空木岳 -TJAR(アルプス縦断レ−ス)はどうなったか-
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 3,020m
- 下り
- 1,216m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:50
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(大地獄・小地獄) 鎖場の通過がありました。慎重に。 (空木岳山頂直下) 要所、要所にボルトが撃ち込まれていた。雨でぬれているときの急な岩場の下降は慎重に。 |
その他周辺情報 | 駒峰ヒュッテは自炊。シュラフ持参です。管理人はいる時といない時があります。管理人がいるときは、水や飲み物等の販売もしているようです。 |
写真
装備
備考 | 2日目は天気が良く、用意した水が最後は若干不足しました。もう少し用意して、縦走した方が良かった。 |
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感想
夜行登山バスで竹橋から駒ヶ根・菅の台バスセンタ−まで行きました。まだ暗い5:00前に到着。タクシ−はありましたが、ここから登山口まで歩くことにしました。すぐに支度をして、池山尾根をめがけて暗い車道を歩き出しました。スキ−場駐車場、登山道取りつき地点を経て、登山道入口から登り、林道終点まで2時間余りかかりました。タクシ−ならば、かなり短縮できただろうと思いました。結構、長丁場でした。
林道終点からさらに登ってゆくとタカウチ場、池山尾根の水場と池山小屋がありました。今日は避難小屋に宿泊です。2日分の十分な給水をするとともに、しばらく休憩しました。池山小屋は避難小屋ですが広く大きな立派な建物でした。建物の木の階段をあがって、小屋の中に入るようにできていました。すぐ前に、水場もあり、なかなかよい避難小屋でした。
池山小屋から、登ってゆくと尻無、次にマセナギ。マセナギまで林道終点から2時間ほどかかりました。
マセナギからは、登ってゆくと大地獄、小地獄という鎖場を登ってゆきました。雨が降っていて滑りやすく危険な岩場でした。慎重に行きました。ヨナ沢の頭にはマセナギから1時間半弱で着きました。
ヨナ沢の頭から登ること1時間半弱で、空木平カ−ル分岐店に着きました。右を行くと尾根道を駒峰ヒュッテへゆきます。左は空木平(空木平避難小屋)方面でした。私は左に行きました。空木平一帯は、美しいお花畑と伺っていましたので、見に行こうと考えました。
少し下るような感じでトラバ−スしてゆきました。登山道わきには花々がいっぱい咲いていました。20分ぐらいで空木平に到着。避難小屋の周りには花が咲き乱れていました。避難小屋の中に入ると、先着の登山者が休んでいました。避難小屋の中で濡れた衣服をふき、しばらく休憩しました。食事をしました。丁度お昼頃でした。小屋前には清水が流れていました。雨の中、空木平は霧に霞んでいました。小屋の周りには、石が敷き詰められ、小屋から空木岳方面に登ってゆく階段がつくられていました。
ゆっくりと休んでから、雨の中を駒峰ヒュッテに向かって、登ってゆきました。なかなかきつい急登でした。1時間ほどかけてやっと駒峰ヒュッテに到着しました。登山開始から9時間ぐらいかかりました。駒峰ヒュッテは自炊で、シュラフ持参でした。吹き抜けの2階建ての建物でした。管理人はいる日とといない日があるようです。管理人がいるときは、水や飲み物等の販売もしているようでした。この時は管理人さんがおられました。晴れていれば小屋から空木岳山頂をすぐ前に見ることができるようですが、この日は雨。ガスでシルエットだけが霞んで見えるだけでした。
小屋で荷物を整理し、休んでいると、なんか騒がしい。どうやら、TJARの最中で、トップランナ−がもうすぐ着くらしいとのこと。待っていると、雨の中空木岳を超えて、駒峰ヒュッテにトップで望月さんがやってきました。スタッフや登山客としばらく話したり、写真をとったりしながら休んだのち、15:40ころ再出発してゆきました。皆で見送りました。2位3位のランナ−は17:10くらいの到着でした。小屋の前で少し装備を整えて休んでゆきました。夜8時ごろになり月が雲間から出るようになりました。雨があがったようでした。
翌朝、早く起きると、まだ外は暗かった。時間をみると4時過ぎ。外を見ると空木岳の上に月が出ていました。美しい姿です。どうやら今日は天気が良くなるかもしれないと思いました。食事を終え、支度を整えて4:45くらいから外に出て日の出を待ちました。だんだんあかるくなり、5:05の日の出でした。小屋や空木岳が朝焼けに赤く染まってゆきました。すこし、小屋で水を買い足して、5:20に出発しました。小屋で日の出を見てからの出発でした。
すぐに空木岳山頂に到着。朝日に染まる空木岳や朝日に映える遠い山並みがきれいでした。空木岳からは、要所、要所にボルトが撃ち込まれている岩場をくだってゆきました。雨でぬれているときは急な岩場の下降は注意した方がよいと思いました。下りきったところが、木曽殿山荘でした。ここで小休止しました。ちょうど、木曽殿山荘に宿泊した2人組が出発するところでした。
私も、間もなくあとを追うように出発しました。東川岳を目指しました。東川岳には登山開始から1時間半余りかかりました。東川岳からは御嶽山やこれから行く縦走路が良く見えました。
東川岳から2時間で、熊沢岳に到着しました。熊沢岳のあたりで、後続のランナ−にずいぶんすれ違いました。次々と駆けてゆきました。
檜尾岳までは、熊沢岳から1時間半ほどで着きました。見ると、檜尾岳避難小屋あたりに野生のサルがたくさん群れていました。これからゆく縦走路ではありませんが、目と鼻の先にいました。檜尾岳山頂からもこれから行く稜線がひろがり、よくみることができました。沢山の登山者が山頂で休憩していました。
檜尾岳からさらに、宝剣岳めがけて縦走してゆきましたが、檜尾岳から涸沢大峰の間にかけては結構鎖場がありました。涸沢大峰の山頂は、岩場の山頂でした。
涸沢大峰からは宝剣岳を眺めながら、極楽平へ向かってゆきました。極楽平が近づくと、宝剣岳に続く稜線がよく見えてきました。極楽平からは、急な下りを千畳敷駅に向けて下りました。天気が良く涸沢大峰付近から水が不足してきました。のどの渇きを感じながらの下山でした。もう少し、水が必要であったと思います。登山開始から8時間余りでした。千畳敷前には、宝剣岳の岩峰が聳えていました。沢山の登山者や観光客がいて、ロ−プウェイの順番待ちで、混雑していました。
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