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Yamareco

記録ID: 3763672
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

雷鳥沢 剱沢 剱岳

2015年09月03日(木) ~ 2015年09月06日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
21:26
距離
27.8km
登り
2,623m
下り
2,669m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
0:54
休憩
0:03
合計
0:57
12:49
16
13:05
13:06
3
13:09
13:11
19
13:30
13:30
8
13:38
13:38
8
2日目
山行
9:10
休憩
1:08
合計
10:18
6:10
6:12
100
7:52
7:55
50
8:45
9:14
13
9:27
9:28
11
9:39
9:45
35
10:20
10:25
78
11:43
11:44
3
11:47
11:48
111
13:39
13:39
4
13:43
13:55
100
15:35
15:43
42
3日目
山行
5:47
休憩
2:24
合計
8:11
5:28
5:31
26
5:57
6:03
19
6:22
6:29
49
7:18
7:27
9
7:36
7:42
18
8:00
8:10
7
8:17
9:01
7
9:08
9:10
7
9:17
9:27
4
9:31
9:36
6
9:42
9:59
2
10:01
10:11
12
10:23
10:23
9
10:32
10:37
38
11:15
11:18
17
11:35
11:41
23
12:04
12:05
88
13:33
宿泊地
4日目
山行
2:49
休憩
0:32
合計
3:21
6:32
52
宿泊地
7:24
7:28
60
8:28
8:48
12
9:00
9:02
10
9:12
9:12
22
9:34
9:37
2
9:39
9:42
11
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
予約できる山小屋
室堂に到着
雲行きが怪しい
今にも雨が降ってきそう
2015年09月03日 12:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/3 12:47
室堂に到着
雲行きが怪しい
今にも雨が降ってきそう
地獄谷
2015年09月03日 13:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/3 13:24
地獄谷
2015年09月03日 13:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/3 13:30
雷鳥沢キャンプ場でテント設営
2015年09月03日 15:14撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/3 15:14
雷鳥沢キャンプ場でテント設営
2日目の朝の雷鳥沢
夜は激しく雨が降り続いた
2015年09月04日 06:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/4 6:03
2日目の朝の雷鳥沢
夜は激しく雨が降り続いた
とりあえず雨具を要して立山に向かう
2015年09月04日 06:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/4 6:30
とりあえず雨具を要して立山に向かう
一ノ越に到着
雨と霧で視界悪し
2015年09月04日 07:51撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/4 7:51
一ノ越に到着
雨と霧で視界悪し
雄山の頂上にて
2015年09月04日 09:09撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/4 9:09
雄山の頂上にて
大汝山へ向かうの悪天候のため引き返す
2015年09月04日 09:23撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/4 9:23
大汝山へ向かうの悪天候のため引き返す
2015年09月04日 11:31撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/4 11:31
剱沢を下っていく
2015年09月04日 15:43撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/4 15:43
剱沢を下っていく
3日目の朝、剱沢キャンプ場にて
ようやく晴れた
2015年09月05日 05:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/5 5:15
3日目の朝、剱沢キャンプ場にて
ようやく晴れた
早朝の剱岳を望む
いよいよ剱岳へ
2015年09月05日 05:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/5 5:46
早朝の剱岳を望む
いよいよ剱岳へ
剣山荘を通過
2015年09月05日 06:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/5 6:12
剣山荘を通過
2015年09月05日 06:59撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/5 6:59
2015年09月05日 07:26撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/5 7:26
カニのタテバイが見えた
2015年09月05日 08:08撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/5 8:08
カニのタテバイが見えた
カニのタテバイ
ガイド付き初心者グループがロープで支持されながらゆっくりと登っていたので、ちょっとした混雑が起きた。
2015年09月05日 08:37撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/5 8:37
カニのタテバイ
ガイド付き初心者グループがロープで支持されながらゆっくりと登っていたので、ちょっとした混雑が起きた。
剱岳頂上にて
2015年09月05日 09:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/5 9:30
剱岳頂上にて
2015年09月05日 09:57撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/5 9:57
剱沢キャンプ場より夕刻の剱岳を望む
2015年09月05日 16:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/5 16:26
剱沢キャンプ場より夕刻の剱岳を望む
2015年09月05日 16:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9/5 16:48
最終日、室堂に帰還
ミクリガ池にて
2015年09月06日 09:40撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/6 9:40
最終日、室堂に帰還
ミクリガ池にて
室堂ターミナルでは何かのフェアをやっていた
2015年09月06日 09:55撮影 by  ALE-L02, HUAWEI
9/6 9:55
室堂ターミナルでは何かのフェアをやっていた

