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Yamareco

記録ID: 391835
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳で登り初め 快晴の北アルプス

2014年01月03日(金) ~ 2014年01月05日(日)
 - 拍手
GPS
51:20
距離
31.9km
登り
2,267m
下り
2,252m

コースタイム

1/3
9:45宮城ゲート
11:03観音峠
12:00信濃坂
13:15中房温泉

1/4
7:20中房温泉
10:15合戦小屋
11:40燕山荘13:00
13:30燕岳13:50
14:10燕山荘

1/5
7:35燕山荘
8:05合戦小屋
9:15中房温泉10:45
13:00宮城ゲート


天候 1/3晴れ
1/4雪のち晴れ
1/5快晴後曇り
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
都内=中央道・長野道=安曇野IC=一般道=宮城ゲート駐車場

中房温泉までの道は冬季通行止め。宮城ゲートから中房温泉まで約11.5kmの林道歩き。
宮城ゲート前の駐車場は1/7まで。

前回に続き、今回も帰りの中央道渋滞無し。Uターンラッシュのピークは外れていたよう。
コース状況/
危険箇所等
【宮城ゲート〜中房温泉】
林道はほぼ雪道、下部は一部雪が融けていて道路が凍結していた。
ショートスキー+ストックで下山する人やマウンテンバイクで走る人もいました。
宮城ゲートから信濃坂第5発電所まではゆるやかな登り、第5発電所から多少急な登りで信濃坂から一旦下り、沢を横切る地点から再び登りに転じる。

【中房温泉〜燕山荘】
合戦尾根は年越の後だったので踏み跡明瞭。合戦小屋から先は森林限界を超えた稜線歩き、最後は尾根をそのまま直登し、表銀座縦走路の大天井側に出てから、燕山荘の入り口に回り込む。

登山ポストは宮城ゲートにあり。

中房温泉は1泊2食付で9200円
燕山荘は1泊2食付で10000円でした。

下山時に中房温泉で日帰り入浴。700円/人。


中房温泉はこの時期4つのお風呂が開いている。年末年始の営業は1/5までで、この後はGWまで基本的には営業していないが、常時管理人は駐在しているので、宿泊は可能だそうです。
http://www.nakabusa.com/


