ダブル二十六夜山(秋山二十六夜山〜道志二十六夜山)
- GPS
- 08:45
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 2,696m
- 下り
- 2,535m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:46
天候 | 晴&雲ちらり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ゴール :富士急 赤坂駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・崩落跡数か所ありましたが、もコース修復or迂回路設置など問題なし |
写真
感想
山行計画作って早4年。
アップダウンの厳しさに、なかなか手が出せなかった道志山塊の縦走コースを歩いてきました。
実は山行計画は2つあって、梁川から赤坂ルートと、逆の赤坂から梁川ルート。前者は登り基調のキツイコースですが富士山に向かって歩く感じ。後者は最初にガツンと登って後半は下り基調となり、朝の内に富士山の眺望楽しめるルート。悩みましたが暗くなってから寺下峠越えるリスクを嫌ってキツイ方を選択しました。
そして今回のもう1つのテーマは2つの二十六夜山をつなぐ事。ちょうど最初の山と最後の山が二十六夜山となります。
■梁川駅〜寺下峠〜尾崎
電車バス族にとってこの山域はなかなかアクセス大変なところ。尾崎までバスという選択肢もありますが、そこを敢えて「駅 to 駅」で行くのも今回の狙い。
なので、本編登山口の尾崎まで行くのに峠を1つ越えます。
梁川駅(やながわ)から道標が整備されているので難なく登山口へ。最初は沢沿いを歩き九十九折の急登を登って寺下峠へ。下りは本来走れる区間ですが倒木が多くストップ&ゴーな感じ。
下尾崎BSですでに1時間15分経過。大丈夫かな?と不安がよぎります。
■秋山二十六夜山〜棚ノ入山〜赤鞍ヶ岳
二十六夜山登山口の鹿柵越えて落ち葉ラッセルしながら登っていきます。ちょうど朝日があたる斜面で汗をかきながら登りました。山の上に広場のような空間があり、そこに二十六夜塔があります。江戸時代?とかには皆さんここで宴会したんでしょうか。メインコースからちょっと外れて山頂に到着。眺望はほとんどありません。小石を1つ拾って、もう1つの二十六夜山に届けます。
三日月峠を過ぎて棚ノ入山に向かう途中でリニアのトンネルを跨ぎます。まー、歩いてる時はまったくわかりませんが・・・。
地形図を見るとわかるのですが、この辺り東側は大の入側で南北分断され、西側は大旅側で南北分断されているので、棚ノ入山から赤鞍ヶ岳に続くルートだけが2つの山系を繋いでいます。そのせいでこんな変態ルートも出来てしまうんですけどね。
赤鞍ヶ岳はこの辺りのランドマーク的な山、東西南北の4方向に道がある要衝ですね。別名朝日山(ヤマレコではこちらの名前)となっており、この山の周囲の地域で呼び名が違うそうです。
■菜畑山〜今倉山〜赤岩〜道志二十六夜山〜赤坂駅
赤鞍ヶ岳からキツイ小ピークを過ぎて、今回のメイン稜線に登ります。
菜畑山山頂は丹沢側が開けていて良い眺望。先週登った大室山も良く見えました。
ここから進路を西に取りメイン稜線の縦走が始まります。
それにしても律儀に全ピーク登らされるので、脚とメンタルがなかなかキツイ。尖った山容の今倉山なんぞ苦労して登っても大した眺望も無くてがっくりします。
でも、そんな苦労が報われるのが赤岩!こちら360度の大パノラマが開けています!!
林道を跨いで最後の道志二十六夜山に登頂!秋山二十六夜山で拾った小石を献上し今日のミッションは終了しました。
■感想など
1年前の12月に秀麗富岳達成し、「次は都留21だな」と漠然と目標をもっていたものの、気づいたら今年登ったのは御正体山の1座のみだったので、今回まとめて5座ゲット出来ました。
山行計画に対して、スタートが2分遅れ、ゴールは3分早く着きました。
これだけ長いコースなのに、メチャクチャ計画通りでビックリ!
出会った人は2組だけと晩秋の道志山塊を独り占めしたような山行となりました。
コメント
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西道志山塊 串刺しですね〜それも梁川駅からとはビックリです
確かに赤岩〜赤坂駅だとkpさんにはちょっと短いですよね〜
赤岩からの絶景も楽しまれたようで良かったです
コメントありがとうございます。
かなり厳しいコースとなりましたが、天気も良くて満喫できました。
何より人がいないのが良いですね。
汗をかきながらの落ち葉ラッセル、脚が終わるはずですね(笑)
でもちゃんと計画通りに進めてすごい!
二十六夜山から二十六夜山に石を運んで繋げるってステキ。私も見習って石運びしてみようかな。もちろんkimipapaさんのコースは無理だけれど(´∀`;)
こんなに計画通り進めたのは初めてです!
でも、赤坂駅で電車40分待ったり、鴨居駅でバス20分待ったりと帰りは計画通りに行かず・・・。
こういうコースはkpよりもnyanさんの方が得意なのでは??
赤岩からの眺望スンバラしいのですがスマホで撮った写真ではイマイチだったのでレコにはほとんどUP出来ませんでした。
massさんのカメラが必要です!!