装備

個人装備
長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 ハイドレーション ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 スマートフォン GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ヘルメット 携帯トイレ アタックザック テント ペグ ハンマー グラウンドシート シュラフ エアマット エア枕 カイロ スリッパ

感想

年に一度の北アルプス登山。
H24西穂高(独標)、H25北穂高、H26槍ヶ岳と続き、今年は念願の剱岳に決定

周到な準備をし、8月末から続く連日の悪天候に週刊天気予報とにらめっこしていたが、大きな崩れはないと判断し、安心して出発した。
しかし、4日間の行程中、晴れたのは半日だけで、3日のテント泊の全てが大雨。
おまけに到着が2時間遅れ、プランを練り直すことに

当初計画していたプランは、余力があるうちに剱岳に登るというプランであり、到着した翌日に劔岳登頂、その翌日は、時間の許す限り立山縦走を楽しんで、一日を残して帰宅して、最後の休日は自宅で身体を休める計画だった。
室堂についた時点でプランを練り直し、雨の中の剱岳は滑落の危険があるため、雨の降る前半に立山に登り、晴れ間が期待できる3日目の午前中に劔岳に登って、その足で急いで室堂まで降りて、帰路に向かうというプランに変更

少々最終日がオーバースケジュール気味だったが、剱には朝早く登れば、その日のうちに室堂の最終バスに間に合う予定だったが・・・

【1日目】

前日、少し遅れて自宅を出発し、途中で4時間程度の仮眠。
疲れもなく立山駅の無料駐車場に到着

荷物整理をしていた、マグカップを忘れたことに気付き、駅構内の売店で、キャプテンスタッグ製のマグカップを購入
室堂に着いたときは、空一面にどんより雲が。今にも泣きだしそうな空模様である。

この日は、室堂から雷鳥沢キャンプ場までの1時間弱の行程のみで、そこで一泊
夕方から雨が降り始め、夜間から早朝にかけて、激しく降り続いた。夜中にベンチレーターの穴から雨水が入ってきてシュラフを濡らしたが、早めに気付いたので、大事には至らず

【2日目】

朝になっても本降りの大雨は続く。
立山縦走に向かう予定だが、テンションは上がらず。しかし、じっとしていても仕方がないので、とりあえず立山主峰の雄山を目指すことにした。
無事に雄山に登頂し、そこから縦走路に入ったが、雨と濃霧でほとんど視界が遮られ、足場も悪いため、途中で縦走を断念し、引き返す。
キャンプ場に戻り、昼食を済ませて、小雨のタイミングを見計らって、テントを撤収し、剱岳登山の起点となる剱沢キャンプ場へ移動。
途中、何とか大雨に見舞われずに済んだが、剱沢についてから、運悪く雨が降ってきて、おまけに風も強くなり、テント設営に苦労するが、なんとか無事に設営完了
この日も、終日雨粒がテントを叩き続けた。
腹具合が悪く、夜中に2度トイレに駆け込む。下痢気味の便が出たが、たいしたことはなさそう

【3日目】

4時に起床、早目の朝食を済ませ、劔岳登山の準備をして、テントに南京錠を閉めて、いざ出陣
本当は、当日中に帰路に向かう予定であったため、暗いうちから登り始めたかったが、初めてのコースのため、安全のため周りが確認できる明るさになるまで待ってから出発した。

順調に歩を進めたが、カニのタテバイ下で、先行する2組の初心者パーティが大渋滞を起こす。
なんと、ガイドの説明を受けながら講習会のようにほぼ静止状態で行く手を占有し、ハーネスの取扱い方を教わりながら亀のように登り始めた。通常は数分で登る部分を何十分もかけたため、大渋滞が発生し、時間を大きくロスした。
このせいで、午前中に戻ってテントを撤収して下山する予定が大幅に狂うことになる。
頂上を踏まずに途中で引き返そうかとも考えたが、何のために島根からの長い道のりをここまで来たのか自問自答を繰り返すうちに、頂上を極めてすぐに下山することに、考えがまとまった。