燕山荘の冬季営業は1/5宿泊まで。


 アイゼンは中房温泉の登山口から着用。小屋直前の急登があるので合戦小屋より上部はピッケルにチェンジ。

 
1/3は快晴。今日山頂にいる人がうらやましい。
2014年01月03日 08:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 8:59
1/3は快晴。今日山頂にいる人がうらやましい。
宮城ゲートの駐車場。意外と車多いんですね。
2014年01月03日 09:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 9:40
宮城ゲートの駐車場。意外と車多いんですね。
小屋泊で食事付でしたが、中房温泉で働く山仲間より買出しを頼まれたので、なんだかんだで溢れんばかりの状態に。行動食用に行きの八ヶ岳PAで買ったパンはザックの外にくくりつけ。道中の猿に襲われないことを祈る
2014年01月03日 09:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 9:35
小屋泊で食事付でしたが、中房温泉で働く山仲間より買出しを頼まれたので、なんだかんだで溢れんばかりの状態に。行動食用に行きの八ヶ岳PAで買ったパンはザックの外にくくりつけ。道中の猿に襲われないことを祈る
宮城ゲートからスタート。退屈な林道歩きのはじまり。
2014年01月03日 09:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 9:42
宮城ゲートからスタート。退屈な林道歩きのはじまり。
備え付けの計画書に記入して出発
2014年01月03日 09:44撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 9:44
備え付けの計画書に記入して出発
わずかに稜線が見えて、”おおっ”てなる。
2014年01月03日 10:01撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 10:01
わずかに稜線が見えて、”おおっ”てなる。
温泉管の上だから、さぞや温かいのでしょう。
2014年01月03日 09:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 9:57
温泉管の上だから、さぞや温かいのでしょう。
一つ目のトンネル
2014年01月03日 10:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 10:42
一つ目のトンネル
トンネルを抜けると有明山がドーンと
2014年01月03日 10:46撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 10:46
トンネルを抜けると有明山がドーンと
観音峠で小休止
2014年01月03日 11:01撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 11:01
観音峠で小休止
表銀座の縦走路が見えたり
2014年01月03日 11:19撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 11:19
表銀座の縦走路が見えたり
中房までの道路工事で事故死した父親を祀ったのが、この観音堂の由縁なんだそうです。
2014年01月03日 11:03撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 11:03
中房までの道路工事で事故死した父親を祀ったのが、この観音堂の由縁なんだそうです。
ふたつめの洞門
2014年01月03日 11:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 11:28
ふたつめの洞門
安曇富士といわれるだけありますね。きれいな円錐形。
2014年01月03日 10:01撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 10:01
安曇富士といわれるだけありますね。きれいな円錐形。
信濃坂第5発電所
2014年01月03日 11:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 11:40
信濃坂第5発電所
日差しが強くて雪面が輝いてますね。
2014年01月03日 11:44撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 11:44
日差しが強くて雪面が輝いてますね。
水力発電の施設の目の前を通過
2014年01月03日 11:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 11:57
水力発電の施設の目の前を通過
信濃坂。ここから一旦下ります
2014年01月03日 11:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 11:59
信濃坂。ここから一旦下ります
下って沢を渡るとまた登り
2014年01月03日 12:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 12:00
下って沢を渡るとまた登り
やっとあと1キロ
2014年01月03日 12:52撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 12:52
やっとあと1キロ
ゴールが近い
2014年01月03日 12:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 12:42
ゴールが近い
有明荘。あと少し!
2014年01月03日 12:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 12:57
有明荘。あと少し!
おサルさん発見
2014年01月03日 13:13撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 13:13
おサルさん発見
中房温泉に到着しました。地熱で雪が融けてるようです
2014年01月03日 13:13撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 13:13
中房温泉に到着しました。地熱で雪が融けてるようです
到着。
2014年01月04日 07:06撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 7:06
到着。
宿泊者は30名くらいで、ちょうど個室でした
2014年01月03日 16:53撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 16:53
宿泊者は30名くらいで、ちょうど個室でした
つらら
2014年01月03日 15:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 15:25
つらら
とりあえずお風呂。
2014年01月03日 15:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 15:28
とりあえずお風呂。
御座の湯は昔、松本藩主が入浴したことからこの名がついたとか
2014年01月03日 15:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 15:40
御座の湯は昔、松本藩主が入浴したことからこの名がついたとか
趣のある温泉宿です
2014年01月03日 15:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 15:27
趣のある温泉宿です
2014年01月03日 15:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/3 15:27
窓の外は雪
2014年01月03日 15:43撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 15:43
窓の外は雪
露天風呂から見た空はいつしか曇り空に
2014年01月03日 15:48撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 15:48
露天風呂から見た空はいつしか曇り空に
夜更け。消灯は21時ですが、お風呂は24時間大丈夫だそう
2014年01月03日 21:16撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/3 21:16
夜更け。消灯は21時ですが、お風呂は24時間大丈夫だそう
翌朝、登山口でアイゼンを装着して出発
2014年01月04日 07:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 7:18
翌朝、登山口でアイゼンを装着して出発
この日は雪予報でしたが、歩き始めると日差しが。もしかしたら稜線も晴れるかもと思ってスピードアップ
2014年01月04日 08:32撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 8:32
この日は雪予報でしたが、歩き始めると日差しが。もしかしたら稜線も晴れるかもと思ってスピードアップ
どんより
でもすぐにガスってきました。さらに雪も
2014年01月04日 09:51撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 9:51
でもすぐにガスってきました。さらに雪も
合戦小屋は雪の中
2014年01月04日 10:15撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 10:15
合戦小屋は雪の中
ここから森林限界超え
2014年01月04日 10:17撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 10:17
ここから森林限界超え
赤い旗があるので、迷うことはありません。小屋手前の急登、ガスでゴールが見えないから余計キツイ。
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赤い旗があるので、迷うことはありません。小屋手前の急登、ガスでゴールが見えないから余計キツイ。
小屋が見えました
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小屋が見えました
小屋の西側を回りこむように歩くと、ちょっと晴れ間が。これは午後に期待!?
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小屋の西側を回りこむように歩くと、ちょっと晴れ間が。これは午後に期待!?
とりあえず小屋に入って受付して昼食。自炊の準備はしてきたけれど、面倒なので諦めました。どうしても単独だと楽なほうに楽なほうに選択が流れますね
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とりあえず小屋に入って受付して昼食。自炊の準備はしてきたけれど、面倒なので諦めました。どうしても単独だと楽なほうに楽なほうに選択が流れますね
一休みして山頂へ出発
一休みして山頂へ出発
少し青空が
雲が晴れそう
晴れてきました
もう少し、あと少し!
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もう少し、あと少し!
湯俣方面
イルカちゃん
燕山頂見えました
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燕山頂見えました
山頂到着
表銀座の主稜線。大天井岳は小屋も見えた
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表銀座の主稜線。大天井岳は小屋も見えた
小屋に戻って、山頂を振り返って
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小屋に戻って、山頂を振り返って
一人宴会していたら、岡山と香川から来た方々と一緒になりました。
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一人宴会していたら、岡山と香川から来た方々と一緒になりました。
夕食前に一休み。
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夕食前に一休み。
外に出たら先ほどより雲がさらに晴れてました。これは明日に期待
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外に出たら先ほどより雲がさらに晴れてました。これは明日に期待
夕暮れの雪山も独特な雰囲気があって好きです
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夕暮れの雪山も独特な雰囲気があって好きです
夕食は豪華でした。
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夕食は豪華でした。
夜は晴れて、星がきれいでした。コンデジの限界で星の写真は撮影できず。
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夜は晴れて、星がきれいでした。コンデジの限界で星の写真は撮影できず。
八ヶ岳の方向から日の出
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八ヶ岳の方向から日の出
あけぼの。
夜明け前
雲海の向こうに八ヶ岳。そしてオレンジに
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雲海の向こうに八ヶ岳。そしてオレンジに
日の出直前、空が刻々と変化
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日の出直前、空が刻々と変化
穂高、槍が左にあって、その奥には笠ヶ岳がちょこんと。そして真ん中に双六、三俣蓮華、奥に黒部五郎。右端に鷲羽と水晶も
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穂高、槍が左にあって、その奥には笠ヶ岳がちょこんと。そして真ん中に双六、三俣蓮華、奥に黒部五郎。右端に鷲羽と水晶も
八ヶ岳から日の出です。
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八ヶ岳から日の出です。
朝日に照らされた槍穂
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朝日に照らされた槍穂
槍アップ
朝日の燕岳
なんとも素晴らしい景色でした
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なんとも素晴らしい景色でした
朝日を背に既に出発したパーティーも
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朝日を背に既に出発したパーティーも
最高の日の出でした。
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最高の日の出でした。
笠ヶ岳は北アルプスの中でも好きな山の一つ。高3最後の夏合宿で登った思い出
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笠ヶ岳は北アルプスの中でも好きな山の一つ。高3最後の夏合宿で登った思い出
黒部源流の山々は真っ白でオレンジに輝く
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黒部源流の山々は真っ白でオレンジに輝く
記念写真。撮っていただきありがとうございました。
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記念写真。撮っていただきありがとうございました。
名残惜しいですね。既に多くの人が出発済みですが、のんびりと。燕の奥には針ノ木、鹿島槍、わずかに白馬連峰も
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名残惜しいですね。既に多くの人が出発済みですが、のんびりと。燕の奥には針ノ木、鹿島槍、わずかに白馬連峰も
八ヶ岳の右は富士山、さらに右は南アルプスですね。
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八ヶ岳の右は富士山、さらに右は南アルプスですね。
燕山荘を出発
合戦尾根から槍が見えなくなる前に
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合戦尾根から槍が見えなくなる前に
合戦尾根上部は意外と急
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合戦尾根上部は意外と急
小屋直前は実は急だったんですね
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小屋直前は実は急だったんですね
大天井岳のピークの左にあるのは大天荘ですね
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大天井岳のピークの左にあるのは大天荘ですね
雲海の合戦尾根と八ヶ岳連峰
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雲海の合戦尾根と八ヶ岳連峰
鹿島槍の双耳峰と左は五竜
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鹿島槍の双耳峰と左は五竜
右奥に妙高も見えたんですが写真だと駄目ですね
右奥に妙高も見えたんですが写真だと駄目ですね
一気に合戦小屋
一人なのでゆっくりと
一人なのでゆっくりと
樹林の間から大天井
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樹林の間から大天井
今日はいい天気
一気に下って中房温泉が見えてきた
一気に下って中房温泉が見えてきた
軽快に走る
お猿さん
中房温泉に立ち寄ったら、ちょうど山岳ガイドの検見崎さんが燕に出発するところだったので、記念撮影。お世話になりました。
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中房温泉に立ち寄ったら、ちょうど山岳ガイドの検見崎さんが燕に出発するところだったので、記念撮影。お世話になりました。
中房からは絶景の余韻に浸りつつ再び林道歩き
中房からは絶景の余韻に浸りつつ再び林道歩き
下りは2時間強でした。
1
下りは2時間強でした。

