ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3811103
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

400年の時を超えて。灰の木嶺と真木ヶ戸尾の考察2 (登備ノ尾・甑硫黄・蛙岩・湯山金比羅山・冬ヶ城山)

2021年12月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:50
距離
12.7km
登り
670m
下り
683m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:40
休憩
0:44
合計
4:24
距離 12.7km 登り 684m 下り 684m
8:32
7
8:39
8:46
61
9:47
9:57
4
10:01
10:02
16
10:18
10:20
12
10:32
10:33
6
10:39
10:47
12
10:59
11:00
38
11:38
11:50
51
12:49
12:51
5
12:56
ゴール地点
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2021年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
明礬グラウンドの所に駐車。
実はかなり車上荒らしが発生するらしいので注意してください。
コース状況/
危険箇所等
甑硫黄の噴気孔付近は硫化水素中毒に注意してください。噴火口ではないですが風向きと山の機嫌次第では中毒もあり得ます。
私は一応、防毒系統の作業主任持っているので近づきましたが、ソロや呼吸器系が弱い人は決して行かないように。
夏に一度行った貝原益軒による豊国紀行のルート探し。
今回は昔の写真を含めて考察のし直しです。
まずは送られてきた明礬山の図と1947年の空撮画像のすりあわせ。
*1 登備ノ尾の奥の尾根
*2 明礬温泉の湯の畑
*3 御領中山と青粘土の採掘場
*3の奥には西湯山集落(奥明礬)があります。そしてよく見ると西湯山に上る道が右の方に描かれている。
夏に一度行った貝原益軒による豊国紀行のルート探し。
今回は昔の写真を含めて考察のし直しです。
まずは送られてきた明礬山の図と1947年の空撮画像のすりあわせ。
*1 登備ノ尾の奥の尾根
*2 明礬温泉の湯の畑
*3 御領中山と青粘土の採掘場
*3の奥には西湯山集落(奥明礬)があります。そしてよく見ると西湯山に上る道が右の方に描かれている。
先ほどの空撮画像に古地図の赤線を書き加えてみた。
〆2鵐ロバイと思われる大木を発見した場所。
¬雪温泉
L雪温泉から西湯山へ上る道。古地図と一致するようにこのあたりだけ木が生えている。
だ湘鮖浬戸遏C田が明礬温泉へ続く道を中心に広がっている。
ゥ灰轡道。西湯山から湯山に降りる道。コシキ集落と西温泉という古い温泉(今は廃墟)があったらしい。
Τイ量攴戸鄒廖(12棟の精製所があった)
Ш2鵝▲ガタマノキの大木と祠があった場所。峠であり古道と考えられる。そして前回真木ヶ戸として登った山は空撮画像からクロバイが見つかった,両貊蠅犯鷯錣忙通った植生のように見える。一方、前回灰の木嶺として登った場所は草原と人工林。
鉄輪からの入り口は天満宮(入り口として妥当?)
ヒキタテ道(集落跡)。能原(十文字原)に続く。
狸峠越。南畑村(今の南端地区)につづく。
起点と思われる地獄郡。

*緑線は現在の国道500号線。
*青線は河川。
先ほどの空撮画像に古地図の赤線を書き加えてみた。
〆2鵐ロバイと思われる大木を発見した場所。
¬雪温泉
L雪温泉から西湯山へ上る道。古地図と一致するようにこのあたりだけ木が生えている。
だ湘鮖浬戸遏C田が明礬温泉へ続く道を中心に広がっている。
ゥ灰轡道。西湯山から湯山に降りる道。コシキ集落と西温泉という古い温泉(今は廃墟)があったらしい。
Τイ量攴戸鄒廖(12棟の精製所があった)
Ш2鵝▲ガタマノキの大木と祠があった場所。峠であり古道と考えられる。そして前回真木ヶ戸として登った山は空撮画像からクロバイが見つかった,両貊蠅犯鷯錣忙通った植生のように見える。一方、前回灰の木嶺として登った場所は草原と人工林。
鉄輪からの入り口は天満宮(入り口として妥当?)
ヒキタテ道(集落跡)。能原(十文字原)に続く。
狸峠越。南畑村(今の南端地区)につづく。
起点と思われる地獄郡。

