ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 39030
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳、上河内岳(便ヶ島からの往復)

2008年11月01日(土) ~ 2008年11月02日(日)
 - 拍手
youtaro その他1人
GPS
31:45
距離
22.4km
登り
2,852m
下り
2,859m

コースタイム

<1日>
06:35便ヶ島の駐車場→10:20薊畑(20分休憩)→11:30小聖岳→12:30聖岳
(30分休憩)→13:15奥聖岳→14:40薊畑→15:15聖平
<2日>
06:00聖平→07:00南岳→07:40上河内岳(20分休憩)→09:45聖平(テント撤収
など1時間)→11:05薊畑→12:50西沢渡(50分休憩 昼ごはん)→14:20駐車場
天候 二日とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年11月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト有
便ヶ島の駐車場は500円

便ヶ島までの道は所々岩など落ちているので運転は慎重に。夜に通ったこともあり
タヌキ(3回)、テン、鹿と出る出る。(動物も注意!)
聖平の水場は小屋から見てテント場の先の左側にある。まだ凍っておらず、水量も
豊富だった。
遠山郷道の駅の「かぐらの湯」はお薦め
薊畑にザックをデポし、聖岳へ向かう
2008年11月01日 11:00撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 11:00
薊畑にザックをデポし、聖岳へ向かう
実は結構厳しい登りです
2008年11月01日 11:22撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 11:22
実は結構厳しい登りです
山頂手前で休憩。この斜度はきつい。
2008年11月01日 12:10撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 12:10
山頂手前で休憩。この斜度はきつい。
上河内岳が眼下に
2008年11月01日 12:21撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 12:21
上河内岳が眼下に
山頂に飛び出すと、赤石岳がドーンと
2008年11月01日 12:35撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 12:35
山頂に飛び出すと、赤石岳がドーンと
聖岳山頂
2008年11月01日 12:35撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 12:35
聖岳山頂
奥聖岳に到着
少し休憩し、聖平へ向かう
2008年11月01日 13:13撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 13:13
奥聖岳に到着
少し休憩し、聖平へ向かう
聖平小屋
2008年11月01日 16:21撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 16:21
聖平小屋
小屋は大盛況なので、テント泊とした
2008年11月01日 16:21撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 16:21
小屋は大盛況なので、テント泊とした
りっぱな雄鹿が
2008年11月01日 16:30撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 16:30
りっぱな雄鹿が
夕日を見に散策
2008年11月01日 16:40撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/1 16:40
夕日を見に散策
南岳山頂から
2008年11月02日 07:00撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/2 7:00
南岳山頂から
上河内岳山頂に到着 風が強い
2008年11月02日 07:37撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/2 7:37
上河内岳山頂に到着 風が強い
上河内岳山頂 富士山を見ながら休憩
2008年11月02日 07:43撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/2 7:43
上河内岳山頂 富士山を見ながら休憩
2008年11月02日 08:22撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/2 8:22
上河内岳をバックに。
2008年11月02日 08:29撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/2 8:29
上河内岳をバックに。
テントを撤収して、帰ります。
2008年11月02日 10:46撮影 by  COOLPIX L12 , NIKON
11/2 10:46
テントを撤収して、帰ります。
撮影機器:

感想

自宅から便ヶ島まで5時間弱。南アルプス南部、日本最南端の3000メートル峰である
聖岳へトライした。

朝、曇りの天気の中を昼から晴れてくるという天気予報に期待して出発。
西沢渡ではお約束の荷物渡用のロープウェイに荷物と一緒に乗り込み対岸へ渡る。
ここから薊畑までは標高差1300メートルの一本調子の登りである。

登るにつれて、天気が良くなってきた。木々の間から茶臼岳から光岳への稜線が
見える。2000メートルを超え、ツガとシラビソの森になってきたあたりから霧氷の
中を行く道になる。聖岳の頭がたまに見える。山深い雰囲気がとても心地良い。

西沢渡から3時間程で薊畑に到着。展望も開け、上河内岳が雪化粧で白く輝いている。
ここに荷物をデポし、聖岳山頂を目指す。

しかし、聖岳山頂までは、まだ標高差で700メートルもある。
30分ほどで森林限界に達し、小聖岳に到着。前面に聖岳が大きく聳えたっている。

聖岳に取り付いてからは山頂までざれた道の急登が続く。重いリュックを背負って
は登りたくない斜度である。天気は快晴となり、青い空に向かってぐんぐんと高度
を上げていく。しかし、空気が薄くなってきたからか足が思うように前にでない。

ようやっと山頂に辿りつくと、その向こうには南アルプスの盟主赤石岳がドーン
と控える。絶景!富士山から中央アルプスまで360度の景色が広がる。

誰もいない山頂で景色を楽しみながらおにぎりを食べ、少し落ち着いたところで
奥聖岳まで往復する。奥聖岳への3000メートルの稜線は庭園風のところもあり、左側に
赤石岳から悪沢岳、右側に上河内岳から光岳の稜線、正面に富士山と、とても贅沢な道。

聖岳山頂に戻り、下り始めるが、かなりの人が登ってくるのが見える。これは聖平
小屋が混みそうな予感。聖平小屋までいっきに下り、冬季開放小屋を覗いてみる
と、予想通り既に結構混んでいるし、窓もなく暗い。我々はテント泊を選択した。
そのあとも、どんどん小屋にパーティが到着する。テント持参でよかった。
テントサイトは広く平坦で、とても快適である。

夕方散策に行くと、大きな雄鹿を発見。鳴き声も大きく、力強い。夜はテント泊
の定番、キムチ鍋とうどんがメインで、チーズと蒸した鶏肉(市販のハーブで香り
づけしたもの)をさかなにビールがうまい!そして、20時には寝てしまう。

翌日は易老岳まで縦走しての周回コースを予定していたのだが、きついので予定
を変更し(へたれです)荷物は聖平に置いたまま上河内岳まで往復してから登って
きたルートを下山することにした。

上河内岳へ向かう途中南岳手前で朝日が昇り、聖岳が輝きだす。
南岳からは森林限界を超えた稜線で終始展望が良い。

上河内岳は360度の展望台だが、風がとても強い。そのため、風下側にまわりこみ
休憩した。風下側から聖岳は見えないが、富士山から伊豆半島、駿河湾(海が見え
るとは思わなかった)、南アルプス深南部の山波が広がりこれまた絶景。

景色を楽しみながら10分程休憩しテントへ戻ることにする。途中、上河内岳から
少し下った所にある這松に雷鳥の親子(合計5羽)を発見した。ムクムクしていて
とてもかわいい。

テント場に戻り、撤収(思ったより時間がかかった)。
下りは薊畑から西沢渡まで1時間45分程で駈け下る。笠ヶ岳の笠新道につづき、これ
また下りの達成感みたいなものを感じる下山路だった。

下りも一息ついた西沢渡で昼休憩とし、適当に昼食用のリゾットを作るが、なか
なかおいしくできた。チーズを沢山入れたのがよかったかな。

のんびり駐車場へ戻り、帰りは遠野の道の駅にある日帰り温泉(ここはお勧め)に
寄ってから帰路についた。

南アルプスの南部はアプローチが大変だが、山の魅力がいっぱい。
今度は光岳でも計画しよう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1435人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら