記録ID: 38837
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
常念岳(一ノ沢−山頂/日帰り・ピストン)
2009年05月10日(日) [日帰り]
- GPS
- 12:11
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,728m
- 下り
- 1,735m
コースタイム
一ノ沢林道駐車場7:04−7:18登山口−7:32山ノ神−8:35王滝ベンチ8:42−10:28雪渓取付10:28−13:57常念乗越14:13−15:53常念岳山頂16:04−16:42常念乗越16:49−17:30雪渓取付17:40−18:26王滝ベンチ18:26−18:54山ノ神18:54−19:02登山口19:02−19:15一ノ沢林道駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
この上ない晴天の予報の週末に、残雪の常念岳へ行ってまいりました。 一ノ沢林道からの常念岳山頂は、標高差1600mほどあるので、なまった体には少々ビビリも入っておりましたが・・・。 【一ノ沢林道駐車場までのアクセス】 一ノ沢林道は全線舗装されており、路面は非常にいいです。 ただ、駐車場までの間にも、子供の頭位の大きさの落石が結構落ちており、カーブの先に目を配りながらでないと危ないです。 駐車場も先客が数台いましたが、30台ほどは停められると思います。 砂利敷き、区画線ありの整備された駐車場です。 【一ノ沢林道駐車場−常念乗越まで】 林道の舗装路歩きは15分ほどです。 林道終点には補導所とトイレがあります。 しばらくは小さな渡渉の繰り返しの樹林帯歩きです。 残雪は1500m付近からところどころ現れました。 天気がいい日はこれらの残雪が解けて、ややぬかるみ道になります。 本格的な雪は、1900m付近からです。 一ノ沢は完全に雪に埋まっております。 右岸側(上に向かって左側)がデブリの小山になっており、この上に赤布がつけられておりました。 ここでアイゼンを装着しました。 あとの常念乗越までの急登を考えると前爪があるアイゼンが望ましいと思います。 デブリの上は雪がとても締まっており(というか氷の塊)安全に歩けます。 デブリの山を越えて雪渓の真ん中を歩くようになると、雪が緩み気味になってきます。 もぐるような雪ではありませんが、湿った雪が重く、思いのほかくたびれます。 高巻き道(夏道でしょうか)の終点部分からは、一気に常念乗越に向かって急登が始まります。 これが半端でない急登で、スタミナ切れで5歩登って一休み状態で、とてつもなく時間がかかってしまった要因です。 結果、雪渓に取り付いてから常念乗越までの標高差570mほどに、3:30もかかってしまいました。 最後の急登を詰めると常念小屋が建つ常念乗越です。 稜線の向こう側に突然あらわれる穂高〜槍の稜線が感動ものです。 【常念乗越〜常念岳山頂】 常念乗越に荷物をデポして山頂を往復しました。 時間的に、すでに14時になろうという時間でもあり、翌日の仕事で何としても日帰りで帰りたかったので、ここで撤退の選択肢も頭によぎりましたが、ここからのコースタイムの登り1時間なら明るいうちに下山できるだろうと読み、強行しました。 常念乗越から見えるピークは山頂ではなく、尾根が高くなった小ピークなのですが、この小ピークまではガレ場のルートをジグザグに登っていきます。 浮き石もありますので注意して足場を拾います。 このガレ場にはほとんど雪もなく、アイゼンは乗越にデポしていきました。 小ピークに達すると小さな祠がまつられた山頂が見えます。 山頂直下はまだ雪に覆われていますが、さほどの斜度でないので、アイゼンをデポして来てもキックステップで十分登れました。 山頂からは360度の展望、最高の眺めです。 普段、山頂を極めることを目的に山に登っておりましたが、北アの主山脈と対峙するこの山で、景色を楽しむということもとても素晴らしいと感じました。 【下山】 往路を戻りました。 常念乗越まで山頂から下山した時点で16:40過ぎ。 本来ならここから下山するという選択肢は反則行為っぽいですが、何としても下山したかったので強行しました。 結果、この季節だと19時過ぎまではヘッデンなしでも歩ける明るさではあり、駐車場まで到着しました。 往路難儀した雪渓も、あっという間に駆け下りられ、残雪期ならではのタイム構成です。 【下山後の温泉】 「ほりでーゆ〜四季の郷」で日帰り入浴しました。 思いのほか大きな近代的な施設でびっくりしました。 大人500円/人、日帰り入浴の営業が21:30まで(受付21:00まで)と比較的遅くまで営業しているのもうれしいです。 ここは、蝶ヶ岳温泉という温泉で、アルカリ性低張性冷鉱泉ということで加温されていますが、天然ラドンが含有されている天然ラドン温泉だそうです。 ただ、お湯も無色透明無臭で、温泉ぽくないかも。 |
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