*緑線は現在の国道500号線。
*青線は河川。
今回考えた能原に至るまでの経路。
青粘土の採掘によって旧道が完全破壊されている可能性が高いのでもともとの道筋を補完してみた。
この経路だと、灰の木嶺は通過しないことになるが、昔の記述だとピークを踏んでいなくても山を越えたと書かれていることが多い。本当は灰の木峠を通過したのではないかと考えました。
1
今回考えた能原に至るまでの経路。
青粘土の採掘によって旧道が完全破壊されている可能性が高いのでもともとの道筋を補完してみた。
この経路だと、灰の木嶺は通過しないことになるが、昔の記述だとピークを踏んでいなくても山を越えたと書かれていることが多い。本当は灰の木峠を通過したのではないかと考えました。
本当はかなり早めに出て狸峠付近で日の出を見る作戦でしたが、朝寒すぎて布団に帰還。
この時間でもまだまだ肌寒いです。
2021年12月05日 08:07撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:07
本当はかなり早めに出て狸峠付近で日の出を見る作戦でしたが、朝寒すぎて布団に帰還。
この時間でもまだまだ肌寒いです。
石碑?
2021年12月05日 08:09撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:09
石碑?
調査開始。
相変わらずの紛らわしいヒサカキです。
2021年12月05日 08:16撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:16
調査開始。
相変わらずの紛らわしいヒサカキです。
ん?
2021年12月05日 08:17撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:17
ん?
サカキ、ヒサカキばかりだけど、この木は明らかに他と違う。
幹もつぶつぶ、横方向に生長による断裂もある。
2021年12月05日 08:17撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:17
サカキ、ヒサカキばかりだけど、この木は明らかに他と違う。
幹もつぶつぶ、横方向に生長による断裂もある。
鋸歯あり、葉柄がそれなりに長い、常緑、クチクラあり、葉脈は網目状。
2021年12月05日 08:19撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:19
鋸歯あり、葉柄がそれなりに長い、常緑、クチクラあり、葉脈は網目状。
新しい枝はきれいな緑、古い枝は灰色、境界は明瞭。
2021年12月05日 08:19撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:19
新しい枝はきれいな緑、古い枝は灰色、境界は明瞭。
枯れた花が引っかかっている。総状花序。
紛らわしいヒサカキなどのツバキの仲間ではないことが確定。
2021年12月05日 08:17撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:17
枯れた花が引っかかっている。総状花序。
紛らわしいヒサカキなどのツバキの仲間ではないことが確定。
樹高は7mくらい。直径30cm。
ほぼほぼ、「クロバイ(トチシバ)」確定でしょう。
ただ今は実のなる季節だった気がしますが実はなっていませんでした。やっぱり花が咲いた時期にもう一度確認が必要です。
2021年12月05日 08:19撮影 by  ILCE-7, SONY
2
12/5 8:19
樹高は7mくらい。直径30cm。
ほぼほぼ、「クロバイ(トチシバ)」確定でしょう。
ただ今は実のなる季節だった気がしますが実はなっていませんでした。やっぱり花が咲いた時期にもう一度確認が必要です。
緩やかなピークです。
付近はこんな感じ。
祠の左隣がクロバイ疑惑の木。成長の遅いクロバイでこの大きさになるには100年以上はかかるそうです。
2021年12月05日 08:21撮影 by  ILCE-7, SONY
2
12/5 8:21
緩やかなピークです。
付近はこんな感じ。
祠の左隣がクロバイ疑惑の木。成長の遅いクロバイでこの大きさになるには100年以上はかかるそうです。
世界□□
万物各形異
亦各其味違
尚音声変別
造化神貴哉
三種神器
釼ー崇睫飢
鏡ー廣大無辺
玉ー永遠無窮
2021年12月05日 08:20撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:20
世界□□
万物各形異
亦各其味違
尚音声変別
造化神貴哉
三種神器
釼ー崇睫飢
鏡ー廣大無辺
玉ー永遠無窮
□銗四年?
年号が見当たらない。
2021年12月05日 08:22撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:22
□銗四年?
年号が見当たらない。
紀元二千六百年。(1940年)
あとは皇族の名前。
紀元二千六百年記念行事で建立された碑のようです。
後ろの祠や石碑はもう少し古そう。
2021年12月05日 08:22撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:22
紀元二千六百年。(1940年)
あとは皇族の名前。
紀元二千六百年記念行事で建立された碑のようです。
後ろの祠や石碑はもう少し古そう。
いきなり、クロバイを見つけてしまったけど、位置的には灰の木嶺ではない気がします。
いったん保留で。
2021年12月05日 08:33撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:33
いきなり、クロバイを見つけてしまったけど、位置的には灰の木嶺ではない気がします。
いったん保留で。
林道を歩く。
2021年12月05日 08:36撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:36
林道を歩く。
足下に黒い実。
もしかしてと上を見上げる。
