宮之浦岳（海山海）

2012年10月23日(火) ~ 2012年10月26日(金)

• GPS: --:--
• 距離: 41.4km
• 登り: 3,422m
• 下り: 3,361m

コースタイム

10月23日　9時楠川を出発（雨上がり後）15時白谷山荘着
10月24日　7時出発　縄文杉など見学後　15時新高塚小屋着
10月25日　5時出発　永田、宮之浦岳経由　15時半淀川小屋着
10月26日　6時出発　尾之間に15時すぎ下山

天候

晴れ(出発日の朝は土砂降りだったが、天気予報どおりその後は晴れ）

アクセス

利用交通機関：

船 飛行機

コース状況／危険箇所等

屋久島は山が海に迫って威圧感があり、フェリーで近づいた時は怖くなったが、山に入ってみると穏やかだった。
鯛之川の渡りは増水時は不可能らしい。今回は増水はしていなかったけど、怖かった。
登山者の少ない昔の杉運搬路も赤テープがしっかり付けられており、キョロキョロしていれば道に迷うことはなかった。
水は豊富で、どこでもそのまま飲めるそうだ。煮沸して私は飲んだが。

写真

10/23 11:40

朝の豪雨が上がり8時に民宿を出発し、楠川バス停から楠川歩道に

10/23 13:45

屋久杉搬出に使われた緑の歩道を歩く
かつて、どれほどの杉板を担いで歩いたものか

10/24 8:23

2日目早朝、太鼓岩から。やや右の高いのが宮之浦、その左が永田岳かな

10/24 8:29

太鼓岩で、荷物を軽くしたいし、まあ350ccならひっくり返ることもあるまいとの考えが甘く、10分後に岩場で躓いて、すねを怪我＆ズボン破く

10/24 11:57

有名なウイルソン株。秀吉が京都方広寺大仏殿建立のために切らせたとのこと。こんな大きなやつ置いとけよ、と、私は思う。
中に入ると水が流れていて、上を覗くとハート型にポッカリ空が見える

10/24 12:59

ウイルソン株と運命を同じくした切り株のひとつか。
被さるように次の世代が根を下ろし、切り株が腐りきった頃には、大きな空洞を持った杉になるのだそうだ

10/25 11:05

縄文杉、永田岳、宮之浦岳を経由し下山時に見上げた風景。
頂上一帯は滑稽な、もののけの世界が広がっていた

10/25 13:04

花之江河（はなのえごう）近くは、日本庭園のような、でもちょっと異質な風景が広がる

11/1 22:27

花之江河の高層湿原。腰を抜かすほど美しい景色ではないが、日本最南端で珍しいそうだ

10/26 8:48

屋久杉の伐採についての営林署の看板。
道も草で埋まった所にひっそりと立っていたが、妙に心強く、ゆっくり読んで休んだ

10/26 9:25

淀川（よどごう）登山口より下界は苔に包まれた緑の世界。足の踏み場に気を付けながら、そっと下山する

10/26 10:01

幾つか小さな川を石伝いに越えて下山するが、鯛之川出会いでは足が震えた。
水量が豊富で流れも速い。足を滑らせたら人知れずあの世行きかと、息を整え、慎重に渡りきった

撮影機器：

COOLPIX L23 ニコン

感想

yama3po

2013年10月22日に屋久島に渡り、10月31日まで予備日を含めて天気を見計らっていたが、23日朝の豪雨のあとはしばらく晴れるとのことで宮之浦登山を決行し、幸い4日間カッパを着ることはなかった。
下山後、屋久島のバス観光、チャリ1周を楽しんだあと、開聞岳にも登る余裕が生まれたが、さすがに、月に35日雨が降ると言われる屋久島のこと、チャリではしっかりと雨にたたかれた。
以前、富士山で海山海を体験し、舗装道路はもう歩かないでいいなあ、と思っていたが、屋久島では当然、海山海である。登山口とされる白谷雲水峡までと、淀川登山口より海までは誰にも会わなかった。山登りにはそれぞれ流儀があり、私はノロノロと歩き回るのが好きだ。私の印象では、屋久杉よりも頂上よりも昔の杉運搬路の緑の世界の方がすごかった。