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積雪期ピークハント/縦走
甲信越
冠雪の白峰三山に出会う櫛形山(県民の森→中尾根→櫛形山→裸山→唐松岳→北尾根)
2022年01月22日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,433m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
県民の森駐車場8:05→林道出合9:10→ほこら小屋10:05→バラボタン平10:30→10:50櫛形山山頂11:00→11:30裸山山頂11:40→アヤメ平11:55→唐松岳12:15→アヤメ平12:35→みはらし台13:20→北尾根登山口13:55→県民の森駐車場14:15 【歩行時間:5時間50分】
天候 | ☀晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●櫛形山県民の森駐車場 南アルプス市役所に近い下町交差点から約8km先に県民の森駐車場があります。レストハウス等の建物がありますので分かりやすいでしょう。 県民の森公園線(県道108号線)は、私は午前8時前に通行しましたが、最近は降雨が無かったこともあり、路面は一部凍結していたものの、ノーマルタイヤで通行できました。関東地方は南岸低気圧の影響で、1月25日(火)から26日(水)にかけて降雪の予報が出されていますので、状況が変わるかもしれません。 駐車場は無料で利用できます。第二駐車場も合わせると全部で70台程度は駐車可能でしょうか。トイレはウッドヴィレッジ伊奈ヶ湖にあります。登山口はウッドヴィレッジに向かって右側に標識がありました。 https://www.pref.yamanashi.jp/kenyurin/70_003.html 中部横断自動車道の南アルプスICに近い、ローソン南アルプスインター店(24時間営業)が最後に見かけたコンビニでした。 https://www.e-map.ne.jp/smt/lawson/inf/225510/?enc=EUC |
コース状況/ 危険箇所等 |
櫛形山(くしがたやま)は、二百名山であり山梨百名山にも選ばれています。南アルプスの玄関口のひとつ芦安の南にあり、甲府盆地に接しています。南北に長く丸い頂稜部をもつ山容は和櫛の形に似ていることが名前の由来だそう。近くを流れる富士川からは標高2052mの山がとても大きく見えます。 今回は、南アルプス市にある櫛形山県民の森を起点に、中尾根登山道で登り、櫛形山と裸山に登頂後、アヤメ平から丸山登山道に入り唐松岳までをピストン。アヤメ平に戻り北尾根登山道を使って下山し、登山口から駐車場までの林道を歩きました。 https://yamahack.com/1996 ●中尾根登山道→櫛形山→裸山 登山口(標識あり)は、県民の森第一駐車場から道路を挟んで向かいにあるウッドヴィレッジ伊奈ヶ湖の右脇にあります。道はコテージの脇を抜けて鬱蒼とした杉林の斜面を登っていきます。ほこら小屋までは、急登といえる箇所はないもののひたすらの登りとなります。本日は、舗装された林道との出合から先で本格的な雪道となりました。滑り止め要。上部では時折、南アルプス市の町並や富士山が姿を現すようになります。 ほこら小屋からは道が右手へと折れて頂稜部に入ります。緩急付けて登っていくと分岐(標識あり)を二回通過し、台地状の山頂部へ入ります。山頂は樹林帯の中にあり眺望に乏しいものの、富士山の姿がよく見えます。 裸山へは分岐まで戻り、北へ転進します。鹿の鳴き声を聞きながら歩いて行くと、やがて左手に赤石山脈の主脈の姿が樹木越しに見えるようになります。正面に見えてくる樹木の少ない禿げ山様のピークが裸山。ここの眺望は雄大で、正面には冠雪した白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)が大きく見えるほか、南は悪沢岳や赤石岳、北は夜叉神峠の先に鳳凰三山が見えました。 ●裸山→アヤメ平→唐松岳→北尾根登山道 指導標識に従ってアヤメ平まで緩やかに下ります。鹿除け柵に囲まれたアヤメ平に入ると、アヤメ平休憩舎(避難小屋)前に分岐があります。私は直進して丸山登山道に入りました。唐松岳までは下り基調です。アヤメ平までは、雪はくるぶしが埋まる程度でしたが、丸山登山道に続く櫛形山林道は冬季閉鎖中だからか、トレースが付いておらず、雪はふくらはぎに届く程度の深さでした。 唐松岳のピークは広い尾根にあります。眺望はありません。アヤメ平まで引き返すと北尾根登山道で下山に取りかかります。 ここもアヤメ平付近は雪量が比較的多いものの、下り始めると、道は尾根の南斜面側に付けられているため雪が溶けている箇所が大半でした。雪の代わりに落ち葉が堆積しており、時折、浮き石を踏んでしまいます。 櫛形山林道との出合にある「みはらし台」からは甲府盆地と北縁の山々がよく見えます。東屋からは右手に下ると、林道を渡って登山口へ向かう道が続いています。馬酔木の茂る道を下ると、県民の森に入り、高尾伊奈ヶ湖林道に出れば、30分ほどの林道歩きで駐車場に戻ります。 ●全体的に 中尾根登山口の標高は890mで、櫛形山ピーク(奥仙重)が2052mと標高差は手頃です。急登箇所は無い分、距離を感じました。標識、ピンクテープは豊富です。山域の大部分が県有地だそうで、管理が行き届いている感があり、樹林帯は日が差し込んで明るく、気分の良いトレッキングができます。 裸山(池砂ノ頭)からの眺望は申し分ありません。特に冠雪した白峰三山を間近に眺めることができて満足です。次回はアヤメの咲く時季に訪れたいです。 トイレは、ウッドヴィレッジ伊奈ヶ湖のほか、ほこら小屋に簡易トイレがありました。私のau携帯は、大部分で電波が入らなかったようです。 |
その他周辺情報 | ●ふうりん 南アルプス店 細切りの十割蕎麦が3玉まで料金が同じという太っ腹なお店。昔はくるまやラーメンだった店舗を居抜きで蕎麦店にしているそうです。営業時間は平日11時〜15時、土日祝11時〜20時。無休。 https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19007879/ ●さくらの里いこいの家 南アルプス市「遊・湯・ふれあい公園」の指定管理施設だそうです。入浴は、9時30分〜21時30分。金曜定休。大人650円。 https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/shisetsu/onsen-sakura/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
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感想
先週は、身延山地の七面山に登りました。希望峰からは南アルプスの大展望を望むことができ、感動したものです。帰路の車中からは、左手に櫛形山が見えて、先ほど見えた冠雪の白峰三山をもっと間近に見られるだろうと、今回登山のターゲットに選んだのがこの山です。
甲府から南アルプスを眺めると、ちょこんと頭を出している間ノ岳、農鳥岳の手前に櫛形山が見えます。広河原へ向かう拠点の芦安は、この山の北側から奥へと入って行きますので、まさに南アルプスの前衛峰といった感じでしょうか。富士川から見上げると、案外大きく見え、威容を感じることができます。
櫛形山ピークからは富士山、裸山からは白峰三山や赤石岳などの山々の雄大な姿を眺めることができました。次回は是非、アヤメが咲く季節(6月)に仲間と訪れたいです。
下山後は、北伊奈ヶ湖と森を見ながら、イタリア料理ミッシェルでコーヒーでしょうか。
https://amp-retty-me.cdn.ampproject.org/c/s/amp.retty.me/r/100000992631/?usqp=mq331AQIKAGwASCAAgM%3D
それにしても今年は気温が低く、例年よりも雪が多いようですね。北アルプスと比べると雪が少ない南アルプス。それでも、冠雪した稜線を眺めることができ、大満足な山行となりました。
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