2021年12月05日 08:42撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:42
足下に黒い実。
もしかしてと上を見上げる。
これは・・・鋸歯がないし葉っぱがかなり薄い。
クスノキの仲間「ヤブニッケイ」かな。
2021年12月05日 08:41撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:41
これは・・・鋸歯がないし葉っぱがかなり薄い。
クスノキの仲間「ヤブニッケイ」かな。
BEPPU!
2021年12月05日 08:43撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 8:43
BEPPU!
ここから登備ノ尾へ。
2021年12月05日 08:43撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:43
ここから登備ノ尾へ。
1座目「登備ノ尾」
一応ここがピークになっていたのでここに認定。
2021年12月05日 08:45撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:45
1座目「登備ノ尾」
一応ここがピークになっていたのでここに認定。
明らかに掘られた道。
人工物ですね。
2021年12月05日 08:49撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:49
明らかに掘られた道。
人工物ですね。
よく確認してください。
大量の罠が仕掛けられています。
人間が踏んだら下手したら腓骨くらいは折れる可能性がある。
2021年12月05日 08:51撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 8:51
よく確認してください。
大量の罠が仕掛けられています。
人間が踏んだら下手したら腓骨くらいは折れる可能性がある。
罠が怖いので、獣道を避ける。
2021年12月05日 08:58撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 8:58
罠が怖いので、獣道を避ける。
周りは、ヤマザクラ、サカキ、ヒサカキ、ヤブニッケイ。
2021年12月05日 09:01撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 9:01
周りは、ヤマザクラ、サカキ、ヒサカキ、ヤブニッケイ。
露骨に道。明らかに人が歩けるくらいの道があります。
2021年12月05日 09:10撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 9:10
露骨に道。明らかに人が歩けるくらいの道があります。
でも足跡は鹿ばかり。
2021年12月05日 09:11撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:11
でも足跡は鹿ばかり。
掘りきられている。
うれしい。
2021年12月05日 09:12撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:12
掘りきられている。
うれしい。
登山道に合流しました。
2021年12月05日 09:14撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:14
登山道に合流しました。
明らかに石で補強されている。不揃いの手積。かなり古い代物。こっちの方がよく使われた狸峠越ー南畑村(南端村)の古道かな。
ジグザグ、勾配的に人馬しか通れない。
2021年12月05日 09:17撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:17
明らかに石で補強されている。不揃いの手積。かなり古い代物。こっちの方がよく使われた狸峠越ー南畑村(南端村)の古道かな。
ジグザグ、勾配的に人馬しか通れない。
登山道を離れて防火帯へ。
2021年12月05日 09:20撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:20
登山道を離れて防火帯へ。
絶景の縦走路を見る。
2021年12月05日 09:21撮影 by  ILCE-7, SONY
2
12/5 9:21
絶景の縦走路を見る。
・・・。
ヤバい傾斜。
高崎山の噂の謎ルートを思い出す。
2021年12月05日 09:25撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:25
・・・。
ヤバい傾斜。
高崎山の噂の謎ルートを思い出す。
それにしてもいい天気。
2021年12月05日 09:25撮影 by  ILCE-7, SONY
3
12/5 9:25
それにしてもいい天気。
ゲートを超えればクレイ射撃場だけど、ここは直進。
2021年12月05日 09:30撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:30
ゲートを超えればクレイ射撃場だけど、ここは直進。
ため池の建設が行われたそうです。
2021年12月05日 09:33撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:33
ため池の建設が行われたそうです。
ちょっとだけ薮。
2021年12月05日 09:34撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:34
ちょっとだけ薮。
奥明礬(西湯山)到着。
昔はここから先ほどの登山道に行く道があったそう。
2021年12月05日 09:38撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:38
奥明礬(西湯山)到着。
昔はここから先ほどの登山道に行く道があったそう。
西湯山の中心道路。
2021年12月05日 09:40撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:40
