孫太尾根登山口>
伊勢治田駅から国道360号に出て、いなべ市北勢町奥村・新町の集落に入っていきます。
平日であれば、阿下喜駅から伊勢治田駅を経由していなべ市のコミュニティバス(いなべ市福祉バス・治田線:新町行きで「長頭子」バス停下車)があります。
土日祝日・年末年始は運休のため、伊勢治田駅から孫太尾根登山口まで約4km弱を歩くことになりますが、登山口への案内看板は一切無いため、事前に調べておかないと確実に迷います。
孫太尾根の登山口は両集落のはずれの墓地の端にあります。

<孫太尾根道:登山口→丸山>
最初はスギ林の中を進んでいきます。
ポイントとなるところには案内標識が設置されてあり、ガイドロープ(虎ロープ)も整備されているので、迷うことは無いと思います。
杉林が急に開けると、石灰石が露出した尾根道になります。同時に、伊勢湾側にとても良い展望が得られます。再び、スギ林に戻りますが、すぐに広葉樹林帯&石灰石の尾根道になり、ケルンが2つ見えると丸山に到着です。

<孫太尾根:丸山→多志田山>
基本、あかるい広葉樹林の尾根道で、右手に藤原鉱山(石灰石)が大きく見えてきます。尾根道とトラバース道がありますので、私は尾根道を行きました。
あまり人通りが無いのか、落ち葉で踏み跡が隠されているところがあり、テープも少ないですが、尾根をたどっていけば道を間違えることは無いと思います。ポイントとなるところには案内標識もあります。

<孫太尾根:多志田山→藤原岳山頂>
多くの方のレコにもあるとおり、かなりの急登です。
前半は土の道ですが、急なのと落ち葉&小さな石灰石でかなり滑りやすいです。下りの際は要注意ですね。頂上直下は石灰石の岩歩きです。

<藤原岳山頂→藤原山荘→聖寶寺道(裏道)分岐>
粘土のところは滑りやすいです。

<聖寶寺道(裏道)>
大貝戸道のように広くはありませんが、道は明瞭です。
八〜七合目と、四〜二合目にはガレ場があり、上部からの落石に注意です。
二合目から堰堤までの間にも沢筋を通過するところがありますが、ここも落石注意です。(人がいなくても、動物の影響か、落石がちょこちょこありました)

