比叡山(府県境を辿り山中から大比叡を経て延暦寺西塔へ)
- GPS
- 04:27
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 737m
- 下り
- 859m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京阪バス[57](京都駅前〜比叡山頂)の「山中」で降車 ※比叡山オンシーズン(2021年は3月20日〜12月5日)のみ運行 ・下山後: 叡山電車「八瀬比叡山口」で乗車。出町柳まで行けばバス停や京阪電車の駅がある |
コース状況/ 危険箇所等 |
●山中バス停〜比叡アルプス〜一本杉 山中バス停で下車し、すぐ側の祠の右手から府県境に取り付きます。最初の10mぐらいが、少し急ですが、なんとなく踏み跡があります。真ん中辺りにはロープも設置されています。尾根に乗ってしまえば、倒木などで若干荒れていますが、比叡アルプスの合流直前を除いて問題なく進めます。合流直前に数本の倒木が折り重なっているところを乗り越えないといけませんが、それほど危険ではありません。比叡アルプスに合流すると、一本杉まで問題ありません。 ●一本杉〜大比叡 一本杉を過ぎると、ハイウエイの横を通り、東海自然歩道に入ります。猿掛石鳥居への分岐の所(ハイウエイの下を潜るトンネルの所)から東海自然歩道から離れます。目印はありませんが、踏み跡がある斜面を少しだけ登ります。その後は、踏み跡はなくなりますので、GPSで確認しながら府県境を辿っていきますが、ハイウエイを横切る箇所があります。横切った後は、少し急な斜面を適当に進んで行きます。しばらく進むと、関電の巡視路と合流します。ここからはプラ階段を進みハイウエイに再び合流します。合流後、少しだけ左手に進むとプラ階段ではないが、巡視路があります。反射板を右手から迂回すると、すぐに大比叡に到着します。 ●大比叡〜延暦寺西塔 大比叡から鎮護国家の碑までは踏み跡のないところを適当に進みます。シダで覆われている箇所を左手から迂回すると、少し急な斜面の下りになります。目印などありませんから、GPS等で確認しながら進まないと、府県境から逸れていってしまうので要注意です。鎮護国家の碑からは、昔の比叡山空中ケーブルの駅跡を経由する幅の広い道があります。 (以下、kumakumo追記) ・はじめの急登は、気の利いた箇所に木の根があるので上りやすい ・大比叡周辺の斜面には割れた空き瓶の欠片が散らばっており、転ぶと危険 斜面を4つ足方式で移動する場合は、手にも靴を履くか丈夫な手袋を着用すべし |
その他周辺情報 | 奥比叡ドライブウェイの比叡山延暦寺 西塔駐車場にトイレがある(水洗・洋式あり) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
山中のバス停から南側の大文字山方面へは、以前に府県境を辿ったことがありました。今回は、北側の比叡山方面の府県境を辿ってみました。
比叡アルプスに合流するまでが、未知の区間であるので心配でしたが、取り付いてすぐにロープが設置されていたので、問題ないルートであろうと安心しました。
府県境を辿るとか鉄塔を辿るというようなテーマを考えて山行きするのは、よく知られたルートを辿るのと違って、先の見えない楽しさがありますね。
それにつけても、急に寒くなって来ました。稜線上で風に吹かれると凍えそうになりました。どのような装備で行けば良いのかいつも迷ってしまいます。
今回利用した路線バスは、8時42分が始発で一日に三本のみの運
行。終点の比叡山頂まで乗り続けるわけではないので、バスの前の
方に詰める。横に立っていらした雲水装束のお坊さんは、白川あた
りで降りて行かれた。焦れったくも約40分の立ちぼうけ。
降車の停留所はその名も「山中」。少し戻るように下ると右手に膝
丈ぐらいの、キノコと火星人の合いの子みたいな石キャラが佇んで
おり、奥で行者風のお地蔵さん(?)が「ここから上るのじゃよ」と
いう眼差しで、岩の祠に鎮座していた。
いきなりの急斜面は木の根に助けられながら上りきる。次なる倒木
ゾーンも、跨いだりくぐったり、ときには踏み越えたりと愉快千万。
尾根道に入れば個性的な大岩が次々と現れた。比叡アルプスに入り
白っぽい地面を砂漠に見立てれば、遠くにイスラムモスク風の施設
が蜃気楼のように浮かんでいる。実際は放送局の中継所であるが、
このあたりから人間ゾーン。人の息のかかった植樹系紅葉が鮮やか
だ。
自分がこれまでに登ってきた山をヤマレコの山行記録で振り返ると、
右側サイドバーに「関連する山/近くの山」が登ったメインの山を
含めて表示される(2カラムの場合)。
この一年半で比叡山は4度訪れた気でいたが、そのときの山行記録
を見ても「関連する山」に比叡山が出ていない。また、マイページ
のランキングで「よく行く山」が上位20まで確認できるが、2回
登った山が14位以降を占めているのに、比叡山の比の字も出てい
ない。
どうやら記録のタイトルとは関係なく、大比叡に到達したか否かで
認識されるようだ。そこで、今度比叡山方面へ行く機会があれば、
ぜひとも大比叡を踏破しておきたいと夏頃から考えていた。
ドライブウェイを横切って、空き缶やガラス瓶の欠片が増えてきた
ら大比叡。特に展望が開けているわけでもなく、素っ気ない山頂で
はあったが、降りていく人、上ってくる人など数組の人々の往来が
あった。そのまま山頂を後にしたのが、ちょうどお昼どき。落ち葉
に紛れるビール瓶の破片に注意を払いながら急斜面を降りていると、
山のお寺の鐘が聞こえてきた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する