西湯山の中心道路。
その突き当たり。
古い航空写真を見ると鉄輪まで行ける道が通っていました。
あとで反対側から攻めてみます。
2021年12月05日 09:42撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:42
その突き当たり。
古い航空写真を見ると鉄輪まで行ける道が通っていました。
あとで反対側から攻めてみます。
ん?ここは?
2021年12月05日 09:44撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:44
ん?ここは?
西温泉跡地。
コシキ道集落の老舗だったようですが、今はすっかり廃墟に。
2021年12月05日 09:45撮影 by  J9260, Sony
1
12/5 9:45
西温泉跡地。
コシキ道集落の老舗だったようですが、今はすっかり廃墟に。
ここのカーブミラーを曲がる。
2021年12月05日 09:48撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:48
ここのカーブミラーを曲がる。
青粘土の採掘場跡です。
2021年12月05日 09:49撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 9:49
青粘土の採掘場跡です。
これが青粘土(スメクタイトの一種)。
噴気から湯ノ花を生成するのに不可欠な素材です。
限られた資源なので、このあたりの山は採掘場跡がたくさんあります。
2021年12月05日 09:49撮影 by  ILCE-7, SONY
2
12/5 9:49
これが青粘土(スメクタイトの一種)。
噴気から湯ノ花を生成するのに不可欠な素材です。
限られた資源なので、このあたりの山は採掘場跡がたくさんあります。
2座目「甑硫黄」
正確にはピークではないので山ではありません。
げほげほ。におい的に硫化水素多め。これは危険です。
2021年12月05日 09:51撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 9:51
2座目「甑硫黄」
正確にはピークではないので山ではありません。
げほげほ。におい的に硫化水素多め。これは危険です。
もどって、防毒マスク装着。
わたしは、特殊な訓練(有資格)受けていますが、素人の見よう見まねは本当に危険です。
2021年12月05日 09:53撮影 by  ILCE-7, SONY
3
12/5 9:53
もどって、防毒マスク装着。
わたしは、特殊な訓練(有資格)受けていますが、素人の見よう見まねは本当に危険です。
びっしりついた湯ノ花。
一緒に噴気している亜硫酸ガスは腐蝕性があるので、気密がしっかりしていないカメラは長居すると壊れる可能性あります。
2021年12月05日 09:55撮影 by  ILCE-7, SONY
2
12/5 9:55
びっしりついた湯ノ花。
一緒に噴気している亜硫酸ガスは腐蝕性があるので、気密がしっかりしていないカメラは長居すると壊れる可能性あります。
天満社。
2021年12月05日 10:02撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 10:02
天満社。
ここからは以前通った道。
2021年12月05日 10:08撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:08
ここからは以前通った道。
おう・・・。
まじですか。
2021年12月05日 10:14撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:14
おう・・・。
まじですか。
ちょっと離れた場所から入ってみる。
2021年12月05日 10:17撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:17
ちょっと離れた場所から入ってみる。
3座目「蛙岩」
岩のようなものはありませんでしたが、しっかりとしたピークです。
2021年12月05日 10:18撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 10:18
3座目「蛙岩」
岩のようなものはありませんでしたが、しっかりとしたピークです。
ここが入り口。
2021年12月05日 10:23撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:23
ここが入り口。
戻る。
こんな場所に温泉?
2021年12月05日 10:34撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:34
戻る。
こんな場所に温泉?
裏道を歩く。
2021年12月05日 10:36撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:36
裏道を歩く。
おそらくここが冬ヶ城集落へつながっていたのでしょう。
今は薮に沈み、行く気はしません。
2021年12月05日 10:37撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:37
おそらくここが冬ヶ城集落へつながっていたのでしょう。
今は薮に沈み、行く気はしません。
再奥がとりつきのようです。
2021年12月05日 10:38撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:38
再奥がとりつきのようです。
4座目「湯山金比羅山」
薮ですが、古い衛星写真を見る限り、ここは元々草原だったことからこの植生が正しいようです。
2021年12月05日 10:40撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:40
4座目「湯山金比羅山」
薮ですが、古い衛星写真を見る限り、ここは元々草原だったことからこの植生が正しいようです。