感想

 年明けは東京でゆっくりしようかなっと思っていたけれど、新年が始まって仕事が忙しくなる前に行ける時に行っておきたい。
 
 そういえば、昨年赤岳の天望荘で一緒に年越した山仲間が、今年は燕山荘で年越するって言ってたっけなぁ、なんて考えていると既に心は北アルプスに。
 まぁ登山道具を車に積みっぱなしな時点で行く気は満々でしたが。

 前日、中房温泉にいる登山ガイドの山の先輩に宿泊する旨をメール。トレースはばっちりで4〜5日は登山日和になりそうだということで、即宿泊予約。
 

 翌日は5時に都内を出発して八ヶ岳PAで朝食を食べてしばし仮眠して、安曇野市内に到着したのは8時過ぎ。インター下りてそのまま安曇野市内のスーパーマーケットに立ち寄り、ここで頼まれていた食材の買出しを行う。


 この日は中房温泉までの11km強の林道歩きでしたが、天気が良かったので快適に飛ばせそう。
 結局、買出し頼まれた食料が嵩張りすぎて、むりやりザックにつめたら行動食や非常食は入らなくなったので、ザックにくくりつけていざ出発。

 夏も感じましたが、この林道はお猿さんが多いですね。なのでザックにむき出しでくくりつけたお菓子が取られないか、警戒しながら歩きましたが、近寄るとお猿さんのほうが逃げていくので、そんな心配は無用でした。

 道中はサルがいたり、発電所が表れたり、ときおり真っ白の稜線が見えたりと意外と変化があり、右手にはずっと有明山も見える。

 退屈すぎて苦痛だなと思っていましたが、意外と大丈夫でした。2回休憩をとって、結局3時間ちょっとで中房温泉に到着。


 この日は30名くらいの宿泊で部屋は1人部屋でした。荷物を下ろして、買出しした食材を手渡して、あとはお風呂と温泉三昧。夕食食べて、さらにその後も日本酒で乾杯。さらにお風呂。いいお宿でした。


