燕岳で登り初め 快晴の北アルプス
- GPS
- 51:20
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 2,267m
- 下り
- 2,252m
コースタイム
9:45宮城ゲート
11:03観音峠
12:00信濃坂
13:15中房温泉
1/4
7:20中房温泉
10:15合戦小屋
11:40燕山荘13:00
13:30燕岳13:50
14:10燕山荘
1/5
7:35燕山荘
8:05合戦小屋
9:15中房温泉10:45
13:00宮城ゲート
天候 | 1/3晴れ 1/4雪のち晴れ 1/5快晴後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中房温泉までの道は冬季通行止め。宮城ゲートから中房温泉まで約11.5kmの林道歩き。 宮城ゲート前の駐車場は1/7まで。 前回に続き、今回も帰りの中央道渋滞無し。Uターンラッシュのピークは外れていたよう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【宮城ゲート〜中房温泉】 林道はほぼ雪道、下部は一部雪が融けていて道路が凍結していた。 ショートスキー+ストックで下山する人やマウンテンバイクで走る人もいました。 宮城ゲートから信濃坂第5発電所まではゆるやかな登り、第5発電所から多少急な登りで信濃坂から一旦下り、沢を横切る地点から再び登りに転じる。 【中房温泉〜燕山荘】 合戦尾根は年越の後だったので踏み跡明瞭。合戦小屋から先は森林限界を超えた稜線歩き、最後は尾根をそのまま直登し、表銀座縦走路の大天井側に出てから、燕山荘の入り口に回り込む。 登山ポストは宮城ゲートにあり。 中房温泉は1泊2食付で9200円 燕山荘は1泊2食付で10000円でした。 下山時に中房温泉で日帰り入浴。700円/人。 中房温泉はこの時期4つのお風呂が開いている。年末年始の営業は1/5までで、この後はGWまで基本的には営業していないが、常時管理人は駐在しているので、宿泊は可能だそうです。 http://www.nakabusa.com/ 燕山荘の冬季営業は1/5宿泊まで。 アイゼンは中房温泉の登山口から着用。小屋直前の急登があるので合戦小屋より上部はピッケルにチェンジ。 |
写真
感想
年明けは東京でゆっくりしようかなっと思っていたけれど、新年が始まって仕事が忙しくなる前に行ける時に行っておきたい。
そういえば、昨年赤岳の天望荘で一緒に年越した山仲間が、今年は燕山荘で年越するって言ってたっけなぁ、なんて考えていると既に心は北アルプスに。
まぁ登山道具を車に積みっぱなしな時点で行く気は満々でしたが。
前日、中房温泉にいる登山ガイドの山の先輩に宿泊する旨をメール。トレースはばっちりで4〜5日は登山日和になりそうだということで、即宿泊予約。
翌日は5時に都内を出発して八ヶ岳PAで朝食を食べてしばし仮眠して、安曇野市内に到着したのは8時過ぎ。インター下りてそのまま安曇野市内のスーパーマーケットに立ち寄り、ここで頼まれていた食材の買出しを行う。
この日は中房温泉までの11km強の林道歩きでしたが、天気が良かったので快適に飛ばせそう。
結局、買出し頼まれた食料が嵩張りすぎて、むりやりザックにつめたら行動食や非常食は入らなくなったので、ザックにくくりつけていざ出発。
夏も感じましたが、この林道はお猿さんが多いですね。なのでザックにむき出しでくくりつけたお菓子が取られないか、警戒しながら歩きましたが、近寄るとお猿さんのほうが逃げていくので、そんな心配は無用でした。
道中はサルがいたり、発電所が表れたり、ときおり真っ白の稜線が見えたりと意外と変化があり、右手にはずっと有明山も見える。
退屈すぎて苦痛だなと思っていましたが、意外と大丈夫でした。2回休憩をとって、結局3時間ちょっとで中房温泉に到着。
この日は30名くらいの宿泊で部屋は1人部屋でした。荷物を下ろして、買出しした食材を手渡して、あとはお風呂と温泉三昧。夕食食べて、さらにその後も日本酒で乾杯。さらにお風呂。いいお宿でした。
