誕生祝ハイクで大迷走;無生野−朝日岳−赤鞍ケ岳−厳道峠−平野峠−天神峠−迷走また迷走−やまなみ温泉
- GPS
- 06:50
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,621m
- 下り
- 1,832m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・特別危険箇所は無し。但し、指導標やボランティによるルートや山名表示は非常に少ない。 特に神奈川県の範囲は皆無に近い。 稜線歩きが殆どなので、県境識別のためのピンクテープを辿れば有る程度は歩ける。 |
写真
感想
72歳の誕生日を、峠から峠へつないだ少し長い散策を試みようと出かけてみた。
しかし、初めての道迷いで大迷走。
少し、長文の失敗談です。
・上野原駅には結構沢山の登山者が居たが、無生野へのバスには自分一人だけ。結局終点に着いたときには乗客は自分一人だけだった。
・終点の無生野から舗装道路を少し歩き、乗ってきたバスが折り返しまでの休みを取っている脇から登り始める。
・西タンノイリ沢沿いに進むが、ここはピンクテープが多い。ケヤキの巨木を期待したが、50cm経程の2本が並んでいるだけだった。
・稜線にとりつく辺りから西側はシラビソ?の林、東側は植林帯になり、シラビソの巨木も多い。
・サンショ平近くなると雑木林で気持ちの良い急登となる。
・雨模様の7月には見ることが出来なかった展望が少し楽しめる。
・しかし、先が見えるため朝日岳頂上がなかなか遠かった。(頂上の表示は赤鞍ヶ岳)
・休憩が多いと思いつつ、展望が無いのにまたもや休憩。
・ここからは全体に下り方向なので、気分も楽。
・ウバガ岩で昼食。少し展望のある南側だが、丹沢の大室山等は頭に雲が掛かっているし、当然富士山も見えないし、風が強くなってきた。
・クマザサの赤鞍ヶ岳頂上は登山道と県境標識を示すためにクマザサを刈り取ってあるだけで、山名らしきものの表示が無く、ウロウロと暫く徘徊するがヤッパリ無い。あきらめて、歩きにくいが1m位の刈り取り帯の降りを歩く。
・小さなアップダウンが続き、細茅ノ頭や長尾山等は何も表示がないし、地形図でも判別しにくい。
・漸くTV中継アンテナの有る、御牧戸山でボランティァ作成の頂上表示が足下の草の中に見つかった。
・ここは少しだけ神馬山方面の展望がある。
・最終目的地の”峰山”付近はルートが判りにくい予感があり、出来れば残照の有るうちに着きたいので、下りは極力飛ばすが、厳道峠への急な下りは少し応えた。
・厳道峠には記念碑の脇にシッカリした指導標がある。
・ムギチロには綺麗な手作りの頂上表示や、厳道峠や平野峠の方向表示もあった。
・平野峠にも、月夜野側に小さな小さな峠表示があった。
・ここで今回最大のミスを犯してしまった。丁度十字路の様にルートがある。入道丸−綱子峠方向は真っ直ぐ先。従って”ルートも真っ直ぐ”と思いこみ、そのまま真進。(しかし、ここでは左に少し下るべきだった。後で山と高原地図を見ると、僅か左に曲がり直ぐに真っ直ぐに戻っていた)
・トレースもシッカリと有るので、飛ばすが暫くして小さなピークに着いて変だと感じた。入道丸に着くには飛ばしたとしても早すぎる。しかもコンパスでは東北東に進んでいる。
・疑問を持った時に、偶々前方に赤テープが2ヶ所見えたので、引き返さずにそのまま進む。しかし直ぐにテープは無くなり、トレースも無いし辿るルートもとれそうもない。
・平野峠で間違ったと言う観念が無いので、自分では綱子峠の近くに来ていると思いこんでおり、そのまま強引に急斜面を下りに入る。
・暫く下ると舗装道路が見えた。道路直前は5m程の崖になっているが、幸いコンクリート吹きつけがしてないので、強引に滑り降りた。
・ここからどちらに進むかだが、本人は綱子峠した近くに居ると思いこんでいるので、南西方向に下る。暫く下ったが地形から見ると、反対に歩いている様なので、急遽戻る。途中消防車が来たので、現在地を聞こうと手を挙げたら、向こうも手を挙げて行ってしまった。
・暫く、一生懸命に登ると”天神峠”の看板にたどり着き、ここから東海遊歩道を辿れば、峰山に行ける。
・元気を出して登り始める。途中前方に峰山が見えてきた。結構格好の良い山だ。
・行き先表示は常に”菅井”で、しばらくでバイクなら通れそうな道路に出たら、右だけ”菅井0.8km”の表示があった。左と直進は何も表示が無い。前方にはしっかりしたトレースがある。方向的には真っ直ぐ前方に峰山がある。当然そのまま進む!
