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Yamareco

記録ID: 397328
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

中央アルプス北部欲張り登山(麦草岳・木曾前岳・中岳・伊那前岳・宝剣岳・三ノ沢岳・駒ヶ岳・将棊頭山・茶臼山)

2013年09月21日(土) ~ 2013年09月23日(月)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
52:28
距離
33.6km
登り
3,307m
下り
3,300m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(1日目)8:00コガラ登山口-10:45避難小屋-11:40麦草岳12:30-13:20避難小屋-15:20玉乃窪山荘15:50-16:10木曽前岳17:53-18:00玉乃窪山荘
(2日目)5:30玉乃窪山荘-6:05中岳6:20-6:45伊那前岳7:00-7:30宝剣岳7:40-9:15三ノ沢岳9:55-12:15宝剣岳12:20-13:00駒ヶ岳14:40-15:00玉乃窪山荘
(3日目)5:30玉乃窪山荘-5:55駒ヶ岳6:00-7:00池分岐-7:15濃ケ池7:30-7:40池分岐-8:10将棊頭山8:20-9:10行者岩9:20-9:30茶臼山9:45-12:00正沢川の橋-12:30コガラ登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
七合目避難小屋から麦草岳の道は、メインルートに比べると状態は悪くなりますが迷うところは、ありませんでした。
三ノ沢岳への道は、部分的に狭くなったり、ハイマツが伸びていました。多少邪魔ですが歩くのに支障はありません。
茶臼山からコガラ登山口までは、途中に標識もあり道の状態も悪くなかったです。
ただ、登山の最後に出てくる正沢川の橋は、登山した時には壊れていました。登山靴のまま川に入って渡りましたが、水量が多いと渡れないこともあると思いますので注意してください。
途中に通った開田高原からは、御嶽山の展望が抜群です。
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途中に通った開田高原からは、御嶽山の展望が抜群です。
すばらしい眺めだったので木曽馬の里にも寄り道しました。
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すばらしい眺めだったので木曽馬の里にも寄り道しました。
登山開始。七合目小屋の少し手前に眺めの良い所があります。
登山開始。七合目小屋の少し手前に眺めの良い所があります。
七合目避難小屋に到着。ここから麦草岳を往復します。
七合目避難小屋に到着。ここから麦草岳を往復します。
麦草岳の頂上近くにある駒石。
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麦草岳の頂上近くにある駒石。
麦草岳からの北アルプス。
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麦草岳からの北アルプス。
こちらは、御嶽山と乗鞍岳。雄大な展望です。
こちらは、御嶽山と乗鞍岳。雄大な展望です。
駒ヶ岳と宝剣岳です。
宝剣岳の下には宿泊予定の玉乃窪山荘が見えます。
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駒ヶ岳と宝剣岳です。
宝剣岳の下には宿泊予定の玉乃窪山荘が見えます。
木曽前岳につながる稜線と、奥に三ノ沢岳です。
この稜線の道は、悪路だそうなので来た道を引き返します。
木曽前岳につながる稜線と、奥に三ノ沢岳です。
この稜線の道は、悪路だそうなので来た道を引き返します。
3日目に歩く予定の将棊棋頭山から茶臼山の稜線。
奥に八ヶ岳が見えています。
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3日目に歩く予定の将棊棋頭山から茶臼山の稜線。
奥に八ヶ岳が見えています。
小屋に到着後、夕食前に木曽前岳に登りました。
頂上からの駒ヶ岳と宝剣岳。
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小屋に到着後、夕食前に木曽前岳に登りました。
頂上からの駒ヶ岳と宝剣岳。
木曽前岳から麦草岳へ続く稜線です。
やっぱり手ごわそうです。
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木曽前岳から麦草岳へ続く稜線です。