反対側のピークには何もありませんでした。
2021年12月05日 10:45撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:45
反対側のピークには何もありませんでした。
出るときは舗装道をそのまま歩きましたが、水道局の敷地を通過したらしいのでここから入るのはやめておいたほうがいいかも。
2021年12月05日 10:50撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:50
出るときは舗装道をそのまま歩きましたが、水道局の敷地を通過したらしいのでここから入るのはやめておいたほうがいいかも。
目の前が冬ヶ城山。
2021年12月05日 10:51撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 10:51
目の前が冬ヶ城山。
土日なので、誰もいませんでした・・・。
この奥に楽に上れる道があるそうですが、無断ではいるわけにもいきません。
2021年12月05日 10:53撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:53
土日なので、誰もいませんでした・・・。
この奥に楽に上れる道があるそうですが、無断ではいるわけにもいきません。
回り込んで、ここの急坂を登る。
2021年12月05日 10:54撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:54
回り込んで、ここの急坂を登る。
きつい坂。
元々城郭だった場所を無理矢理登っているので、しかたないです。
2021年12月05日 10:56撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 10:56
きつい坂。
元々城郭だった場所を無理矢理登っているので、しかたないです。
5座目「冬ヶ城山」
読み方は「フイガジョウ」です。
2021年12月05日 11:00撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:00
5座目「冬ヶ城山」
読み方は「フイガジョウ」です。
戻って、国土地理院の破線の道を見に行ってみる。
これは・・・。やめとこ。
2021年12月05日 11:09撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:09
戻って、国土地理院の破線の道を見に行ってみる。
これは・・・。やめとこ。
もと冬ヶ城集落。
意外と歴史は浅いようで昭和36年以前はほとんど棚田がなかったそうです。
目の前に鉄輪山。あそこを目印にする。
2021年12月05日 11:12撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 11:12
もと冬ヶ城集落。
意外と歴史は浅いようで昭和36年以前はほとんど棚田がなかったそうです。
目の前に鉄輪山。あそこを目印にする。
廃棄物処理場の敷地には入れないので、脇から入ってみる。
2021年12月05日 11:15撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:15
廃棄物処理場の敷地には入れないので、脇から入ってみる。
んんー?
2021年12月05日 11:17撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:17
んんー?
道?棚田の残骸のような・・・。
2021年12月05日 11:18撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:18
道?棚田の残骸のような・・・。
久しぶりの本気の薮5。
つるや低木は少なく、単純なパワー系の笹藪です。
地面に足がつかないし、身動きもとれない。ふと棚田の段差で転落する可能性もあるので危険きわまりない。
2021年12月05日 11:25撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 11:25
久しぶりの本気の薮5。
つるや低木は少なく、単純なパワー系の笹藪です。
地面に足がつかないし、身動きもとれない。ふと棚田の段差で転落する可能性もあるので危険きわまりない。
イチョウの木が一本。
イチョウは雌雄異株なので、一本では増えられません。誰かがここに植えたのでしょう。元々は神社か何かあったのではと予想。
2021年12月05日 11:27撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:27
イチョウの木が一本。
イチョウは雌雄異株なので、一本では増えられません。誰かがここに植えたのでしょう。元々は神社か何かあったのではと予想。
距離は短いのにとてつもなく長く感じた。
もう二度と通りたくない。
2021年12月05日 11:33撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:33
距離は短いのにとてつもなく長く感じた。
もう二度と通りたくない。
石積。
やっぱり集落跡ですね。
2021年12月05日 11:34撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:34
石積。
やっぱり集落跡ですね。
コカコーラの空瓶。
こうなる前はそれなりに人が来ていたのかな。
2021年12月05日 11:35撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:35
コカコーラの空瓶。
こうなる前はそれなりに人が来ていたのかな。
!!
見る人が見ればわかる。石畳の跡です。
うれしい。
2021年12月05日 11:37撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:37
!!
見る人が見ればわかる。石畳の跡です。
うれしい。
地蔵久保池によろうかとも思ったけど、少し歩いて力尽きた。

