【西丹沢(甲相国境尾根)】犬越路-大室山-畦ヶ丸-菰釣山-山伏峠-石割山
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- GPS
- 27:00
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 2,461m
- 下り
- 2,012m
コースタイム
09:30 西丹沢自然教室
10:00 用木沢出合
11:25 犬越路
【2日目】
07:00 犬越路
08:28 大室山
09:10 破風口
09:51 加入道山
10:05 白石峠
11:19 バン木ノ頭
11:52 モロクボ沢の頭
12:30 畦ヶ丸
【3日目】
07:15 避難小屋
07:31 モロクボ沢の頭
07:49 忘路峠
08:21 大界木山
08:52 城ヶ尾峠
09:02 城ヶ尾山
09:46 中ノ丸
10:28 ブナ沢分岐
10:41 ブナ沢水場
11:10 ブナ沢分岐
12:09 菰釣山
12:54 ブナノ丸
13:44 樅ノ木沢ノ頭
14:37 石保土山
15:32 大棚ノ頭
【4日目】
06:50 大棚ノ頭
07:02 山伏峠
07:49 石割山分岐
09:02 鉄塔巡視路分岐
09:19 石割山
09:40 石割神社
09:55 富士見平
10:20 石割の湯
天候 | 1/17 ![]() ![]() 1/18 ![]() ![]() 1/19 ![]() 1/20 ![]() |
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過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
[富士急湘南バス] 新松田駅→西丹沢自然教室 http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosenbus.html のはずが、タクシー(8990円) 復路:[富士急山梨バス(ふじっ湖号)] 石割の湯→富士山駅 http://www.yamanashibus.com/fujikko_web/ [富士急行線] 富士山→大月 [中央本線] 大月→高尾 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・西丹沢自然教室〜犬越路 積雪は無く、特に問題なし ・犬越路〜畦ヶ丸 6本以上のアイゼン推奨 ノーアイゼンでも行けないことは無いですが、凍結している厄介です。 ・畦ヶ丸〜菰釣山〜山伏峠 アイゼン必要、前爪があるものの方が楽 菰釣山(ブナ沢)水場は凍結していないので汲める ・山伏峠〜石割山 30cmほどの積雪もあり、通行者が少ない様子 石割の湯 http://www.ishiwarinoyu.jp/ 入浴後に気づいたけれど、学割があった |
写真
感想
来月に山へ連れて行ってもらえそうなので、弛んだ身体を引き締める為に岳友と西丹沢を歩いてきました。
【1日目】
自分が寝坊してしまった上に乗り換える電車は目の前で行ってしまい、
新松田駅から乗る予定だったバスに乗り遅れてしまいました。
次のバスは午後なので、タクシーを使いました。
西丹沢自然教室で計画書を書いてから出発しました。
途中で水補給をしてから用木沢出合まで歩き、ここから登山道でした。
登山道とはいいつつも、かなり整備されていて鉄橋がいくつもかかっていました。
用木沢から別れ、犬越路へと登っていく急登で息絶え絶えだったので、犬越路の避難小屋で一泊することとしました。
自分は出発時からプラ靴を履いていましたが、積雪もなかったので同行者は運動靴でここまで来てしまいました。
避難小屋は余計な詮索さえしなければキレイに見える小屋でした。
【2日目】
この日は積雪があると思ったので二人ともプラ靴で出発しました。
小屋から大室山への道はいきなりの急登で、身体が暖まりました。
急登後は雪がボチボチ見えはじめました。
比較的なだらかな道で確実に高度を稼いでゆくと大室山の西肩に着きました。
白石峠からの単独行の方と挨拶を交わし、ザックを置いて山頂を往復しました。
山頂標は50cm以上埋まっているような感じがしましたが、
雪が締まっていたので足が沈むこともなく歩きやすかったです。
西肩まで戻り、加入道山方面へ進んでいくと、木道がありました。
木道上にさほど雪は積もっていなかったのですが歩きづらかったです。
ちょっとした鎖場を過ぎると破風口でした。
大した場所ではないと思っていたのですが、実際歩いてみるとしっかりとした鞍部になっていました。
前大室を過ぎると加入道山でした。
ここは三角点が露出していて、さほど積雪はありませんでした。
避難小屋は山頂のすぐ近くでしたが、泊まる予定はなかったので入りませんでした。
白石峠へとドンドン下っていき、峠からは標高的に畦ヶ丸と大して変わらないので、
なだらかな道が続くと思っていましたが、予想よりはアップダウンがありました。
水晶沢ノ頭やシャガクチ丸、バン木ノ頭には道標なんてないのかと思っていましたが、
それぞれ道標が立っていました。
バン木ノ頭で二人組に追い抜いてもらい、モロクボ沢ノ頭で休憩をとり、畦ヶ丸を目指しました。
畦ヶ丸への道は急登でバテました。
避難小屋にザックを置き、山頂を踏んでからこの日の行動を終えました。
小屋はあまり新しくなかったのですが、犬越路よりは格段にゴミが少なかったです。
小屋の真中にストーブがあったので、柴刈りをして部屋を暖めることとしました。
結局、小屋周辺では小枝しか見つからず、火は二時間ほどで燃え尽きてしまいました。
夜は雪が降っていました。
【3日目】
翌朝起きてみると、軽く雪が積もっていました。
同行者が、帰りたいというのでここで別行動となりました。
モロクボ沢ノ頭への下りが急坂だったので、この日は最初からアイゼンを着けて出発しました。
大界木山の手前の鞍部に忘路峠(犬峠)の標識がありましたが、あまり歩かれていないようでした。
大界木山で休憩をとり、少し進んだところに色あせて読めない標識の地点に沢山テープが付いていました。
地図を見てみると浦安峠や鳥ノ胸山方面への道のようでした。
昨晩に雪が降ったものの、城ヶ尾峠は道志からのトレースがハッキリと残っていました。
峠から少し登るとピークが切り拓かれた城ヶ尾山でした。
三角点は見えていて、さほど積雪はありませんでした。
ここから先は小ピークをいくつか越えて行きました。
菰釣避難小屋手前のブナ沢へ下っていく分岐でザックを置き、水補給しに下りました。
10分ほど下ると、チョロチョロながら流れていました。
コップで掬ってプラティパスへ補給しました。
20分ほどかけて登り返して、避難小屋でパッキングしなおしました。
菰釣山への登りでブナ沢ピストンと思われる単独行の方と会いました。
山頂へ登るととても天気がよく、富士山はもちろんのこと、南アルプスの聖岳、赤石岳、悪沢岳なども望むことができました。
ブナ沢から単独行の方が後ろからも来ていたので、カメラで撮ってもらえました。
景色を楽しんだ後は、ブナノ丸へ下っていきました。
中高年グループが登ってきたので道を譲り、ブナノ丸で待っているグループの待機組の方と話をしました。
白井平から前ノ岳経由で来たそうで、装備にバイルを持っている人もいたので、かなりハードなコースなのかもしれません?
