権現岳から赤岳

2022年01月22日(土) ~ 2022年01月23日(日)

• GPS: 15:28
• 距離: 21.5km
• 登り: 2,255m
• 下り: 2,072m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:09
• 休憩: 1:33
• 合計: 8:42

距離 10.7km 登り 1,711m 下り 613m

7:35 富士見高原リゾート駐車場
7:59 8:02 五叉路分岐
8:09 不動清水
8:59 林道出合
10:33 10:43 西岳
11:34 11:35 乙女の水
11:42 11:47 青年小屋
12:22 12:34 のろし場
12:50 13:07 西ギボシ
13:27 13:44 東ギボシ
13:51 13:57 権現小屋
14:01 14:13 縦走路分岐
14:36 14:45 旭岳
15:41 15:42 ツルネ
16:17 キレット小屋

2日目

• 山行: 5:26
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:27

距離 10.8km 登り 544m 下り 1,496m

7:44 キレット小屋
9:07 9:32 天狗尾根 稜線分岐
10:04 10:21 真教寺尾根分岐
10:24 竜頭峰
10:27 竜頭峰分岐
10:34 10:41 赤岳
10:42 赤岳頂上山荘
11:01 11:02 赤岳天望荘
11:06 11:11 地蔵の頭
11:52 11:54 行者小屋
12:36 中ノ行者小屋跡
13:20 13:21 美濃戸
13:21 美濃戸山荘
13:25 やまのこ村
13:55 河原奥の氷柱
14:07 14:10 八ヶ岳山荘
14:11 ゴール地点

天候

移動性高気圧から低気圧への移り変わり。
初日は快晴，-12℃，風弱い。
翌日は曇り，-8℃，風弱い。（稜線除く）

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

富士見高原ゴルフコースの登山者Pに。
帰りは美濃戸口からアルピコタクシー呼んで5000円弱。

コース状況／危険箇所等

青年小屋から先はトレース薄く，踏み抜く箇所も多々。
ギボシの鎖は完全に埋まっていた。
旭岳を越えると一層雪深くなった。

写真

1/22 6:49

中央道より　雪少なめに見えるが騙されてはいけない

1/22 7:32

今回は公称40Lのザックにテン泊装備を押し込んだ。
雨蓋がパンパン。

1/22 8:04

朝日に照らされる。気分のいい瞬間

1/22 8:09

不動清水

1/22 8:10

零下10度だが，凍っていない！

1/22 9:03

光さす中を登る

1/22 10:30

西岳。移動性高気圧で今日はいい天気。

1/22 13:37

薄いトレースに沿って登ったら，ギボシの頂上に出てしまった。重いザック背負っているのでパスしたかったのだが。

1/22 13:43

ギボシから権現小屋への稜線。ここまでの登りで脚ズボを繰返したので両足が攣りだした。時間も押しているのでピンチ。芍薬甘草湯で急場を凌ぐ。

1/22 14:01

権現岳と富士，定番のアングル。

1/22 14:01

旭岳への分岐

1/22 14:07

名物ゲジゲジ梯子。若干ビビるが，行くしかないので。

1/22 14:12

足元見ながら，アイゼンの2〜3列目の刃の間に踏面を挟んで慎重に降りた。

1/22 14:13

梯子直下のトラバース。慎重に行けば問題なし。

1/22 14:16

トラバース途中，ハシゴを振り返る

1/22 15:09

権現岳方面を振り返る。トレースは一人分くらい、雪深くなってきた。

1/22 15:15

権現岳方面を振り返る

1/22 15:52

ワカン装着。脚は終わりかけでペースは上がらず、予定より2時間おしで焦る。

1/22 16:02

やっとキレット小屋が右下に見えた

1/22 17:18

小屋へのトレースなく雪深い斜面をおりる。ぐるり一周したがやはりここが適地。稜線付近の樹林帯は風が。日暮れのプレッシャーの中、ツェルトを張る。

1/23 4:33

ツェルト内は-10℃
無風だが稜線付近はずっと風の音。
明日は荷物デポして赤岳往復，その後ツェルト撤収して来た道を戻るつもりだが...
脚の状態，ペース，雪深さを考えると，予定成り立ってないよな...とつらつら考える