2021年12月05日 11:40撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:40
地蔵久保池によろうかとも思ったけど、少し歩いて力尽きた。

ここをまっすぐ行けばおそらく国土地理院の破線の道に行けるのだろうけど・・・。
出口の状態を知っているので行く勇気はありません。
もしかしたら、さっき通った道よりも楽かもしれませんが・・・。
2021年12月05日 11:41撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:41
ここをまっすぐ行けばおそらく国土地理院の破線の道に行けるのだろうけど・・・。
出口の状態を知っているので行く勇気はありません。
もしかしたら、さっき通った道よりも楽かもしれませんが・・・。
鉄輪山方向は立ち入り禁止です。
2021年12月05日 11:42撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:42
鉄輪山方向は立ち入り禁止です。
この湯山の看板。
本当に激薮なので信じていかないように。
2021年12月05日 11:42撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 11:42
この湯山の看板。
本当に激薮なので信じていかないように。
灰の木峠候補。
昔は祠があったそうです。
その裏にはオガタマノキ(葉っぱが高すぎてよく見えないので推測ですが)の大木。
オガタマノキ(招霊ノ木)はよく神社とかのご神木に人工的に植えられることが多い。成長が早い部類だけどこの大きさになるにはやはり100年くらいはかかりそうですね。ということは、昔から使われていた生活道の可能性が高いです。
2021年12月05日 11:52撮影 by  ILCE-7, SONY
2
12/5 11:52
灰の木峠候補。
昔は祠があったそうです。
その裏にはオガタマノキ(葉っぱが高すぎてよく見えないので推測ですが)の大木。
オガタマノキ(招霊ノ木)はよく神社とかのご神木に人工的に植えられることが多い。成長が早い部類だけどこの大きさになるにはやはり100年くらいはかかりそうですね。ということは、昔から使われていた生活道の可能性が高いです。
林道の終点の先に昔の道が通っている。
いまは高速道路にぶった切られて通ることはできません。
2021年12月05日 12:01撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:01
林道の終点の先に昔の道が通っている。
いまは高速道路にぶった切られて通ることはできません。
次はここから入ってみる。
2021年12月05日 12:03撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:03
次はここから入ってみる。
不法投棄地獄を超えると立派な道に。
2021年12月05日 12:06撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:06
不法投棄地獄を超えると立派な道に。
ここから上に少し登ってみる。
2021年12月05日 12:09撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:09
ここから上に少し登ってみる。
少し上に極太の道。
掘りきられている、方角的にこれが旧道で間違いないでしょう。
2021年12月05日 12:10撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:10
少し上に極太の道。
掘りきられている、方角的にこれが旧道で間違いないでしょう。
真木ヶ戸尾の候補
鉄輪から北の山を通って西湯山(奥明礬)を通って湯山に至る。
地理的にも一致して付近に旧道、古地図の赤線にも似ている。
しかし、クロバイは生えていない。
2021年12月05日 12:11撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:11
真木ヶ戸尾の候補
鉄輪から北の山を通って西湯山(奥明礬)を通って湯山に至る。
地理的にも一致して付近に旧道、古地図の赤線にも似ている。
しかし、クロバイは生えていない。
下は採掘場跡で崖です。
航空写真を年代別に見ると、どんどんこの尾根が削られて無くなっていき、迂回するように現在の500号線が作られていったようです。
2021年12月05日 12:11撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:11
下は採掘場跡で崖です。
航空写真を年代別に見ると、どんどんこの尾根が削られて無くなっていき、迂回するように現在の500号線が作られていったようです。
下まで降りて白土採掘場跡。
2021年12月05日 12:19撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:19
下まで降りて白土採掘場跡。
もう完全にクレーターになっています。
硫黄は数少ない自給率が高い鉱物資源です。石油の脱硫技術がでるまでは、ここで生成された硫黄は化薬の原料や触媒、ゴム製品に使われて日本を支えていたのだと思います。
2021年12月05日 12:19撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 12:19
もう完全にクレーターになっています。
硫黄は数少ない自給率が高い鉱物資源です。石油の脱硫技術がでるまでは、ここで生成された硫黄は化薬の原料や触媒、ゴム製品に使われて日本を支えていたのだと思います。
ここまではっきりした道があると、なんだかうれしい。
2021年12月05日 12:22撮影 by  ILCE-7, SONY
1
12/5 12:22
ここまではっきりした道があると、なんだかうれしい。
ジグザクの部分もあるので、人馬専用の道だったようです。
となると採掘以前のかなり古い道かな。
2021年12月05日 12:26撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:26
ジグザクの部分もあるので、人馬専用の道だったようです。
となると採掘以前のかなり古い道かな。
道がぷっつり切れて、ワッフルに。
人工物のキレットってなかなか斬新です。
向こう側にも道のようなも見えますが、ここはもう渡れませんね。
2021年12月05日 12:28撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:28
道がぷっつり切れて、ワッフルに。
人工物のキレットってなかなか斬新です。
向こう側にも道のようなも見えますが、ここはもう渡れませんね。
引き返します。
2021年12月05日 12:33撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:33
引き返します。
鉄柱の残骸。
採掘場時代の遺物です。
2021年12月05日 12:35撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:35
鉄柱の残骸。
採掘場時代の遺物です。
下には明礬に下る道。極太かつジグザク。
やっぱり人専用です。
2021年12月05日 12:37撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:37
下には明礬に下る道。極太かつジグザク。
やっぱり人専用です。
ここから出てきました。
2021年12月05日 12:39撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:39
ここから出てきました。
生還。
2021年12月05日 12:40撮影 by  ILCE-7, SONY
2
12/5 12:40
生還。
うーん。
謎が深まったような気もしますが、今回はここで終わり。
2021年12月05日 12:49撮影 by  ILCE-7, SONY
12/5 12:49
うーん。
謎が深まったような気もしますが、今回はここで終わり。
お昼は以前お邪魔したののかさんに。
このあと天ぷらとごはん、おみおつけ、お新香。
コーヒーをサービスしていただきました。
ごちそうさまでした。
2021年12月05日 13:40撮影 by  J9260, Sony
3
12/5 13:40
お昼は以前お邪魔したののかさんに。
このあと天ぷらとごはん、おみおつけ、お新香。
コーヒーをサービスしていただきました。
ごちそうさまでした。
しばらく登山はお休みです。
2
しばらく登山はお休みです。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも 針金 テーピングテープ 細引 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ マグライト 予備電池 ポータブル充電機 GPS 筆記用具 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ストック ビーコン サバイバルシート 保護めがね 防毒マスク 硫化水素・亜硫酸ガス用吸収缶