 4日はあいにく午前中は予報どおり雪。でも午後からは天気は回復に向かうとのこと。でも出発するとちょっとだけ日差しが。ちょっと期待してスピードアップするものの合戦小屋手前辺りからどんよりとしてきて結局雪に。前半晴れの稜線歩きを期待してスピードアップしたけど、ここで一気に萎えてペースダウン。
 でも小屋について食事していたら、ちょっとだけ雪は止んで晴れ間が。

 期待して燕岳山頂を目指すも、残念ながらこのときは槍も穂高も黒部の山々も雲の中。
 明日の朝の絶景に望みをたくして、あとは小屋でこたつとみかんとビールで。

 夕食も聞きしに勝る豪華さでした。

 夕食後、外にでると満天の星空でした。安いコンデジだときれいに撮影できないのが残念でしたが、あれほどきれいな星空は滅多に見られないんだろうな。

 夕食の時間や就寝までの間も同宿の人たちといろいろな山談義が出来て、楽しい時間を過ごすことができました。

 ストーブを囲みながら話していた人が、去年のGWの猛吹雪の至仏山でニアミスしていたことも判明して、なんだか面白かったです。
 みんないろんな山に行ってるんだなぁと。それと大阪や奈良、岡山、香川と日本中いろんなところから登りに来ているんですね。こういう出会いがあるのが山小屋泊の楽しいところです。

 翌朝は雲ひとつない快晴で、東の眼下には雲海そして雲海ごしに南アルプス、富士山、八ヶ岳そして浅間山が。
 西には黒部の山々そしてその左には天に突き刺す槍の姿。

 言葉が出ないような絶景でした。

 ゆっくりしすぎたので、下山は快速に飛ばして1時間半で中房温泉に。

 ここで小屋の仕事を終えてこれから燕に登る先輩を見送って、ゆっくりと温泉に浸かって汗を流す。

 このあと小屋のこたつで一緒だったグループのうちの1人と一緒にゲートまで歩いて、最後は東京まで一緒の車で帰ってきました。

 
 新年1発目の山行でしたが、幸いに天候に恵まれて幸先よいスタートを切ることができました。4日の登りは雪だったので、雪の稜線歩きと快晴の稜線歩き両方を楽しめたのはよかったです。
 
 冬の北アルプスの山小屋は、真の山好きが集まっているといった感じで、そういった方たちと交流できたのも、有意義でした。

 天気も良くて、温泉も良くて、いい出会いもあって、2014年はいい年になりそうな期待大です。
 
 

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コメント

こんばんわ
wadachiさん

こんな時期の燕岳、景色も最高で素敵ですね

我が家には燕山荘グループから、案内が来ましたが、中房までは入れないこの時期、行く勇気がないです。。

昨年は何度か黒部方面に行っているので、オレンジ色に染まった黒部源流の山々の にうっとりです

2014年、きっと良い年になりますよ
2014/1/7 22:02
Re: こんばんわ
冬の燕は今回初めてでした。
やはりネックは中房までのなが〜い林道歩きですね。独りだと退屈ですが、人数いて話しながら歩けばあっという間のような気がします。
今はもう小屋も閉まってしまったので、またしばらくは静かで厳しい北アルプスに戻ってしまいましたね。
2014/1/9 19:23
wadachiさん、こんばんは :-)
だいぶ日にちが過ぎましたが(^^;)
明けましておめでとうございます(^^)

燕岳、いいですね 山荘での食事も評判がいいみたいだし、目の前には槍穂高の姿…憧れのお山です
まだ出掛けたことがないので、今年こそは!と思っています
天候にも恵まれて、良いスタートが切れましたね!

本年もよろしくお願い致します(^^) notes
2014/1/10 0:40
Re: wadachiさん、こんばんは :-)
こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いします。
燕山荘、以前泊ったのは大学生時代なので10年くらい前、しかも素泊まりだったので、今回初めて食事付きでした。学生時代はお金なかったから、小屋泊で食事付なんて縁がなかったので、今回泊まれて人気の山小屋を堪能できてよかったです。
また山でお会いできるといいですね!
2014/1/10 20:19
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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