タテバイを通過した後は、少々停滞を繰り返しながら、念願の劔岳頂上に登頂。その後の予定があるので、記念写真を撮って、数分で下山を開始。

帰りの難所、カニのヨコバイがどれかがわからずに通り過ぎてから気付き、写真に収められなかったのが残念。
今思えば、ヨコバイの方が危険度があった。というのも、ヨコバイの真ん中どころで安定して足が置けおけそうな岩がない部分があり、冷や冷やしたが、なんとか滑らずに渡れた。

キャンプ場に戻ってきたのが12時過ぎであったため、すぐに昼食を済ませて、撤収しなければ、予定している16時台の室堂発のバスには乗れないと思ったが、心身ともに疲労感が強く、おまけに吐き気で食事がなかなか喉を通らず、やっとのことでチキンラーメンを食べることができたというありさま。
こういうときに焦って行動するとこくなことにならないと思い、当日の下山を諦め、予定外の一泊をすることにした。
幸いにして、食糧はもう一日分は残っていたし、近くに山荘もあるので、食事には困らない。もっとも吐き気のため食べ物はなかなか口にできなかったが。
そうなったら、思う存分休憩しようと、夕方近くまでテント内で仮眠をとった。

しかし、こんなことなら、もっと剱岳頂上を満喫しておくのだった。
途中の行程ももっとゆっくりと景色を見ながら、コーヒーでも燻らせながら、贅沢な時間を味わうべきだった。
それが悔やまれる。

下りてから素女子時間が経過すると、少し元気が出てきて、冷たい炭酸飲料が飲みたくなったので、歩いて10分くらいの位置にある剣沢小屋まで行って、三ツ矢サイダーを注文。飲んでみたが、半分くらい飲んだところで気分がを悪くなり、少し捨てた。

戻って夕食を済ませ、早目の就寝
この日も、相変わらず雨粒がテントを叩く。ええかげんにせえよ。本当にうらめしい。

【4日目】

予定外の4日目を迎えた。
さっさと朝食を終え、荷造りをし、雨の止んだ隙にテントを撤収
室堂へと下山を開始した。

最初の剱御前小屋までの道は登りが続いて疲れたが、それから雷鳥沢までは一気に下った。
しかし、雷鳥沢からみくりが池に出るまでは、階段状の急登が続き、ここが苦しかった。
やはり、20キロ近い荷物を背負うと、上り坂では身体が悲鳴を上げる。
ようやく、室堂バスターミナルに到着し、すぐにバスに乗り込む。
この時点では、疲れは心地よいものに変わっていた。

立山駅に到着し、駅構内の土産物店で土産を買い、トイレを済ませて、車に乗り込む。
これからが最後の行程、超ロングドライブの始まりである。
立山インターチェンジに向かうが、車のカーナビもスマホのカーナビもボロで最初のうちは反応せず、少々不安だったが、道を間違えることなくインターチェンジに到着、ここからは、自宅近くの宍道インターまでひたすら自動車専用道を進む。私たちの田舎の交通も最近は快適になったもんだ。

途中、岡山県に入ったところで、右側から「ウーウー」というけたたましいサイレンの音。見れば、覆面パトが赤色灯を慣らして並走している。助手席の窓が開いて、何か合図をして、自分の車の前にバリケードをするように飛び出した減速を始めた。
60頃程度のスピードで10分くらいつられて走ったのち、大きな路側帯で止めさせられた。
28キロの速度違反だった。点数よりも反則金18000円が痛かった。

ということで、予定の20時に自宅に帰着
ちょっと最後は気分の悪い思いをしたが、自分が悪いので、しかたないな


連日の雨で、登山靴、靴下、ウェアが乾く前に、再度着て山に登ること3日。テンションが上がらず、苦い思いの連続だった。
こいうい状況を経験することが登山の醍醐味で楽しみでもあるということを無理やり自分に言い聞かせ続けたが、身体は正直で、食欲不振と下痢気味で、いまいちパワー不足が続いた。
疲れると胃腸が弱くなる体質であることを実感し、これからは、ビタミン、ミネラル、エネルギーが簡単に摂取出来て荷物にならない錠剤のサプリメントを用意しなければと思った。特にテント泊の自炊では野菜が欠乏するので、野菜の成分を錠剤で固めたものが欲しいと思った。

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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5
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技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
予定
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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