万燈山・愛宕山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 936m
- 下り
- 1,285m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 7:08
天候 | 雪一時吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:清滝から京都バス阪急嵐山行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
万燈山北尾根は一部不明瞭 芦見谷林道は滝谷出合の手前で途切れる 滝谷は雪深く難路 |
写真
感想
京都市内は晴れていたが太秦辺りから雪となった。JR八木駅から乗った京都交通バス原行の運転士は、「雪のため越畑まで行けるかどうかわからない。」と云う。まだ大丈夫だろうと高を括って乗っていると標高を増すに攣れて徐々に雪が積もりだしている。運転士はこれ位なら行けそうだと云うので予定通り宕陰出張所前まで来ることができた。最後まで乗客は僕一人だった。終点の原まで行っても良かったのだが一停留所前から歩き出した。四所神社で雪山装備を整え愛宕神社鳥居から樒原集落内を下りて行った。
万燈山南尾根の先端から送電巡視路があり辿って行った。巡視路は万燈山山頂に用事がないので送電鉄塔を過ぎた所にあった赤テープの位置から斜面に取付いた。鹿除けネットがありその縁を辿り万燈山(500m’)山頂に達したが、小さな山頂標識があるだけで展望は得られなかった。山頂標識には494mと記されていたが地形図からは500mの等高線が読み取れるので標高は500mとした。北尾根を進むと送電線が絡み、2本目の鉄塔辺りで樒原の棚田を見る絶景スポットに飛び出した。今日は雪で今一だが天気のいい日ならいい絵になるだろう。
4本目の鉄塔に達すると先に道がなく手前の分岐から下って行った。鞍部から谷筋に入り下って行くと地形図にないダム湖が現れた。雪でGPSの動きがおかしく現在地がよく分からなくなってしまい30分程彷徨してしまった。車道に乗り上がり一安心して越畑へと上がって行った。積雪は5冂に達し、もうバスは来れないかもしれない。宕陰小学校の前を通り八坂神社の鳥居に達したが時間が押しているので石段は上がらず鳥居前から参拝した。芦見峠へと登山道を上がって行った。峠に達すると時刻は11:42、もう休憩ポイントはないのでここで昼食休憩にした。
芦見谷に下り林道に出ると積雪は30僂肪し、足が重くなった。地形図では滝谷出合までは林道が続いているのに道は途中で無くなってしまった。河原を拾って歩き滝谷出合に達すると意外に険しい谷で積雪は50僂肪し、川の中と高巻きで進んだ。「滝谷」と云うだけあって小さな滝が多く雪塗れになって高巻いた。平成18年の冬に我が山岳会の例会で滝谷最大の滝(落差5〜6m)に“龍神之滝”と命名し、プレートを付けたのだがそのプレートは見つけることはできなかった。
厳しい遡行が続き、二俣に達すると3年程前にこの辺りで地蔵山から竜ヶ岳に乗り越えた筈だが雪で踏み跡は確認できなかった。左の谷を進むと傾斜が落着き流量も少なくなってきたが深いゴルジュや滝壺があり、倒木も多く歩き難さは変わらない。さらに進むと水流が雪に隠れ広い雪原となるとこれは愛宕スキー場の跡、50僂鯆兇┐訖契磴壺足では結構キツイ。此処は輪檋が欲しい処だ。愛宕スキー場跡分岐でジープ道に飛び出した。トレースは全くなく珍しいことだ。三角点への道も処女雪のままだが、今日はもう時間がない。急いで愛宕山(924m)山頂に向かった。
神社参道で女性三人組が下りて来た。初めての登山者との出会いだった。愛宕神社本殿前では明日の元旦を前に神職の方が日の丸を掲揚しておられた。誰も居ない本殿にお参りした。帰りは首無地蔵から西ノ谷を下りようと目論んでいたが、時刻は15:12、もうそんな余裕はない。明るいうちに下るには最短距離の表参道を下るしかないだろう。表参道は吹雪となり風雪が顔を直撃する。バラクラバが欲しい処だ。何だか一人取り残されたような気分になり、急ぎ足で下ると先程の女性三人組を追い越した。更に男女三人組も追い越し、何か安心感が芽生えた。7月31日の千日参りにもこの表参道を下ったので、年2回も同じ道を通るとは珍しいことだ。表参道を通ると清滝からバス停までの登り返しがキツイ。特に今日は雪が積もりアスファルトの急坂で滑りそうで怖い。バスは27分待ちでじっとしていると寒さが堪えた。
一番最後になったあの女性三人組は16:50のバスに間に合わなかった。17:37のバスに乗ることになるのだろう。阪急嵐山駅で降りると雪は霙っぽく道には全く積もっていなかった。
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