<聖寶寺道登山口→西藤原駅>
いなべ市藤原町坂本・大貝戸集落内の道です。
途中、西藤原駅への案内方向が誤っている(角度が変わっている?)ところがあり、地図で調べて正しい方向を進んだ箇所がありました。聖寶寺(宮前)有料駐車場から、藤原岳観光駐車場へ行く途中のY分岐です。(看板は「左」に進むような角度になっていましたが、駅には「右」が正解ですね)
伊勢治田駅の無料駐車場に車を停めて出発です。基本、電車を利用する方用ですので、帰りに西藤原から電車にのって帰ってくる計画です。丁度、陽が登ってきました
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伊勢治田駅の無料駐車場に車を停めて出発です。基本、電車を利用する方用ですので、帰りに西藤原から電車にのって帰ってくる計画です。丁度、陽が登ってきました
登山口至近のいなべ市福祉バス(コミュニティバス)の停留所。土日祝日は運休です。阿下喜駅から伊勢治田駅を通ってここまで来ます
登山口至近のいなべ市福祉バス(コミュニティバス)の停留所。土日祝日は運休です。阿下喜駅から伊勢治田駅を通ってここまで来ます
バス停から坂道を登っていくとお墓があり、その奥に水道施設があります。その横を進んでいきます
バス停から坂道を登っていくとお墓があり、その奥に水道施設があります。その横を進んでいきます
登山口の標識です。登山届を出すポストは見当たりませんでした。どこかにあったのかしらん?
登山口の標識です。登山届を出すポストは見当たりませんでした。どこかにあったのかしらん?
「神武社殿跡」との石柱がありました。小広い場所なので、小さなお社があったのでしょうか
「神武社殿跡」との石柱がありました。小広い場所なので、小さなお社があったのでしょうか
スギ林の中を歩きます。案内看板がポイントとなるところに設定されており、踏み跡もしっかりとしているので、迷うことはありません
スギ林の中を歩きます。案内看板がポイントとなるところに設定されており、踏み跡もしっかりとしているので、迷うことはありません
ちょっと狭いところには、ガイドロープ(虎ロープ)が設置されていました
ちょっと狭いところには、ガイドロープ(虎ロープ)が設置されていました
上の尾根道は通行止め。巻き道をすすむように案内看板が指示しています。このような看板がところどころにあり、かなり親切です
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上の尾根道は通行止め。巻き道をすすむように案内看板が指示しています。このような看板がところどころにあり、かなり親切です
青川峡キャンピングパーク上部の大鉢山の山腹も、綺麗に紅葉していました
青川峡キャンピングパーク上部の大鉢山の山腹も、綺麗に紅葉していました
スギ林が切れ、石灰石が露出した径になりました
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スギ林が切れ、石灰石が露出した径になりました
振り返ると、見事な眺望
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振り返ると、見事な眺望
石灰石の露出した径では、ところどころにケルンがありました
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石灰石の露出した径では、ところどころにケルンがありました
見事なカエデが3本
見事なカエデが3本
丸山山頂すこし手前のケルンからの眺望
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丸山山頂すこし手前のケルンからの眺望
丸山山頂。周囲に樹木があり、あまり眺望はききません
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丸山山頂。周囲に樹木があり、あまり眺望はききません
「赤」発見!
丸山からの尾根道
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丸山からの尾根道
スギの大木※と紅葉。存在感のあるスギで、紅葉とのコントラストが見事でした
※「杉」とばっかり思い込んでましたが、よくよく写真を見たら、「樅」ですね、この木は
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スギの大木※と紅葉。存在感のあるスギで、紅葉とのコントラストが見事でした
※「杉」とばっかり思い込んでましたが、よくよく写真を見たら、「樅」ですね、この木は
多志田山への尾根道とトラバース道の分岐。やはり尾根道が好みです
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多志田山への尾根道とトラバース道の分岐。やはり尾根道が好みです
ここで今日イチの「赤」を発見!
ちょっと陽が陰ってしまったにも関わらず、この「赤」!
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ここで今日イチの「赤」を発見!
ちょっと陽が陰ってしまったにも関わらず、この「赤」!
また、トラバース道と合流しました
また、トラバース道と合流しました
尾根道には全体的に落ち葉が降り積もっており、踏み跡は見にくい状況。しかし、尾根を伝っていけばよいので、登りなら道迷いの心配は少ないです
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尾根道には全体的に落ち葉が降り積もっており、踏み跡は見にくい状況。しかし、尾根を伝っていけばよいので、登りなら道迷いの心配は少ないです
標高834ポイントへ行くか、巻くかの分岐。当然、行きます
標高834ポイントへ行くか、巻くかの分岐。当然、行きます
標高834ポイント「草木」
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標高834ポイント「草木」
標高834ポイント「草木」から降りてきて、トラバース道と合流する地点です
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標高834ポイント「草木」から降りてきて、トラバース道と合流する地点です
再び、尾根道です
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再び、尾根道です
多志田山山頂。木々が落葉したため、明るい山頂です
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多志田山山頂。木々が落葉したため、明るい山頂です
ラスボス。200mの急登。そこへの取りつきの細尾根。細尾根は、木々のある方(西側)を巻いていきます
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ラスボス。200mの急登。そこへの取りつきの細尾根。細尾根は、木々のある方(西側)を巻いていきます
写真ではわかりにくいですが、かなりの急登です。登りはまだしも、下りは十分に気を付けていないと落ち葉と粘土に足を取られそうです
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写真ではわかりにくいですが、かなりの急登です。登りはまだしも、下りは十分に気を付けていないと落ち葉と粘土に足を取られそうです
「難路」の標識に到着。ずいぶんと整備され、もはや「難路」ではないと思います
「難路」の標識に到着。ずいぶんと整備され、もはや「難路」ではないと思います
頂上直下の石灰岩の岩場の急登
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頂上直下の石灰岩の岩場の急登
岩場の急登を登り切って振り返ると、今登ってきた「孫太尾根」がきれいに延びていました
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岩場の急登を登り切って振り返ると、今登ってきた「孫太尾根」がきれいに延びていました
藤原岳山頂が見えました。たくさんの人で賑わっています
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藤原岳山頂が見えました。たくさんの人で賑わっています
山頂到着!
風も弱く、雲も取れてあたたかいです。
山頂はお昼時ということもあって大賑わい。孫太尾根では、2人しか出会わなかったので、この差にちょっとびっくり
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山頂到着!
風も弱く、雲も取れてあたたかいです。
山頂はお昼時ということもあって大賑わい。孫太尾根では、2人しか出会わなかったので、この差にちょっとびっくり
山頂から竜ヶ岳などの鈴鹿の峰々を望む。最高の日和です
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山頂から竜ヶ岳などの鈴鹿の峰々を望む。最高の日和です
大貝戸道8合目手前から聖寶寺道(裏道)へ分岐します。この写真では左に曲がります。まっすぐは大貝戸道(表道)。人が見えるところが8合目です
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大貝戸道8合目手前から聖寶寺道(裏道)へ分岐します。この写真では左に曲がります。まっすぐは大貝戸道(表道)。人が見えるところが8合目です
聖寶寺道(裏道)に入ると、また静かな山道歩きになりました
聖寶寺道(裏道)に入ると、また静かな山道歩きになりました
しばらくしたら注意看板。七合目付近までガレ場でしたが、滑るのを注意すれば問題ないでしょう
しばらくしたら注意看板。七合目付近までガレ場でしたが、滑るのを注意すれば問題ないでしょう
六合目は明るい広場になっていました
六合目は明るい広場になっていました
沢筋径です。この沢の中を進みます(写真は降りたところから径上部を見上げています)
沢筋径です。この沢の中を進みます(写真は降りたところから径上部を見上げています)
沢筋径が終わったところから先には「ガレ場」の表示が。二合目付近までほそいガレ径でした。何もないのに上から小石が落ちてきたのにはびっくりしました
沢筋径が終わったところから先には「ガレ場」の表示が。二合目付近までほそいガレ径でした。何もないのに上から小石が落ちてきたのにはびっくりしました
この小さな沢(右側)も小石が落ちてきました
この小さな沢(右側)も小石が落ちてきました
堰堤上流部で渡渉点があります。渡渉後は堰堤にそって付けられた階段で堰堤の上部へ出て、また堰堤沿いに降りていきます
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堰堤上流部で渡渉点があります。渡渉後は堰堤にそって付けられた階段で堰堤の上部へ出て、また堰堤沿いに降りていきます
聖寶寺道登山口にある登山届ポスト
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聖寶寺道登山口にある登山届ポスト
西藤原駅に到着しました
西藤原駅に到着しました
13:42発です。西武鉄道の払い下げ車両だと思います
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13:42発です。西武鉄道の払い下げ車両だと思います
切符はなんと昔懐かしい硬券!駅員さんが入鋏してくれました。この鋏の形も駅によって違っていたことを記憶しています。私たちが、硬券に入鋏をしてもらう行為を懐かしく思う世代の最後だと思います。昔は駅に駅員さんがたくさんいたなぁ
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切符はなんと昔懐かしい硬券!駅員さんが入鋏してくれました。この鋏の形も駅によって違っていたことを記憶しています。私たちが、硬券に入鋏をしてもらう行為を懐かしく思う世代の最後だと思います。昔は駅に駅員さんがたくさんいたなぁ

