一升瓶とケーキを背負って行く！退職前祝い@蛭ヶ岳山荘

2022年02月26日(土) ~ 2022年02月27日(日)

• GPS: 14:02
• 距離: 26.1km
• 登り: 2,539m
• 下り: 2,080m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:42
• 休憩: 0:47
• 合計: 6:29

8:39 大倉バス停
8:47 8:47 丹沢クリステル
9:06 9:06 観音茶屋
9:22 9:25 雑事場ノ平
9:29 9:30 見晴茶屋
9:58 10:03 駒止茶屋
10:12 10:12 堀山
10:20 10:21 堀山の家
10:39 10:39 天神尾根分岐
11:03 11:10 花立山荘
11:20 11:20 花立
11:26 11:26 金冷シ
11:43 11:58 塔ノ岳
12:22 12:22 日高
12:39 12:39 竜ヶ馬場
12:58 13:12 丹沢山
13:44 13:44 箒杉沢ノ頭
13:58 13:58 不動ノ峰
14:10 14:10 棚沢ノ頭
14:27 14:27 鬼ヶ岩ノ頭
14:32 14:33 鬼ヶ岩
15:07 15:07 蛭ヶ岳山荘
15:08 蛭ヶ岳

2日目

• 山行: 6:09
• 休憩: 1:14
• 合計: 7:23

7:16 蛭ヶ岳
7:42 7:47 鬼ヶ岩
7:50 7:50 鬼ヶ岩ノ頭
8:06 8:07 棚沢ノ頭
8:19 8:20 不動ノ峰
8:30 8:30 箒杉沢ノ頭
9:01 9:07 みやま山荘
9:10 9:19 丹沢山
9:38 9:38 竜ヶ馬場
9:54 9:55 日高
10:19 10:34 塔ノ岳
10:56 10:56 木ノ又大日
11:00 11:00 木ノ又小屋
11:12 11:15 新大日
11:25 11:39 書策新道分岐
11:45 11:45 政次郎ノ頭
11:52 11:54 行者の鎖場
12:02 12:02 行者ヶ岳
12:25 12:25 烏尾山
12:25 12:36 烏尾山荘
13:06 13:11 三ノ塔
13:24 13:25 二ノ塔
14:14 14:14 表尾根登山口
14:18 14:18 富士見橋
14:39 ヤビツ峠

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

◆行き
茅場町 6:02 - 6:10 日比谷 6:16 - 6:32 代々木上原 6:36 - 7:48 渋沢 8:08 - 8:23 大倉

◆帰り
ヤビツ峠 14:51 - 15:32 秦野 15:37発快速急行新宿行き

コース状況／危険箇所等

◆大倉〜塔ノ岳：金冷シより上は少し残雪あり。お昼近くに登りだと融けているのでノーアイゼンでも行けましたが早朝は凍っていると思われるので要チェーンスパイク。
◆塔ノ岳〜丹沢山：残雪あり、昼過ぎは融けてシャバシャバとなり滑りやすい。チェーンスパイク装着。
◆丹沢山〜蛭ヶ岳：かなりの積雪。ほとんど木道が見えない。吹き溜まりがアップダウンとなり3ヵ月前は1時間半で行けた行程に2時間かかった。
◆塔ノ岳〜新大日：残雪で覆われる箇所が多くチェーンスパイク必要。
◆新大日〜鳥尾山：残雪少ないのでノーアイゼンでも可。
◆烏尾山〜三ノ塔：三ノ塔の登りは残雪が多く鎖場が凍っておりチェーンスパイク必要。
◆三ノ塔〜ニノ塔：残雪少ないのでノーアイゼンでも可。
◆ニノ塔〜ヤビツ峠：菩提峠ではなく富士見橋への道を行った所かなり残雪があった。ノーアイゼンで歩いたが滑りやすいのでチェーンスパイクを使った方が良い。

その他周辺情報

◆蛭ヶ岳山荘
http://kitatan.com/hirutop.html
直通電話：[phone] ※衛星電話
1泊2食付8000円
朝食5:30、夕食17:30、消灯20:00

写真

2/26 8:47

初の大倉尾根、一大サプライズを目論んで大荷物で登ります。
「塔ノ岳まで7km」(ちょっと長い？)
「蛭ヶ岳まではその先もありますよ」

2/26 9:06

「茶屋があるよ」(観音茶屋)
ビールがあることに大注目！(笑)