・これが本日第2の大間違い。後で良く調べると、左に進めは良かった様だ?
・小さな尾根を登って行くと、送電塔の有る見晴らしの良い場所に出た。峰山への稜線?も良く見える。真っ直ぐだと思ったら、下りにトレースが無く、借り倒された雑木やススキで歩けない。
・本来はここで、今来たルートは送電塔保守のルートと思いつくべきだが、先を急ぐ身に、偶々10m位先にピンクテープが有ったので、強引に下り、そのまま尾根を進む。
・暫くして、ルートが取れなくなり行きつ戻りつルートを探すが見つからない。
・しかたなく、峰山方向から少しずれるが、北東方向の小さな急峻な尾根なら下れそうなので、峰山は諦めて下ることにする。
・しかし、これも大失敗、最後は道路への落石防止ネットに突き当たってしまった。急峻で戻ることも困難、ネットも左右に延々と続いて居るようだ。
・意を決して、ネットを乗り越えることにする。
・一番低いところは、道路側に5m強の高さなので、ネットにぶら下がりながら下り、最後は車が来ないことを確認して滑り落ちる。
・無事降りることが出来たと思ったら、ケガをしたようで右手が血だらけになっていた。
・どの道路に降りたか不明なので、北の方向に歩く。暫く歩いていたら道路の周囲が開けてきて、女子高生が歩いてきたので現在地を聞くと、R76らしい。
・この道はバスは通らないでしょう?と聞いたら、”バス道路ですよ”と女子高生が答えながら、”あっ、バスが来た!”。
・振り返ると”やまなみ温泉”行きのバスで、手を挙げたらラッキーにも止まって貰えた。
・2km程で着いたやまなみ温泉では、乗り継ぎもスムースで、その後は順調に帰宅できた。
このコースは、展望はほとんど無く、無難な雑木林の歩きだけで、これと言った楽しみも無い。終日誰にも遇わなかったが、人気が無い?のも何となく頷ける。
最後に峰山に寄る事が出来なかったが、大きなケガもなく、結果的にほぼ当初計画のコースを歩いたことになるので、誕生日祝はまあまあかな?
初めてのルート喪失に、改めて加齢を思い知った一日であった。
<本日の実歩行時間>6時間5分;(山と高原地図コースタイム:10時間5分)
<本日の歩数> 40,000歩
tochanさん、こんばんは。
このコースは厳道峠から東は道標も殆ど無く
今の季節は落葉もあって、場所によってはわかりずらいですね。
それにしても、随分迷われて、御無事で何よりです。
私も11/23に同じようなコースたどり
見事に平野峠でまっすぐ行ってしまいました。
私の場合は道なりに行ったら天神峠の林道カーブに出て
東海自然歩道に乗ることができましたが。
峰山への左分岐も道標が無いのでわかりにくいですよね。
鉄塔から先は峰山まで道標も道もしっかりしましたよ。
峰山は眺めも良いのでスルーしてしまって残念でしたね。
ここは低山ですが、油断ならないルートですね。
さらに、このルートは熊がいるようです。
ムギチロ〜平野峠間で、古い物ですが二か所で糞を発見しました。
低山こそ、道迷いに注意ですね。
あそこもここも歩けそうに見えますから
なにはともあれ、72歳の誕生日に20キロ以上も歩かれたのですから、「加齢」は「華麗」に変えておきましょう
隊長
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