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

藤原岳は3回目。いままで2回はいずれも大貝戸道(表道)だったので、今回は行ったことのない径(孫太尾根、聖寶寺道(裏道))を歩くこと、三岐鉄道にも乗ることを目的に、欲張りな計画を立てました。
孫太尾根はきちんと整備されており、本当に良い径でした。今回は初めてだったこともあり、地図を確認しながら、径の特徴を味わって歩くことができました。昔持っていた山と高原地図では破線だったのが、今は実線表記になっているのは当然でしょう。もっと人気が出てもおかしくないと思います。登山口までの道案内看板は皆無で、しかも集落の中に入っていくので、きちんと下調べをしておかないといけませんね。私も伊勢治田駅から登山口までの住宅地図を持って行ったおかげで、迷わずに行けました。ただ、道中は地図を確認しながらでしたが。
聖寶寺道(裏道)は北東斜面の径のため、昼過ぎからは陰になるところが多く、ほの暗い感じがしました。朝に登りで使うのが良い径でしょうね。
三岐鉄道はどの駅にも利用者用の無料駐車場があります。列車本数もほぼ30分に1本あり、自転車も載せられる(西藤原−三里間は毎日、三里−大矢知間は土日祝のみ)ため、工夫すればもっと行動範囲を広げられそうです。また、三岐鉄道三岐線を使った山行を計画しようと思います

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体力レベル
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