2/26 9:27

Kさんのザックの上、上着にくるまれているのは箱買いした苺です。

2/26 9:28

見晴茶屋は休業中。
眺めた先は…

2/26 9:29

金色の海！

2/26 9:31

「素晴らしい登りだ」
いつもの「いい登り」を超える急登っぷり(笑)

2/26 10:03

Kさんのペースが速く息が上がる私。足を運ぶペースより呼吸の方が速いなんて初めてだ💦
駒止茶屋で日焼け止めを塗り直して小休止。

2/26 10:13

この辺りから道の脇に雪が出てきました。

2/26 10:17

樹間から小屋の見えるピークは明日通る三ノ塔かな。

2/26 10:21

大倉尾根は茶屋やトイレが沢山あって至れり尽くせり(^^)

2/26 10:21

掘山の家から見える富士山。
妙な黒雲が出てるなぁ(;´・ω・)

2/26 10:51

まだまだ登りが続きます。ついていくのに精一杯💦

2/26 10:57

振り返れば絶景。遠く伊豆大島が見えています。

2/26 11:03

花立山荘で「たっぷりホイップあんぱん」を食べてエネルギー補給。

2/26 11:09

三ノ塔の向こうには江の島と三浦半島が見えています。

2/26 11:19

表尾根と大山。三浦半島の向こうには房総半島も！

2/26 11:21

塔ノ岳がまだ遠い💦

2/26 11:26

花立でチェーンスパイクを付けている人が多数いましたが狭い上に人が多いので素通りしてノーアイゼンのまま金冷シ。

2/26 11:44

シャバシャバ雪が滑る箇所もありましたが登りなのでまぁなんとか。
出発から3時間で塔ノ岳に到着！

2/26 11:46

表尾根と大山。
富士山にかかっていた黒い雲が流れてきていて見通しがあまりよくありません💦

2/26 11:47

これから進む丹沢山・蛭ヶ岳方面が暗い💦

2/26 11:59

塔ノ岳より先は全面雪道と予想してチェーンスパイク装着。稜線歩きになるので上着も着ました。

2/26 12:01

蛭ヶ岳は6km先ですが12時に塔ノ岳を出られたので14時半〜15時には着くかなとタカをくくっていました。

2/26 12:56

が、塔ノ岳から先でKさんがペースダウン。合わせてもらって嬉しいけど私は一周回ってキツいのが普通になってきた(笑)

2/26 12:59

想定通り、塔ノ岳から1時間で百名山:丹沢山に到着！

2/26 13:08

晴れてるのに変な雲だなぁと思いながらマーガリン入りレーズンバターロール3つパクパク(^o^)
実は自衛隊の野焼きの煙だったそうです。

2/26 13:14

丹沢山〜蛭ヶ岳間は積雪が深くなり木道が見えている箇所がほとんどありません。吹き溜まりがアップダウンとなって無雪期とは全く違う歩きづらさ！

2/26 13:16

右奥が蛭ヶ岳、素晴らしい景色ですがビール2L背負ったKさんはお疲れの様子。私は塔ノ岳の登り途中でその段階は通り過ぎ、もう楽しむしかない状況(笑)

2/26 13:16

だってこ〜んな空中散歩だし♪

2/27 7:35

でも午後で雪が緩んでいるので踏み抜きには注意！
深い所では1m近い踏み抜き跡もありました。

2/26 14:31

鬼ヶ岩からの下りが本日の核心部。

2/26 14:33

鎖は雪に埋もれています💦

2/26 14:38

岩に捕まりつつ慎重に。

2/26 14:55

最後は登り返しに吹き溜まり💦

2/26 15:07

3ヵ月前に1.5時間だった丹沢山からの道のり、今回は2時間かかってようやく到着！

2/26 14:58

関東平野がスモッグみたいのに覆われてます…野焼きの煙、恐るべし💦

2/26 15:09

んで神奈川県最高峰:蛭ヶ岳山頂get！
頑張りましたね＼(^o^)／

2/26 15:11

富士山の煙もさっきよりは晴れたかな(;´▽｀A``
とりあえず小屋に入りましょう、ここからが本日のメインイベントです。

2/26 15:25

「3月末で退職されると伺ったので少し早いですが退職祝いをお持ちしました」
と、純金箔入りの一升瓶、箱ごと1本をザックから出して管理人の東城さんに贈呈！
「こんなの初めてだよ(゜o゜)」
喜んでいただけて何よりです♪

2/26 17:02

Kさんが背負ってきたビール2Lにプラス3本購入して2人で今日の労をねぎらい合いました＼(^o^)／

2/26 17:34

17時半、今日の夕日は南アルプスに沈んでいきました。

2/26 17:35

今日一番くっきり見えた富士山(*´▽｀*)

