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Yamareco

記録ID: 4015756
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

阿弥陀岳 北西稜

2022年02月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
yachimayu その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
12:35
距離
10.9km
登り
1,205m
下り
1,204m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:29
休憩
2:00
合計
12:29
4:54
8
赤岳山荘
5:02
5:07
56
6:03
6:05
434
13:19
14:42
6
14:48
14:50
2
14:52
14:52
26
15:18
15:18
20
15:38
15:38
7
15:45
16:12
30
16:42
16:43
34
17:17
17:17
6
17:23
赤岳山荘
天候 晴れのち雪
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場:赤岳山荘(1000円)
その他周辺情報 ●ごはん処 国界(道の駅こぶちざわから10分程)
http://kokkai-nagano.jp/
●南沢の雪も多い
2022年02月19日 06:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 6:00
●南沢の雪も多い
●南沢から阿弥陀岳が見える
2022年02月19日 06:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 6:56
●南沢から阿弥陀岳が見える
●南沢を外れると、トレースは無い
2022年02月19日 07:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 7:09
●南沢を外れると、トレースは無い
●腰上のラッセル
2022年02月19日 08:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/19 8:13
●腰上のラッセル
●稜上で岩峰にあたったところからアイゼン装着
2022年02月19日 09:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 9:20
●稜上で岩峰にあたったところからアイゼン装着
●稜線上でもこの雪
2022年02月19日 09:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 9:25
●稜線上でもこの雪
●5人でのラッセルとなった・・・が、若者達が早すぎるので追うのを諦める(ごめんなさい)
2022年02月19日 09:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/19 9:47
●5人でのラッセルとなった・・・が、若者達が早すぎるので追うのを諦める(ごめんなさい)
●本日の赤岳
2022年02月19日 09:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 9:48
●本日の赤岳
●大同心までの稜線も綺麗
2022年02月19日 09:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/19 9:48
●大同心までの稜線も綺麗
●目指す阿弥陀岳
(追うのを諦めた その2)
2022年02月19日 09:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/19 9:51
●目指す阿弥陀岳
(追うのを諦めた その2)
●わかんでガシガシ進む若者達
(追うのを諦めた その3)
2022年02月19日 09:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 9:58
●わかんでガシガシ進む若者達
(追うのを諦めた その3)
●雪稜は右側をトラバース気味に。ロープを出す
2022年02月19日 10:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 10:25
●雪稜は右側をトラバース気味に。ロープを出す
●1ピッチで行ききれなかった(2ピッチロープを出す)
2022年02月19日 11:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 11:04
●1ピッチで行ききれなかった(2ピッチロープを出す)
●第一岩壁取付きに、Sさんと若者達
2022年02月19日 11:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 11:13
●第一岩壁取付きに、Sさんと若者達
●岩壁1ピッチ目
2022年02月19日 12:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/19 12:09
●岩壁1ピッチ目
●岩壁1ピッチ目ルンゼの先
2022年02月19日 12:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/19 12:49
●岩壁1ピッチ目ルンゼの先
●岩壁2ピッチ目この左側をトラバース
2022年02月19日 13:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 13:08
●岩壁2ピッチ目この左側をトラバース
●岩壁3ピッチ目(最終ピッチ)
2022年02月19日 13:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 13:42
●岩壁3ピッチ目(最終ピッチ)
●最終ピッチを抜け、リッジに上がってくるSさん
2022年02月19日 14:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 14:20
●最終ピッチを抜け、リッジに上がってくるSさん
●ビクトリーロード
2022年02月19日 14:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/19 14:47
●ビクトリーロード
●阿弥陀岳から見る赤岳
中岳沢に向かって降りる
2022年02月19日 14:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/19 14:54
●阿弥陀岳から見る赤岳
中岳沢に向かって降りる
●中岳沢を振り返る
2022年02月19日 15:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/19 15:30
●中岳沢を振り返る
●行者小屋から見上げる阿弥陀岳
すっかり真っ白になってしまった
2022年02月19日 16:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/19 16:10
●行者小屋から見上げる阿弥陀岳
すっかり真っ白になってしまった
<おまけ>
ネギチャーシューメン(大盛と普通)@国界
大盛りが大きすぎて、びっくりw
<おまけ>
ネギチャーシューメン(大盛と普通)@国界
大盛りが大きすぎて、びっくりw

感想

土曜夜から日曜にかけて降雪予報の為、谷川岳を断念。
日帰りで、八ヶ岳へ。
中岳クーロアールから阿弥陀北壁を経て北西稜の予定だったが、こぶちざわの雪も多く、クーロアールが厳しそうだったので、今回は北西稜のみとして出発。

