南高尾山稜
- GPS
- 08:36
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,116m
- 下り
- 1,138m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:36
天候 | 晴れ一時霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR中央線高尾駅 |
写真
感想
前日からの大雪は朝には止み、予報ほどの積雪もなく八王子は全く積もらなかった。中央線で相模湖駅に着くと街中でも積雪が見られた。国道20号線を東京方面に歩き相模湖東ICのランプウェイ分岐を過ぎると甲州街道小原宿の跡で旅籠町の面影を伝えている。極めつけは本陣の建物が残り日中は公開されているようだ。小仏峠への分岐に近づくと積雪は5冂となった。善勝寺の前を通り千木良登山口に達すると高台で展望が良く2年前に登った相模湖畔の嵐山(406m)が望めた。登山道に入ると途端に積雪量が増した。東海自然歩道の道でよく歩かれているようだ。送電線が横切る辺りに4等三角点「峰尾山」(462m)がある筈だが雪の下で分からないまま通過した。
尾根の一寸した膨らみは峰尾山(540m)でさらに進むと登山口から1時間ほどで城山(670m)に達した。積雪は30冂あり城山茶屋と春美茶屋の2軒が軒を連ねているが8時50分の時点では営業していなかった。広い山頂に設えられたテーブルの上にもこんもりと積もっていた。上空は青空だったが周りはガスっぽく展望の良い山なのに何も見えなかった。別名を“小仏城山”とも云い、この山名の山頂標識もあった。高尾山方面への道を少し進むと南高尾山稜への道が分岐し南西方向に下って行った。トレースは全くなく新雪を踏み100m余り下降した。
通行止めとなっている案内川を下る林道への分岐を見送り、登り返すと雷岩山(562m’)だが展望もなく山頂を示すものは何もなかった。次の春日山(541m’)も帯状の山頂で何処がピーク判別し難く、山頂を示すものはどこにもなかった。南に下り直角的に左に折れると急坂を九十九折に下って甲州街道(R20)の大垂水峠(392m)に到った。両側は切通しになり国道と平面交差することなく歩道橋で南側に渡り国道より少し高い処を巻く様に登山道が付けられていた。峠の南ピークを北から東をトラバースするように進み鞍部に乗り上がった。
大洞山(536m)への1劼瞭擦里蠅楼豐咾靴薪个蠅濃劃困肪紊と雪に埋まったベンチがあり超早めの昼食タイムにした。気温が上がり木に積もった雪が落ち始め、ザックカバーも付けてフードを被り先に進んだ。次のコンピラ山(515m’)は、縦走路が北側を巻いているので分岐して立ち寄ると展望はないがテーブルとベンチの設置され、“リュック掛け”なるものがありフックに掛けるようになっていた。
中沢峠は、中沢川の源頭部で梅の木平への道が下って行った。登り返して送電鉄塔を越えると直ぐに中沢山(494m)で聖観音菩薩の石像が鎮座していた。丹沢方面のガスが薄れ山頂部が見えるようになってきた。東の鞍部に到ると縦走路は南側を巻き稜線に道はないようなのでそのまま巻き道を歩いた。“見晴台”と標識のある所に達し、蛭ヶ岳(1,673m)の姿を望むことができた。
入沢山(494m’)への取付きに注意していると雪に埋もれた明瞭な道があり辿って行くと展望の良い山頂に到った。「 レストラン」と表示がありテーブル、ベンチが用意されていた。北側の高尾山の雪を負った稜線が陽の光を受けて素晴らしく、雪晴れの景色を堪能できた。山頂域の西の端の木々の隙間から富士山が見えた。雲に隠れ諦めかけていた富士山の雄姿に感激だった。縦走路に復すとまた直ぐに次のピークを巻いているので左側の登路を辿ると東山(465m’)に達した。丹沢、大山方面の展望が僅かに得られた。下山しようとすると男性が一人登ってきた。西山峠に下ると入沢川経由梅の木平への道が分岐した。登り返すと稜線道と巻き道があり当然のように稜線道を取ると泰光寺山(474m)があり、3等三角点「入沢」が置かれているが成果異常で現在機能停止になっているようだ。
稜線を北東に進むと立ち木に彫られた梟があり目を引く。この先で縦走路は東に折れるが北東方向にそのまま尾根が続き梅の木平へ続いているようだ。三沢峠に下ると榎窪の谷を経て梅の木平に下る道が分岐した。すぐに榎窪山(420m)に達し、電波塔の尾根が南に分岐し津久井湖に下るようだ。山名は指導標の柱に記されただけだった。少し進むと“ふれあい展望台”があり城山湖の展望が得られた。城山湖の北岸に到ると草戸山(364m)で“松見平休憩所”として東屋を設けるなど整備され数人の男性が休憩していた。山の神の祠が鳥居を伴い鎮座しいた。
午後になり気温が上がり、標高は下がってきたので、木に着いた雪はどんどん落ちて登山道は雨の中を行くが如くで、登山道もぐちゃぐちゃになり、川のように流れている処もあった。こんな処で転んでは大変なので慎重に歩を進めた。草戸峠を越えて高尾への縦走路を進むと稜線の道と東側を巻く道があり、忠実に稜線を辿って八方台への分岐に達した。指導標には縦走路の案内だけだったが明瞭な道があり辿っていくと4等三角点「大地沢」のある八方台(343m)山頂に到った。展望の無い山で直ぐに引き返した。
この先高尾への縦走路は山名のある山もなく小さなアップダウンが続いた。四辻に到ると高尾山口駅と初沢川への道が分岐した。昭文社登山地図には高尾への道は描かれていないが、明瞭で小さなアップダウンは続き徐々に標高を下げて行った。木々に積もった雪は殆ど落ち尽くし漸く“雨”は止んだ。高台の住宅地の端に到り指導標は住宅地を通って高尾駅への方向を示していたが、登山道はまだ続き住宅地の縁を西側から回り込むようにして金比羅山(256m)に達した。山頂標識は無いが立派な金比羅宮があり登山の無事を報告した。東側にも道が続き東のピークを越えて高尾の市街地に下山した。中央線の踏切を渡り高尾駅に到り南高尾山稜全山の縦走を終えた。
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