梁川〜赤坂ですか! ガツンとしたルートです。
赤鞍〜今倉のアップダウンはしんどいですね。
赤岩からの展望がよくて、疲れが飛ぶ?かどうか微妙なくらい
後半がきつそうです。
計画に対して
ほぼ時間通り。
こんな長くてきついルートで、すごいです。
コメントありがとうございます。
このコース、アップダウンも厳しいんですが、1つ1つの登りが結構な急登で止まって休憩入れながらとなってしまいました。
でも落葉したこの時期は富士山を見ながら進めますし、なんたって人がいなくて貸切感満載です!
赤岩貸切はたまらないご褒美でした。
12/12のゾロ目の日にダブル二十六夜山とはナイスです。
この山名はトリプル雁ケ腹擦山と並んで揃えて登りたいシリーズですよね。
フツーは寺下峠越えてまでして縦走しませんが…。笑
私も無生野路線のバス便の悪さがネックなので躊躇してました。
一番早くて都留市駅BS7:25〜7:46西川BSのアプローチですが、自分のガチペース(CTx60%)では下尾崎BS15:35着。バスは15:01発なので撃沈。
始発利用で都留市駅6:50〜登山口までタクシー利用(2000円/5km)の7:00スタートでも下尾崎BS14:30着とバス時刻まで30分とあまり余裕なし。
バスを気にせずクルマを新雛鶴トンネル下の分岐にデポし、チャリで朝日馬場まで5km、6:30スタートするとデポ地点に15:50着。
おー! これは使えるかも。
前後のロード区間が100分/6.4km増えますが、寒さが和らいで陽が少し伸びた春先にでもチャレンジ考えます。
ヒントいただき、ありがとうございました。
このコースですがルートはすぐに決まったものの、どうやってアクセスして、どうやって帰るのかを考えると、どちら向きに進むのが良いのか悩みました。
コメント頂いた通り、赤坂発(または西川BS発)だと、秋山二十六を下山してからの下尾崎BSがかなりギリギリでリスクが大きい。バス逃すと寺下峠を越さないといけないのですが、暗くなってから寺下峠から梁川までの下りルートは使いたくないので、西向きに進む事にしました。西向きだと下尾崎BS到着ではスタートが遅いので結果的に梁川駅スタートとなった次第です。
西向きの場合は、西川BSまで明るい内に降りてしまえば何とかなると思い、時間的リスクは無くなりました。
※ 西川にはお風呂もあるのでそこでゴールでも良いかも
http://www.tsukimachi-onsen.com/
ハイカーの方は道坂峠までバス(冬場はやってないかも)で来るか、道志から赤鞍ヶ岳の登られるようです。ただ、これだとダブル二十六は出来ないので2回に分ける感じでしょうか。
私も赤鞍ヶ岳から東に延びる稜線に来春ぐらいに行こうかと思っています。
今年の初めに神奈川県と山梨県の県境稜線を歩く計画してる時に、二十六夜山という名前の山があるのを知りました!なんていうか素敵な名前だなーと思い、その名前だけでいつかは登ってみたいと心の片隅で思ってました(^-^)歩くなら月夜野から繋げての方が楽しそう!
ただ二十六夜山が2つあるのは知らなかったですけど(^-^;
その前の週が距離が短くてゆっくり歩いたので💦今回は思う存分ラン出来たのでは?(^-^;
交通機関の方も考えての計画と実行、素晴らしいと思いました♪
コメントありがとうございます。
そうなんですよ!ステキな名前だなぁと思って計画作ってたら、もう1つ同じ名前の山がある事を知り、どうせなら一度に縦走出来ないかと変態的に考えてしまったのが悩ましい計画の始まりでした。
菜畑山から先週登った大室山が見えた時は嬉しかったです♬
梁川駅から繋がるのも興味深かったです! 西丹沢には私の知らないところがまだまだたくさん!と思わせられました! いつかこのレコも参考にしながら、歩いてみたくなりました! (ただ、もっとゆったりペースかな)
そういえば、秀麗富嶽も未達成だった
コメントありがとうございます。
30kmへっちゃらじゃないですよ。ガッツリ消耗しました・・・。
今回のコースはかなり前から計画してたんですけど、なかなか勇気が無くてストックされていました。でも、皆さんと大室山に登って西丹沢や道志山塊の山々の奥深さを目の当たりにしてあらためてチャレンジ出来ました。
キッカケありがとうございます!!
ダブル二十六夜山とは!
ロマンチックかつ素晴らしく変態的なコースですね(笑)
北丹沢や道志方面のアクセスの悪さを、ちょうど自分のレコ中でボヤいていたところでしたが、
「中央線でアクセスして、峠越えをやれば良い。何も問題無い。」
と、背中を押された気がしました(笑)
こんなキツそうコースなのに計画通りのコースタイム、
時間のマネジメントもお見事です!
お疲れ様でした。
コメントありがとうございます。
奥多摩の奇行種 Naoさんに「変態的」と言われると誇らしく感じてしまうのが不思議です。病気でしょうか?
しっかりと背中を押しましたので、これからも変態コースを切磋琢磨していきましょう!
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