2/26 18:10

夕飯は蛭カレー、2回転の2回目です。同時刻に到着した方々は1回目だったのですが
「お前ら2回目じゃなきゃダメだろ」
はい、仰る通りです♪

一升瓶＆ビール以外にもいろいろ背負ってきましたからね♪
食事後そのまま調理開始。

2枚にスライスされたチョコ味のスポンジケーキに苺2パック、生クリーム2袋、ビニール手袋・紙皿・フォーク・ナイフ、ローソクまで！

しぼるだけの生クリーム、超便利！
にゅるにゅる楽しい♪

完成！
直径15cmのケーキだけど苺がデカすぎてこれ以上乗らない(笑)

2/26 18:36

ローソクに火を灯して、やったね♪

2/26 18:37

ふー♪

2/26 18:41

そして初めての共同作業💕

ケーキを切り分けて

2/26 19:11

常連のお仲間さんたちと一緒に金箔入り一升瓶を開けて乾杯！
Kさんはちゃっかりビール2本追加です(´艸｀*)

思い出に残る楽しい一夜になりました♪

2/27 6:16

翌朝も晴れ！

2/27 6:16

おはようございます(^^)/

2/27 6:20

てるてる坊主さん、今日もよろしくね♪

2/27 6:18

富士山はほんのり春色♪

2/27 7:14

夜中は「明日の尾根道は危ないんじゃないか？」と思う程の強風でしたが朝食を食べて出かける頃にはすっかり風も収まりました。

2/27 7:16

今日も良い一日になりそうです♪

2/27 7:19

東城さんとハグでお別れして、出発！

2/27 7:26

山頂から煙が出ているかのような富士山。
3ヵ月前にゴールとした山中湖も見えています。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3769841.html

鬼ヶ岩の鎖場は登りになる上、朝は凍っていてスパイクがよく噛むので昨日よりだいぶ楽です。

2/27 7:46

鬼ヶ岩と富士山。左奥は愛鷹山塊です。
西丹沢の山々もいつか歩きに来よう(^^)

2/27 7:46

蛭ヶ岳さん、さようなら(^^)/

朝の方が午後よりは歩きやすいですが、それでも丹沢山まで1時間45分程かかりました。

2/27 8:17

大山と光る相模湾、江の島と三浦半島が見えてきました。

2/27 8:20

塔ノ岳の尊仏山荘も。

2/27 9:01

みやま山荘でトイレを借り、チェーンスパイクを脱着していたらトイレの屋根から雪が落ちてきた💦 帽子被ってて良かったよ(^^;

2/27 9:11

今日は山名標の裏にしっかり富士山が写ります♪

2/27 9:13

Kさんが筑波のチョコレート工場で買ってきてくれたアーモンドチョコと苺チョコ。
あまりに美味しかったから一袋全部食べちゃった(;´▽｀A``

2/27 10:19

塔ノ岳到着直前、西丹沢の方を見たら誰かが作ったかまくらを発見！

2/27 10:20

早速潜り込む少年K！(・∀・)

2/27 10:26

大山を見ながらコロッケパンと金時豆パンをパクパク(^o^)←食べてばっかり💦

2/27 10:34

下山は表尾根からヤビツ峠に向かいます。
8km…長いな💦

2/27 10:46

表尾根は大倉尾根より人通りは少な目だし、雪も結構残っています。

2/27 10:52

崩壊地には迂回の木道。

2/27 10:59

木ノ又小屋は営業中。「コーヒー」の幟に心惹かれながら通過。

2/27 11:13

新大日に見えた茶屋は廃墟でした💦

2/27 11:15

新大日から政次郎までは南面になって雪少な。

2/27 11:26

が、そのせいか書策新道分岐手前でKさんのチェーンスパイクが切れた💦
空と歩いてきた尾根を仰いで「あ〜」

2/27 11:29

ケーキが足りなかった時のために持参したロールケーキ。横倒しにして生クリームと苺を盛ろうかなと。でも実際は15cmのケーキで足りたのでロールケーキはここで食べました。

2/27 11:37

箱根・小田原・真鶴方面。
少し靄って春のよう。

2/27 11:46

「あれ登るの?!」
「はい、一番奥の大山以外は全部登りますよ(^^)」
「もっと優しくして？」
ん−、無理(笑)

2/27 11:52

だって、この先は行者の鎖場だし(^^;