やっぱり手ごわそうです。
夕日をあびる三ノ沢岳と空木岳・南駒ヶ岳の山々。
夕日をあびる三ノ沢岳と空木岳・南駒ヶ岳の山々。
宝剣岳も赤くなってきました。
宝剣岳も赤くなってきました。
駒ヶ岳も赤く染まります。
駒ヶ岳も赤く染まります。
日没。きれいな夕日でした。
日没。きれいな夕日でした。
2日目。
伊那前岳から見た宝剣岳と駒ヶ岳。
2日目。
伊那前岳から見た宝剣岳と駒ヶ岳。
宝剣山荘の方に戻ってきました。
岩山のイメージが強い宝剣岳ですが、ここから見ると草木が多くカラフルです。
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宝剣山荘の方に戻ってきました。
岩山のイメージが強い宝剣岳ですが、ここから見ると草木が多くカラフルです。
宝剣岳の鎖場を越えました。
帰りも通りましたが、疲れていたので行き以上に緊張しました。
宝剣岳の鎖場を越えました。
帰りも通りましたが、疲れていたので行き以上に緊張しました。
三ノ沢岳へ向かって、いったん下ります。
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三ノ沢岳へ向かって、いったん下ります。
三ノ沢岳頂上からは、木曽前岳から宝剣岳まで歩いて来たところが見渡せます。
三ノ沢岳頂上からは、木曽前岳から宝剣岳まで歩いて来たところが見渡せます。
遠くには空木岳、南駒ヶ岳が見えます。
遠くには空木岳、南駒ヶ岳が見えます。
中央アルプス主稜線と三ノ沢岳の間の谷。
中央アルプス主稜線と三ノ沢岳の間の谷。
駒ヶ岳に着きました。後は山荘に下るだけなので、のんびりと過ごします。
駒ヶ岳に着きました。後は山荘に下るだけなので、のんびりと過ごします。
三ノ沢岳から歩いてきた道です。
三ノ沢岳から歩いてきた道です。
昨日登った麦草岳と木曽前岳です。
見えている小屋は、頂上木曽小屋で玉乃窪山荘は、まだ下です。
昨日登った麦草岳と木曽前岳です。
見えている小屋は、頂上木曽小屋で玉乃窪山荘は、まだ下です。
こっちは、明日歩く将棊頭山の方向です。
こっちは、明日歩く将棊頭山の方向です。
3日目。
駒ヶ岳を過ぎて宝剣岳を振り返ったところです。
3日目。
駒ヶ岳を過ぎて宝剣岳を振り返ったところです。
こちらは、将棊頭山から茶臼山の稜線です。
ゆったりとして気持ち良く歩けそうな尾根です。
こちらは、将棊頭山から茶臼山の稜線です。
ゆったりとして気持ち良く歩けそうな尾根です。
逆さ宝剣岳が見たくて濃ケ池に寄り道しました。
行き15分、帰り10分でした。
逆さ宝剣岳が見たくて濃ケ池に寄り道しました。
行き15分、帰り10分でした。
将棊頭山から駒ヶ岳と宝剣岳です。歩いてきた道が良く見えます。
将棊頭山から駒ヶ岳と宝剣岳です。歩いてきた道が良く見えます。
将棊頭山の頂上付近にある「天水岩」。
日照りでも枯れないそうです。
将棊頭山の頂上付近にある「天水岩」。
日照りでも枯れないそうです。
進んで行くと前方に茶臼山が見えてきました。
男性的な行者岩と女性的な茶臼山が双子のように並んでいます。
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進んで行くと前方に茶臼山が見えてきました。
男性的な行者岩と女性的な茶臼山が双子のように並んでいます。
行者岩のアップです。山のてっぺんにあるので、絵になります。
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行者岩のアップです。山のてっぺんにあるので、絵になります。
行者岩付近から見る駒ヶ岳です。
だいぶ雲が出てきました。
行者岩付近から見る駒ヶ岳です。
だいぶ雲が出てきました。
雲が切れると駒ヶ岳の横に宝剣岳がちょこっと頭を出します。
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雲が切れると駒ヶ岳の横に宝剣岳がちょこっと頭を出します。
茶臼山です。縞枯れっぽい模様が見えます。
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茶臼山です。縞枯れっぽい模様が見えます。
茶臼山から将棊頭山と行者岩を振り返ったところです。
茶臼山から将棊頭山と行者岩を振り返ったところです。
怖いと評判の正沢川の橋に到着。なんと橋が壊れていました。
水量が少ないので歩いて渡れました。
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怖いと評判の正沢川の橋に到着。なんと橋が壊れていました。
水量が少ないので歩いて渡れました。