4日はあいにく午前中は予報どおり雪。でも午後からは天気は回復に向かうとのこと。でも出発するとちょっとだけ日差しが。ちょっと期待してスピードアップするものの合戦小屋手前辺りからどんよりとしてきて結局雪に。前半晴れの稜線歩きを期待してスピードアップしたけど、ここで一気に萎えてペースダウン。
でも小屋について食事していたら、ちょっとだけ雪は止んで晴れ間が。
期待して燕岳山頂を目指すも、残念ながらこのときは槍も穂高も黒部の山々も雲の中。
明日の朝の絶景に望みをたくして、あとは小屋でこたつとみかんとビールで。
夕食も聞きしに勝る豪華さでした。
夕食後、外にでると満天の星空でした。安いコンデジだときれいに撮影できないのが残念でしたが、あれほどきれいな星空は滅多に見られないんだろうな。
夕食の時間や就寝までの間も同宿の人たちといろいろな山談義が出来て、楽しい時間を過ごすことができました。
ストーブを囲みながら話していた人が、去年のGWの猛吹雪の至仏山でニアミスしていたことも判明して、なんだか面白かったです。
みんないろんな山に行ってるんだなぁと。それと大阪や奈良、岡山、香川と日本中いろんなところから登りに来ているんですね。こういう出会いがあるのが山小屋泊の楽しいところです。
翌朝は雲ひとつない快晴で、東の眼下には雲海そして雲海ごしに南アルプス、富士山、八ヶ岳そして浅間山が。
西には黒部の山々そしてその左には天に突き刺す槍の姿。
言葉が出ないような絶景でした。
ゆっくりしすぎたので、下山は快速に飛ばして1時間半で中房温泉に。
ここで小屋の仕事を終えてこれから燕に登る先輩を見送って、ゆっくりと温泉に浸かって汗を流す。
このあと小屋のこたつで一緒だったグループのうちの1人と一緒にゲートまで歩いて、最後は東京まで一緒の車で帰ってきました。
新年1発目の山行でしたが、幸いに天候に恵まれて幸先よいスタートを切ることができました。4日の登りは雪だったので、雪の稜線歩きと快晴の稜線歩き両方を楽しめたのはよかったです。
冬の北アルプスの山小屋は、真の山好きが集まっているといった感じで、そういった方たちと交流できたのも、有意義でした。
天気も良くて、温泉も良くて、いい出会いもあって、2014年はいい年になりそうな期待大です。
コメント
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wadachiさん
こんな時期の燕岳、景色も最高で素敵ですね
我が家には燕山荘グループから、案内が来ましたが、中房までは入れないこの時期、行く勇気がないです。。
昨年は何度か黒部方面に行っているので、オレンジ色に染まった黒部源流の山々の にうっとりです
2014年、きっと良い年になりますよ
冬の燕は今回初めてでした。
やはりネックは中房までのなが〜い林道歩きですね。独りだと退屈ですが、人数いて話しながら歩けばあっという間のような気がします。
今はもう小屋も閉まってしまったので、またしばらくは静かで厳しい北アルプスに戻ってしまいましたね。
だいぶ日にちが過ぎましたが(^^;)
明けましておめでとうございます(^^)
燕岳、いいですね 山荘での食事も評判がいいみたいだし、目の前には槍穂高の姿…憧れのお山です
まだ出掛けたことがないので、今年こそは!と思っています
天候にも恵まれて、良いスタートが切れましたね!
本年もよろしくお願い致します(^^)
こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いします。
燕山荘、以前泊ったのは大学生時代なので10年くらい前、しかも素泊まりだったので、今回初めて食事付きでした。学生時代はお金なかったから、小屋泊で食事付なんて縁がなかったので、今回泊まれて人気の山小屋を堪能できてよかったです。
また山でお会いできるといいですね!
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