大崩山〜”九州一”の山に挑む〜

2013年11月23日(土) [日帰り]

• GPS: 09:24
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,505m
• 下り: 1,469m

コースタイム

　5：49　大崩山登山口
　6：22　坊主尾根分岐（大崩山荘）
　6：44　湧塚尾根分岐
　6：50−6：56　展望岩場
　7：01　湧塚尾根分岐（徒渉点）
　7：30　最後の水場
　8：14−8：22　袖ダキ
　8：50　下湧塚
　9：07　中湧塚（岩上には上がらず）
　9：44　上湧塚
　9：59　もちだ谷分岐
10：41　大崩山山頂
10：50−11：35　石塚（昼食）
11：52　坊主・湧塚分岐
12：19−12：36　小積ダキ
14：02　林道分岐
14：40　坊主尾根分岐（大崩山荘）
15：05　大崩山登山口

天候

嘘みたいな快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車 船

●アクセス
　島原港（九商フェリー）熊本港（R57）阿蘇（R57）竹田（R502）豊後大野（R326）延岡・下赤地区（林道）祝子川
　熊本港から祝子川まで約150km、4時間半前後

●祝子川温泉　美人の湯
　http://www1.bbiq.jp/hourigawaonsen/sisetu/sisetu.html
・国土地理院1／2．5万をベースにした詳細な大崩山登山地図（￥400）が売ってあり、管理人さん（大崩山登山に精通）から地図を見ながら登山道について丁寧に説明してもらえました。
　なお、詳細地図は福岡のラリーグラス、シェルパ等でも購入可能なようです。

●大崩山登山口　
　路肩に10台程駐車可。登山口前の一番広いスペースは緊急車両等の為駐車禁止（看板有り）
　車上荒らしが多発しており、施錠・貴重品の管理はしっかりと。

コース状況／危険箇所等

●登山届は登山口及び美人の湯（営業時間のみ）にポスト有
●ルート図のGPS精度はあまり良く有りません。また上湧塚はGPSを付けてたザックをデポして登ったため飛んでます。
●危険個所はあげればキリがないのでトピックス的なものだけです。
☆湧塚コース
　・下湧塚に上がる最後のロープが切れかけている
　・下湧塚〜中湧塚間の巻き道（バイパス）※分岐に道標有り。また最新版の1／2．5万には記載有り
　　道がかなり不明瞭のため、下湧塚〜中湧塚（尾根道）を通る方が良いとの事。
☆坊主尾根コース
　・見返りの塔のロープが切れかけている
　・山頂から下りに使った場合、象岩トラバースの1つ手前のハシゴの支点の木が損傷しかなり危険。近日補修予定との事。

※ガイドブック等を熟読及び美人の湯で最新の情報を手にいれ、安全には十分すぎる程の配慮をして臨んで下さい。

●2012年5月に撮影された動画（ニコニコ動画）　
　日本百名山に登ってみた番外28　大崩山編　ま横様投稿
　http://www.nicovideo.jp/watch/sm18335019
　
　自分はかなり参考にしました。主要な危険個所と展望スポットの映像があり、ネタばれ的な要素もありますが、単独で行くなら見る価値有りだと思います。
　昨年の映像ですが、すでに状況が変わっている個所も多くあるので注意は必要です。

写真

11/22 7:10

22日。始発のフェリーで熊本へ

11/22 7:21

いってきます〜

11/22 9:58

阿蘇は冠雪。大崩山は大丈夫？？

11/22 14:41

色々寄り道しつつ、14：30には祝子川へ。明るいうちに登山口を確認します。

11/22 14:44

トピックス��

11/22 14:44

トピックス��

11/22 14:56

時間があるので神様山へ

11/22 15:03

明日の登山の無事を祈願しました。

11/22 15:18

美人の湯駐車場で車中泊です。

11/22 18:00

美人の湯には山の本が多数。スタッフも山好きで山小屋のような雰囲気でした♪

11/23 5:49

23日。まだ暗いAM5：50、ヘッデン点けていよいよ出発です！！

11/23 6:09

いきなりハシゴ

11/23 6:14

さらに一本橋。

11/23 6:20

さらにさらにボロ橋。これは渡らず上流で迂回できましたが、しょっぱなから大変そうな雰囲気デスネ…

11/23 6:22

坊主尾根分岐。渡渉点の確認。水位は問題なさそう。

11/23 6:38

左は崖。全然序盤なのに気が抜けません！

11/23 6:44

湧塚尾根分岐。ここから祝子川渡渉ですが、三里河原方面へちょっと寄り道

11/23 6:56

ロープを登りきると展望所があります。

11/23 6:52

朝焼けの小積ダキと湧塚尾根

11/25 14:50

小積ダキ　アップ

11/23 7:01

分岐に戻り渡渉。橋が流され、SASUKEチックな渡渉点。

11/23 7:03

SASUKEは身の危険を感じたので、少し上流から飛び石伝いに渡渉。SASUKEに続く一本橋やハシゴ橋もかわせて楽に渡れました。

11/23 7:16

水がきれい♪

11/23 7:29

岩の間を抜けると…

11/23 7:31

紛らわしいテープや踏み跡多数の迷いの森。注意して進みましたが小積谷の渡渉でテープに釣られルートミス。最後の水場につくころにはすでに精神的にぐったり…

11/23 7:30

水場にある道標。見落とし注意。

11/23 7:38

水場からはガレ場の急登。

11/25 14:51

アルミハシゴも出現。険しくなってきた…

11/23 7:48

参加してみる(笑)

11/23 7:58

尾根は見えてるけどなかなかたどりつかない…

11/23 8:10

袖ダキ分岐。曰く「行かないと何しに来たかわからない」だそうです！

11/23 8:12

ロープを登りきると…

11/23 8:14

袖ダキは一気に視界が開け、海まで見えます♪

11/23 8:15

そして大迫力の小積ダキ。あまりの迫力に絶句！

11/25 14:52

さらに湧塚群。大崩山に来たんだなぁと実感がわき感慨に浸ります。

11/23 8:19

ヤマネチ！ちょっと腰が引けてマスネ(笑)

11/23 8:23

11/23 8:44

下湧塚分岐。なんすか、あのハシゴ…

11/23 8:47

ハシゴ登り切ったと思ったらロープかよ！以後ハシゴ＋ロープのコンボも多数出現。険しすぎるよ〜（泣

11/23 8:50

下湧塚

11/23 8:50

由布・鶴見が見えます。

11/23 8:51

中湧塚へは尾根を行きます。

11/23 9:07

中湧塚。上には上がらず。

11/23 9:07

上湧塚が見えました。

11/23 9:10

中湧塚から上湧塚へは一旦下降します。
何気ない場所に見えますが、ロープの使い方がわからず、今回一番苦労したポイント。

11/23 9:20

思案橋。乗ると揺れます（泣

11/23 9:40

上湧塚基部。正面からのルートはクライミング経験者向け？

11/23 9:53

一旦ザックを置き、右に巻く道を使って上湧塚へ。

11/23 9:44

七日廻岩

11/23 9:45

上湧塚頂上から中湧塚

11/23 9:46

くじゅう連山も見えます♪

11/23 9:49

捜索ヘリが飛んでました。遭難者は無事自力下山されたそうです。

11/23 10:11

予定時刻より遅れてはいたけど、リミットに間に合いそうなので山頂を目指します。山頂までの稜線には残雪が。

11/23 10:42

リミット20分前、山頂無事到着！

11/23 10:52

山頂からの戻り、石塚からの大パノラマ

11/23 11:08

祖母山

11/23 11:02

高千穂の峰や桜島の噴煙まで見えました！

11/23 11:12

眺めの良さに石塚で昼食をとることに。キムチ餃子鍋、なかなか美味くできました♪

11/23 11:52

湧塚尾根分岐

11/23 11:55

上湧塚で休む人々

11/23 12:27

小積ダキ頂上

11/23 12:31

頑張って立ちます。

11/23 12:36

頑張って覗きますが、これが限界…

11/23 12:19

湧塚尾根

11/23 12:36

像岩のトラバース

11/23 12:32

頂上で写真を撮ってくれた大分のタフガイ。一緒に下り始めましたが、軽やかに置き去りにされました（泣

11/23 12:55

像岩のトラバース。

11/23 12:55

練習にとカラビナ使ってみましたが、カラビナの架け替え点の足場が悪い事もあり、我流は逆に危険だったかも。

11/23 13:04

トラバースを過ぎるとハシゴ地獄の始まり…

11/23 13:13

ロープとハシゴのコンボはもう慣れたぜ…

11/23 13:15

と思ったらハシゴの下にもロープ！色々なバリエーションのハシゴから苦しめてもらいました（泣

11/23 13:16

岩をくぐったり〜

11/23 13:18

間を通ったり〜

11/23 13:26

この木一本で支えているようです(笑)

11/23 13:32

坊主岩（米塚？）

11/23 13:50

坊主尾根最後のハシゴ。坊主尾根だけで20数箇所ハシゴ場があるようです。

11/23 13:52

ハシゴ地獄が終わると急下り

11/23 14:02

林道分岐一旦緩やかに

11/23 14:06

そして再度急下り。これでもかっ！ってくらい下ります。

11/23 14:17

支え愛♡

11/23 14:32

祝子川渡渉点に来ました。

11/23 14:33

渡渉ポイント。

11/23 14:41

大崩山荘。次は泊まってみようかな〜

11/23 14:40

朝は見えなかった、祝子川沿いの紅葉。

11/25 14:59

綺麗か〜

11/23 15:02

常緑も綺麗です！

11/23 14:45

清らか流れの祝子川ですが、川の中の岩を見ると暴れ川でもありそうですね。

11/23 15:07

無事下山！とにかく疲れました…

11/23 15:09

本日は天気も良く人も多数。途中、そんなプランで大丈夫なの？？って人に数人会いましたが、みなさん無事に降りてこられたのかなぁ。

11/23 15:15

帰り道も綺麗です。

11/23 15:32

無事下山のお礼参りを。

11/23 16:50

2日間お世話になった美人の湯。いい湯でした〜

11/23 17:20

またいつか！

11/24 18:20

今回の旅の友、100円三脚＋リモコン。
セルフ撮り超楽でした♪

11/24 20:38

登頂記念品（美人の湯で購入）

11/24 20:38

登山バッチアップ♪

撮影機器：

PENTAX WG-10 ペンタックス

Xperia A SO-04E SONY

装備

個人装備

登山靴

１

靴下

２

予備１

インソール

１

ズボン

１

Ｔシャツ

１

アンダーウェア

２

予備１

パンツ

１

ファーストエイド

1

手袋

2

吸ちゃんと防水

ネックウォーマー

１

タオル

１

バンダナ

１

ザック

１

レインコート

１

ウインドブレーカー

１

ヘッドライト

１

ラジオ

１

予備電池

３

単４

地図

１

コンパス

１

財布

１

カメラ

１

カメラ電池

２

予備２個

スマホ充電器

１

水類

３

予備１含

スポーツドリンク

１

行動食

１

ツェルト

１

ペグ類忘れず

非常食

１

１日分

カラビナ

３

スリング

３

１２０＊２、６０＊１

感想

おみ

大崩山は登山を始めて間もないころ、金泉寺で会ったベテランの方に教えてもらいましたが、その方曰く、

「九州で1番面白い山」

との事。そして「日本各地の山を含めても3本の指に入る」とまで言われた山にずっと興味を抱いてました。
そしてちょうど1年前、計画を立てようとしてみたものの、調べるほどにその時の経験値じゃ絶対に無理なのが明らかになるばかりで、休みも迫ってた事もあり諦めて別の山へ行くことに。
しかし心惹かれる絶景にどうしても行ってみたいと、この1年間、準備・トレーニングをしてきました。

絶好の天気で迎えてくれた大崩山でしたが、できるだけの準備をしたつもりでも、わく塚尾根のロープ・ハシゴを使った岩場の昇降や坊主尾根の連続ハシゴなど、絶景の余韻もすぐ忘れるほどのハードな場面の連続は今までに経験の無い大変さ。
”面白い”と思う余裕は皆無でした＾＾；

自分は経験が少ないので”九州一”とまでは言い切れませんが、パノラマルート（湧塚尾根・坊主尾根）の絶景と、登山道のハードさは今までの登山では間違いなく一番でした＼(^o^)／

ハードなコースでしたがその分登山の楽しみも多すぎで、戻しそうなくらいおなか一杯楽しめましたが、当分はハードな登山はいいかも＾＾；

とにかく無事に登頂＆下山できて良かったっす！

コメント

Hans-R1

はじめまして
大崩山大好き人間の１人、Hans-R1と申します。

初めて入るには単独行は難易度の高い山だと思いますが、
良い天気に恵まれた大崩山を堪能できたようで、なによりです
私も数年前、単独行で大崩山に登って以来、魅力に取り付かれた一人で、
この10月にも行ったばかりですが、omiさんの写真を見ていると、
また大崩山に行きたい気持ちが沸々と湧いてきました

素晴らしい山行記録をありがとうございました

おみ

Hans-R1さん
先月の山行記録、参考にさせてもらいましたm(__)m
紅葉やツツジの時期に行けるなんて羨ましいです！

今回がダメなら次は来春以降になるところだったので、なんとか行ける天気なら御の字だったんですが、こんなに晴れてくれるとは

ほんと、魅力的な山ですよね！下山直後はキツイ記憶の方が強かったんですが、今は車に張ったステッカーを見ては山の余韻に浸っております