感想

中央アルプス北部は、麦草岳、将棊頭山などの魅力的な山があります。
木曽側から麦草岳を経由して駒ヶ岳、伊那側から将棊頭山を経由して駒ケ岳に登ってみたいと思っていましたが、茶臼山から木曽側に下りる道があることを知り、木曽側のコガラ登山口発着の周回コースを計画しました。
また、駒ヶ岳近くの山小屋に2泊し、三ノ沢岳も登る計画としました。

三ノ沢岳も前から気になっていた山です。三ノ沢岳は石川県では富士山と間違えられていた山として知られています。
石川県では、別山から富士山を見ることができると言われていましたが、パソコンを使った計算で見えないとわかりました。そして、富士山と思われていた山が三ノ沢岳らしいと結論づけられたのです。

とにかく、これまで行きたかった山が1回の山行ですべて登れる計画になりました。ただ、このコースは茶臼山から下ってくると最後に危険な作業用吊り橋を渡らなくてはいけないとのことで、それが不安でした。
宿泊は、玉乃窪山荘を選びました。HP等に「混雑しません。一度お越し下さい。」「予約がなくても泊まれます。」とあったので、ここに2泊することにしました。

今は営業していないスキー場ロッジの所に車を止めて登山を開始です。7合目の避難小屋の少し手前に北アルプスから御嶽山の展望が広がる所がありました。ここで休憩されていた方は、これから駒ヶ岳に登り茶臼山経由の周回コースを日帰りされるとのことでした。すごいです。
避難小屋からは、サブザックにカメラ等を入れて麦草岳に向かいました。麦草岳から稜線の登山道でも玉乃窪山荘まで行けるようですが、道がかなり悪いらしいので往復しました。でも、小屋から300m程の登り下りは疲れました。小屋から麦草岳までは道は悪くなりますが、迷うような所はありませんでした。

玉乃窪山荘に到着し、少し休憩した後は木曽前岳に登り、のんびりと景色を眺め、最後は夕日を見て下山しました。小屋は近いので日が沈んでからでも楽に帰れます。また、この日の夕日はとても綺麗でした。

翌朝は、まず駒ケ岳に登ろうと思いましたが、道を間違えてトラバース道に来てしまいました。三ノ沢岳が今日の目的なので、そのまま進みました。
宝剣岳に登る前には伊那前岳へ寄り道をしました。伊那前岳は、顕著なピークが無いので山頂がわかりにくかったですが、ちゃんと分岐があり三角点のある頂上に行けました。
宝剣山荘に戻り宝剣岳を越えたら三ノ沢岳への分岐です。登山道はハイマツが張り出している所もありましたが、あとは問題ありません。この日も多くはないですが、三ノ沢岳を目指す方が何人かいました。

帰りの宝剣岳の岩場は、疲れもあり通るのが嫌でしたが慎重に歩いて越えました。この時間の頂上は満員状態で、下りた人数だけ登るように山岳指導員の方が交通整理していました。この規制は宝剣山荘側だけで反対側は、何の規制もなく歩けました。

ここから駒ヶ岳に近づくほど人が増えます。今日は山小屋に戻るだけなので、ゆっくりと駒ケ岳に登り山頂でのんびりして小屋に下りました。
山小屋の夕食・朝食のメニューは前日と同じでしたが、2日目となる自分だけは別メニューを用意していただけました。ありがとうございました。連休でしたがHPどおり混雑も無く、良い小屋でした。
  
3日目は、駒ケ岳を越えて将棊頭山に向かう途中に濃ケ池に寄りました。往復30分程度ですが、逆さ宝剣岳を見ることができ、寄り道をした甲斐がありました。
将棊頭山までは遠くから眺めた通りの気持ち良い歩きができました。将棊頭山の下にある西駒山荘は、改築中でした。来年は新しい小屋が利用できるようです。

将棊頭山を過ぎて進んでいくと行者岩が大きく見えてきます。遠くからも目立ちますが、近くからの眺めは迫力満点です。行者岩を過ぎるとちょっと縞枯れぎみの茶臼山まで直ぐです。茶臼山からの下りは合目ごとに表示があり、次の合目までの時間も書いてあります。地図によっては載っていなかったり、破線表示になっているのですが、問題もなく通れます。

そして、問題の正沢川の作業用吊り橋に来ると、うわさの危険なつり橋が壊れていました。今年は豪雨が多かったので壊れてしまったのでしょうか。濡れずに渡れそうな所を探しますがありません。ここまで来れば駐車場も近いので登山靴を履いたままで流れの緩そうな所を渡りました。
今日は水量も多くなかったので良かったのですが、雨の後はちょっと危ないかもしれません。この橋の渡りがあるから一般登山道にならないのでしょうか?

最後にハプニングがありましたが、天気にも恵まれ3日間で9つの山頂を訪れることができました。

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