綿向山 水墨画の尾根を周回
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- GPS
- 06:13
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 799m
- 下り
- 804m
コースタイム
天候 | 曇り、時々小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・熊野神社〜文三ハゲ 文三ハゲの末端までは林道。積雪熊野神社付近で2〜3cm。林道終点で50 〜60cm ・文三ハゲ〜綿向山山頂 視界が悪く、コンパスで方向を決め、GPSで位置を確認しながら文三ハ ゲの左側をコルに向けて登る。その後は文三ハゲの縁を登る。ラッセルは深いが、現状の積雪量、雪質では雪崩等は無いと思うが、万が一を考慮してガレ場の真ん中は登らない方が良い。もう少し後の時期になると、ルート左側の雪庇の崩壊に注意 ・綿向山〜塩の道峠 P922から少し下るとガレ場の縁を下るが文三ハゲより傾斜はきつい。 木を掴みながらの下降となる。慎重に下る必要が有るが雪は柔らかいのでアイゼンが必要な程では無いが、雪が締まってくるとアイゼンが有った方が良い。又、雪庇の張り出し見ながら余り左側に寄らないように注意が必要 ・塩の道峠〜熊野神社 峠から西側の古道を下る。山腹をトラバ−ス気味に下るが、雪で斜面化している個所も有るので滑らない様に慎重に通過する |
写真
装備
個人装備 |
防寒具
昼ご飯
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ツェルト
カメラ
ストック
ワカン又はスノ-シュ-
軽アイゼン
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---|---|
共同装備 |
無し
|
感想
今回は鈴鹿山脈の雨乞岳から西側に派生した稜線末端の綿向山に南側から周回します。今週は冬型の天気で綿向山付近は雪が断続的に降っているようですが、雪が少なければ文三ハゲのガレ場は登りにくいし、多ければラッセルが厳しいのが予想されます。出発時は青空も見えていましたが綿向山登り口の熊野神社に近づくにつれて天気は怪しくなって、綿向山は中腹より上は雲に覆われている上に道路には薄っすらと雪に覆われています。
熊野神社の駐車場に止めさせていただき神社横の林道を歩き始めます。積雪は2〜3cm程度ですが進むにつれて積雪は増えて、おそらく前の土・日曜日に付けられたと思われるトレースの上に新雪が積もっています。1時間程林道をツボ足で辿りますが膝下迄沈む程になったので、ワカン、スノ-シュ-を履きます。
文三ハゲの末端まで登ってきますが、相変わらず濃いガスで登る方向が目視できないのでコンパスで方向を決めてGPSで位置を確認しながら水無山への稜線の最低部を目指して膝下程沈む雪の中、Nさんの力強いラッセルで登り始めます。私は後ろで位置を確認しながら「右に振りすぎや」、「もう少し左や」などと気楽なものです。稜線に近づくにつれて稜線に張り出したかなり大きな雪庇が見えて来ますが、Nさんが雪庇の張り出しが最も少ない箇所をストックで崩して乗越し、後ろのメンバーを引っ張り上げます。
登り着いた稜線は天気予報とは異なり、そよ風程度の風で思ったより寒くなく助かります。此処からは文三ハゲの縁をブナに付いた霧氷と木肌の灰色で幻想的な墨絵の中を登ります。真っ青な空を背景にした霧氷は最高ですが、水墨画の世界も趣が有ります。ガスに覆われた山頂には先行者が5人程いらっしゃいますが、風はそよ風程度ですので山頂のケルンの横で昼食。週日の悪天にも関わらず昼食中にも次々と登って来られます(我々もその類ですが)。
下山は山頂から南に派生した尾根を下ります。トレースの全くない新雪を蹴散らしながらの下りは経験者だけが分かる快感です。P992から左手がガレ場の縁の急傾斜は、雪が飛ばされて少なくなって掴む木も少なく滑りやすい所も有りスノーシューの歯を食いこませて慎重に下ります。途中、少しの間鎌ケ岳と鎌尾根がぼんやりと姿を現し、晴れるかな?と期待しますが直ぐに雲の中に埋まってしまいます。南尾根の難所を下り小ピークを2つ登り下りして塩の道峠まで下って来ます。
峠の西側を覗くと杉林の斜面に雪が積もった道らしい痕跡が有るので、net情報のCo750mピークから西に派生する尾根を下る予定を変更して、此の痕跡の道を辿ってみることに変更。Co750mピークからの尾根北側の山腹を巻くように下っていく道は雪の急斜面になっている所も有りますが、桟道が架かっている所も有り、「塩の道峠」の名称が残っている所から、かつては生活道路として使用されていたのかもしれません。いったん尾根に乗った古道はCo520m付近で尾根南側の山腹を下り林道に降り立ちます。
林道でワカン、スノ-シュ-を脱ぎ少し下った東山橋を渡り熊野神社に戻ります
コメント
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今まで何度か綿向山には登っていましたが、表参道や竜王山からの周回ばかりでした。
今回ご紹介頂いた文三ハゲからの周回ルートは、あまり登っておられる方が少ないのか?トレースも少なく新鮮で雪山ならではの山行を存分に楽しむ事が出来ました。(Shikakuraさんに感謝)
最近はヤマレコもご無沙汰ですが宜しければ参加者の一人としてgattyoを加えて頂けると嬉しいです。
また次回の山行お誘いお待ちしておりますm(__)m
すみません、うっかりしていました。
有難うございました。(助かります)
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