油沢ノ頭まで、アップダウンの激しい道を進んでいきました。
石保土山までは距離の割にコースタイムが短いので楽なのかとおもいきや
アップダウンは多く、痩せ尾根気味のところもありました。
あまり歩かれていないルートのようで、フカフカの雪が楽しめました。
石保土山で最後の休憩をとり、水ノ木分岐の先にある鉄塔付近から大棚ノ頭へ直登しました。
ブナノ丸で会ったグループは山伏峠から帰ると言っていたので、
通行の邪魔にならない場所に幕営したかったので、東海自然歩道から外れている大棚ノ頭にテントを張りました。
山頂は木々に覆われていましたが葉が落ちていたので、夕日と富士山が楽しめました。
【4日目】
山伏峠への尾根上には、やけにしっかりとした道があったので、それで下りました。
峠から石割山分岐まで登り返しは雪が少ないものの、急登で疲れました。
分岐から石割山方面へは踏み跡が少なく、今回の縦走の中では一番積雪量が多く、楽しめました。
気づかない内に日向峰は過ぎていました。
巡視路分岐を過ぎ、切り拓かれた枯れ原から少し登ると石割山山頂でした。
目の前には山中湖越しの富士山が雲の間からのぞいていました。
ここから石割神社の御神体の大岩の割れ目などを歩いてから、林道で下りました。
凍結している場所も多く、長い石段の上にある富士見平でもアイゼンを外さず、石割の湯の手前で外しました。
石割の湯で入浴後、富士急山梨バスの「ふじっ湖号」で富士山駅まで出て帰京しました。
【まとめ】
久しぶりの山行でしたが、無事に歩き終えることができました。
今回の目的は道志山塊の稜線繋ぎを丹沢に延ばすことでした。
とりあえず公共交通機関で訪れるのが難しいエリアを攻略できて良かったです。
近いうちに犬越路〜蛭ヶ岳間も繋ぎたいと思っています。
初っ端から寝坊してしまったのは、マズかったな…と思いました。
前夜はしっかりと睡眠を取らないといけないですね!(小学生並みの反省点)
積雪量は膝丈が普通で、吹き溜まりは腰丈くらいを予想していましたが、それより遥かに少なかったです。
とはいいつつも、雪が乾いていたのでアイゼンに氷が張り付いたりせず、無駄な苦労もなく楽しめました。
少なからず体力はついたような気がします。
来月は久しぶりに合宿に参加するので、後輩に体力面で負けないように頑張りたいです。
こんばんは
石割山まで無事到着ですね。おつかれです。
菰釣山でのひととき、ありがとうです。
ちょっと山行記録を見させてもらったんですが、「南アルプス150キロ縦走」・・・。いやいや感動でした。
また、立寄らせてもらっていいですかね。是非です。
(楽しみ、楽しみ・・・)
TODAYさんコメントありがとうございます。
色々、変な所など歩いているので、ぜひ私の山行記録を見ていってください!
菰釣山頂直下でお会いした単独行の者です。
Gipfel さんがあの日初めて会った登山者でした。
なんと4日間の山行だったのですね。
お疲れ様でした。
天気もよく、ほんと気持ちのいい1日でした。
犬越路〜蛭ヶ岳間のチャレンジも是非良い天気に恵まれますようにお祈りします。
5月下旬のツツジや9月のシロヨメナが咲き誇る頃が私のお気に入りです。
tanzawaboyさんこんばんは!
登るのがツラくてちょっとぶっきらぼうに話してしまい、申し訳ありませんでした…
私もこの日、最初に出会った登山者がtanzawaboyさんでした。
早朝に登っておられた上に、長靴を履いてらっしゃったので、
てっきり道志の方かと思ってました
犬越路〜蛭ヶ岳のネックは営業小屋しかないところなんです…
小屋に泊まるくらいなら、日が長い時期に犬越路から蛭ヶ岳へ登ってその日に下山か、
黍殻避難小屋へ向かおうかな…と思っています
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