●アプローチ(ラッセル)
阿弥陀北西稜へのトレースは無く、南沢を行き過ぎてしまった。

7:00
適当なところから南沢を外れるが、雪が深く、沢を渡ろうとすると胸まで埋まる。
同じく北西稜に入るという3人パーティーに会うが、どうするか迷っているという。
彼らと別れ、泳ぐように沢を渡り、北西稜末端にたどり着き、稜上目指してラッセルしていると、後続が追いついて来た。
「ありがとうございます!」と言い、ラッセルを変わってくれたのは、さきほどのパーティーではなく、大学生&OBの20代3人組だった。
わかんを履いているとは言え、さすがに強い。
ラッセルを交代し最後尾になると、Sさんを交えてガシガシラッセルしていく4人に追いつけなくなり・・・追うのとラッセル隊に加わることを諦めた。
ごめんなさい。

稜線上で岩にあたったところで、アイゼンを装着する。
岩場からリッジに出た後も少し樹林帯を進み、小ピークに出る。

10:25
ピークの先、第一岩壁が正面に見えるリッジの手前でロープを付け、岩壁まで2ピッチロープを出す。リッジは右側面の雪を蹴りこみながらトラバース。

●阿弥陀岳北西稜
何度も登っているというSさんが、リードを全て譲ってくれる。
岩壁基部にはハンガーボルトの支点あり。

1ピッチ目(第一岩壁) yachimayuリード→Sさんリード
 支点から右に回り込む。 
 先行する若者パーティーにつられて、5m程先の側壁を登ろうとして登れずにリード交代。
 もう少し先に15mほど進めば、上がれるルンゼがあったのに。
 ちゃんとルーファイすれば分かるのに、、、痛恨のミス。
 第二岩壁の基部にもしっかりした残置支点あり。
 ここから、ノーマルルートとクラックルートに分かれる。
 (若者達はクラックルートへ)

2ピッチ目(第二岩壁) yachimayuリード
 岩壁基部を20m程左に回り込むと、側壁に残置支点あり。
 足元は薄く雪が乗っているだけのトラバース。

3ピッチ目(第二岩壁) yachimayuリード
 核心ピッチ。
 支点から1m上がった部分を右へトラバースするが、足元は薄い。
 トラバース前に、目の前の壁に#2で支点が取れる。
 トラバースの先の左上する垂壁が、いわゆるA1ポイントだが、よく見ればアイゼンの穴もあり、フリーで抜けられる。
 「ピトンベタ打ちだから、登れなかったらA0で抜けられる」と聞いていたが、確かに残置ハーケンとスリングあり。
 右のリッジにもアックスを掛けられる。
 最後はナイフリッジにアックスをかけ、リッジ上に飛び出ると、ちょうどクラックルートを抜けた若者Pのリードと合流した。
 リッジに上がった目の前の岩に残置支点あり。

14:30
あとは、緩やかな稜線を阿弥陀岳まで。

●下山
降雪後だが、雪はそこそこ大丈夫そうだったので、中岳沢を駆け下りる。
下山時確認したところ、南沢から阿弥陀北西稜へ入ったトレースは4本あった
(皆、別々のところから入ったのかな)。

<感想>
壁はそこまで厳しいものではなかったが、雪を払い、スタンスやアックスのかかる場所を掘り出しながらの登攀だった。

「11時に稜線に出られなかったら厳しいかな」と言いながらラッセル。
関西の某大学の山岳部員&OBの3人組が追いついてくれて本当に助かった。
最初彼らに追いつけなくてかなり凹んだが、話してみると、フリーも強く、雪山も色々入っていることが分かり、納得。
さわやかな好青年たちとの交流にほっこり(年齢2周り程違うけど(苦笑))。
ただ、そんな強いパーティーに引きずられて、オーバーペースで最後バテてしまったり、ルーファイミスしてしまったのは反省。
(ボルダー4段の若者には登れても、私には登れなかった・・・)
ちゃんと冷静にならねば。

駐車場で朝の3人Pにあったが、北西稜から南沢大滝に転進したとのことだった。
谷川に入れなかったのは残念だが、登れていなかった北西稜2つ(先日の大同心北西稜と今日の阿弥陀北西稜)に登れて、今季の八ヶ岳も良い感じである。
Sさん、ありがとうございました!

<装備>
・クォーク(慣れているという点で、ノミックにすれば良かった)
・ダート(フィルスモールに変更)
・52mロープ 1本
・カム(使おうと思えば、#0.5〜3は使える。)

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