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Yamareco

記録ID: 3964768
全員に公開
沢登り
道東・知床

夏ワン知床沢

2021年08月16日(月) ~ 2021年08月26日(木)
 - 拍手
Nyagi06 ryo0907 その他4人
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
246:40
距離
132km
登り
4,800m
下り
4,821m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:14
休憩
0:00
合計
11:14
6:36
674
スタート地点
17:50
宿泊地
2日目
山行
12:56
休憩
0:00
合計
12:56
5:10
504
宿泊地
13:35
13:35
272
18:07
宿泊地
3日目
山行
6:25
休憩
0:42
合計
7:07
5:17
66
宿泊地
6:24
6:48
151
9:19
9:21
52
10:13
10:13
8
10:22
10:22
20
10:42
10:42
29
11:11
11:15
33
11:49
12:01
0
11:49
11:49
15
12:03
12:04
11
12:15
4日目
山行
7:30
休憩
0:11
合計
7:41
9:24
92
宿泊地
10:55
11:06
310
16:16
16:16
48
5日目
山行
20:56
休憩
0:00
合計
20:56
17:55
716
5:52
5:52
540
宿泊地
14:52
宿泊地
6日目
山行
9:48
休憩
0:55
合計
10:43
5:05
442
宿泊地
12:27
12:28
60
13:28
13:32
12
13:44
13:45
38
14:23
15:13
23
15:36
15:37
13
15:50
7日目
山行
11:34
休憩
0:29
合計
12:03
15:50
83
6:30
6:59
122
9:01
9:02
34
9:35
9:36
42
10:18
10:18
404
17:02
17:02
9
17:11
宿泊地
8日目
山行
8:53
休憩
0:03
合計
8:56
6:23
56
宿泊地
7:19
7:23
477
15:20
宿泊地
9日目
山行
6:52
休憩
0:00
合計
6:52
6:03
412
宿泊地
12:55
宿泊地
10日目
山行
5:59
休憩
0:00
合計
5:59
7:02
359
宿泊地
13:01
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス

感想

写真は後々追加します。

8/15 移動日
8時半札幌発。見送ってくれたみんなありがとう。羅臼町までは500キロ弱のロングドライブ。到着は18時半で入山前なのに既に疲れ果ててしまった。宿はワンゲルでよく泊まらせてもらっているとおまわり。夕食はものすごい量の魚料理。これからしばらくはこんなに美味いものは食べられないので胃袋の限界まで腹に押し込む。明日は早いので早々に眠る。

8/16 入山-モセカルco680二股(C1)
茂瀬狩橋まではとおまわりのご主人に送ってもらう。朝早くからありがたい。6時半入山。作業道を少し歩いて適当なところで入渓。しばらくは小滝や段差が連続する。co300に30mF1。でかい。右岸直登、簡単だが重荷がしんどい。50mザイルで十分足りた。F1を越えるとすぐにF2。左岸バンド状を行って3m直登。F3とF4は踏み跡を左岸捲き。F5は右岸スタスタ。F5の上には地中から水が噴き出している場所がある。必見。あとは巨岩帯を超え、co680二股にテンバる。

8/17 C1-第一火口キャンプ指定地(C2)
今日は硫黄岳を乗越してしまいたい。680二股から少し行くと20m+5mのF6。過去の記録では手前によく雪渓があるが、今回は雪全く無かった。ラッキー。1段目は左岸スタスタ。2段目はチムニー状をスメアしたりジャミングしたりして抜ける。モセカルでは1番厄介な滝だが、丈夫な木やボルトがあって怖くない。登ることよりもめちゃ重いザック吊り上げの方が大変だった。3人がかりで引き上げた。ここから先は水無い。たまに段差を越えつつ枯れた沢を詰め上がっていく。1070二股は確かに気持ちのいいテンバになりそう。二股の先から雪渓ちらほら出てくる。ムネオ平までは鹿道がずっと続いており、藪漕ぎ皆無で超快適。稜線に出るところ10数mだけハイマツを漕いで夏道に合流。あとは高度感のある夏道(ただの踏み跡)を進み第一火口キャンプ指定地へ。このテンバはとても良かった。広いし平らだし、すぐそばに雪渓があり水にも困らない。フードロッカーもある。熊には警戒したが結局気配は感じなかった。