感想

 豊国紀行の道を探る、第2回。前回、貝原益軒の豊国紀行に記載されている灰の木嶺と真木ヶ戸尾、かしわ坂を探しに鉄輪付近を徘徊しましたが、調べているといろいろと矛盾が出てきたので、今回は再調査です。

 「鉄輪村にいたり、温泉風呂・湯ノ滝・鬼山ぢごく・海ぢごく・円内坊が地獄など、所々を見て、北の山をこゆ。はいのき嶺、真木がとを、かしわ坂とて三の坂有り。そのさきにもまだ所々に坂多く路あしく、のう原とて一里のばかりある広き原あり。田圃なし。その先に、豊後豊前の境あり。別府より佐田へ六里。」

 現在は付近を国道500号線が走っていますが貝原益軒の生きた400年前はそんなものはあらず。江戸時代の古い地図から予想するしかありません。古い空撮画像を見ているとこのあたりは十文字原と同じ草本主体の草原であったことがわかっています。そして戦後あたりから重機が多用されるようになって付近の山から青粘土が採掘され原型がわからなくなるほど破壊されてしまい、旧道は断絶、迂回するように国道が敷かれたようです。
 詳しくは画像の説明欄に記載していますが、今回予想した場所には明らかに道の痕跡が見られ、道の曲がり方や傾斜からも、採掘で重機が入る前から存在した生活道である可能性がかなり高く、廃道好きから試ても流涎の遺跡となっていました。しかしながら法面や崖に阻まれ今は通過することができません。

 今回のルートの他に冬ヶ城集落を通過する道も考えたのですが、調べてみると昭和36年以降に作られた田畑がほとんどで、それ以前には明礬温泉と同じく明礬の精製をしていたそう。日本での和明礬の精製が軌道に乗ったのは豊国紀行よりも後のことであり、豊国紀行の時代にはほとんど何もなかったと考えられたため候補から外しました。

 結局、灰の木峠?付近で肝心のクロバイが見つけられなかったこともあり、まだまだ確証は持てません。やはり花を見ないと植物の同定は困難なので来年あたりまた再チャレンジですね。


体力   ★★☆☆☆
傾斜   ★★☆☆☆
不明瞭度 ★★★★☆
危険度  ★★★★☆
薮指数  ★★★★☆
岩指数  ★☆☆☆☆
天気   A

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:507人

コメント

歴史の紹介から、また、簡単には入れない道まで次々踏破されて、頭が下がります。
2021/12/6 21:01
yamakichi8さん
このあたりも昔は大平山のような草原だったという資料から衝撃を受けました。でも同時のことをよく知っている人たちは90歳を超えているので、写真でもないとなかなか後世には残っていかないのでしょう・・・。
さすがに2ヶ月を切っているので登山はしばらく封印します。coldsweats01
2021/12/7 12:06
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら