塔ノ岳・大山
- GPS
- 08:28
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 2,043m
- 下り
- 2,023m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:27
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
土日平日かかわらず,1時間に4本程度出ている 帰り:大山ケーブルバス停より鶴巻温泉駅直通急行バス25分 (320円) 土日休日のみ 14:00 / 15:20 / 16:20 発の3便が運転されている |
コース状況/ 危険箇所等 |
大倉〜(大倉尾根)〜塔ノ岳 丹沢の登山基地である大倉から塔ノ岳までは,木道なども含めて非常によく整備されている.初めのうちは車道を歩き,やがて林道に入り登山道へと変わっていく.大倉尾根は通称バカ尾根と呼ばれ,一説には単調で特に面白みのない登りが続くからそう名付けられたという.その由来が示すように基本的にはただただ単調な登りが続く.しかし,標高差は1200m近くあり,なかなか侮りがたい尾根でもある.しばらく樹林帯を進み高度を上げると,やがて木々の間から陽が差すようになる.花立山荘まで来ると一気に視界が開けて,左手にには富士山が姿を現す.ここまで来ると山頂へはもう一息で,さらに標高差で200mほど登れば塔ノ岳に到着.山頂は広く富士山の眺望がすばらしい.ここまでで移動距離にして7辧ど弦盧垢任1200mもあるので,大倉からの往復だけでも十分登山は楽しめるだろう. 塔ノ岳〜行者ヶ岳〜三ノ塔〜ヤビツ峠 塔ノ岳から行者ヶ岳に向けては,初め100m弱高度を下げる.やや大きめの石が転がっており,塔ノ岳の区間に比べると歩きづらい.その後,小刻みにアップダウンを繰り返しながら稜線を東進し,新大日からは進路を南東に変えてさらに100mほど下る.その後,鎖場を登り返すと行者ヶ岳の山頂である.山頂は狭く休憩できるスペースは少ないが,南側はやや開けている.行者ヶ岳の鎖場は,今回のルートの場合,登りとなるため通過にそれほど問題はないが,下りは鎖をうまく使って降りる必要がある.1人ずつしか下れないため長蛇の行列ができているが,焦らずゆっくり下れば問題ない.また,道が細くすれ違いができる場所も限られるので,登りも下りも譲り合って進もう. 行者ヶ岳を過ぎると,さらに緩やかに下り烏尾山に至る.その後70mほど登り返して三ノ塔の山頂に出る.三ノ塔の山頂は大きく開けていて,休憩所やお手洗いも整備されている.この先の区間は二ノ塔への登り返し以外は基本的に下りが続く.もともと二ノ塔から先は菩提峠・岳ノ台を経てヤビツ峠に向かう予定だったが,疲労を考慮して,それらを巻くルートに変更した.いったんヤビツ峠よりも低い711m地点まで下り,車道を標高差で50mほど登り返すとヤビツ峠に至る. ヤビツ峠〜大山 ひたすら登る.標高差は500mほど.すでに10数キロは歩いているのでなかなかしんどい.特段眺望もないが,西向きの斜面なので,午後はとても明るくて歩きやすい.25丁目でケーブルカー方面の登山道と合流するため,ここから山頂の区間は非常に混雑している.25丁目から15分ほどで大山の山頂.山頂は多くの登山客でにぎわっていた. 大山〜阿夫利神社〜(女坂)〜大山ケーブルバス停 大山から阿夫利神社への下りは,道幅は広いものの岩っぽいため少し歩きづらい.これまでの区間よりも人が多いので,うまく道を譲ってもらいながらスピードを落とさず下る.割と段差が大きいのでひざに負担がかかるかもしれない.阿夫利神社の境内に出ると,さらに多くの人が阿夫利神社の参拝に列をなしていた.鳥居を出て階段を下るとケーブルカーの駅があるが,ここにも長蛇の列ができていた.これだけ並んでいると歩いてくだった方が早いだろうということで,登山道での下山を選択した.この先の登山道には,男坂と女坂があるが,下りは女坂を使うのがおすすめ.男坂は最後の最後にめちゃくちゃ急な苔むした階段があって,転ぶと大けがをしかねないので下りでは避けた方が良いだろう.ケーブルカー乗り場を過ぎると舗装道に変わり,仲見世通りに入って15分ほど歩くと,ゴールのバス停に到着する. |
その他周辺情報 | 駐車場 大倉側にも大山側にも多数あるが,7時半ごろにはかなり埋まっているので,公共交通機関でのアクセスがおすすめ. お手洗い 各登山口と山小屋,および三ノ塔山頂,ヤビツ峠にあり.基本的にチップ制なので小銭を持参のこと.(50〜100円) 売店 塔ノ岳周辺は山小屋が豊富なので,売店に困ることはないだろう.ただし,地図上のすべての山小屋がやっているわけではないので事前に要確認.ヤビツ峠には売店だけでなくレストランもある.大山山頂では売店で飲食物の販売もしていて,フランクフルトなどもあった.大山の登山口の土産店が軒を連ねている. 温泉 大山の登山口ではシャワーのみ利用可.(700円) おすすめは鶴巻温泉駅徒歩2分の弘法の里湯.土日は2時間1000円で休憩所,売店,食事処併設. |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
計画書
予備電池
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ファーストエイドキット
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感想
久しぶりに大学時代の部活の友人と丹沢に行ってきました.本当は10月にも皇海山に行く予定だったのですが,天気が悪くて中止になったため,2か月ぶりの山行となります.
ちょうど紅葉シーズンだったということもあって,混んでいることは予想していましたが,想像以上の混雑で驚きました.特に大山の阿夫利神社周辺は,この日から紅葉のライトアップが始まるとあって,完全に「密」な状態でした.塔ノ岳から大山の区間も,ほかに比べれば空いていたものの,すれ違いなどでそれなりに時間がかかりました.天気が良くて風も弱かったので仕方ないですね.それでも,久しぶりに会う友人と雄大な富士山を眺めながら一緒に山歩きできて,十分に丹沢を楽しめました.
さて,話は変わりますが,コロナ流行以降,低山での遭難が増えているとニュースがよく取り上げられるようになりました.大山はその代表的な山として取り上げられています.登る人が増えれば遭難者も増えるというのは当然と言えば当然な気もしますが,今回15時近くに大山に行ってみて何となく理由が分かりました.というのも,日没が迫っているというのに,登山道を登ってくる人がとても多かったのです.
日没の時刻を認識したうえで,ヘッドライトを持って入山しているのであれば問題ないと思います.しかし,明らかな軽装で登ってくる人たちは,16時半には日没を迎えて暗くなることを認識しているのでしょうか?また,大人だけならまだしも,子供を連れて15時半や16時近くに山頂を目指して登り始める人もいました.子供を危険にさらしているという自覚はないのでしょうか?阿夫利神社下社の入山口にも日没後の登山は避けるようにとの注意書きがあります.他人の登山スタイルにあれこれ文句を言うのは野暮だとは思いますが,日没間近に入山する人はもう少し計画をちゃんと立てるべきだと思いました.
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