8/18 C2-硫黄岳登山口-木下小屋(C3)
イダシュベツ川を下降したかったが、午後から雨降りそうなので硫黄岳にアタックして登山道で下山することに。硫黄岳ピークからは半島が一望できてとても美しかった。少々余韻に浸ってさっさと下り始める。硫黄の登山道は長かった。枯れ滝を捲いたり、ハイマツの落ち葉が超滑る地帯で転びまくったり、硫黄の採掘場跡地に歴史を感じたりで退屈しなかったけれども。登山口から道路を少し行くとカムイワッカの滝。ものすごい観光客。ちょうど客を迎えにきたハイヤーがあったので、相乗りさせてもらう。少し高かったが電波圏外だし雨も降ってきたしでラッキー。岩尾別温泉に下ろしてもらって木下小屋へ向かう。綺麗な山小屋。外から丸見えだがいい露天風呂もある。ここの管理人のおじさんにはとてもよくしてもらった。

8/19 C3-C4
今日は天気悪いしみんな疲れてるしで休養日。バスに乗って知床五湖に行くつもりだったが、のんびり準備していたらバスの時間に全く間に合わなった。2時間弱雨に打たれながら歩く。渋い。五湖はガスガス。晴れていたら知床連山が一望できるらしいが本当に何にも見えなかった。まあ僕らがここに来たのは景色を見るためではない。レストハウスで買える鹿肉バーガーとコケモモアイスをたらふく食べるためだ。豪遊して満足したので次は知床自然センターへ。映画館があったり写真展が開かれていたりで暇つぶしになった。いい時間になったので木下小屋までとぼとぼ帰る。明日から再入山。気を引き締めて早めに寝る、つもりがいただいた日本酒一升を飲んでいたら夜ふかししてしまった。

8/20 C4-盤の川大滝先(C5)
管理人さんにお礼を言って出発。岩尾別温泉横からイワウベツ川に入渓。沢規模小さく昨日の雨の影響はほぼない。小滝や段差は簡単。co450あたりからしばらく樋状になり、突っ張りながら突破。楽しい。co500あたりから鹿道辿って盤の川に移る。盤の川は白く濁った沢。イソギンチャクみたいなコケがめちゃくちゃ滑る。co640の3段大滝は右岸高捲き。大滝先の左岸に日当たりのいい場所があったのでここでテンバる。

8/21 C5-羅臼平(C6)
テンバからちょっと行くとco710アヤメ滝。綺麗な滝、皆写真撮りまくっていた。左岸の白い沢型を詰めてから捲く。ここ以降は沢の水が透明になった。その後はクソデカ滝、どん詰まりの滝を捲く。このあたりから水は枯れ、ひたすらブッシュを漕ぐ。稜線まではモセカルとは対称的に不快な詰め上がりだった。稜線手前co1280の段差は左岸空中ブッシュ漕ぎしながら捲いた。あとは夏道に合流して羅臼平へ。稜線上は美味しい木の実が沢山実っている。どうりで熊も大きくなるわけだ。三ツ峰から見える羅臼岳はとても雄大。羅臼平で休憩しているともう行動終了したい気持ちになるが、こんなに天気のいい時に行かないのはもったいないので皆の尻を叩いて羅臼岳に向かう。1時間弱のしんどい登りを終えるとピーク。絶景。雲一つない。知床のほとんどが見渡せた。まだまだ途中だが、この山行を出してよかったと感じた。1時間ほど余韻に浸って羅臼平まで下る。登山客は多かったが、泊まるのは僕らの他に1人だけだった。ほどほどに騒いで眠る。

8/22 C6-羅臼岳登山口-羅臼野営場(C7)
今日は羅臼側に下山するだけ。朝起きると雲海に朝日が当たってとても綺麗だった。屏風岩のあたりは何も。泊場の沢水は一見飲めなさそうだが綺麗なところを選べば飲めた(らしい)。硫黄臭あり苦手な人は注意かも、Mはめまいがしてふらふらになっていた。第二、第一の壁のあたりは道細いが、ありがたいことに刈り払われた直後のようで思っていたより不快じゃない。あとは無心で下る。羅臼岳登山口の目の前に野営場がある。1人300円。管理人のおじさん曰くコロナの影響で斜里側と羅臼側の横断は禁止されているらしい。僕らは一応羅臼側から入山なのでセーフ?テント張って荷物デボって温泉に向かう。すぐ近くの熊の湯に入る。道路から丸見えで解放感ある。初めは熱かったが雨降ってきて次第に丁度いい温度になった。さっぱりしたら羅臼町まで向かい、食料補給。セコマのフライドチキンが沁みる。コインランドリーで洗濯もして、暗くなる前に野営場に戻る。今日はみんな疲れて早々に眠った。