1/23 6:54

で、翌朝。
0400辺りから靴を溶かしたり水を作ったり。0600より撤収。
予定変更、ここで引返すことも考えたが，赤岳は登って美濃戸口へ降りることにした。
お隣さんは1700頃にやってきたバリエーションルートのパーティ。天狗尾根から来てツルネ東陵へ向かうとのこと。

1/23 6:55

小屋の裏，朝日が

1/23 7:44

赤岳，天狗尾根を望む。稜線は風速15m位か？
キレット小屋からワカン履いて脱出したが，どこで脱ごうか思案中。

1/23 8:38

核心部に入ってきた。
急峻な岩雪ミックス，Dグレード区間の始まり。

1/23 9:12

大きくは○を目指して、なるべく雪のある所を登っていく。
ザックが重くてよろけるので、こんなところでもストック二本で。

1/23 9:18

絶景ですな
西斜面に出たとたん20m位の風が吹いてきたりするので，足場は確実に

1/23 9:22

この梯子も結構な高度感だが，支点があると安心する。

1/23 9:24

斜度はずっとこんな感じ

1/23 9:36

まさに「赤」岳です

1/23 9:51

あと一息。こっからもヤバかったが。

1/23 10:35

登頂です

1/23 10:38

山頂から阿弥陀岳を望む

1/23 10:43

地藏尾根方面への下り。人はわんさか。固く締まった雪で歩きやすい。

1/23 11:06

お地蔵さん，先月はエビのしっぽが盛大についていたが

1/23 11:06

阿弥陀岳を望む

1/23 11:07

地藏尾根の下り

1/23 11:50

行者小屋も結構な賑わい

1/23 12:03

気持ちのいい南沢

1/23 12:15

南沢

1/23 13:40

美濃戸口への林道。先月より雪で覆われて歩きやすい。

1/23 14:12

タクシーを手配して，富士見高原GCへ戻る。待ち15分程度。運チャンも山登るらしく話に花が咲く。5000円弱だった。

撮影機器：

Pixel 5a Google

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 非常食 水筒（保温性） 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ ポール ヘルメット ジェットボイル サーマレスト シュラフ#1 シュラフカバー ワカン

備考

いつもよりリュックが重く，背中と足に来た。ピッケルよりストック中心に行くべき。

コメント

imoimoko

こんにちは！

夏にチャレンジしたいと思っていた権現岳〜赤岳への道。まさかこの時期に！とコメントさせて頂きました。圧巻の風景ですね！
お疲れ様でした！

ちなみに靴をとかすとは、どんな技を使うのでしょうか？

TipTop123

imoimokoさん
有難うございます。
八ヶ岳の中でも人が少なくて，そこがまたいいですね。
岩場とかは，しっかり雪が積もった方がむしろ歩きやすいと思います。
ただ，天気は気を付けないと…

靴を抱いて寝るのは嫌なので，考えたのが「小さめのPETボトルを靴に入れて熱湯を注ぐ」です。
ポリ袋で全体を覆って保温すれば，30分で溶けます。
多分，私以外にやってる人は居ないと思います！！

yamaya1127

西岳山頂でお話しさせて頂いた方でしょうか？翌日ちょっと天気が良く無かったので心配していましたが、無事に赤岳を登って下山された様で安心しました。
ギボシのナイフリッジやゲンジー梯子、その後のトラバース、赤岳直下の岩壁など、本当に冬は難所の連続ですね。重たい荷物で楽々通過は素晴らしいです

TipTop123

yamaya1127さん
西岳手前の広場あたりで一旦お会いして，その後頂上でもお会いした，アークテリクスのザックをお持ちの方でしょうか？
有難うございます。懐かしいです。(笑)
その後，色々と想定外もありましたが，生きて帰れました。
キレット小屋からのエスケープルートが殆どなく，脚やコース状況を考えると心細かったですが，ストックをフル活用し筋肉を長持ちさせました。
引返さずに行く判断をする際，ヤマレコ情報がかなり役立ちました。