鎖場の上半分は足場が凍っててちょっと怖い💦
鎖の切れたチェーンスパイクを外してしまったKさんは腕力で登ってました(^^;

2/27 11:59

2回目の鎖場の方がマシですが所々凍っているので登りでも鎖は持った方がいいです。

2/27 12:20

行者ヶ岳を通り過ぎると、鞍部から素晴らしい富士山のご褒美♪

2/27 12:20

「可愛い小屋が見えてきた」
烏尾山荘ですが休業中(^^;
トイレは紙切れてるけど使えます。

2/27 12:25

次はラスボス:三ノ塔。
「また小屋が見えるよ」
残念ながら営業小屋じゃなくて無人休憩所です💦

2/27 12:49

三ノ塔へは残雪が凍った急登です。
「片方でも着けた方が…」と言うとKさんも納得してチェーンスパイク装着。

2/27 13:01

途中、トラバースの鎖場で足場が狭い上に凍ってたのでチェーンスパイク装着の判断は正解でした💦

2/27 13:07

富士山バックに三ノ塔到着！

2/27 13:09

すンばらしい富士山♪

2/27 13:10

箱根・愛鷹。

2/27 13:12

海を見ながら下るこの木道はご褒美だ♪

2/27 13:25

さして登らず二ノ塔に到着。
ここで分岐ですがかなり疲れたのでヤビツ峠直行を選択。標高は下がっているはずなのに思ったより残雪あります。

2/27 13:29

シアワセ木道かと思ったら、その先は石ゴロ道💦

2/27 13:29

大山と横浜方面。
いつかヤビツ峠から大山への道も登ってみよう。

2/27 13:49

樹林帯に入っても残雪あり。シャバシャバで滑る💦

2/27 14:14

一度林道に出て再度登山道に入り直し、ようやく車道(表尾根登山口)に出ました。

2/27 14:39

車道を歩いてヤビツ峠に到着！

2/27 14:44

バス停の上に新しくできたレストハウスでソフトクリームのご褒美♪
おつかれさまでした(^^)/

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

iPhone 12 mini 128GB au Apple

感想

ミキ

11月に聞いた蛭ヶ岳山荘管理人:東城さん退職の意向。「3月までで」と仰っていたので何としてもその前にもう1度行かなくては！
東城さんには主脈縦走の時も横断の時もお世話になっているんです。

2020/11/7 丹沢グルメ主脈縦走！
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2718273.html

2021/11/19〜21 主稜縦走から甲相国境尾根へ:丹沢横断(宮ヶ瀬湖〜山中湖)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3769841.html

「次は酒背負ってきます！」と言いきった女に二言は無い！
退職祝いに酒を背負って登ります。

これを聞いたKさん、「お祝いならケーキもつけよう」とノってくれて、内心で「迷惑がられたらどうしよう…」と思ってた私の背中を押してくれましたヽ(^o^)丿
一升瓶とスポンジケーキと生クリームを背負う私に対し、Kさんはビールと苺を担当。Kさん参加となると青根行きのバスに間に合わないので大倉から、バカ尾根をバカな2人が登ります(笑)

2リットルのビールを背負っててもKさんはやっぱり速い💦 私の方は息も絶え絶え(;´Д｀) 塔ノ岳に着く頃には一周回って「もう何でもござれ」(笑)
丹沢山より先は木道が隠れて吹き溜まりがアップダウンになっていたり踏み抜きが多かったりして無雪期よりずっと歩くのが大変でしたが、雪の丹沢稜線はとても気持ちが良くて素敵でした💕

それに小屋に着いて東城さんに金箔入り一升瓶をプレゼントしたら「涙出そうだよ」ととっても喜んでくださったので、担ぎ上げて良かったと本当に嬉しくなりました(*´▽｀*)
常連さんたちも交えて思い出深い、とっても楽しい一夜、ありがとうございました♪

翌朝は空になった一升瓶を回収して東城さんとハグでお別れ。ちょっと寂しいけど「また」って言いませんでした。

帰りの荷物は空になった一升瓶と苺の空箱だけ（Kさんは空き缶と紙皿などその他のゴミ）、天気も良いし凍ってる方が歩きやすいしで足取りも軽い♪ と思っていましたが表尾根は長かった💦 景色は素晴らしいんですけどね(;´▽｀A``
最後は二ノ塔から短い方のルートで下りたものの、長い下りが膝にキました、お陰様で筋肉痛です(>_<)
でも楽しかった！おつかれさまでした(^^)/