8/23 C7=C8
今日は休養日。暇なので町に下りる。知床ビジターセンター、道の駅らうす、セコマで一日が終わった。羅臼温泉はコロナのせいで営業していなかった。残念。明日は最後のパート、知床岬アタック。早めに寝てしっかり体調を整える。

8/24 C8-相泊-ペキンの鼻先の浜(C9)
6時20分羅臼発のバスに乗って相泊へ向かう。片道100円。乗客は僕らだけ。赤字は確実だろう。7時相泊着。入林届に記入して出発。初めはひたすら石のゴロゴロした浜を歩くだけ。しばらく進むと最初の関門観音岩。残置ロープはあるが支点が鉄パイプだったので使わず登った。トッカリ瀬は干潮だし波ないしでなんも。タケノコ付近の巨岩帯はルート取り重要。そして次の関門モイレウシ手前の捲き。ここにも残置ロープあり。K君が登っているときにホールド崩壊し滑落未遂。ロープを掴んでぎりぎり止まった。見ていてひやひやした。モイレウシ河口には大きくて綺麗な番屋あり。剣岩は濡れずに通過。ペキンの鼻は鞍部を踏み跡使って捲いた。とても簡単。かなり歩いて皆疲れているし、小雨も降ってきたので適当な所でテンバる。熊が来ないかビクビクしていたが他のメンツたちはもうへっちゃらという感じで驚いた。明日から天気は下り坂のよう。無事に山行を終えられるよう祈りつつ眠る。

8/25 C9-女滝引き返し-モイレウシ河口(C10)
起きておそるおそる外を見まわすも熊はいなかった。一安心。午後から天気悪化するみたいなので、女滝まで行って引き返すことにする。滝川までは岩の大きさが絶妙に疲れる。男滝には綺麗な番屋、釣り人が何人かいた。男滝女滝で散々写真撮って、引き返し。引き返し始めると天気次第に悪化し始める。波高く剣岩付近の通過はギリギリだった。雨の中これ以上進むのもしんどいのでモイレウシの番屋側にテンバらせてもらう。熊スプレー暴発したり、番屋のおじさん達からご馳走をいただいたりしてこの日は終わり。

8/26 C10-相泊-とおまわり(C11)
朝になると風は収まっていた、白波も立っていない。M達は昨晩テントが飛ばされないようポールを抑えていて寝不足だったらしい。お疲れ様。雨の中外に出るのは気が引けるが頑張って出る。捲き道はドロドロだったので慎重に行かせる。あとは浜をひたすら歩いて相泊へ。結局一度も熊に会うことはなかった。今年は鮭の遡上が遅いらしいのでそのせいだろうか。あるいは僕らが気づかなかっただけかもしれない。バスの時間まではしばらくあるので相泊温泉に行く。この温泉は海から数mのところにある野湯。仕切りなど全くなく丸見え。女性陣は我慢。圧倒的開放感がクセになる。また行きたい。今日はまた羅臼野営場に行く予定だったが、とおまわりに連絡すると今日から泊まっていいとのこと、ありがたい。別館を貸してもらって快適に過ごした。

8/27 C11=C12
今日は観光日、ホエールウォッチングの乗船券を手に入れたのでみんなでクルーズ船に乗り込む。イシイルカやマッコウクジラが見晴れて満足。あとは道の駅で時間潰してとおまわりへ戻る。夕食は鍋にしてもらった。これもすごい量。たらふく食べて寝る。久しぶりの布団は信じられないくらい心地よかった。

8/28 C12-クリオネキャンプ場(斜里町)(C13)
夏ワンも最終盤、今日は斜里へ向かう。バスで行くがフーゴは金なくヒッチで行っていた。途中寄ったウトロは観光の町という感じ。道の駅はきれい。暇つぶして斜里町のクリオネキャンプ場というところで泊まる。安いし広いし快適なところだった。漫画読み漁って寝落ちした。

8/29 C13-札幌
今日で長かった夏ワンも終わり、知床を去る。知床斜里駅から18切符で札幌へ。やっと帰れると思うと嬉しいがとても名残惜しく感じた。いい夏ワンだった。




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